雲取山 【奥多摩駅から石尾根縦走】
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- GPS
- 10:33
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 2,347m
- 下り
- 2,147m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(新宿5:02発と間違えており修正しました5/2 <(_ _)> ) 帰り: 鴨沢6:39発 奥多摩駅行きのバスを利用 西東京バスの時刻表はコチラ http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/20120401_hiking_okutma.pdf ・ハイキング時刻表で鴨沢時刻がありませんが、鴨沢西とほぼ同じです ・留浦までは徒歩10分弱なので、留浦発19:35が実質の終バスです(土日祝) (そこまで想定内でした) ・小菅発のバスを深山橋から(鴨沢から徒歩約30分)を利用することもできます (最高にうまくいけば深山橋17:49のバス(土日祝)を利用と思っていましたがムリでした) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 とてもよく整備されていると思います。 一箇所だけ七ツ石山の巻き道で崩落があります(写真参照)。通れますが、気をつけてください。 トイレ 公共のトイレは鷹ノ巣山避難小屋、雲取山避難小屋にあります 水場 確認したところは鷹ノ巣山避難小屋近く(200m)の水場。500mlを30〜40秒で汲める水量でした(写真参照) 他は未確認です |
写真
感想
先週は霧中のトレーニング的なハイクになってしまい、次はのんびりハイクのつもりだったのですがー。
GW9連休!にテンションも高く、石尾根をガッツリ歩くことにしました。
日帰りで石尾根を縦走して雲取山を目指すハイクは以前から温めていたプラン。
奥多摩駅を起点として行きは縦走の名に恥じぬよう尾根筋通しでガッツリと。
帰りは奥多摩駅まで帰着する脚力はないので、鴨沢へ降りるプランです。
なおスタイルは明らかにハイキングですが、2000mに敬意を表してレコのジャンルは「ピークハント・縦走」にしました。
さて当日。前日の雨から天気の回復は思ったより遅く、青梅線から見え始めた山には低い雲がたちこめています。
おいおい、また霧中のハイクかー としょぼぼん状態でしたが、ここから急速に回復。
奥多摩駅に着くころにはピーカンの青空が広がっていました。
多摩川を渡って右に曲がり、階段を上って元巣の森の杉。さらに羽黒三田神社を抜けてーと、登山口へはショートカット。
登山口に着くころには初夏を思わせるような陽気。
いざ、長駆 石尾根縦走の開始! わくわくしますねぇ〜
はやる気持ちを抑えてゆっったりとしたペースを意識して入ります。
登り始めてすぐは新緑が芽吹き始めており、いい感じの春山です。
心地よい登りもつかの間。やがて最初の難関。三ノ木戸山へ杉林の長い登りが始まります。
えぐられた登山道は前日の雨でコンディションが悪く(ここはいつも悪い?)横の林の中を通らせてもらいます。
林の中もよく踏まれており、今やコチラが正ルートっぽくも見えます。
単調な杉林の登坂を登りきると、三ノ木戸山を右に巻く道は快適な道。
三ノ木戸山のピークは寄り道になるので当然のようにパス。
やがて、今日一番の難所、六ツ石分岐に向かう防火帯の長い登りが始まります。
石尾根はルートの多くが防火帯の道。上まで見通せて、「さあ、登って来い!」と言わんばかりに待ち構えるサディスティックな坂が多くあります。
その中でもこの坂は最初にして最長。石尾根縦走の最難関に思えます。
厳しいですが、それゆえに楽しいですね(笑)。
でも今日は日帰りの軽装備なので、過去2回のお泊りハイクと比べるとずっとラク。
最初にきた時は荷に負けてここで消耗しきってしまい、鷹ノ巣避難小屋でギブアップ。
翌日避難小屋に多くの荷物を残して雲取山をピストンしたことを思い出します。
今回のハイクは さながら極地法からアルパインスタイルへの脱却でしょうか?(笑)
閑話休題
六ツ石山への分岐ではあまりに天気がいいのと、難関が思ったよりラクにクリアできたことで、六ツ石山のピークに寄り道するか否かオニギリを食べながらちょっと迷います。
結論。予定通り寄らずに先に進みます。ここで調子こいて雲取山に届かないと後悔するからね。
この分岐から将門馬場までは大好きな道。奥多摩の自然の豊かさを味わいながら歩きます。
水根山へ同じく防火帯の登りを耐えると、山頂からは目指す雲取山が目に入りました。
まだ、遥か先でまだ到達するイメージが沸きません。
ここから鷹ノ巣山へはちょっとの頑張り。
鷹ノ巣山を望む広い道はいい雰囲気がありますね。
たどり着いた鷹ノ巣山には10人位のハイカーが休憩していました。
稲村尾根経由(たぶんそちらの方が多いと思う)の方が合流して急に賑わった感じです。
日帰りの軽装の方、泊まりの大きいザックをもった方、様々ですね。
天気は上々ですが、春霞で富士山はかろうじて先っぽが見えるのみ。
今月始めに頑張った奥多摩三山を感慨深く眺めます。
直後の日陰名栗山、高丸山への登りに備えて、アミノバイタルゼリーでチャージアップ(おまじない)。
鷹ノ巣山から降りるザレ坂の上からは日陰名栗山から雲取山に続く縦走路の全貌が見通せます。
さて、向かうか!
鷹ノ巣山避難小屋まで降りたところで近く(小屋から200m)の水場が気になり、ちょっと寄り道してみました。
暑さで水の消費が多いので念のための補充と、今後のための下見です。
思ったより細いですが、500ml溜めるのに30〜40秒水量。(あいまいでスイマセンが、次の人が待っていたので汲みなおしはせず)
今のところ頼りないという感じではありません。
冷たくて超おいしい!
お腹が弱いほうなので生水は今まで避けていたのですが、ちょっと考えが変わりましたね。(気をつける必要もあるのでしょうが)
小屋に戻って日陰名栗山に向かいます。
急に人は少なくなり、静かなハイクに戻りました。
ピークを超えたところで「ヤマレコ」と大書きしたTシャツを着た方が休んでおられました。
思わず声をかけさせていただき<yassan>さんであることが判明。
この後 雲取山の下山途中でもすれ違い、少しお話をしました。
<yassan>さん、レコを楽しみにしています!
高丸山への登りは高低差こそ多くありませんが、おそらく今日一番の急坂。
ここも荷の軽さに助けられ、順調に登れました。
山頂からは木立越しになりますが、雲取山がグッと近づいて到達するイメージが沸いてきました。
おそらく2時間半くらいの距離でしょう。
千本つつじのピークあたりから防火帯の道が少し食傷気味。うーむ、たまには林の中を歩きたい・・。
七ツ石山まではたいした登りもなく、ほどなく到着。
山頂では多くの登山者が雲取山に備えて休憩を取っていました。
さすがに人気の山。ここから雲取山まではとても賑わっていましたね。
自分もオニギリで補給した後、最後のピーク、雲取山に向かい先客の後を追います。
色鮮やかなテント村ができている五十人平を過ぎ、小ピークを超えて小雲取山の登りは最後の試練。
さすがにキツイ。
それを過ぎると避難小屋が間近に見えてきて自然と力が沸いてきます。
このあたりからは道の横に石が並べられていて整備された庭園みたい。
ハイカーが歓迎されているようでとてもうれしく感じます。
小屋下の坂をニヤニヤしながら登りきると右手すぐが山頂。
よぉーし! 到着!! 到着時間も上々。下りに余裕の持てる時間です。
少し雲が出てきていますが、奥秩父縦走路の雄雄しい山並みが印象的。
すぐに降りるとバスの待ち時間が長そうなのでゆっくりお茶でも沸かそうかとも思いましたが、ちょっと人の多い雰囲気に馴染めません。
少々休憩して下山することにしました。
下山しかけたところでは小屋横の小高いところで 登頂!かな??って雰囲気のペアがいらっしゃったので、
小屋の奥手にあと2分です!と教えてあげます。(確かにすこし紛らわしい。知らずに降りて後悔した方もいるのでは??)
七ツ石山と雲取山の間では非常に多くの人と出会いました。
普段は人の少ないところを選んで歩いている私なので雲取山直前or直後というある種極限状態での人間観察(失礼!)は楽しかったです。
比較的大きな声で「コンニチワ」をするタイプなので、疲れている方には少々ウザかったかもしれませんが、みなさん(稀に例外もいますが)気持ちよく応じてくれました。ありがとうございました。
中でも一番印象的なのが、テント泊と思える大きな荷を背負いながら、爽やかな挨拶を先にかけてくれた若い男性。
背は高いですが、細身。でも荷の重さは全く感じさせない安定感と速さのある歩きでした。
「世の中には強い方がいるんだなぁ」思わず振り返ってその歩きに見惚れてしまいました。
帰路は七ツ石山の巻き道から鴨沢に向かいます。
巻き道に入ると再び静かな道で、広い防火帯ばかり歩いてきた後の小路はなぜかホッとします。
今回の計画を実行するきっかけのひとつは3月に七ツ石山から鴨沢への下りを歩いてがとても素直な下りであることがわかったこと。
ロングハイクの最後ですが、膝に大きな負担がかかることもなく、楽に下らせてくれます。
植林帯が長いので気分はあまりよくありませんが、最終盤なのでまあいいかといった感じ。
かなり下ったところで思いも寄らぬのシカの親子との出会いもあり、山麓では新緑とサクラ、ミツバツツジ、ヤマブキなどを楽しみながら明るいうちに鴨沢バス停に到着。
充実のハイクを終えました。
doppoさんこんにちは
石尾根を登って来られたんですね
私は久しぶりの幕営装備であの時はヘタレて休んでいたところでした
山でヤマレコ仲間と遭遇できるのは嬉しいものです
またどこかでお会いできると良いですね
それと、同じ日に奥多摩三山を歩いていたkengamineさんはネットで出会って何回か一緒に歩いた友達です
ヤフーの「登山仲間をみつけよう」の掲示板です
基本は単独でも時々は一緒にわいわい歩くのもいいな、といった仲間が集まっています
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1834976&tid=epbb3cg4va4r8aba4da41a4ha4a6a1aa&sid=1834976&mid=1&type=date&first=1
<yassan>さん こんばんわ
重荷を背負って巻き道なし!という心意気がすばらしいです。
私は心意気だけはあったのですが、過去2回で懲りました
今回は軽装で速度重視!ラクな方に逃げてみました
でも、シャクナゲが咲くころには懲りずに重荷を背負ってまた行きたいと考えています。
(テントを担ぐパワーがないので避難小屋を頼る予定ですどね
kengamineさんともお友達でしたか
サイトの紹介ありがとうございました。
覗いてみますね
こんばんは、kazu405です。
今回もロングコースお疲れ様でした
鷹ノ巣から奥多摩駅までの石尾根は、
「ここを登るのはキツイだろうなぁー」
と思いながら下ったことがあります。
流石です!
すっかり雪もなくなり、雲取も賑わってくる季節ですね。
静かな山が好きな自分にとっては難しい時季です
いつもコメントありがとうございます
今回は軽装備だったので楽しめましたよ〜
登りは体力があるうちだし、なんとかなりますよ
逆に終盤の下りは膝が弱いので気を使いますね。
今回は自分にあったルート設定ができたと満足しています。
私も基本的にワイワイムードは苦手
GW初日の雲取山は想像以上の賑わいでした
登山口〜水根山、日陰名栗山〜千本つつじのあたりは静かに楽しめましたけどね。
難しい時季ですが、いい季節でもあるので、好みのハイクができるルート設定が見つかるといいですね。
doppo634さん、
またまたロングコース、お疲れ様でした。
標高差があるので、新緑と冬枯れ越しの眺望と両方を味わえていい季節ですね。
それにしても暑くなかったですか。
気温が高く、日差しも強かったので、水の消費量はかなりになったのでは。
それともかなり燃費のいい歩きをされているのでしょうか
ロングコースを歩くという点で、相通ずるところがあるのかもしれませんね。
3週間前と同じようにまたも同じコースをたどられた方がdoppoさんだったとは...!
通過時間を確認すると、高丸あたりを登られているときに、下りの当方が巻き道だったのでニアミスとなってしまたようです。
奥多摩から六つ石まで2時間30分、鷹ノ巣まで4時間、七つ石まで6時間弱、雲取まで7時間ちょっと、と所要時間僕とほとんど同じなのもすごいですね 。
いつか同じ道を歩いてみたいものです。
いつもコメントありがとうございます。
山はいい季節を迎えていますよね
hirokさんのレコも先ほど拝見しました。
暑さと水で苦労されたようですね。
石尾根も日陰のない防火帯の道なのでとても暑かったですが、午後からは少し雲が出て吹き抜ける風が気持ちよい時間帯もありました。
ご参考までに水は3Lを持参。水場で0.5L補充。
下山後に1L余っていたので、消費量は2.5Lですね。
まあ普通の量だと思います。
コメントありがとうございます。
今回はニアミスで終わってしまったようで残念ですね
好みが似ているので近いうちにお会いできそうな予感がしています。
3週前のロングは(日の出を見たいという事情がありましたが)前半に突っ込みすぎて惨めなタイムになってしまいましたが、今回はその反省を生かしてスムーズなハイクをすることができました
表面上はmiraipapaさんと近いタイムですけど、自分は六ツ石山はパスしているし、帰路が短い設定だし。
実際にはまだ遠く及びませんね。
もう少し強くなったら(なれるかな??)ジョイントの申し込みをさせていただきたいと思っていますので宜しくお願いします
いつもコメントありがとうございます
奥多摩駅⇔雲取山の日帰りピストンはshadow1100さんの得意技ですよね
私はまだまだその域に達していないことを今回のハイクで実感しました。
目標としていますが相当先になりそうです
膝は大丈夫ですよ〜 お気づかいありがとうございます。
ただウイークポイントであることには違いないので
小走りで下れるような鴨沢への下りはホント助かります
今回の行程、日帰りできちゃうんですね〜
でも、誰でもできることではないでしょうけど。
石尾根の防火帯は確かに気持ち良いですけど、あれだけ長いとさすがにウンザリもしてきますね
おっ!yassanにお会いしましたか!
yassanも奥多摩、奥武蔵を良く歩くので、またどこかで会う時があるかもしれませんね♪
印象的にも登った!ではなく 歩いた!ですからね
それにしても石尾根の防火帯は長すぎ
終盤は飽きてしまって、つまらぬ意地で尾根通しよりも巻き道を混ぜた方が楽しかったのかなぁ と考えながら歩いていました
でもたぶん次回も尾根通し
ヤマレコの輪は着実に広がりつつありますよ〜
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