記録ID: 1868351
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沢登り
丹沢
四十八瀬川水系 勘七ノ沢 沢登り講習
2019年05月19日(日) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 395m
- 下り
- 387m
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・トイレあり ・駐車場自体は8〜10台程度。いつものことだが周辺林道路肩にオーバーフロー状態。 ・登山計画書は渋沢駅北口バス停登山届ポストに提出。または神奈川県警オンライン でも提出可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■勘七ノ沢 点在する滝登り主体の昔から人気沢。 遡行グレード 1級上 滝クライミンググレード MAXで元蕁檗F1、F5) ※1級レベルの沢だが滝登りがメインなので、クライミング力が求められる。 (否、沢登りを志すならこの程度の滝は安定してクライミングできる力は 絶対にほしい。登れない人は地道にクライミングを継続し力をつける 必要がある。併せて確実なロープワークとビレイシステムのマスターも) \昌確啼讃紊瞭麕鵑ら入渓。少しで現れる堰堤は左隅から越す。 特に左側が立った壁状になり少しで小草平ノ沢との二俣。 勘七ノ沢は左側から鋭角で曲がって合わさる。 時々勘七遡行するつもりで、この二俣に気付かず、小草平ノ沢をそのまま進んで しまったというパーティがいる。 既存の簡易遡行図だけしか見ていないとそういうことになりがちだ。 「そろそろ左側を気にしよう」という意識を持つこと。全員に情報共有すること。 二俣から見えるF1−7m。 左壁を登るがテイクオフから3mほどが細かい。元蕁檗 落ち口上の左壁に終了点用ボルトあり。 ここを登れないようではこの沢に自分たちだけで来るには実力不足と判断すべき。 高巻きは小草平ノ沢の右岸を20mほど進み、小草平ノ沢と勘七の沢の中間尾根で ある小草尾根の旧登山道(堀山ノ家で大倉尾根に合流する)へ取り付く。 ジグザグと斜面を登り尾根の上に出てすぐ左脇に伸びる植林作業径路へ入る。 この径路は勘七ノ沢F2も一緒に巻き、その上の堰堤脇で沢に下りられる。 F2−8m 右壁に架かったF2看板の右手を登る。一部ホールドが脆いので要チェック。 卦蕁ランニング支点はない。(くれぐれもF2看板のハーケンは使用しないこと) ビレイする場合は奥のスリング巻かれた木で行う。 すぐ上流の堰堤は右隅を登れるがちょっと面倒なので、F2終了点の木から上を 登って行けば、上述したF1高巻き径路に合わさる。 F3−7×15m 少々深い釜を持つ斜瀑。釜を右からへつり(残置ロープがある)、釜を半周して 斜瀑の右の斜度の緩い壁を登る。卦蕁檗 初心者クラスはこの緩い壁でも足の荷重が下手なので滑る恐れがあるから そのような方がいる場合は上からビレイが必要。 終了点はある。 なお流芯左壁も登れる。卦+。終了点はなし。 F4−2段13m ゴルジュ状の中を飛沫が飛び交う滝。 初めて来る方は一見登れるの?と思うかもしれないが、下段3mは右壁を登り そのまま落ち口より2m上がると残置スリングがある。 左に2mトラバースして上段に近付くと右手に明瞭な凹角があるのでこれを登る。 落ち口から残置ロープがぶら下がっている。卦蕁 終了点は古いハーケンがあるが大型のカラビナだと入らない。 その足元にもボルトが1個ある。 ロープスケールは25m。従って50mロープで3人まで。それ以上いる場合は 引き戻し用の30mロープが1本欲しい。 高巻きは下流へ戻って左から小滝で合わさる支流との中間尾根を植林沿いに登る。 尾根の取付きが崩れ気味。また滝の落ち口に下りるよりも少し上流側で下りた方が 失敗したときのリスクを軽減できる。 イ靴个靴隆屐堰堤が5基続く。1と2堰堤が連続。1基目は右手のリッジを登って 巻き、すぐの2基目は右隅を登って越す。 少し離れて3基目は右から逆くの字状に巻く。 4と5堰堤も連続。これも右から巻く。 5基目堰堤上はこの沢の二俣となっている。 意識しなければ左俣を見過ごしてしまう。 なお撤退する場合は、3基目堰堤落ち口から左岸の植林帯内に薄っすらと植林径路 がほぼまっすぐ付いている。途中一本枝沢を渡りそのまま植林内を進めば、小草 尾根の旧登山道に合流できる。 ζ麕鵑らしばらく進むとF5−15m。この沢の大滝である。 直登は左壁から流芯左をクライミングする。卦蕁棔銑元蕁檗 F5看板下のバンドを流芯側にトラバース。アンダーホールドを使う。 流芯左壁に残置ハーケン等が4〜5カ所ある。 中間部にスタンスが外傾で細かい箇所がある。 終了点は落ち口3m上流にハーケン等あり。 高巻きは左側のザレ凹角状を上がり右に曲がって落ち口より2m上に出る。 そこから沢へ降りる箇所で落ちるとそのまま滝下まで落下するリスクが初心者には あるので、リーダーは落ち口よりも更に上流側の適所で下すような判断が必要。 2〜4m程度の滝が低いゴルジュ帯の中に連続する。 左壁や右壁、流芯と水量により判断しながら越えていくと最後は堰堤になる。 右手の低い箇所から越えるとすぐにまた低い堰堤が出てくる。 この先の二俣手前から右手の尾根を登り詰めれば大倉尾根1128mのベンチがある 平地(茅場ノ平)に30〜40分で出られる。 さらに上流側の詳細記録および遡行図は『丹沢の谷200ルート』(山と溪谷社)を 是非ご覧ください。amazonなどでも購入できます。 ■マウントファーム登山学校 http://mt-farm.info/ |
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