水晶岳 / テント泊(黒部源流地と鷲羽池にも寄る)

2019年08月12日(月) ~ 2019年08月14日(水)

• GPS: 56:00
• 距離: 45.0km
• 登り: 3,483m
• 下り: 3,490m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:24
• 休憩: 0:41
• 合計: 9:05

6:41 新穂高温泉バス停
6:53 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
7:54 笠新道登山口
8:08 8:20 わさび平小屋
8:50 小池新道入口
10:02 秩父沢出合
12:39 鏡池
12:41 13:10 鏡平山荘
14:37 弓折乗越
15:46 双六小屋

2日目

• 山行: 11:44
• 休憩: 1:21
• 合計: 13:05

4:50 双六小屋
5:21 双六岳巻道分岐
7:22 三俣峠
7:56 8:30 三俣山荘
9:03 黒部川水源地標
10:32 岩苔乗越
10:45 ワリモ北分岐
11:22 水晶小屋
12:02 12:25 水晶岳
13:06 13:30 水晶小屋
14:09 ワリモ北分岐
14:31 ワリモ岳
15:16 鷲羽岳
15:55 鷲羽池
17:55 三俣山荘

3日目

• 山行: 9:15
• 休憩: 1:26
• 合計: 10:41

4:25 三俣山荘
5:17 三俣峠
5:43 三俣蓮華岳
6:43 丸山
6:13 中道分岐
7:05 双六岳
7:05 双六岳中道分岐
7:05 双六岳巻道分岐
7:52 8:40 双六小屋
8:40 双六池
9:55 10:10 弓折乗越
10:48 11:00 鏡平山荘
11:00 鏡池
11:39 シシウドヶ原
12:34 12:45 秩父沢出合
13:19 小池新道入口
13:36 わさび平小屋
13:46 笠新道登山口
14:26 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
14:36 新穂高温泉バス停
14:36 新穂高登山指導センター
14:36 ゴール地点

天候

1日目、朝〜昼:快晴、14時頃からガス
2日目、朝〜昼:快晴、15時頃からガス、夕方:一時的に激しく夕立
3日目、朝〜夕方、基本晴れ

基本的に、日差しが強く、非常暑い。熱中症に要注意。しかし稜線で風が吹くと寒く感じる所もあり、朝晩はそれなりに冷え込んだ。日中は晴れるが、夕方から夜にかけてガスや夕立が多いので、やはり早めの行動が望ましい。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高のほぼ全ての駐車場が満車。深山荘方面は勿論、鍋平の遠い場所も粗満車。登山センター前の有料駐車場も朝5時過ぎで長蛇の列が出来ており、開門と同時に即満車。非常に厳しい状況であった。

コース状況／危険箇所等

基本的に危険箇所は無いが、稜線では所々崩落箇所がある。
水晶岳付近も岩場があるので、疲労感漂う様な際は注意したい。ヘルメット着用しても良いかもしれない。

写真

8/12 6:41

新穂高登山センター前からスタート

8/12 6:53

ここからしばらくは林道

8/12 7:31

冷気が見えている、時折涼しい風が吹く

8/12 7:41

傾いてる橋から

8/12 7:54

笠新道登山口

8/12 7:54

もう少し進むとわさび平小屋

8/12 7:54

水は綺麗に出ていました

8/12 8:08

わさび平小屋到着

8/12 8:11

果物やトマト、出てました。

8/12 8:11

トマト、甘くて水分たっぷりでした。

8/12 8:15

暑いので、英気を養います。今回の山行は積極利用することにしました。

8/12 8:50

ここから登山道開始

8/12 9:49

この辺りから既に槍が見えます。

8/12 9:52

石段を登っていきます。暑い！

8/12 10:02

秩父沢出合

8/12 10:02

ここで休憩されている方が多いです。沢の水は一番冷たいかもしれない

8/12 12:16

もうひと登りすれば、つく

8/12 12:18

由来がよくわからない

8/12 12:39

鏡平到着、ここまでがしんどい

8/12 12:54

カレー、牛丼、各1000円、コーラ500円

8/12 14:11

昼食後で眠気が、、、

8/12 14:12

弓折乗越までの道、だんだんと雲が湧いてきた

8/12 14:37

乗越に着く頃にはガスで覆われた

8/12 14:55

ガスで展望は無いが、涼しいので助かる

8/12 15:10

8/12 15:27

山荘が見えてきた。テント多い、張る場所あるか不安になる

8/12 15:40

8/12 15:40

木道に出るともうすぐ

8/12 15:51

テントば満員御礼

8/12 17:42

何とか場所を確保、かなり傾いた場所で、テントの中で寝てると身体がずり落ちる。

8/12 17:27

夕食

8/12 17:29

松茸らしいが、あんまり実感なし

8/12 17:42

8/12 17:44

2泊以上の時はコッヘル汚すと面倒なので、カップヌードルリフィルを食べ終わったフリーズドライの袋に入れて食べたが、問題なかった。

8/13 4:49

2日目、日の出と共にスタート

8/13 4:50

どこも立地上、山荘からすぐの所って急登

8/13 4:56

振り返って

8/13 5:20

各種、分岐

8/13 5:20

8/13 5:21

8/13 5:28

巻道

8/13 5:37

8/13 7:18

8/13 7:18

8/13 7:22

三俣蓮華岳と巻道、山荘との分岐、ここから山荘までの下りがなかなかに長い

8/13 7:30

8/13 7:30

8/13 7:45

鷲羽岳

8/13 8:26

まずはテントを設営

8/13 8:26

テント場からの鷲羽岳

8/13 8:31

黒部源流地へ下っていきます

8/13 8:44

8/13 8:46

沢

8/13 8:48

下ります

8/13 8:52

8/13 8:52

8/13 8:54

8/13 8:57

日本じゃないみたい

8/13 8:57

物凄く綺麗な水でした。

8/13 9:02

8/13 9:03

黒部川源流地の標識

8/13 9:04

この辺りの沢から黒部川が始まるのか

8/13 9:06

雲ノ平への方向

8/13 9:06

岩苔乗越への方向

8/13 9:08

8/13 10:02

登っていきます

8/13 10:31

登り切ると、、、

8/13 10:32

岩苔乗越

8/13 10:38

8/13 10:45

目指す水晶岳はまだまだ遠い

8/13 10:45

8/13 10:51

8/13 11:05

8/13 11:21

水晶小屋に到着、休憩は後にして、水晶岳に向かう

8/13 11:31

まだ結構な距離があります

8/13 11:31

黒部湖

8/13 11:41

この辺りから岩場

8/13 11:50

岩場

8/13 12:03

もうすぐ

8/13 12:06

山頂！

8/13 12:09

8/13 12:09

8/13 12:09

パノラマ南方向

8/13 12:09

パノラマ北方向

8/13 12:25

8/13 12:26

劔

8/13 12:31

雲ノ平

8/13 12:31

雲ノ平、アップ

8/13 13:01

下山します

8/13 13:06

水晶小屋まで戻ってきました

8/13 13:24

休憩、力汁1000円、おでん800円、美味しい

8/13 13:34

鷲羽岳、遠い

8/13 13:45

山が奥深い

8/13 14:09

ワリモ岳へ

8/13 14:31

ワリモ岳山頂

8/13 14:33

ワリモ岳山頂

8/13 14:35

このロープは使わない方が歩きやすいかも

8/13 14:35

鷲羽岳への登り返し

8/13 14:51

なかなかに辛い

8/13 15:16

ガスが出始める

8/13 15:16

山頂はガス

8/13 15:18

8/13 15:35

鷲羽池、テントは設営済みで時間はあるので、見に行く

8/13 15:49

下りはゆっくり下って15分ほど

8/13 15:51

8/13 15:54

到着

8/13 15:55

こういう所、個人的に好きなんです

8/13 15:55

8/13 15:58

水は透明です

8/13 16:00

対岸から鷲羽岳

8/13 16:00

良い雰囲気です

8/13 16:01

8/13 16:02

風がなかったりすると鷲羽岳が逆さまに映るらしい

8/13 16:02

8/13 16:03

8/13 16:05

8/13 16:16

来た道を登り返す

8/13 16:23

8/13 17:14

これって積乱雲なのでしょうか

8/13 17:18

降る

8/13 17:23

8/13 17:40

斜面を横に走るのが伊達新道への道

8/13 17:49

山荘前も賑やかでした

8/13 18:23

夕食、小雨が降っているなか夕食の準備、こういう時、シングルウォールは面倒

8/13 18:23

8/13 18:44

夕食

8/13 19:08

3日目、最終日

8/14 4:25

日が昇り始める

8/14 5:06

綺麗です

8/14 5:06

8/14 5:08

8/14 5:12

8/14 5:16

三俣蓮華岳

8/14 5:17

写真ばかり撮って前に進みせん

8/14 5:43

三俣蓮華岳、山頂

8/14 5:43

双六岳に向かいます

8/14 5:47

幻想的

8/14 5:49

8/14 5:53

8/14 5:56

8/14 6:09

8/14 6:09

8/14 6:09

8/14 6:10

8/14 6:11

8/14 6:19

アップダウンがありますが、景色が最高なので苦になりません

8/14 6:45

8/14 6:45

8/14 7:04

双六岳に到着

8/14 7:04

8/14 7:05

山頂

8/14 7:06

山頂から笠ヶ岳方面

8/14 7:06

笠ヶ岳

8/14 7:07

双六小屋に向かって下ります

8/14 7:09

8/14 7:16

8/14 7:19

雲がなければ、槍が見えり場所

8/14 7:20

8/14 7:25

槍穂高の稜線

8/14 8:10

あんかけうどん1000円、おでん800円

8/14 8:42

テント場を過ぎで帰路につきます

8/14 8:47

8/14 9:12

西鎌尾根と中崎尾根

8/14 9:19

西鎌尾根〜槍〜中崎尾根

8/14 9:47

弓折乗越まで向かう。日差しが強い！

8/14 9:55

到着

8/14 10:48

鏡平到着、ここでコーラで休憩

8/14 11:34

下界はまだまだ先

8/14 11:39

シシウドヶ原

8/14 12:34

秩父沢

8/14 13:14

あと少しで登山道も終了

8/14 13:16

8/14 13:19

林道着

8/14 13:36

わさび平小屋、休憩なしで進む

8/14 13:46

笠新道登山口

8/14 14:26

登山ゲート

8/14 14:36

無事、下山完了

8/14 21:01

渋滞する高速道路を何とか走りきり、ステーキで祝杯をあげ帰宅としました。

撮影機器：

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ ポール テント テントマット シェラフ

感想

kuiten

滅多に取れない盆休みが今年は4日間取れたので山行計画を数パターンつくり、最終的に体力や台風の影響等を直前まで考慮し、何とか3日間持ってくれそうだったので、本山行で決行となった。

【1日目】
新穂高登山センターからスタート。車道を10分程歩き、「ホテルニューホタカ」を側から林道となる。左俣林道は右俣林道に比べて傾斜が緩いので歩きやすい。朝7時前から既に熱く苦しい山行が予測される。時より壁から吹き出る冷気に喜びながら1時間程で「わさび平小屋」に到着。トマトとジュースで英気を養い出発。
30分程で「小池新道登山口」となり、ここから登山道となる。極力足に負担の掛からないように一定のペースで登っていく。整備された石段が多く歩きやすい。
3時間半程で「鏡平小屋」に到着し、カレーとコーラで昼食とする。
昼食後、「弓折乗越」まで急坂を登るが、疲労と食後の影響で急激な眠気に襲われ、日陰で10分程仮眠を取る。その後、乗越手前でガスが出始める。
「弓折乗越」〜「双六小屋」間は、アップダウンを数回繰り返す。この頃には足に疲労が出始めているので辛いが、高低差自体は大したことはない。
双六岳に到着するが、テント場は粗全て埋まっており、張る場所が無い。なんとか隅っこの場所を確保するが、石が非常に多く、かなり傾いており、厳しいテントサイトとなった。テント内で寝転ぶと、まっとからずり落ちる程の傾きであったが、疲労感満載の為、寝転ぶなり10秒ほどでご就寝となった。

【2日目】
朝3時起床、4時50分出発。既に多くの方が出発準備や、朝日を拝んでおり、小屋前は賑わっている。起床後直ぐはあまり胃に入らないので、軽めのリーズドライを朝食として、出発後、随時残りの朝食を口に入れるようにした。
往路は時間優先にて「巻道」にて「三俣山荘」へ。「三俣山荘」到着後は、まずテントを設営し、最低限の装備を持って、「水晶岳」へと向かう。
行きは「黒部源流地」経由の為、綺麗な小川沿いに下って行く。源流地周辺は非常に美しい場所で、一見の価値がある。「雲ノ平」と「岩苔乗越」の分岐からは上りとなる。なかなかに辛い登りだが頑張るしか無い。
「岩苔乗越」に上がると、「水晶岳」が見えるが、"遠い"...。空には薄い雲が出始め、山頂からの景色を楽しみに、ガスが枠までに間に合うよう少し急ぎ足で水晶岳を目指す。水晶岳付近は”岩場”となり、油断すると大事故となる箇所もあるので、気が抜けない。
山頂からは360度のパノラマとなり、絶景を堪能し、15分程休憩した後下山とする。
帰りに「水晶小屋」に寄り、「力汁」と「おでん」で昼食とする。
「ワリモ岳」と「鷲羽岳」の登りは辛いが、ガスで覆われる前に「鷲羽池」に行きたいので頑張る。
「鷲羽池」は鷲羽岳から「三俣山荘」に向かって少し下ったところから左に降りていく。ゆっくり下って15分程。ここは天候によっては、鷲羽岳が水面に映るようだが、今日はあまり映らなかった。この池、沢が流れ込むわけでも無いのに、枯れることなく不思議である。湖畔を1週し、稜線へと登り返すころには、完全にガスが出始め、雷鳴も遠くで聞こえ始めたので、急ぎテントまで戻ることにします。
テントに入ると程なくして激しい夕立となる。雨の中、テント内で夕食を済ませ、7時頃就寝。

【3日目】
最終日は下山のみ。2時40分起床、4時25分出発。「三俣山荘」〜「分岐」までが長い。朝日を振り返りながら、ゆっくり目のペースで登っていく。
帰りは「双六岳」からの槍の展望を期待して、「稜線ルート」を選択。途中、常に左側にはガスに見え隠れする槍穂高の稜線を堪能しがら、進んで行く。
双六岳山頂は、山荘からピストンの方も多く賑わっていた。楽しみの槍の展望はガスが晴れず拝めなかった。
双六山荘で「あんかけうどん」と「おでん」で栄養補給。山荘からの稜線まで登り返し、弓折乗越から鏡平小屋を経て下山とした。



この時期の登山は初めてだったので、まず人の多さに驚いた。新穂高の駐車場は鍋平等を含め粗全て満車、登山道のすれ違いも非常に多く、各テント場も定員をオーバーしており、到着が遅いと張る場所が無くなる。

行程が長く暑さによる体力切れ等を懸念し、今回は山荘での食事も積極的に活用し、朝晩はテント内でフリーズドライとし、昼食や休憩は小屋で取ることにした。

また、疲労が溜まらないようにゆっくりと一定のペースで歩くなど、歩き方にも意識をした結果、体が悲鳴を上げることもなく無事に歩ききることが出来た。

これまではザックの重さに身体が負けていたが、5月より始めた筋力トレーニングの効果が少しずつ現れてきたようにも思った。

憧れの水晶岳に無事登頂でき、3日間どっぷりと山に浸り非常に幸せな時間を過ごすことが出来た。帰宅後の終わってしまった寂しさは新しい山行で埋めるしかない。次の計画を練り始めるとしよう。