記録ID: 2094513
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無雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原
伊吹山
2015年08月29日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,156m
- 下り
- 1,142m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 8:17
17:46
2015年, 学生だった頃の話である。 (高校時代の石鎚山を除くと)本格的な登山としては2回目と言うことになる。 今回は前回白木山で迷った教訓を活かし, ちゃんと地図を持参し, コースタイムを書き込むペンと紙も用意した。
ただ, 何かを完璧にしたかと思うと他の何かが抜けるのが自分の悪いところである。 食料は現地調達を考えていたが, 米子駅に着いた時点で所持金は1000円。 流石に足りないと思い, 近くにコンビニがないか探すことにした。
GoogleMapで探してみると結構歩かないといけないことが分かり, 食料がなくても大丈夫だろうと思って在来線に乗り込む。 狂気の沙汰である。
近江長岡駅から登山の装備をした人とタクシーに乗り合わせ, 登山口に向かう。 料金は1200円くらいだったと思う。 割り勘したため-300円, 入山料として-300円。 残金は400円になってしまった。
09:29 入山。 折しも天気は小雨。 当時は登山グッズ三種の神器についてすら知らず, 雨具らしい雨具は折りたたみ傘のみであった。 傘は途中まで差していたものの, 片手が塞がり流石に危険と思ったので, すぐに無用の長物と化してしまった。 霧雨は1合目を過ぎたあたりから止んだものの, 日頃の運動不足から汗だくになりながら登っていく。
樹林帯を抜けると, 1合目の標識。 このあたりから視界がパッと開け, 麓が見渡せるようになる。 山麓や出会う草花の写真を撮りながら登っていく。
3合目あたりから足下に石が多くなり始め, さらにヒイヒイ言いながら登ることになる。 正直今と体力のレベルはそんなに変わらないはずだが, おそらくペースがぐちゃぐちゃだったせいだろう, かなりキツかった記憶がある。 この辺で持ってきたお茶のペットボトルが空になる。
11:20 5合目着。 山小屋を見つけて大喜びし, 喉から手が出るほど欲しかったポカリを買って休憩する。 所持金残り200円。
11:46 6合目の避難小屋を過ぎたあたりから高度感が増し, 山麓の景色も角度が広がってくる。 天気は曇りであったが, 日差しを遮り, かつ景色が見渡せるほどであったのは暁光と言うべきであっただろう。 このあたりから琵琶湖も見渡せるようになってくる。
12:26 8合目を過ぎたあたりからガスが濃くなってくる。 山頂は霧の中であり, 景色は駄目だろうなと思いつつも, 植物の写真を撮りながら登り続ける。
13:04 山頂に到着。 山頂は車で伊吹山ドライブウェイから来た観光客の方が多く, 大いに賑わっていた。 ソフトクリームを買って食べ, ガスが晴れるまで待つことにする。 ここで所持金が尽きる。
と, 山頂近くに風化して丸くなったのであろう, 古びた石像を見つける。 日本武尊 (ヤマトタケルノミコト)だそうだ。 伊吹山は初めて日本武尊が敗北を喫した場所だとのことである。 伊吹山は他にも酒呑童子の鬼伝説もあり, 故事に事欠かない。 話が脱線するが, 東方シリーズにも酒好きの伊吹萃香というキャラクターがいる (可愛い)が, 酒呑童子がモデルなのだろうか。
14:30頃だろうか, しばらく待っているとガスは晴れ初め, 次第に景色が見渡せるようになってくる。 山頂近くにはお花畑があるため, 景色の写真を撮りつつ一周してみることにする。 残念ながらお花畑の花はあまり咲いていなかったが, 琵琶湖や米原市, 上ってきた登山道など見渡すことができた。
15:30まで粘り, 空きっ腹を抱えて下山開始する。 下山には結構気を遣ったもので, 登るときより下るときの方が難しいと言うことを思い知らされる。 所持金も残っていないため, 何も飲まず食わず黙々と歩き続け, 17:46, ようやく下山を果たす。 お腹はペコペコである。
近くのコンビニになんとかたどり着き, 食料を買い込んでジョイいぶきに向かう。 コンビニとATMがあれほど神々しく見えたのは初めてだろう。
ただ, 何かを完璧にしたかと思うと他の何かが抜けるのが自分の悪いところである。 食料は現地調達を考えていたが, 米子駅に着いた時点で所持金は1000円。 流石に足りないと思い, 近くにコンビニがないか探すことにした。
GoogleMapで探してみると結構歩かないといけないことが分かり, 食料がなくても大丈夫だろうと思って在来線に乗り込む。 狂気の沙汰である。
近江長岡駅から登山の装備をした人とタクシーに乗り合わせ, 登山口に向かう。 料金は1200円くらいだったと思う。 割り勘したため-300円, 入山料として-300円。 残金は400円になってしまった。
09:29 入山。 折しも天気は小雨。 当時は登山グッズ三種の神器についてすら知らず, 雨具らしい雨具は折りたたみ傘のみであった。 傘は途中まで差していたものの, 片手が塞がり流石に危険と思ったので, すぐに無用の長物と化してしまった。 霧雨は1合目を過ぎたあたりから止んだものの, 日頃の運動不足から汗だくになりながら登っていく。
樹林帯を抜けると, 1合目の標識。 このあたりから視界がパッと開け, 麓が見渡せるようになる。 山麓や出会う草花の写真を撮りながら登っていく。
3合目あたりから足下に石が多くなり始め, さらにヒイヒイ言いながら登ることになる。 正直今と体力のレベルはそんなに変わらないはずだが, おそらくペースがぐちゃぐちゃだったせいだろう, かなりキツかった記憶がある。 この辺で持ってきたお茶のペットボトルが空になる。
11:20 5合目着。 山小屋を見つけて大喜びし, 喉から手が出るほど欲しかったポカリを買って休憩する。 所持金残り200円。
11:46 6合目の避難小屋を過ぎたあたりから高度感が増し, 山麓の景色も角度が広がってくる。 天気は曇りであったが, 日差しを遮り, かつ景色が見渡せるほどであったのは暁光と言うべきであっただろう。 このあたりから琵琶湖も見渡せるようになってくる。
12:26 8合目を過ぎたあたりからガスが濃くなってくる。 山頂は霧の中であり, 景色は駄目だろうなと思いつつも, 植物の写真を撮りながら登り続ける。
13:04 山頂に到着。 山頂は車で伊吹山ドライブウェイから来た観光客の方が多く, 大いに賑わっていた。 ソフトクリームを買って食べ, ガスが晴れるまで待つことにする。 ここで所持金が尽きる。
と, 山頂近くに風化して丸くなったのであろう, 古びた石像を見つける。 日本武尊 (ヤマトタケルノミコト)だそうだ。 伊吹山は初めて日本武尊が敗北を喫した場所だとのことである。 伊吹山は他にも酒呑童子の鬼伝説もあり, 故事に事欠かない。 話が脱線するが, 東方シリーズにも酒好きの伊吹萃香というキャラクターがいる (可愛い)が, 酒呑童子がモデルなのだろうか。
14:30頃だろうか, しばらく待っているとガスは晴れ初め, 次第に景色が見渡せるようになってくる。 山頂近くにはお花畑があるため, 景色の写真を撮りつつ一周してみることにする。 残念ながらお花畑の花はあまり咲いていなかったが, 琵琶湖や米原市, 上ってきた登山道など見渡すことができた。
15:30まで粘り, 空きっ腹を抱えて下山開始する。 下山には結構気を遣ったもので, 登るときより下るときの方が難しいと言うことを思い知らされる。 所持金も残っていないため, 何も飲まず食わず黙々と歩き続け, 17:46, ようやく下山を果たす。 お腹はペコペコである。
近くのコンビニになんとかたどり着き, 食料を買い込んでジョイいぶきに向かう。 コンビニとATMがあれほど神々しく見えたのは初めてだろう。
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されていたが, 初心者にはちょっとキツかった。 |
その他周辺情報 | ジョイいぶきで日帰り入浴。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
飲料
地図(地形図)
筆記用具
保険証
携帯
時計
カメラ
|
---|---|
備考 | 天気は小雨/雨具は折りたたみ傘のみ/昼食も行動食もなし/水は現地購入/所持金は400円・・・という, 信じられない格好で行った。 当然のように空腹と脱水になり, 服は汗と雨でビショビショ。 後日風邪を引いて大後悔することになる。 |
感想
日本百名山, 第2座目
余談であるが, この無謀な登山をした一日後, 38℃以上熱を出して寝込むことになる。 確実に雨と汗でグショグショになったことと食料がほぼなかったことが原因である。 いたく反省したものである。
これ以降必ず食料と水は多めに持って行くことにしているし, 旅行前には必ず財布に一定のお金を入れておくよう注意している。
また, 後から考えてみると, いくら夏とはいえ17時半まで行動しているのは流石に危険と考えるべきだろう。
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