戸隠の海の日伝説
- GPS
- 11:16
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,347m
- 下り
- 1,347m
コースタイム
6:48 戸隠奥社(登山届記入・提出)/7:00頃発
7:45 百間長屋
7:55 西窟/8:00頃発
8:45 蟻の塔渡り&剣の刃渡り
9:00 八方睨/9:20頃発
11:46 本院岳/12:08発
14:27 八方睨
14:44 戸隠山山頂/14:50発
14:55 八方睨
15:10 剣の刃渡り&蟻の塔渡り
16:20 百間長屋
16:58 戸隠奥社
17:30頃 戸隠神社駐車場
天候 | 晴れ 稜線はガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
路線バスも出ているようですが、本数はとても少ないみたいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・奥社から百間長屋までは危険箇所は特になし。 ・百間長屋から八方睨までは岩と鎖が連続。鎖場は1区間の長い場所が多いので、集中力を切らさないようにするのも必要。 ・蟻の塔渡りと剣の刃渡りのナイフリッジ部分には鎖はなし。巻き道には鎖があるが、足場が不安定で下が切れ落ちて危険な箇所もあるので、どの道も神経を使う。 ・八方睨から本院岳の間は、ぬかるみの急坂のアップダウンが連続。あるいは土崖上のトラバースのどちらか。崖のトラバースは足元が外側に向かって下向きに傾いていたりして歩きにくい。 鎖やロープはほぼなく(あっても芯が出ていて今にも切れそうなロープ程度)、土に生えた草や笹を掴むことが多かった。 掴む草や笹はしっかりとしたものを選んで(生えたてのもの、生えて1年位しか経っていないものはNG)幾束にもして掴まないと、体重をかけた時点で抜けたり切れたりすることがあるので注意!(実際、登っていたときに自分の掴んだ草がブチリと切れて斜面を転げ落ちました) |
写真
感想
前日2日間の西穂ー奥穂縦走が無念の撤退に終わり、欲求不満のメンバー達。
「3日目の天気の良さはほぼ確定なのに、このまま東京に戻ってしまうなんて悔やんでも悔やみきれない!!」
どこか良い山はないかと検討した結果、「戸隠山の蟻の塔渡りと剣の刃渡りなら、きっとジャンダルムに劣らぬスリルと楽しさが味わえるに違いない」という意見で戸隠山に登ることに決めました。
2日目の夜に笹ヶ峰の小屋まで移動し、山行行程を計画。
登山地図を眺めていると、「本院岳」という聞くからに立派そうなピークを見つけました。標高も2030mと戸隠山の1904mよりも高いので、どうせ登るのならこのピークも踏もうという事に。
戸隠奥社から八方睨へ出て、本院岳までのピストン、戻って戸隠山山頂までピストン、その後また八方睨へ戻って奥社へ下るという行程にしました。
計画では行動時間は7時間半と見ていましたが、実際は6時過ぎスタート、17時半ゴールという長い行程となってしまいました。
原因は参考にしていた登山地図が相当古く(恐らく1990年以前のものと思われる)、コースタイムがとても短く書かれていた点だと思います。
特に八方睨と本院岳の往復は、予定では約3時間で済むと見ていたのに、実際は5時間半近くかかっていたのでした。
先人がいかに健脚だったのか、それとも道がもっとしっかりしていたのかはわかりませんが、参考にする地図は最新のものにするべきだったいう事は明らかでした。
八方睨から本院岳までの道のりは、嫌らしい高巻きがずっと続いているような感じで5時間半ずっと気が抜けませんでした。
暑い日ざしが照りつける中、無数の虫に付きまとわれ、泥でぬかるんだ急坂を転げ落ちたりと多難の続くルートでした。
大変な思いをしてたどり着いた先は、何にもないただの小ピーク。
「本院岳」なんてたいそうな名前、誰が付けたんだ!と責める気持ちでまた同じ道を引き返しました。
戸隠山の山頂で標識が見れて本当に良かったです。
何だかんだ言いつつ、戸隠山は、蟻の塔渡りや沢山の岩場はもちろん、豊かな緑や綺麗な花に囲まれ、色々な要素を楽しめる素敵な山でした。
汗と泥にまみれながら、アツい海の日らしい山登りができました。
これでジャンダルム越えも怖くない!・・・かな?
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する