ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1869817
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

子の権現・竹寺/登降路を工夫して山上の古刹を周回

2019年05月23日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
16:00
距離
10.7km
登り
779m
下り
789m

コースタイム

出発7:45−権五郎神社7:55〜8:00−434mコブ8:40−堂平山(520m圏コブ)9:05〜9:35−縦走路合流9:50−538mコブ手前鞍部10:20−スルギ10:25〜10:50−子の権現駐車場11:20−子の権現境内11:25〜11:50−子の山(660m圏コブ)12:00〜12:40−豆口峠13:25−竹寺分岐13:40−竹寺13:50〜14:35−小殿分岐14:45−44号鉄塔(540m圏コブ)15:05−47号鉄塔(549mコブ)15:35〜16:00−540m圏コブ16:10〜16:20−470m圏コブ16:40−仁田山林道17:00〜17:05−県道17:20−ゴール17:30
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
入間川沿いの県道70号線から中藤川沿いの県道350号線に入る。この県道の終点のBS中沢で、子の権現へ上る車道と、竹寺に上る車道に分かれる。竹寺側へ200m程行くと広い路肩に数台駐車ができる。
コース状況/
危険箇所等
感想欄に詳述。
BS(バス停)中沢の少し北側の標高270mで、子の権現へ上る車道と竹寺に上る車道に分かれる。子の権現側へ進む
2019年05月23日 07:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 7:49
BS(バス停)中沢の少し北側の標高270mで、子の権現へ上る車道と竹寺に上る車道に分かれる。子の権現側へ進む
200m程進むと、林道との分岐点に権五郎神社が建っている
2019年05月23日 07:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 7:55
200m程進むと、林道との分岐点に権五郎神社が建っている
この神社の右側裏手から尾根に取付く。踏跡は無い。獣道を拾いながら、40度越えの急斜面を突き上げる
2019年05月23日 08:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 8:10
この神社の右側裏手から尾根に取付く。踏跡は無い。獣道を拾いながら、40度越えの急斜面を突き上げる
370m圏で平坦になり、以後、緩急織り混ざった尾根を登って行く。微かながら踏跡が現れ、歩き易い尾根筋を進む
2019年05月23日 08:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 8:45
370m圏で平坦になり、以後、緩急織り混ざった尾根を登って行く。微かながら踏跡が現れ、歩き易い尾根筋を進む
堂平山に着いた。山名板には標高520mと書かれているが、巻かれた黄テープの標高は10m高い。?
2019年05月23日 09:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 9:36
堂平山に着いた。山名板には標高520mと書かれているが、巻かれた黄テープの標高は10m高い。?
ここで直角に右折して北東に進むと、距離300m程で縦走路に合流した。手書きの案内板が木に括りつけられていた
2019年05月23日 09:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 9:49
ここで直角に右折して北東に進むと、距離300m程で縦走路に合流した。手書きの案内板が木に括りつけられていた
小さな上り下りが続き、忠実に尾根筋を辿る。538mコブ手前の鞍部では写真右側の巻道を採る
2019年05月23日 10:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 10:21
小さな上り下りが続き、忠実に尾根筋を辿る。538mコブ手前の鞍部では写真右側の巻道を採る
巻道の途中に「スルギ」なる案内があった。「スルギ」とは何?地名なの?
2019年05月23日 10:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 10:28
巻道の途中に「スルギ」なる案内があった。「スルギ」とは何?地名なの?
登山地図には破線(難路)で示されているが、良く踏まれた明瞭な山道だ。テープも頻繁に付いている
2019年05月23日 11:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 11:04
登山地図には破線(難路)で示されているが、良く踏まれた明瞭な山道だ。テープも頻繁に付いている
縦走路が通る主稜線を車道が横切っていた。中沢から吾野に通じる車道だ。駐車場、土産屋を抜けると子の権現の山門に着く
2019年05月23日 11:30撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 11:30
縦走路が通る主稜線を車道が横切っていた。中沢から吾野に通じる車道だ。駐車場、土産屋を抜けると子の権現の山門に着く
832年(子の年)生まれの子の聖(ねのひじり)大権現(不動明王)を祀った古刹だが、本堂は新しい。
2019年05月23日 11:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 11:34
832年(子の年)生まれの子の聖(ねのひじり)大権現(不動明王)を祀った古刹だが、本堂は新しい。
足腰守護の神仏と言うことで、重さ2t、世界一の鉄わらじが奉納されている
2019年05月23日 11:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2
5/23 11:35
足腰守護の神仏と言うことで、重さ2t、世界一の鉄わらじが奉納されている
本堂裏手の頂には釈迦堂や鐘楼が建ち、ここからスカイツリーが見えるらしいが、すっかり霞んで、麓の飯能市街地すらぼんやり
2019年05月23日 11:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 11:39
本堂裏手の頂には釈迦堂や鐘楼が建ち、ここからスカイツリーが見えるらしいが、すっかり霞んで、麓の飯能市街地すらぼんやり
ここから竹寺へ向かう。この間は関東ふれあいの道で、道標の完備した山道だ
2019年05月23日 11:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 11:59
ここから竹寺へ向かう。この間は関東ふれあいの道で、道標の完備した山道だ
途中、天目指峠方面に少し登って子の山に寄り道。660m圏コブで、本日の最高地点。愛宕社の小さな祠が建っていた
2019年05月23日 12:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 12:40
途中、天目指峠方面に少し登って子の山に寄り道。660m圏コブで、本日の最高地点。愛宕社の小さな祠が建っていた
戻って竹寺へ向かう。良く踏まれた歩き易い山道が続く
2019年05月23日 13:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 13:18
戻って竹寺へ向かう。良く踏まれた歩き易い山道が続く
豆口峠。ここは疫病神を追い払う神送り場、との説明板が立っていたが、この建物はそのための小屋掛けなのかしら
2019年05月23日 13:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 13:25
豆口峠。ここは疫病神を追い払う神送り場、との説明板が立っていたが、この建物はそのための小屋掛けなのかしら
主稜線から離れて、緩やかに竹寺へと降りていく
2019年05月23日 13:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 13:39
主稜線から離れて、緩やかに竹寺へと降りていく
竹寺本殿の裏手に出た。平成11年に焼失し、15年に再建されたとのこと
2019年05月23日 13:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 13:53
竹寺本殿の裏手に出た。平成11年に焼失し、15年に再建されたとのこと
回り込んで、こちらが正面。牛頭天王(ごずてんのう)を祀った古刹
2019年05月23日 13:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 13:56
回り込んで、こちらが正面。牛頭天王(ごずてんのう)を祀った古刹
下に駐車場や茶屋があるらしく、そこから鳥居を通って上がってくるようだ。鳥居に茅の輪が付いているのは珍しい
2019年05月23日 13:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
2
5/23 13:56
下に駐車場や茶屋があるらしく、そこから鳥居を通って上がってくるようだ。鳥居に茅の輪が付いているのは珍しい
本殿の脇にトーテムポールのような彫刻された木柱が2本建っていた。頂部に角が見えるから、牛頭(ごず)かしら
2019年05月23日 13:57撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 13:57
本殿の脇にトーテムポールのような彫刻された木柱が2本建っていた。頂部に角が見えるから、牛頭(ごず)かしら
ここから再び主稜線に戻る。寺の裏手から南に巻きながら登って行く
2019年05月23日 14:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 14:31
ここから再び主稜線に戻る。寺の裏手から南に巻きながら登って行く
主稜線に出た。峠状で、関東ふれあいの道はここを越えて小殿に降りる
2019年05月23日 14:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 14:45
主稜線に出た。峠状で、関東ふれあいの道はここを越えて小殿に降りる
関東ふれあいの道と分かれ、主稜線上を南側の仁田山林道方向に進む
2019年05月23日 14:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 14:46
関東ふれあいの道と分かれ、主稜線上を南側の仁田山林道方向に進む
こちらも良く踏まれた歩き易い道が続く
2019年05月23日 14:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 14:56
こちらも良く踏まれた歩き易い道が続く
540m圏コブには送電線の奥秩父線44号鉄塔が建っている
2019年05月23日 14:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 14:59
540m圏コブには送電線の奥秩父線44号鉄塔が建っている
送電線は北西方向、間川対岸の山に伸びている。川沿いの小殿集落等々が見下ろせる。写真左奥の山は蕨山と思われる
2019年05月23日 15:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 15:00
送電線は北西方向、間川対岸の山に伸びている。川沿いの小殿集落等々が見下ろせる。写真左奥の山は蕨山と思われる
反対側の南東方向に伸びる送電線は、主稜線の尾根上を通っている。林が切り払われて明るい道を進む
2019年05月23日 15:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 15:06
反対側の南東方向に伸びる送電線は、主稜線の尾根上を通っている。林が切り払われて明るい道を進む
47号鉄塔の真下に来た
2019年05月23日 15:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 15:29
47号鉄塔の真下に来た
ここで送電線と分かれて一般登山道は南に折れて仁田山峠に降りる。しかし主稜線は東に向かうのでこちらへ進む。道は踏跡程度になる
2019年05月23日 16:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 16:05
ここで送電線と分かれて一般登山道は南に折れて仁田山峠に降りる。しかし主稜線は東に向かうのでこちらへ進む。道は踏跡程度になる
次の540m圏コブで主稜線は南東に折れるが、下山ルートは北東に伸びる支尾根を採る。踏跡は全く無いが、尾根筋を外さないようにして下る
2019年05月23日 16:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 16:23
次の540m圏コブで主稜線は南東に折れるが、下山ルートは北東に伸びる支尾根を採る。踏跡は全く無いが、尾根筋を外さないようにして下る
540m圏コブから5, 6分降りると、尾根筋は一面の馬酔木の藪。さあ困った。北側の植林帯に逃げると藪は無いので、急な山腹を巻きながら下る
2019年05月23日 16:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 16:27
540m圏コブから5, 6分降りると、尾根筋は一面の馬酔木の藪。さあ困った。北側の植林帯に逃げると藪は無いので、急な山腹を巻きながら下る
藪が切れたので尾根筋に戻る。小さな藪は点在しているが、避けながら下る。枝打ちされた小枝が敷き詰められて歩きにくい
2019年05月23日 16:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 16:32
藪が切れたので尾根筋に戻る。小さな藪は点在しているが、避けながら下る。枝打ちされた小枝が敷き詰められて歩きにくい
仁田山峠から降りて来る林道に出た。ほぼ予定した地点だ
2019年05月23日 17:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 17:01
仁田山峠から降りて来る林道に出た。ほぼ予定した地点だ
林道を北に50mほど歩いてから先ほどの支尾根の続きに入り北方向に下る
2019年05月23日 17:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/23 17:07
林道を北に50mほど歩いてから先ほどの支尾根の続きに入り北方向に下る
そのまま下れば写真1の分岐点に出るはずだが、末端は法面になっているので東寄りに降りる。民家の上に墓が見えてきた
2019年05月23日 17:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 17:14
そのまま下れば写真1の分岐点に出るはずだが、末端は法面になっているので東寄りに降りる。民家の上に墓が見えてきた
お墓に出てから民家の前を抜けると、県道に降り立てた。後は150m程で写真1の分岐点、さらに200m程でゴール
2019年05月23日 17:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/23 17:21
お墓に出てから民家の前を抜けると、県道に降り立てた。後は150m程で写真1の分岐点、さらに200m程でゴール
撮影機器:

感想

久しぶりに奥武蔵に行くことにした。
吾野と名栗の間の山の上に「子の権現」と「竹寺」がある。お寺巡りが好きなので、いつか訪ねてみたいと思っていた。それぞれに車道が通じていて、車を使えばろくに歩かずにお参りできるが、それではつまらない。そこで登降路に一工夫。

両寺への車道の分かれ道である中沢BS近くに車を停めた。
ここからほぼ真北の大平山から伸びる支尾根を登り、子の権現から東に伸びる主稜線に出る。
支尾根の取付きが踏跡すら無い急斜面で苦労するが、標高差で70m程登ると緩やかになり、微かに踏跡も現れて歩き易い尾根になった。
登山地図には子の権現から前坂の間は破線(難路)で描かれているが、実際は良く踏まれた山道で、テープや手作りの道標も付いていて何も問題はない。

子の権現から竹寺までは関東ふれあいの道として整備され、官製の道標が随所に立ち、なだらかで歩き易い登山道である。
さらに、仁田山峠への分岐である47号鉄塔、さらに東に伸びる主稜線の540m圏コブまでは、送電線の巡視路を兼ねているので、良く踏まれた踏跡が続く。

540m圏コブからは北東に伸びる支尾根を下って、出発点の中沢BSを目指した。この支尾根には踏跡すら無いが、尾根筋を忠実に辿れば良い。ただし方向がしばしば変化するので、地図読みは必須である。また、一部、馬酔木の藪で尾根筋が覆われていたが、北側の植林帯に逃げれば藪漕ぎはしないで済む。

今回の上りの支尾根も下りの支尾根も、地形図を読んで、これなら登れる、降りられる、と判断したルートである。地形図以外に情報は無いが、結果的には、特に危険な個所も難しい個所も無かった。

いつもの如く、踏跡程度の登降路を選ぶことによって緊張することもあったし、手入れが行き届いている関東ふれあいの道を辿る時にはのんびりムードにも浸った。
いつもと大きく違うことは、2つの古寺を巡ったことである。前々から訪ねたかったお寺であったので、今回は充実した楽しい山行でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:457人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら