天狗岳・硫黄岳:久々の山小屋泊縦走(IN:ミドリ池,OUT:美濃戸口)
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,938m
- 下り
- 2,003m
コースタイム
天候 | 1日目:曇り 2日目:曇り→晴れ→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
だらだら続く雨模様とどんどんたまる仕事のストレス.もう山に行かずにはいられない!本当は「金曜に休みを取る余裕ある?」っていうぐらい仕事は山積みだったけど,そんなこと言ってたらいつまでも行けないので思い切ってお休みをいただいて久々の山小屋泊.
〇ミドリ池〜ニュウ〜白駒池
ミドリ池に着く直前,少し小雨がぱらついたときはちょっと心配だったけど,樹林帯スタートだったのでレインコートを出す必要もなかった.山小屋泊ではあったけど,久々の重い荷物にいつもよりちょっと息が切れた.ほぼ2年ぶりに同じコースから入ったのですが,「台風の影響により」という看板と一部荒れた登山道があり,今年はまだ台風来てないことを考えると,約1年前のものということか?登山道の修善は大変だよな...(そのおかげで歩けることを考えると本当に有り難い!)
3年ぶりのニュウ.平日だから当然誰もいない.流れる雲が早く,見下ろす景色はとってもダイナミックで暫し見とれていました.お昼ご飯はコンビニおにぎり&ドライフーズのカレー.コバエが多かった...
少し引き返して白駒池へ.白駒池に向かう途中は泥濘が多くて,なかなかスピードが上がらなかった.ゲーターが無かったら服が大変な状態になっていたと思う.白駒池周辺はバスで峠まで来た観光客でにぎわっていました.
〇白駒池〜麦草峠〜丸山〜高見石小屋(泊)
白駒池を半周して,麦草峠へ.途中の奥庭では少し青空も.鹿1匹に遭遇.
麦草峠から中山のルートは初.結構歩き疲れていたので,丸山までの登りが結構堪えた.丸山山頂の標柱は森の中にひっそりとあるので,最初気づかずに通り過ぎてしまいました.
再び泥濘の多い道を行き,高見石小屋へ到着.高見石小屋に泊まるのは初.1人だったので素泊まりにしましたが,同じ日に泊まっていたグループ(4人組&3人組)は皆さん2食付きにしていました.皆さんより少し早く夕食を食べて外を見てみると,再び青空が!カメラをひっつかんで高見石に登ってみると,本当に心を奪われるほど美しい景色が広がっていた.テンションが上がって(?)最近のお気に入りのアルバムをイヤホンで聞きながら「あー何て贅沢な時間なんだろう」と1人の時間を満喫.
8:30pm消灯.
〇高見石小屋〜中山〜東天狗岳〜根石岳
日の出前に目が覚めたので,ヘッデンをつけて(もう見えていたけど)高見石へ.雲が多くて「ご来光!」という感じではなかったけど,逆に燃えるような朝焼けが見られてドラマチックな1日の始まり.お腹が空いていたので,5時ぐらいに朝ご飯を食べてゆっくりと身支度し,6時に小屋を出発(小屋の朝ごはんは6:00amのようです).
再び泥濘多し.可愛い鳥が何羽もいました(写真と同じ種類.鳥には詳しくないので種類は分からず).霧の中を進む感じで,風が強くミストが冷たくて肌寒かった.
中山・東天狗岳・根石岳,いずれも視界が悪くてちょっと先も霧の中といった感じ.「今日は天気良いんじゃなかったのか!?この時期,雨が降らないだけマシ?」と思いながら前に進む.根石岳山荘前のコマクサが露に濡れて可愛らしかった.
〇根石岳〜箕冠山〜硫黄岳
根石岳山荘を越えて,箕冠山に差し掛かった辺りで突然嘘のようにサーッと霧が晴れて青空が.風もほとんどなくなった(樹林帯にいたからではなく).「何この急変化!?」と本当にビックリ&「この間に早く硫黄岳に行きたい!」と気持ちがはやり始めた.
幸いこの晴れ間は一瞬ではなく,暫く持ちそうだということが分かって安心.ほぼすっぽりガスの中だった硫黄岳も全身を現して,その迫力にテンションアップ!山頂はすぐ目の前のように見えるのになかなか着かないもどかしさ.ようやく山頂に着いた時は,達成感&充実感でいっぱい.北アルプスも雲の合間から見られて,何とか目的を果たせた.
ガスに隠れたり現れたりを繰り返す横岳・赤岳・阿弥陀岳を見ながら,硫黄岳山頂でお昼休憩.贅沢な時間.
〇硫黄岳〜美濃戸口
下りは赤岳鉱泉を経て美濃戸口へ.赤岳鉱泉は大勢の人たちで賑わっていました.結構疲れがたまっていて,後半はペースダウン.
美濃戸口にある八ヶ岳山荘の温泉でさっぱり.洗剤が使えて良かった!バス乗車前にアイスクリームを食べる時間もありました♪
久々の山小屋泊で,仕事のことをほぼ完全に忘れて歩けたおかげで気持ちが本当に軽くなった気がした.また仕事に追われる毎日になるけど,時々はこうやって完全にスイッチを切り替える時間を作りたい.
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