釈迦ヶ岳 大日岳
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- GPS
- 06:51
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 924m
- 下り
- 925m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
釈迦ヶ岳を巻く深仙の宿から千丈平間の千丈平近くの木橋が崩落していますが通行は可能、しかしいづれ通行不可になる可能性あり (メインの支柱が折れています) 登山口のトイレ使用可能でした。 |
写真
感想
登山口上部のシャクナゲ群落地は咲き始めなのか?多数のツボミ
シロヤシオも山頂付近一部咲いています。
大日岳の行場を右よりトラバースして昇り降りをしたが、そこも急な岩場が続き注意が必要です。
下山中遠くより雷鳴が鳴り響き下山を急いだが、雨には合わずに済む
五條市内から少なくても東大阪までの広範囲で大雨が降っていたようです。
前日まで雨の予報が曇になり、道中雨に合わずに済む幸運に恵まれた山行でした。
釈迦岳と釈迦如来像
ブロンズ製の釈迦如来像は天川村の剛力(オニ雅)こそ岡田雅行が大正13年夏、一人で担ぎ上げたようです。
(十津川観光マップより)
ちなみに旭登山口は近年出来た新しい登山道、当時はどのルートで持ち上げたのだろうか?
下山後谷瀬の吊り橋を見学、橋反対側の茶店のゆずシャーベットは疲れた体にあま酸っぱく絶品!
果汁100%だそうですよ。
登山口に着いたときから、私の血中アドレナリン値はドーンと上昇していたと思います。
ウチの猫たちなら、尻尾を天高くつきあげ髭を思い切り前につきだして、意気揚々と進むところ。
でも、私は人間ですから入念に身支度を整え、ストレッチだってするのです。
笹の生い茂った坂を登っていくとすぐにシャクナゲのおでむかえ。
でも、この先はどうなってるの?どんな道なの?との思いが勝って、写真を撮るのもそこそこに、
ほどなく尾根にでるとそこは明るく開放感のある疎林のなか。
綺麗に刈り込まれたような笹とバイケイソウの群生の中を、緩やかな起伏で道がずっと続いています。
木々は新緑で、見渡すと深い山々です。
なんて、綺麗で快適な道なんでしょう!
進むにつれ目指す釈迦ヶ岳もほどなく正面に見えてきます。
大日岳も右に見えてます。行場である岩場が目立ってるので、見間違えなし。
鹿がいた! バイケイソウのつぼみが立ち上がってきている! これはセミ?等々大騒ぎで歩を進めると
露岩が目立つ道になってきます。足元に注意、でも上方へ目を転じると・・・。
お釈迦さまです!
いつかはお目にかかりたいと願っていました。
もし、もう一つ願うことをお許しいただけるなら
またの機会がありますように。
さてここからは奥駆道を少し戻って深仙の宿にむけての道を下っていきます。
笹が道を隠しているので、思わぬギャップや岩のトラップに注意が必要。
でも、咲き始めているシロヤシオや咲き残っているアケボノツツジ(多分)に目をやらずにはいられない。
深い谷や崖の目立つ眺望にも足がとまる。
「あそこ、見てみて。」
と教えられたほうを眺めると、あら、断崖に穴が開いて向こうが見えています! 驚き!
極楽の都津門という場所だそうです。ということは見えている向こうが極楽?
でも今日は私がいるこちら側も、かなり極楽ですよ。
深仙の宿では、灌頂堂にお参りして、香精水をいただいて、昼食。
でも、昼食がうわの空になることがありました。
この少し前から、ほら貝の音が聞こえるよね。と話していたのですが、山伏の方々ご一行が現れたのですよ〜!
読経もほら貝の音も身近で聞かせていただいて、ミーハー丸出しですがまじまじと拝見させていただきました。
感激だわ♪
山伏の方たちも昼食休憩されていたので、少しお先に出発。
ご一行は大日には登らず、先に進まれたようです。
もしかして、行場を登られるのかしら?とちょっとワクワクしていたんですけど、ね。
でも、あの岩場(行場)はすごかった〜!
下から、上からつくづくと眺めましたが、本当にこの細い鎖一本でここを登るの!?
上部の岩の積み重なったところなんか、崩れそうに見えるんですけど?
巻き道でもたいがい怖かったんですけど!?
リスクということを考えると、私は深仙の宿で打ち止めにすべきだったんですが
釈迦岳には再度の機会があるかもしれない。(ツアーもあるし)
でも、大日岳は最初で最後の機会だ。と思って欲張りました。
頼りになる案内役さまに感謝。
下りでは、私が上から落っこちてくるんじゃないか?と気が気ではなかったことでしょう。
行場を登るより恐怖だったりして・・・。
帰途は深仙の宿から直接千丈平へ。
この登り返しは、疲れた帰途だけにチト辛い。
千丈平で休憩してると、またまた鹿が何頭もいます。
けっこう近くまで寄ってくるもんだ。こっちをジッと見てるな。と考えてて気がついた。
ザックを開けて、レジ袋をガサガサさせてる音に反応してるんですよ。
何か貰えるって思ってる?
私はあんたたちの天敵なんだよ。食べちゃうんだからね!
千丈平からはちょっと急ぎます。
何故って、遠雷の音がしてきたんですよ〜。
山の向こうに小さな稲光も。
それでも、風で薄いもやが流れていく景色はかなり幻想的で目を奪われました。
雨にもあわず、遠雷の音もやみ、無事登山口到着。
帰りには、谷瀬の吊橋にも寄ってもらいました。
昔、家族で遊びに来たことがある場所です。
亡父は外遊びが好きだったな。吊橋揺らして喜んでたな。
ってなんか久しぶりに父の笑顔を思い出しました。
今日は長時間の悪路の運転に、能天気なおばちゃんの案内にと
kidekiさんにはたいそうお世話になりました。私は完全にお客さまでしたね。
ありがとうございました。とても楽しい一日でした。
これだけ善行を積んだのだから、お釈迦様と大日如来様の功徳はバッチリですよ!
コメント
この記録に関連する登山ルート
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はじめまして、夜分失礼いたします。
大峰の山々、釈迦ヶ岳、行ってみたいと
思って記録を読ませていただきました。
僕が人様のレコを
参考にさせて戴く時は
コースタイムやルート、写真を
主に見せていただいているのですが
この山行記録は
neko-obabaさんの感想が素晴らしいです!
行きたい気持にすごくなりました!
なんと言うか心の高揚が
伝わってくるような感じです。
もちろん山の魅力と
kidekiさんのリードが
あっての一日が文章以上に
素敵なものやったのでしょうけど
文面だけで、この山が好きになりそうです。
僕が勝手に盛り上がって意味不明な
コメントでスミマセン (;´Д`A
釈迦ヶ岳、いずれチャレンジしてみます。
kidekiさん初めまして
neko-obabaさん 凄い!
朝早くからレコを見ていてビックリ!
いつも参考にしているクールなイメージのkidekiさん
と毎回楽しいレコのneko-obabaさんの
素晴らしい釈迦ヶ岳&大日岳の山歩き!!
本当に行ってみたくなりました!
写真の感想と記録にうなずくばかりです
岩場から覗いている写真にコメントが無いんですけど?
楽しく素敵なレコありがとうございました
お疲れ様〜
kidekiさん、neko-obabaさん、おはようございます。
山伏の写真につられてやって参りました。
最近の山伏はバックパック持参なんですね。
普段、見ることがないので、興味津々です。
大峰の山々は良いところですね。
遠いですが、一度は訪れたいと思います。
neko-obabaさん、kidekiさん、こんにちは
いいコンビですなあ
大峰をどっぷり満喫。
neko-obabaさんて、想像通りコワイもの知らずです。
次はどこのお山かな???
お疲れさまでした。
幼稚な文章でお恥ずかしいです
でも、もしかしてこの日のコースの素晴らしさの
ほんの少しでも、kiiroさんに感じてもらえたのなら望外の喜びです
牛が反芻するみたいに何度も思い出しては
「あぁ〜!素敵やったなぁ〜!」
とうっとりしてて、今日も職場で
「なんか、いいことあったん?ご機嫌やね。」
って同僚に笑われました
kiiroさんも、ぜひぜひ
もう、ねぇ、ホンマに素敵なんですよ〜
なんとも素敵な山歩でした〜
分別ある大人としては、kidekiさんへの感謝が先やろ!
って思うんですが、
やっぱり今日になっても、あの眺めが、花が、風の心地よさが
すべてが忘れられない
素晴らしかった。とそればかりなんです
岩場での私のコメントは「ヒャ〜!すごい〜!こわい〜!」
あんたは3歳児かいな? と自分でツッコミはいりまして
自粛ですわぁ〜
ザックにお気づき、さすがですね
修験の道との認識を新たにして、身が引き締まった。
と書くべきでしょうが、
「キャ〜!本物の山伏さんや〜!」
とツーショット撮ってもらいたいくらいでしたよ〜
大峰は私は八経ヶ岳とここしか歩いたことないですが
もっともっと歩きたいと思っています。
本当にいい所ですよね
ホンマに大日岳は怖いもの知らずというか、ちょっと無謀でしたわ〜
kidekiさんがいくら優秀なリーダーとはいえ、ご心配かけたと思います。
でも、反省はしてるけど、後悔はしてない
師匠は夏に大普賢行かはるのかな〜?
だからテントかな〜?
と想像してましたけど
旭の登山口から釈迦岳は大峰の名峰です。
景色の良いブナの尾根道をマッタリ行ける展望コースです。
釈迦岳山腹には少しずつでは有りますが岩清水も湧いています。
展望コースなので真夏は日差しが辛いかもしれませんが一度は登る価値は有ります、
どうぞお越しください。
崖を覗き込んでいるのは私が勝手に個人情報を無視して無断掲載のせいです
でもobabaさんはこの岩場で隣に2M程の蛇が隣にいるのを教えても動じず。
肝が座っています
足元は地下足袋でした、
この荷物から想像すると吉野からの奥駆け縦走かも?
この荷物で足袋スタイルなんて、山ショップの店員さんならドン引き
同じ役行者ファンとして行者様の足跡を辿るのが目的です
お二人で、いいところに行かれましたね。
私は釈迦が岳は未踏です。そのうちに行きたいと思っているのですが・・・
どんどん山が広がっていきますね。
この調子だと、来年くらいはヒマラヤですね。
そうそう、いつか私も機会があればご一緒できたら楽しいでしょうね。
ん?私はヒマラヤじゃなくて、ヒラヤマに行きますよ〜
釈迦ヶ岳は峯中一の明峰とも言われているそうですね。
私には一番かどうか判断できるだけの経験はないですが、
あの道の素晴らしさには言葉がありません。
orisさんともご一緒できたら、どんなにいいかしら
楽しいでしょうね〜♪
きっと、いつか機会がありますように!
私はその日のために脚力アップに励みます
釈迦ヶ岳は一度は登って損はない山の一つです
昨年の災害で大きな被害を受けた国道は十分な復旧と言える位回復しました、林道も同じくです。
orisさんとも機会があればご一緒に山行出来ればいいですね。
kidekiさん<
neko-obabaさん<
こんにちは、大峰山系いいですね。
行きたくなりますが、なんせ遠い・・・
でも、今年はなんとか足を運んでみたいと思います。
kidekiさん、neko-obabaさん、こんにちは
釈迦ヶ岳・・・
素敵っすねぇ・・・
あの緑の深さはイメージする大峰の森の深さそのもの
我が家が歩いたときは殆ど誰とも会わず、少し怖いくらいの雰囲気でした
でももう一度歩いてみたいと思います
柚子シャーベットの情報ありがとうございます
でも橋の向こう側ですか
tomokikiさんの写真と文章はどんな風に大峰を表現するかしら?
って思うとワクワク
ん〜、でも、大峰遠いですよねぇ。
大阪南部在住の私でもつくづくそう思いますもの。
運転超難有りなのもアレですわ
でも、ボチボチと歩きに行きますよ〜。
そのために、今家人と家猫の機嫌をセッセととってるとこです
五條のすきやでのお嬢さんたちの写真、かわいらしかった〜
五條3の交差点の角にある、柿の葉寿司ヤマトのお食事どころも
なかなかいけますよ。
甘いものは、イオンのミスドくらいしか知らないので
また、聞いときます
素敵な山が歩けて幸せでした
いつも楽しく読ませて貰っています。
私は高速は経費節減のために使いません、もしかしたらそんなに時間は私と変わらないかも
長い林道の運転も大峰の展望を楽しめるルートです。
是非一度お越しください
大峰は大変天候の不安定な山です、
天気予報が悪いと止めるべき山です。
今回も車の台数は少なかったです。
下山後周りが大雨に見舞われる中雨に合わなかったのは奇跡です
橋の向こう側にも車道はありますよ、
でも食欲旺盛なutaoto一家の胃袋満たせるかは
この前橋を渡っていましたね、でも高い所が苦手とか
前回渡りきったのでしょうか?
私もまた行ってみたくなりました。
ちょっとお休みしてる間に、みなさん、良いお仲間に
なられてますね。
羨ましい。
素敵な記録、楽しく拝見しました。
私は遅くに(50歳を目前にして)はじめた山歩ですから、
釈迦ヶ岳はもちろん初めてでした。
とても感動したと同時に、kidekiさんにたくさん感謝したことです。
azukiさん、前に今度ご一緒にとお誘いくださいましたよね。
全然山力がアップしない私ですが、楽しみに待っていていいですか?
体調の方はどうでしょう?良くなりましたでしょうか?
azukiさんも一度登っていますね、
リハビリ登山にもってこいの山です。
復活の山行記録を楽しみにしていますよ
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