戸倉三山の一角・鳥切場/雷雨のために刈寄山は断念
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 245m
- 下り
- 236m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り後雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
感想欄に詳述。 |
写真
感想
久しぶりに家内とハイキングに出かけることにした。標高差が少ない楽なコースということで、戸倉三山の刈寄山を選んだ。盆堀林道を走れば、標高600m近い入山峠まで車で上がれる。ここから刈寄山687.1mまで標高差は100mにも満たないので、20分も歩けば頂上に着いてしまう。でも、これではあまりにもあっけない。
そこで一工夫。
入山峠に車を置き、林道を南下して入山トンネルまで2km程ウオーキング感覚で歩く。トンネルの南側出口から取付いてトンネルの上の尾根に乗る。そこから鳥切場まで上り、主稜線上の縦走路を歩いて入山峠まで戻る。さらに峠から山道を登って刈寄山に立ち、下りは途中から作業林道を辿って往復する。
これなら全ルートで5km程の距離、標高差はたかだか200mなので、半年以上も山に登っていない家内でも楽に歩けるだろう。
ところで「鳥切場」とは奇妙な名前である。「トッキリ場」あるいは単に「トッキリ」とも表示されている。地名の謂れを知りたいが、それ以上に確認したいのは、どこが「鳥切場」なのか、と言うこと。現地で、ここが「鳥切場」と特定した表示はどこにも見当たらなかった。
周囲の多くの道標に、「鳥切場」はこちら、と方向は示されていた。これらから推測すると、写真8の鞍部で刈寄山への分岐点辺りと思われる。それなら、ここに立っている道標の柱に「鳥切場」と表示されるはずだが、単に「東京都」と書かれているだけ。この辺りには「鳥切場」を示す杭も表示板も見当たらなかった。不思議だ。
一方、その先の620m圏コブを「鳥切場」としている文献や地図もあるらしい。西の市道山から来た主稜線は、この620m圏コブで直角に折れて北の刈寄山に繋がる。主稜線の屈曲点であるこの620m圏コブに地名があってもおかしくない。
今回選定した前半のルートで、山頂と言えるのはこの620m圏コブのみである。そこで、ここを「鳥切場」とする説に従って、まずはこのコブを目指した。
620m圏コブまでは順調に登れた。ここにも「鳥切場」を特定する表示は無かったが、ここで昼食を取りながらのんびりと1時間も過ごした。
ここに着いた頃は時々陽が差していたが、刈寄山に向かって歩き出した頃にはすっかり曇ってしまった。その上、北西の空からゴロゴロと雷の音。この主稜線はなだらかなので、のんびり歩けるハズだった。ところが、最初は遠かった雷鳴が次第に近づき、大きく鳴り響いて来たので、これに急かされて落ち着かない。いつもはゆっくりペースの家内は、いつもより遥かに早いペースで歩いて行く。重荷を背負っている私は追いつくのが大変だった。
入山峠に着き、車に戻った時点で、刈寄山に登ろうか随分迷った。まだ、雨は降っていないし、雷は鳴っているが比較的遠いので、予定通り刈寄山へ向かう。
峠から100m程の今熊山との分岐で一休み。すると、瞬く間に雷が近づいてきて、時々頭上でゴロゴロ鳴り始めた。挙句の果てに、ついに雨が降り出した。
こんな悪天候の中を登るのは危険だ。残念ながら刈寄山は断念し、急いで入山峠まで戻る。車に飛び込むと同時に本降りとなった。ヤレヤレ、セーフ。
今回のルートは、標高差も少なく、距離もほどほどなので、家内は元気よく歩いていた。620m圏コブから入山峠の間は、雷にせっつかれて、家内にしてはハイペースで歩いた。それでも、翌日、筋肉痛も無かった、とかで、自信を付けたようだ。
今回は天候悪化のために、刈寄山に登れなかったのは残念である。次回は安定した晴天の下、二人でのんびりと歩きたいものである。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する