木曽駒ヶ岳&宝剣岳(福島Bコースでプチ滑落と道迷い)
- GPS
- 12:00
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,790m
- 下り
- 1,791m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八合目から九合目まで残雪多いので滑落と道迷いに注意。(今回まさに実感) 特に玉ノ窪小屋直下は北斜面のためか雪質固めで傾斜きついので、軽アイゼンでなく前歯付アイゼンがベター。 |
写真
感想
前日まで
新しく購入したテントの試しに梅雨の晴れ間を狙って、土日に木曽駒ケ岳を計画。
しかし日曜日は雨の予報だったので土曜日の日帰りに変更。
当日
1時に家を出て4時頃に駐車場に到着。
駐車場には車無かったが、歩き始めてすぐテン泊していた人が二人いて、今日駒ヶ岳に登るとのこと。
(実際この人たちに会うとことが無く、雪渓に踏み跡も無かったので途中で引き返した模様)
寝不足で調子が出ないが、道も整備されていて八合目までは全く問題無し。
八合目から雪渓のトラバースが増え、軽アイゼンを装着。
玉ノ窪山荘直下付近にて目印のテープを完全見失い、間違って駒ヶ岳山頂直下のザレ場を進む。
途中で遠くに正しい道が見えたが時すでに遅く、そのまま岩場とハイマツの上を進む。
途中の稜線上の登山道に合流し、駒ヶ岳山頂に到着。
これまで誰一人会うことは無かったが、山頂は千畳敷方面からの人が多数。
この時点で時間的に余裕があったので、岩登りと山頂でに写真を目的に宝剣岳まで足を延ばす。
帰りは駒ヶ岳の巻き道経由で玉ノ窪山荘へ。
山荘直下の雪渓を下っている途中で足を滑らせ、20〜30m滑落。
ストックを刺したがなかなか止まらず、木の中に突っ込み、擦り傷を負いながらもなんとか停止。
6月の雪なので軽アイゼンで十分と思っていたが、北斜面なのでそれなりに固かったのが原因。
気を取りなおしてテープを頼りに雪渓を進むが、テープを見失う。
少しパニックになり、沢の音が聞こえる方へ降りようとしたが、「迷った時は元の位置に戻る」の鉄則に従い、落ち着いてなんとかテープを発見。
その後の長い雪渓のトラバース箇所でも、テープを見失い、ここでは30分以上をロス。
テープは見つからなかったが、消えかけた朝の自分の踏み跡を頼りに、下山路にたどり着く。
コースタイムから大幅に遅れて、八合目に到着し、その後は順調に下山。
今日はルート上誰にも会うことは無いかと思ったが、六合目付近でワンゲル部と思われる高校生(たぶん)の集団に遭遇。
今日は避難小屋に泊り、明日駒ヶ岳に行くとのこと。(日曜日は天気悪かったが無事行けたかな)
その後も順調に高度を下げ、行きは苦にならなかった林道を歩き、出発から12時間後に駐車場に無事到着。
梅雨の晴れ間で天候には恵まれたが、いろいろと考えさせられる山行となった。
今回の教訓
・6月の雪といっても、急こう配を登り降りする場合は前歯付アイゼンが必要な場合あり。
・道に迷った時はパニックならず、とにかく分かる所まで戻り、気持ちを落ち着かせてから、目印となるものを再び探す。
絶対に谷に下りてはいけない。
・残雪期にマイナーな山(もしくはルート)を登る場合は、無雪期に一度登ったことのある山(もしくはルート)にすべき。
コメント
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nobuharuさん、こんにちは。
ご無沙汰しております。
着々と山行を重ねていらっしゃいますね〜
まだ中央アルプスは歩いたことがないので、興味深くレコを拝見しました。
千畳敷からの人の多さに臆して何となく近づけなかったのですが、確かにこのコースだと静かに歩けそうですね。
目前に迫る御嶽山がカッコイイですし
私も単独行が多いもので、教訓は大いに参考になりました。
楽しみつつも、肝に銘じたいと思います。
ありがとうございました
lynx1218さん、こんばんは。
レコ訪問ありがとうございます。
挑戦的な登山を取るか、安全な登山を取るかは難しいところですが、単独だとついつい前者を取ってしまいますね。
ところでいよいよ夏山シーズンですね。
私は7月の会社の連休を使って、立山〜薬師岳の縦走を計画中です。(夏山限定の山仲間が7月に結婚するのでまた単独ですが・・・)
lynxさんのご予定は?
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