犬鳴山バス停から山中渓へ 紀泉アルプス続き 梵天山もゲット

2019年06月01日(土) [日帰り]

• GPS: 06:43
• 距離: 20.7km
• 登り: 1,239m
• 下り: 1,335m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:03
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:43

5:34 犬鳴山温泉街終端
5:38 5:40 犬鳴山バス停
5:46 5:47 林道 生草線 登山口
5:57 5:57 オマガリ橋
6:45 6:49 城ヶ峰
7:10 7:11 分岐
7:44 7:52 笹峠
7:59 7:59 梵天山・堀河ダム分岐
8:39 8:39 合流点
8:53 8:54 梵天山展望台直下
8:57 8:57 NTTコミュニケーションズ 信達南無線中継所
9:01 9:03 梵天山
9:07 9:08 NTTコミュニケーションズ 信達南無線中継所
9:31 9:33 葛畑集落
9:45 9:46 つづら畑バス停
10:04 10:16 童子畑集落
10:39 10:41 楠畑集落
11:01 11:02 槌ノ子峠
11:21 11:23 四石山
12:16 12:16 四石山ハイキングコース口
12:17 山中渓駅

昭文社標準コースタイム：8時間25分

天候

くもりのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大阪外環状線こと国道170号線を南下し、熊取から府道泉佐野打田線を走ります。
犬鳴温泉界隈の駐車場はどこも500円のようでした。

山中渓からは電車で日根野へ戻り、駅前から犬鳴温泉へ南海ウィングバスが概ね1時間に1本出ています。
JR阪和線山中渓駅〜日根野駅：13分・220円
南海ウィングバス日根野駅前〜犬鳴山：25分・470円

コース状況／危険箇所等

犬鳴山〜城ヶ峰
最初は車道を歩きましたが、すぐに林道に入ります。
城ヶ峰手前の鞍部までは安定した林道歩きが続きます。
城ヶ峰への最後の登りはあまりステップの無い急坂なので登りにくさはありますが、整備されていて問題なく歩けます。

城ヶ峰〜ササ峠〜梵天山
この区間は個人所有の山なので行政の手による整備はされていないので、道は細く草の張り出しや未処理の倒木などに苦しめられて歩きにくく、距離に対する時間ペースが上がりません。倒木の枝は毛虫のワンダーランドで、無造作に触ったらエラいことになりそうです。

梵天山〜葛畑
整備された広い林道状の砂利道下りがほとんどで、集落以下はアスファルト舗装路歩きになります。

葛畑〜童子畑〜楠畑
楠畑への点線ルートは距離が短いのですが、元々かなり不明瞭なルートでさらに倒木が酷いようなので、町をつないで北側回りで歩きました。

最初は大きな道路の旧道と、合流後の歩道を歩きます。その後童子畑で道路と川を越えるのですが、少し分かりにくかったです。
その後は楠畑への車道歩きです。

楠畑〜四石山
最初はだらだらとした土のなだらかな登山道を進みます。槌子峠が近づくと急に木を埋めた階段になります。
その後は山頂までそのような階段登りが続きます。

四石山〜山中渓
基本的にはよく整備されたハイキング登山道です。一旦沢まで下って渡ると、標高差90mもの登り返しを強いられた後、山中渓駅へ最後の下りになります。
下部も本来はよく整備されていたのでしょうが、鉄砲水の影響か、軟らかすぎる土と落ち葉が登山道一面を覆っていて歩きにくいです。

その他周辺情報

犬鳴山は温泉街なので、当然多くの立ち寄り湯があります。
今回はバイクなので入浴しても帰りの道中でヘルメットや排ガスの影響を受けますので、入浴せずに移動しました。

写真

6/1 5:34

前回ここから和泉葛城山へ向かったのとまったく同じ場所にバイクを駐めて出発です。
車向け表示しか無い有料駐車場しか無い犬鳴で、ここだとバイクは無料ですから。。苦笑

6/1 5:38

犬鳴山バス停に出ました。
しばしトイレ休憩です。

6/1 5:40

車道を和歌山側に向かって少し進みます。

6/1 5:46

しばらく歩くと、生草の林道の入り口が出てきます。

6/1 5:50

入り口付近は車にはかなり厳しい林道ですが、はっきり轍がついています。林業のためでしょうか

6/1 5:50

ヘビイチゴかな？
詳しくないのでもちろん口にしたりはしませんが。。

6/1 5:53

路面にたくさん実を付けていました。

6/1 5:57

オマガリ橋を通過します。

6/1 6:04

城ヶ峰付近へ直接続くルートとの分岐点です。
今回は近畿自然歩道である、右手の林道をそのまま進みます。
距離はだいぶ長くなりますが。

6/1 6:04

安定した林道が続きます。

6/1 6:33

城ヶ峰が見えてきました。

6/1 6:45

滑りやすい土の斜面を登り切り、城ヶ峰に到着しました。

6/1 6:45

山頂銘板です。

6/1 7:10

梵天山へ直接向かうルートとの分岐点です。
まだササ峠へ向けて自然歩道を進みます。

6/1 7:26

苦闘の倒木地帯を抜けて、小ピークに出ました。
ここからはササ峠へ向けて下ります。

6/1 7:31

日に照らされてきれいに輝く、紀泉高原の山並みです。

6/1 7:40

向こうの尾根筋が梵天山へ進むルートです。
ということはこれからまだまだ一旦下らされて、登り返させられます。

6/1 7:44

ササ峠に着きました。

6/1 7:52

左の堀河ダム方面へ下ります。

6/1 7:57

川まで下らされました。

6/1 7:59

ここで堀河ダム方面へ進むルートから逸れ、左の坂を登ります。
そのまま進めば、距離が短く楽に童子畑へ迎えますが、大阪50山の梵天山があるのでそうもいきません。

6/1 8:06

正面の稜線を登ることになります。

6/1 8:39

尾根に登りきったところで、先ほど分岐した梵天山へ向かってくるルートと合流します。

6/1 8:53

急に砂利道に出ました。
右へ進むと、梵天山展望台です。

6/1 8:53

お花。

6/1 8:57

NTT無線中継所横が、分岐点になっています。
南側の梵天山山頂へまずは向かいます。

6/1 8:59

山頂への登り口は倒木で荒れています。

6/1 9:01

梵天山山頂に着きました。

6/1 9:01

山頂銘板です。

6/1 9:02

三角点でクマは記念撮影。

6/1 9:09

分岐点に戻り、葛畑へ下り始めます。
行政の手の入った道は一気に楽ちんになりました。

6/1 9:31

葛畑の集落に下りてきました。

6/1 9:31

町の中を進みますが、、、

6/1 9:32

ものすごいテングチョウの大発生です。
現地では蝶なのか蛾なのかよく分かりませんでした。

6/1 9:32

数年に一回大発生するようです。エグい。

6/1 9:32

見るだけでかゆくなりそう。。

6/1 9:32

地面に壁にもうウジャウジャいます。

6/1 9:43

つづら橋バス停がもう少しです。
大きなバイパス道に出ます。

6/1 9:52

最初は車の来ない旧道を歩きます。

6/1 9:52

その旧道が無くなるとちゃんと歩道が現れました。交通量の多い道路ですが、安心して歩けます。

6/1 9:57

ここで、童子畑の集落の方へ逸れます。

6/1 10:04

道ばたにきれいに咲かせてありました。

6/1 10:06

高架をくぐって道路の向こうへ出ます。

6/1 10:16

さらに川を渡って、楠畑への道路へ向かうのですが、この辺りは分かりにくいです。ここを左に少し曲がって（画像では右）進んでいくのが正解でした。

6/1 10:20

楠畑の続く道路に合流します。

6/1 10:34

点線ルートとの合流点です。見るからに不明瞭になっていきそうです。

6/1 10:39

楠畑の集落に着きました。

6/1 10:41

ここでもものすごいテングチョウの大発生です。
画像を見返してもゾワっとします。。

6/1 10:41

飛び回りまくり。。

6/1 10:41

町中エラいことです。

6/1 10:46

沢沿いのなだからな道を進んでいきます。

6/1 10:48

二度軽く徒渉します。

6/1 11:01

階段が始まるとすぐに槌子峠に着きます。

6/1 11:21

階段の多い結構急な登り坂を登りきり、四石山の山頂に着きました。これで大きな登りは終わったと思いましたが、、、

6/1 11:21

山頂の三角点です。

6/1 11:23

山頂を出発し、山中渓駅へ向かいます。
今日初めて見た、今日のゴール地点の案内です。

6/1 11:59

90mに及ぶ無駄な地獄の登り返しを終えました。あとは下るだけです。

6/1 12:12

わんぱく王国の、恐竜の口へ飛び込んでいく滑り台です。
ローラー式の滑り台なので、ゴーって音がしています。

6/1 12:16

わんぱく王国の出口です。

6/1 12:16

出口からはもう駅が見えています。

6/1 12:18

山中渓駅に着きました。
かなり疲れました。

6/1 13:44

JR阪和線と南海ウィングバスを乗り継ぎ、バイクの回収のために犬鳴山へ帰ってきました。
ちなみに日根野駅での待ち時間は、ダイヤ上は37分で、駅に着いてちょっと食べたり顔を洗ったりしている内に実質上は20分だけでした。

6/1 13:50

バス停から少し歩き、バイクに戻りました。
このバイクが、まだこの後大活躍します。

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

感想

エスプリ

今年はトレーニングとして、紀泉高原の稜線をずっと歩いていますが、その第3弾として、公共交通機関で結ぶことが容易な、犬鳴山から山中渓までを歩きました。

今回の感想でなんと言っても大きいのが、個人様所有の山を歩かせてもらってる区間と、行政が管理できる区間のあまりにも大きな違いです。

城ヶ峰を過ぎてから梵天山に至るまでの区間は、道の細さ、ステップの無い滑る坂道、道に張り出す植物に常に顔や頭をはねられ、張り出しが多い分蜘蛛の巣も猛烈に多く、未処理の倒木がしょっちゅう道を塞ぎで、とてつもなく歩きにくかったです。また、毛虫がそこかしこに取り憑いていて、油断して触れようものならバチバチにやられていた気がします。

それに比べて行政管理の区間は広い林道状の箇所が多く、その違いは歴然でした。


今回はルート選択が可能な区間は、どちらかというと自然歩道区間を多く選択し、距離は短くなるも倒木の酷そうな区間は基本的に回避しました。

今回はかなり疲れてまぁ大変でしたが、これで東大阪から生駒・金剛・施福寺とつなげてきた赤線は和歌山の町の北まで到達し、海が近づいてきたことに喜びを感じています。