聖岳〜上河内岳〜茶臼岳(易老度から周回.小屋とテント)・テント泊)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 37.3km
- 登り
- 3,663m
- 下り
- 3,649m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:49
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 10:36
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:36
・コースタイムに反映されない休憩多数…
天候 | だいたいガス たまに晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・仮設トイレあり 中は未確認 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【芝沢ゲート〜便ヶ島】 ・駐車場からすぐに巻道に入ります 林道を歩いてもいきなり陥没地にぶつかって進めません ・巻道が終わるとひたすらほぼ平坦な林道歩き ・聖光小屋は休業中 トイレは使用可 【便ヶ島〜薊畑】 ・西沢渡を越えてからはしんどい登り 倒木多め ・ルートは基本尾根通しなので不明瞭では無いですが、なんちゃって踏み跡もあります ・樹林帯なので展望は無し ・花・・・ゴゼンタチバナ 他 【聖平小屋〜聖岳】 ・砂礫の登降で滑りやすいが、等高線で見るほどキツくは感じなかった ・ルートは明瞭 100名山ですから ・天気が良ければ素晴らしい展望でしょう 天気が良ければ… ・花・・・ニッコウキスゲ、イワカガミ、タカネグンナイフウロ、ハクサンフウロ、ミヤマシオガマ、ヨツバシオガマ、ミネウスユキソウ、ハクサンイチゲ、コガネイチゴ、ミヤマキンポウゲ、シロバナノヘビイチゴ、イワツメグサ 他 【聖平〜易老岳】 ・気持ちのいい稜線で、難しい所はありません ・今回は雲が多くてダメでしたが、だいたい森林限界の稜線ですから展望は良さそうです ・花・・・ニッコウキスゲ、タカネグンナイフウロ、ハクサンフウロ、ミネウスユキソウ、ミヤマキンポウゲ、シロバナノヘビイチゴ、イワツメグサ、コケモモ、アオノツガザクラ、チングルマ、クロユリ、ハクサンチドリ、チシマギキョウ、キバナシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、シナノキンバイ、カラマツソウ、イワベンケイ 他 【易老岳〜易老渡】 ・なかなか急で厳しい道、油断ならない所も多いです ・赤テープも多く、迷う所はあまり無さそう ・樹林帯の道なので展望は期待できません |
その他周辺情報 | ・天龍温泉おきよめの湯 なかなかいいです 穴場です |
写真
感想
今年2回目のテント山行、運動不足は心配でしたがまあなんとかなるだろうと去年から計画していた南アルプスに行って来ました。
1日目は林道崩落で易老渡まで車で入れないので、1時間以上の林道歩きからスタート。道路の改修に2年かかるとの事ですが、ほんとに2年で治るのかなと思うくらい酷い陥没でした。
便ヶ島まで緩やかでのんきな林道歩き。閉まったままの聖光小屋の立派で新しい建物が、なぜか哀愁を誘います。
それを過ぎるとさっそく山道に。運動不足の成果はてきめんに現れ、1800m地点に着く頃には必殺の両足こむら返りでテント泊を選択した事を後悔。予定を30分以上も遅れ、次からは小屋泊まりにするのを心に誓いました。もう完全に心は折れていましたが、ここから第2エンジンのヤケクソを発動し、薊畑に着く頃には遅れを取り戻してました。以外とやれば出来るもんです。
聖平小屋に着いてテント泊を申し込むと、明日の朝にヘリが来るので5時までに撤収してくださいとのこと。自信が無かったので小屋素泊まりに変更しました。この日の小屋は10名ほどで広く使わせてもらえて、大変快適でした。ちなみにビールは少し古いものでしたが、ロング缶がなんと2本で\700でした!
2日目はまずサブザックで聖岳へ。荷物も軽いし快調に進みますが、小聖岳までは晴天だった天気が聖岳の山頂に着く頃にはなぜかガスガスに。山頂で30分程粘りましたが一向にガスは取れず、諦めて下り始めると30分で晴れました…。しょうがないですねなんせ聖ですから、心が汚れてしまった僕とは相性が悪いんでしょう。
小屋まで下りて朝ごはんを食べていると、聖平小屋念願の物資輸送のヘリがやってきました。これで明日から安いビールは無しですかね。
朝ごはん食べたら茶臼小屋に向かって出発、南アルプスにしてはアップダウンが小さめな気持ちの良い稜線ですが、なかなか雲がはけず青空のもとで歩くことは叶いませんでした。
茶臼小屋にもヘリが来て物資は補充できたようですが、まだありました安ビール。たくさん持って来たつまみを食べ、ロング缶を3本のんだら晩飯の前に腹がいっぱいになってしまい、早々にテントに戻って明日に備えました。この日のテントは単独男性ばかりの4張、北沢峠まで縦走する埼玉さん、岡崎山岳会のステラリッジさん、にこやかに挨拶してくれた日本語ペラペラの欧米人さん。皆さん相手してくれてありがとうこざいました。
3日目は下るばかりなので焦る必要はありません。しかし天気はガスガスMAXで、のんびり眺めるべき展望もありません。したがってとっとと下りたい訳ですが、急ぐ体力も残ってません。
易老岳までは緩やかで明るい森の道ですが、そこを過ぎると非常に膝に優しくない激下り。至る所が痛いのをなんとかごまかし、体力の衰えを最近本で読んだ膝を痛めない歩き方とやらでカバーしながら車までたどり着きました。
今回の山行では雨にこそ降られなかったものの、ほとんど行程でガスがとれませんでした。上河内岳に限っては山頂でもガスに巻かれず、周囲からもそこそこ展望出来ましたが、残念ながら聖はほとんどダメでした。今後は聖にも受け入れられるように日頃の行いを悔い改め、いつか快晴の聖岳山頂に立ちたいです。もう手遅れかな…
帰りに寄った温泉は初めての所でしたが、きれいでなかなか良かったです。その温泉の名はおきよめの湯でした。
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