和名倉山(三ノ瀬ルート)・藪漕ぎパラダイス

2019年09月10日(火) [日帰り]

• GPS: 08:46
• 距離: 20.6km
• 登り: 1,294m
• 下り: 1,293m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:11
• 休憩: 0:35
• 合計: 8:46

距離 20.6km 登り 1,294m 下り 1,297m

7:52 将監登山道入口
8:15 8:20 牛王院下
9:29 9:30 牛王院平(牛王院北)
9:39 9:40 山ノ神土
10:17 リンノ峰
10:42 10:43 西仙波
10:54 10:55 東仙波
11:21 吹上ノ頭
11:40 八百平
11:50 川又分岐
12:07 12:08 二瀬分岐(二瀬・山頂・仙波方面)
12:22 12:24 和名倉山
12:39 二瀬分岐(二瀬・山頂・仙波方面)
12:48 12:49 川又分岐
13:02 13:08 八百平
13:29 吹上ノ頭
13:59 14:02 東仙波
14:16 14:22 西仙波
14:39 リンノ峰
15:18 15:19 山ノ神土
15:24 15:26 牛王院平(牛王院北)
16:12 16:16 牛王院下
16:38 将監登山道入口

天候

晴れのち雷雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

将監峠の登山口までバイク

コース状況／危険箇所等

牛王院平から稜線に出るまではほぼ完全に登山道が消失しており、とにかくクマザサの藪漕ぎ！和名倉山に近づいてからの稜線上の平坦地も倒木などで踏み跡が消失しており、ルートファンディングの技術は必須

写真

登山口。ここのコーナーの路肩にバイクを止め、登山支度

登山後すぐになにやら古めかしい車の残骸が…

しばらくはフラットダートな林道

車が入れるのはここまで。もっとも、登山口の段階で一般車は進入禁止なのですが

洗い越しもあったり

30分弱で、牛王院平への登山道と、将監峠への林道の分岐。距離的に短い牛王院平コースを選びます

愚直な登りが続きます

途中で、国土地理院の地図に無い、将監峠への分岐アリ。最初は間違えてこっちのルートに進んでしまいました

その分既地点に戻る。右が将監峠へのトラバースルート、左が牛王院平への登山道

全体的に倒木が多いです

牛王院平は行程中最も気持ちの良い地点。笠取山と雰囲気似てるかも？

ベンチ代わりになる切り株多数

牛王院平を過ぎると、両脇のクマザサが登山道を覆い始めます

ひざ下位ですが、やがて道を完全に覆うように。この時点でプチ藪漕ぎ

地図に無い分岐が多く、踏み跡も同じくらいで、地図がないと迷います

笠取山への縦走路との分岐

で、和名倉山へのルートを通ると…ここから壮絶な藪漕ぎ

はい、はっきり言って全く道が分かりません。GPSを頼りにそれっぽい所をひたすら藪漕ぎしていきます

尾根を一つトラバースすると、なんとか道っぽい跡が

でもやっぱり腰上までの藪漕ぎは続く…

でっかいサルノコシカケ

崩落地点も多いので十分に注意しましょう

西仙波。腰を下ろすスペースもあり、休憩好適地

東仙波まではややキツイ岩登り

東仙波。看板がどっかにいっちゃった…

ここまでの稜線を振り返る

ここからは比較的気持ちのいい稜線歩きが続きます

登山道に沿って敷かれた金属製のワイヤ。林業慣例の遺構でしょうか

倒木が実に多い…

この辺りでは踏み跡が完全に消えます。ルートファインディングの技術要

よーやく川俣分岐。このあたりから雷雨に

右から読むって…いつの時代の看板？

二瀬分岐

地味に山頂まで距離があります

よーやく山頂。知ってはいましたが展望ゼロ…しかも土砂降り。昼飯も食わず引き返します

いちおう三角点はある

他にも登山コースはあるようですが…踏み跡皆無

帰り道、雨雲の隙間から。天気が良ければ絶景なんでしょう

基本的には気持ちの良い稜線歩き。仙波までは

雷雨の合間に見える虹がせめてもの救い

藪を再度かき分け、登山口に戻るまでとうとう雨でした。9時間近くかかった…

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ 携帯トイレ

備考

秘峰とは言え、200名山のメインルートでここまで登山道が消失しているとは想定外…
山頂付近から雷雨にみまわれたのも影響大

感想

seki_zu

いや〜、秘峰扱いとは言え、200名山クラスのメイン登山ルートでここまで登山道が消失してるとは思いませんでした。
登山道が消失してる牛王院平〜西仙波の地点は展望もないため、藪漕ぎの体力と防水ズボン、地図とコンパス、あるいはGPSは必須。
行程も往復20km超えるため、日が長い時期に早朝から登り始めないと、日帰りは辛いかもしれません。まぁ途上にはテントを張れるような平坦地は豊富なのですが、水場がないためテン泊も苦労するでしょう(そもそもテントを張っていいのかが不明)。将監小屋に泊まったところで藪こぎは避けられません。
登山口と山頂の絶対標高差はさほどでもありませんが、細々とした登り返しも多く、累積標高差は1500m近くになります。
日帰りならとにかく体力勝負の山。
山頂自体には展望はありませんが、道程は景色がいい地点は多いです。
天気がよければ将監小屋に寄ってみたかったです。