記録ID: 2081978
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
焼岳・西穂高
2019年09月15日(日) ~
2019年09月16日(月)
![情報量の目安: A](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 32:13
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 2,030m
- 下り
- 2,111m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:54
2日目
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 8:36
15:10
ゴール地点
07:00平湯の登山口から入山した。 ここの駐車場は駐車場というより山道の待避エリアといった感じで台数が少ない。 朝早く行かないと遠くに停めさせられることになるため, 要注意である。 また, 釜トンネルの入り口にある旧中ノ湯ルートは廃道になっているため通れないとのこと。
比較的整った道を歩いて登っていくと, 焼岳が見えてきた。 登山道から見えるのは南峰だと思われた。 有毒ガスのため入山は禁止である。 さらに歩くと, 南峰の右に北峰が見えてきた。 ふと振り返ると雄大な景色が見えた。 登山道から見えるのは南の方角なので, 乗鞍岳だろうか。
峰が近づくにつれ, 上り坂が急になってきた。 次第に頂上方面から噴煙が上がっているのが見えてきて, 火山であることが実感できた。 同時にほんのりと硫黄の香りがし始めた。
09:30焼岳北峰山頂に到着。 南峰と火口湖が見えた。 天気は快晴であり, 西側には笠ヶ岳が, 東側には上高地が見えた。 奥穂方面に川が蛇行していた。 笠ヶ岳はまさに笠のような形をしていて, 目立ってわかりやすかった。
このあたりでうっかり登山道を外れてしまい, 噴煙の近くに近づく。 岩の割れ目から硫黄を含んだ水蒸気が出ているのであろう, 臭い。 おそらく水蒸気が通り続けている影響で岩がもろいため, 慎重にルートに引き返した。
10:20焼岳を後にした。 進むにつれて穂高の全景が明らかになってきた。 さらに奥に槍ヶ岳が見えた。 その後, 縦走路に入った。 割となだらかで歩きやすく, 風光明媚な風景が続き, 気持ちよかった。
11:45焼岳小屋に到着。 行動食を食べ, 登山バッジを入手。
焼岳小屋を出発すると, まわりは木が生い茂り始め, 風景は少し残念な感じになった。 続いて, なだらかな尾根を登った。 時折見える上高地を挟んで向こうにあるのは霞沢岳だそうだ。
14:51西穂山荘に到着。 腹も減り始めていたので, 焼きおにぎりとおでんを食べた。 名物の西穂ラーメンは14時か15時までで, 結局食べられず。 17:30に夕食。 エビカツがプリプリでおいしかった。
---------------------------------------------------------------
翌06:34山荘を後にし, 西穂高方面に向かった。 西穂丸山までは比較的なだらかなルートであった。 丸山からは次第に険しくなり, 足下に石が多くなる。 最後にガレ場を登ると, 独標に到着 (07:30)。
西穂独標は11峰あるうちの最初のピークとのこと。 ここからは岩登りが連続し, 危険度が上がってきた。 登っているときは割と気付かないが, 振り返ると滑ったら奈落の底のような道をよじ登っていたことがよく分かり, 少し怖くなった。
08:15 ピラミッドピークに到着。 一息つく。 雲海が広がっており, 良い景色である。
西穂高山頂が近づくにつれ, 道はどんどん険しくなった。 ガレガレの道だ。 滑落だけでなく落石にも気をつけないといけない。 幸いにも凹凸があるので三点支持...三点支持と唱えながら一歩一歩確実に登っていく。 かなり最後の方になってだが, 上の方でガレ場を登っていた人のところからソフトボール大の落石が落ちてきた。 「ラクー!!!」と叫んで身を縮める。 小さい落石がズボンをかすって落ちていっただけであったが, かなり肝が冷えた。
09:45西穂高山頂に登頂。 天気は快晴であり, 笠ヶ岳や上高地がよく見渡せた。 錫杖岳や笠ヶ岳の周囲は雲海になっていた。 奥穂高方面はかなりゴツゴツして険しい風景であり, 一目見ただけで難所と分かった。 馬の背やジャンダルムは一度滑落したら怪我ではすまないとのこと。
そうこうしている間にうっすらとガスがかかり始めたため, 手早く行動食を胃に収め10:15下山開始。 山頂直前の急登は下りでより怖さを増していた。
12:30西穂山荘に帰ってくる。 名物の西穂ラーメンにありつく。 とてもおいしかった。
13:30下山開始。 このあたりからガスが多くなってくる。 上高地から西穂山荘へのルートはかなりメジャーなもので, とても整備されていた。
15:10に下山。 上高地に来るのはもう5回目くらいだが, 本当に美しいところである。
バスターミナルまで木道を歩いて行き, タクシーで中ノ湯登山口に向かった。
比較的整った道を歩いて登っていくと, 焼岳が見えてきた。 登山道から見えるのは南峰だと思われた。 有毒ガスのため入山は禁止である。 さらに歩くと, 南峰の右に北峰が見えてきた。 ふと振り返ると雄大な景色が見えた。 登山道から見えるのは南の方角なので, 乗鞍岳だろうか。
峰が近づくにつれ, 上り坂が急になってきた。 次第に頂上方面から噴煙が上がっているのが見えてきて, 火山であることが実感できた。 同時にほんのりと硫黄の香りがし始めた。
09:30焼岳北峰山頂に到着。 南峰と火口湖が見えた。 天気は快晴であり, 西側には笠ヶ岳が, 東側には上高地が見えた。 奥穂方面に川が蛇行していた。 笠ヶ岳はまさに笠のような形をしていて, 目立ってわかりやすかった。
このあたりでうっかり登山道を外れてしまい, 噴煙の近くに近づく。 岩の割れ目から硫黄を含んだ水蒸気が出ているのであろう, 臭い。 おそらく水蒸気が通り続けている影響で岩がもろいため, 慎重にルートに引き返した。
10:20焼岳を後にした。 進むにつれて穂高の全景が明らかになってきた。 さらに奥に槍ヶ岳が見えた。 その後, 縦走路に入った。 割となだらかで歩きやすく, 風光明媚な風景が続き, 気持ちよかった。
11:45焼岳小屋に到着。 行動食を食べ, 登山バッジを入手。
焼岳小屋を出発すると, まわりは木が生い茂り始め, 風景は少し残念な感じになった。 続いて, なだらかな尾根を登った。 時折見える上高地を挟んで向こうにあるのは霞沢岳だそうだ。
14:51西穂山荘に到着。 腹も減り始めていたので, 焼きおにぎりとおでんを食べた。 名物の西穂ラーメンは14時か15時までで, 結局食べられず。 17:30に夕食。 エビカツがプリプリでおいしかった。
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翌06:34山荘を後にし, 西穂高方面に向かった。 西穂丸山までは比較的なだらかなルートであった。 丸山からは次第に険しくなり, 足下に石が多くなる。 最後にガレ場を登ると, 独標に到着 (07:30)。
西穂独標は11峰あるうちの最初のピークとのこと。 ここからは岩登りが連続し, 危険度が上がってきた。 登っているときは割と気付かないが, 振り返ると滑ったら奈落の底のような道をよじ登っていたことがよく分かり, 少し怖くなった。
08:15 ピラミッドピークに到着。 一息つく。 雲海が広がっており, 良い景色である。
西穂高山頂が近づくにつれ, 道はどんどん険しくなった。 ガレガレの道だ。 滑落だけでなく落石にも気をつけないといけない。 幸いにも凹凸があるので三点支持...三点支持と唱えながら一歩一歩確実に登っていく。 かなり最後の方になってだが, 上の方でガレ場を登っていた人のところからソフトボール大の落石が落ちてきた。 「ラクー!!!」と叫んで身を縮める。 小さい落石がズボンをかすって落ちていっただけであったが, かなり肝が冷えた。
09:45西穂高山頂に登頂。 天気は快晴であり, 笠ヶ岳や上高地がよく見渡せた。 錫杖岳や笠ヶ岳の周囲は雲海になっていた。 奥穂高方面はかなりゴツゴツして険しい風景であり, 一目見ただけで難所と分かった。 馬の背やジャンダルムは一度滑落したら怪我ではすまないとのこと。
そうこうしている間にうっすらとガスがかかり始めたため, 手早く行動食を胃に収め10:15下山開始。 山頂直前の急登は下りでより怖さを増していた。
12:30西穂山荘に帰ってくる。 名物の西穂ラーメンにありつく。 とてもおいしかった。
13:30下山開始。 このあたりからガスが多くなってくる。 上高地から西穂山荘へのルートはかなりメジャーなもので, とても整備されていた。
15:10に下山。 上高地に来るのはもう5回目くらいだが, 本当に美しいところである。
バスターミナルまで木道を歩いて行き, タクシーで中ノ湯登山口に向かった。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂独標より先は岩登りが多く, 難易度が上がる。 ガレガレのため落石の可能性もあり, ヘルメットがあった方が良い。 ※ヘルメットは西穂山荘でレンタル可 |
その他周辺情報 | 平湯温泉 (前泊), 白骨温泉 (後泊) |
写真
平湯の登山口から入山する。 ここの駐車場は駐車場というより山道の待避エリアといった感じで台数が少ない。 朝早く行かないと遠くに停めさせられることになるため, 要注意。
また, 釜トンネルの入り口にある旧中ノ湯ルートは廃道になっているため通れない。
また, 釜トンネルの入り口にある旧中ノ湯ルートは廃道になっているため通れない。
このあたりでうっかり登山道を外れてしまい, 噴煙の近くに近づく。 岩の割れ目から硫黄を含んだ水蒸気が出ているのであろう, 臭い。
おそらく水蒸気が通り続けている影響で岩がもろいため, 新潮にルートに引き返す。
おそらく水蒸気が通り続けている影響で岩がもろいため, 新潮にルートに引き返す。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | ヘルメットが有った方が良かった。 |
感想
急登かつガレガレの道があり, 落石も実際にあったのでヘルメットはせめて山荘で借りて行くべきだった。
三点支持は岩登りの基本であるが, 最重要だと再認識できた。
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