北戸蔦別岳〜幌尻岳(途中下山)
- GPS
- 24:08
- 距離
- 42.3km
- 登り
- 2,630m
- 下り
- 2,601m
コースタイム
- 山行
- 8:54
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:24
- 山行
- 13:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 14:20
5:56(チロロ林道ゲート)→7:17(c631m二岐沢出会い)7:32→8:24(取水ダム)8:38→9:39(二岐沢出会い)→14:25(ヌカビラ岳の肩)→14:52(ヌカビラ岳)→15:20(北戸蔦別岳の手前c1850mポコ C1)
※チロロ林道ゲートからc631m二岐沢出会いまでの往路時間は、徒歩移動の参考にしないでください。
5日(日)
3:30起床5:05→5:18(北戸蔦別岳)5:22→6:42(戸蔦別岳)6:50→7:58(c1758m 時間切れ下山決定)→9:34(戸蔦別岳)→11:26(北戸蔦別岳)→11:45(幕営地)12:15→12:39(ヌカビラ岳)12:52→15:50(取水ダム)15:54→16:45(c631m二岐沢出会い)16:53→19:25(チロロ林道ゲート)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
連休前半の南日高に引き続いての日高山行。今回はshinobu49さんがエントリーしてくれた。黄金週間の山行をピオレの仲間と共にするのは何年ぶりだろうか。うれしい。
この山行計画は、当初2泊3日で計画し山行案内するも、レスがなかったので、単独で入ることにして1泊2日に変更したもの。shinobu49さんのエントリーが山行直前だったので、1泊2日で決行したが、2泊3日で入るべき山行だった。
チロロ林道ゲートから取水施設まで約13km弱の林道歩き。空身で走れば1時間15分くらいでも、春山山行の1泊装備を背負っての歩きはそれなりに堪えた。特に下山後の復路は。
取水ダムから二岐沢二の沢沿いの登りがどんな感じになるのか危惧していたが、沢水に濡れることなく、尾根に取り付くことができた。もう何日か遅く、雪解けが進んでいれば微妙な渡渉を強いられたと思う。
二の沢から尾根への取り付きはけっこうな急斜面だった。
連休前半の南日高の状況を踏まえて、今回はスノシューとピッケルを装備しなかったが、気温が上がってからのバリズボ地獄や朝一番のクラストした稜線歩行を踏まえれば、装備すべきだったと反省している。
shinobu49さんは、初日のヌカビラ岳までのバリズボ地獄でかなり消耗していたと思う。
また、二日目の朝一、幕営地から北戸蔦別岳までの一部細稜線上は万が一にでも滑落した場合、ピッケルを装備していなかったので、やばかった。
幌尻岳は机上で想った以上に遠く、1泊2日で幌尻岳に登るためには1日目で七つ沼カールまで足を延ばして幕営できるくらいの体力とスピードがなければダメなんだろう。我々の体力に照らし合わせれば、2泊3日の行程がベスト。
shinobu49さんは、初めての日高山行、しかも好天に恵まれ、幌尻岳を取りたかったと思うが、気温が上がってからのバリズボの状況が読めないこと、山を下りてからの林道歩きが長いことを考えると8時をタイムリミットとせざるを得なく、幌尻の肩の直下でタイムアウトとした。
食事は夕食各自で朝食共同で南日高に続いての九州熊本ラーメン。私の夕食は、いつものごとく尾西ご飯にスープ類としていたが、shinobu49さんが野菜満載のスープを作って、私にも分けてくれた。乾燥野菜を上手に使った、ボリューミーな野菜スープ。もちろん味も最高。豊かな夕食となりました。shinobu49さん、ありがとう。
2日目の行程を考え、3時起床とした。次第に明けていく空、なんて表現したらよいのだろう。語彙が少ない自分には、美しいとしか表現できない。
ヌカビラ岳からの下りは、shinobu49さんが装備してきたテントマット(100円ショップで売っているとのこと)を利用してのシリセード。これがよかった。バリズボ地獄からの解放と時間短縮。
がしかし、下部急傾斜、木がうるさくなってきたときのスピード制御とコース取りを誤ると木に激突することとなり、極めて危険。実際自分も木にぶつかった時の衝撃は相当なものだった。(足裏で衝撃を受け止めた。)
スピードとコースを制御できなくなったら、体を横に倒す、つまりお尻に敷いているテントマットから体を離すのが有効だろう。
山行期間中は、自分たち以外だれにも会わなかった。戸蔦別界隈の日高国境稜線を我々だけで満喫。
南日高山行に引き続き、日高はいいなということを実感する二日間だった。メンバーのshinobu49さんに感謝。ありがとう。
ところで今山行の登山靴は、年季の入ったコフラックのプラブーツ。春の日高山行では毎回汗と雪で靴の中はビショビショに濡れる。そして、靴下が異臭を放つ。単独山行では、どんなに異臭を放っても自分だけなのでノープロブレムだろうが、同行者がいる場合はそうはいかない。
テントの中と下山後の休憩時にshinobu49さんに迷惑を掛けた。
テントの中ではテントシューズに足をうずめて、異臭が充満するのを防ごうとしたが…。春山はテント用の替え靴下が必要なことを今更ながらに実感。
下山後に林道歩き用にデポしたトレランシューズに履き替えた際、shinobu49さんが行動食を取っているにもかかわらず、近く靴を履き替えてしまった。shinobu49さんが、私のそばからそっと静かに離れていったのは言うまでもない。
下山後にインナーを洗ったら、清んだきれいな水になるまで、ややしばらくの時間を要した。年に一回はインナーを洗う必要があるなぁ・・・。
ピオレのfacebookでも本山行の写真を紹介しています↓
https://www.facebook.com/pg/sapporo.piolet/photos/?tab=album&album_id=2289368274670168
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
Naoさん、めちゃくちゃおもしろ過ぎです!!
感想を読んでいて(特に後半)笑いすぎて涙が出ましたよー( *´艸`)
そんなに本人が気にするほど悪臭、放っていませんでしたから〜😅
それより、わざわざ匂いを嗅がなくても分かるのに(やはり匂っていた?笑っ)クンクンやってる姿にビックリ‼️でした😱
私の中のNaoさんのイメージが音を立ててくずれた瞬間でしたねー笑っ
ま、それはさておいて・・・
日高は私の中では行きたいけど怖い山です。図々しく計画にのせていただき感謝感謝です!!😃
最後まで行けなかったのがホントに悔しいけど(自分の体力、気力、持久力不足を痛感)、温かくペースを合わして頂きありがとうございました!
是非ぜひ、またご一緒させてください!!(匂いは我慢出来ますから笑っ)
山の日の3連休に日高の沢を考えてます。またしても林道歩き半端ないですが、きっと良い山行になると思ってます。たき火を囲みながら、一杯やりませんか。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する