豪雨と強風の白馬岳
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- GPS
- 15:36
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,983m
- 下り
- 1,733m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 7:20
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:45
天候 | 1日目 大雨 2日目 大雨のち晴れ 3日目 雨・霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓は、だいぶ短くなっているのだと思う。雨と霧で、全体がよくわからないが、ベンガラが途中で切れていたり、急に現れたりとコース取りに悩んだ。雨と強風の中、強行したので、大雪渓が終わってからの登山道で、雪解け水と雨水がものすごい勢いで流れ、いつ鉄砲水が落ちてこないかと、恐ろしかった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ポール
|
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感想
東京を出発前から、天気予報が、芳しくないので、中止にしようかと迷っていた。白馬に前泊するので、ひと先ず出発して現地で様子を見ることにした。1日目早朝、まだ雨は降っていないが、予報は雨。白馬尻まで行ってみることに。せっかくアイゼンを持って来たのだから、大雪渓をちょっと経験して引き返す可能性を含めながら、登って行くうちに、大雪渓の取り付け点に到着。大雪渓がだいぶ短くなっているため、その時点でかなり登ってきたことを確認。ここまで来たら、山荘まで行く方が楽と考え、引き返さないことを選択。これが間違いの始まりだった。大雪渓自体は、それほど苦も無く登り切ったが、事前に調べていた通り、その先がなかなかの急登。しかも次第に雨の降り方が強くなり、登山道が沢状態。ゴーと音を立てて流れていく雪解け水を横目に、滑りやすくなったガレ場の急坂を慎重にゆっくり進む。ここまで来て、引き返すことなど、考えられなくなる。頂上宿舎が見えてからの最後の急登に入ったところで、猛烈な風に体を持っていかれそうになる。思い切り前傾姿勢で登る。尾根に出るとさらに雨・風が強くなったが、危険な道ではなかった。やっと目的地の白馬山荘に到着し、山荘に常駐の山岳パトロール隊の方に翌日の下山コースを相談したところ、こんな天気で山に入ることが誤りだと叱られた。大人になって人様から叱られたのは初めてかもしれない。ごもっともな意見を聞き、大反省。翌日も天気が悪いので、連泊し、終日、山荘で過ごした。無理をすれば、下山できないこともなかったが、山岳パトロール隊の方のお言葉を思い出し、ここは自重した。その結果、2日目は、雨はやんだが強風の中、山頂までの往復することができ、北アルプスの山々をゆっくり眺めることができた。幸い3日目は、風もだいぶ収まったので、計画通りの白馬大池経由の尾根道での下山ができた。「悪天候がわかっていて、登山をしようとする人たちは、家を出る時に、もうすでに遭難している。」という山岳パトロール隊の方のお言葉が胸にしみた。登山は、結果オーライではない。冒険でもない。ごもっともなありがたいお言葉をたくさんいただき、反省と感謝の山行となった。
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