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Yamareco

記録ID: 209621
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

夜叉神-鳳凰三山-広河原(南アデビューは修行でした…)

2012年07月21日(土) ~ 2012年07月22日(日)
 - 拍手
GPS
28:20
距離
17.3km
登り
2,038m
下り
1,911m

コースタイム

21日

09:00-夜叉神駐車場
10:00-夜叉神峠
12:55-苺平
13:25-南御室小屋

22日

06:00-南御室小屋
07:10-薬師岳-07:20
07:45-観音岳-07:50
08:50-赤抜沢ノ頭
09:00-地蔵岳
09:10-赤抜沢ノ頭-09:20
10:15-高嶺
10:55-白鳳峠-11:05
13:00-南アルプス林道
13:15-広河原

天候 21日 曇りのち雨
22日 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
夜叉神駐車場(無料)までは甲府南ICからマイカー利用
帰りは広河原から夜叉神までバス利用(920円)
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2012hirogawara.htm
コース状況/
危険箇所等
■夜叉神ー南御室小屋
 非常に明瞭で綺麗に道が整備されており勾配もゆるくとても歩きやすいです。
 苺平近くはガレもありますが危険箇所は皆無。

■南御室小屋ー薬師岳ー観音岳
 樹林帯はやや急な土の道。森林限界を突破すると花崗岩のザレに変わります。
 稜線上は歩きやすく危険な箇所は特になし。

■観音岳ー赤抜沢ノ頭
 だんだん岩場が増えていきます。
 両手足を使ってよじ登る場面も出てきます。

■赤抜沢ノ頭ー高嶺ー白鳳峠
 高嶺から白鳳峠への下り始めは高さのある岩下りの連続で注意が必要。

■白鳳峠-広河原
 序盤は浮石がゴロゴロしているゴーロ帯。
 樹林帯は下部に行くほど下り方が急になっていきます。
 雨に濡れていると木や石が非常に滑ります。
 
夜叉神の駐車場に車を止めてスタート。いきなりどんよりです…
2012年07月23日 21:38撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:38
夜叉神の駐車場に車を止めてスタート。いきなりどんよりです…
綺麗に整備された歩きやすい道が続きます。深い森の中ならこのガスも幻想的でオツなもんです。
2012年07月23日 21:39撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:39
綺麗に整備された歩きやすい道が続きます。深い森の中ならこのガスも幻想的でオツなもんです。
全てを覆い隠す葉っぱのカーテン。
2012年07月23日 21:39撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:39
全てを覆い隠す葉っぱのカーテン。
夜叉神峠に到着。目の前にどーんと白峰三山が!見えるわけありませんね…はい。
2012年07月23日 21:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:40
夜叉神峠に到着。目の前にどーんと白峰三山が!見えるわけありませんね…はい。
こちら夜叉神の山小屋。ここにもテント張れるみたいですね。
2012年07月23日 21:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:40
こちら夜叉神の山小屋。ここにもテント張れるみたいですね。
非常によく整備された緩やかな登山道。ここらへんから雨が降ってきたのでカメラはザックの中へ…。修行の始まりはじまり。
2012年07月23日 21:41撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:41
非常によく整備された緩やかな登山道。ここらへんから雨が降ってきたのでカメラはザックの中へ…。修行の始まりはじまり。
うひー。南御室小屋に到着した頃にはもう大雨ざんざか大サービス。小降りになるのを待ってテント設営ですうりゃー!濡れたー!
2012年07月23日 21:42撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:42
うひー。南御室小屋に到着した頃にはもう大雨ざんざか大サービス。小降りになるのを待ってテント設営ですうりゃー!濡れたー!
外は大雨。テントに引き篭もるしかありません。そうです。ビールです。
2012年07月23日 21:45撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 21:45
外は大雨。テントに引き篭もるしかありません。そうです。ビールです。
のぞき窓から外をちらり。見るまでもなく雨がざんざかです。
2012年07月23日 22:27撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:27
のぞき窓から外をちらり。見るまでもなく雨がざんざかです。
そうです。ビールです。だって外出られないんだもん!
2012年07月23日 21:45撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 21:45
そうです。ビールです。だって外出られないんだもん!
細引きを渡して濡れたものを乾かします。おお、なんだか山屋になったみたいな気分。あんまり乾きませんでしたが。
2012年07月23日 21:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:46
細引きを渡して濡れたものを乾かします。おお、なんだか山屋になったみたいな気分。あんまり乾きませんでしたが。
雨は止まず夜半まで雨音は響きます。あとからテントも増えていきます。
2012年07月23日 21:49撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:49
雨は止まず夜半まで雨音は響きます。あとからテントも増えていきます。
さて、夕方になったのでご飯にしなけりゃなりません。前室での調理はテントが燃えそうでそこはかとなく不安。
2012年07月23日 21:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:46
さて、夕方になったのでご飯にしなけりゃなりません。前室での調理はテントが燃えそうでそこはかとなく不安。
よかった、燃えませんでした。今回は一度食べてみたかったアルファ米の容器にフリーズドライのマーボーナス丼をそのままぶちこみます。見た目アレですが片付けが楽チン。
2012年07月23日 21:48撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 21:48
よかった、燃えませんでした。今回は一度食べてみたかったアルファ米の容器にフリーズドライのマーボーナス丼をそのままぶちこみます。見た目アレですが片付けが楽チン。
翌朝。ぽつぽつと雨音が続いてるのかと思ったら木の上から垂れている雫でした。
2012年07月23日 22:27撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:27
翌朝。ぽつぽつと雨音が続いてるのかと思ったら木の上から垂れている雫でした。
お世話になった南御室小屋。簡易水洗のトイレ(100円)はとても綺麗でした。そしてビール(600円)をありがとう!
2012年07月23日 21:51撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:51
お世話になった南御室小屋。簡易水洗のトイレ(100円)はとても綺麗でした。そしてビール(600円)をありがとう!
小屋の豊富な湧き水。とっても美味しいです。
2012年07月23日 21:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:50
小屋の豊富な湧き水。とっても美味しいです。
あれ、なんか少し青空も見える。いかん、もっと早立ちすればよかった!
2012年07月23日 22:28撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:28
あれ、なんか少し青空も見える。いかん、もっと早立ちすればよかった!
薬師岳への登りは最初は樹林帯で結構急です。
2012年07月23日 21:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:52
薬師岳への登りは最初は樹林帯で結構急です。
この苔生した雰囲気は癒されます。天気が良ければですが。
2012年07月23日 22:29撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:29
この苔生した雰囲気は癒されます。天気が良ければですが。
ガマ岩。げろげーろ。
2012年07月23日 21:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:53
ガマ岩。げろげーろ。
そんなこんなで樹林帯を登っていくと明るく開けた雰囲気が。あれはもしや…
2012年07月23日 21:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 21:53
そんなこんなで樹林帯を登っていくと明るく開けた雰囲気が。あれはもしや…
よっしゃー、森林限界突破!こんにちは岩と稜線の世界!テンションあがってきたー!
2012年07月23日 21:53撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 21:53
よっしゃー、森林限界突破!こんにちは岩と稜線の世界!テンションあがってきたー!
北岳のお姿もかろうじて見ることができました。やはり大きい!迫力ある!
2012年07月23日 21:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 21:55
北岳のお姿もかろうじて見ることができました。やはり大きい!迫力ある!
ゴゼンタチバナ?
2012年07月23日 22:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 22:30
ゴゼンタチバナ?
岩場にひっそりと咲くのはコバノコゴメグサ?うーん図鑑みても難しい。
2012年07月23日 22:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 22:31
岩場にひっそりと咲くのはコバノコゴメグサ?うーん図鑑みても難しい。
薬師岳への道は花崗岩が崩れた砂に覆われています。歩きやすい。
2012年07月23日 21:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:56
薬師岳への道は花崗岩が崩れた砂に覆われています。歩きやすい。
常に目指す目的地が見えるって素晴らしい!俄然やる気が沸いてきます。
2012年07月23日 21:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 21:57
常に目指す目的地が見えるって素晴らしい!俄然やる気が沸いてきます。
薬師小屋通過ー。けっこうな賑わいですね。
2012年07月23日 21:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 21:57
薬師小屋通過ー。けっこうな賑わいですね。
あっという間に薬師岳山頂に到着!広い!
2012年07月23日 21:57撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:57
あっという間に薬師岳山頂に到着!広い!
けどどうみてもあっちの岩の上が本当の山頂ですよね。あそこによじ登る方はいない様です。
2012年07月23日 21:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:58
けどどうみてもあっちの岩の上が本当の山頂ですよね。あそこによじ登る方はいない様です。
対面の北岳方面はもうすっかりお隠れあそばされております。むぐう。
2012年07月23日 21:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 21:59
対面の北岳方面はもうすっかりお隠れあそばされております。むぐう。
しかし目指す先の観音岳への道はくっきり!テンション維持です!
2012年07月23日 21:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 21:59
しかし目指す先の観音岳への道はくっきり!テンション維持です!
ちなみに途中で横を見るともうこんな状態に。北岳どーこだ?
2012年07月23日 21:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 21:59
ちなみに途中で横を見るともうこんな状態に。北岳どーこだ?
じわじわ近づく山頂。うーんやっぱり森林限界を超えた稜線は素晴らしい。
2012年07月23日 22:00撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:00
じわじわ近づく山頂。うーんやっぱり森林限界を超えた稜線は素晴らしい。
ファッサー。超たなびいてるぜ!ここらへんの松はみんな同じ方向に髪をなびかせてますね。
2012年07月23日 22:00撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:00
ファッサー。超たなびいてるぜ!ここらへんの松はみんな同じ方向に髪をなびかせてますね。
おお、これはかの有名なタカネビランジ?シロバナタカネビランジですかね。
2012年07月23日 22:00撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 22:00
おお、これはかの有名なタカネビランジ?シロバナタカネビランジですかね。
観音岳に近づくと少しづつ稜線が岩々しくなってきます。
2012年07月23日 22:01撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:01
観音岳に近づくと少しづつ稜線が岩々しくなってきます。
鳳凰三山最高峰の観音岳到着。薬師岳からは鞍部も浅く簡単にたどり着けました。
2012年07月23日 22:01撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:01
鳳凰三山最高峰の観音岳到着。薬師岳からは鞍部も浅く簡単にたどり着けました。
てっぺんの岩に登って地蔵岳への道を…ってあー!雲に飲まれてるううう!
2012年07月23日 22:02撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:02
てっぺんの岩に登って地蔵岳への道を…ってあー!雲に飲まれてるううう!
地蔵岳方面に少し下って振り返った観音岳。てっぺんに威風堂々とした方がいますが私はあの場所で超へっぴり腰でした。高いの怖いんです。
2012年07月23日 22:03撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 22:03
地蔵岳方面に少し下って振り返った観音岳。てっぺんに威風堂々とした方がいますが私はあの場所で超へっぴり腰でした。高いの怖いんです。
観音岳からは鞍部まで結構急な下りです。地蔵岳方面への上り返しも岩が増えてハードになってきます。
2012年07月23日 22:03撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:03
観音岳からは鞍部まで結構急な下りです。地蔵岳方面への上り返しも岩が増えてハードになってきます。
急な一枚岩登りの途中にあったこれはホタルブクロ?
2012年07月23日 22:04撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 22:04
急な一枚岩登りの途中にあったこれはホタルブクロ?
どんどん石塔が多く大きく迫力を増していきます。
2012年07月23日 22:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:05
どんどん石塔が多く大きく迫力を増していきます。
あれ、こっちがホタルブクロ?あれ?さっきのはウラジロヨウラク?わからんちん。
2012年07月23日 22:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:32
あれ、こっちがホタルブクロ?あれ?さっきのはウラジロヨウラク?わからんちん。
やや!あれがオベリスク?かと思いきやぜんぜん違いました。アカヌケ沢の頭のようですね。
2012年07月23日 22:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:05
やや!あれがオベリスク?かと思いきやぜんぜん違いました。アカヌケ沢の頭のようですね。
アカヌケ沢の頭にバッグをデポって軽快に賽の河原まで降りてきました。体が羽の様に軽い!地蔵岳到着!
2012年07月23日 22:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 22:06
アカヌケ沢の頭にバッグをデポって軽快に賽の河原まで降りてきました。体が羽の様に軽い!地蔵岳到着!
このへんにオベリスクが…って見えないよ!オベリスクの元まで行こうと思ったのですがここで急な降雨。大急ぎでバッグまで逃げ帰って雨装備です。ちきしょー!
2012年07月23日 22:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:06
このへんにオベリスクが…って見えないよ!オベリスクの元まで行こうと思ったのですがここで急な降雨。大急ぎでバッグまで逃げ帰って雨装備です。ちきしょー!
高嶺へと続く稜線はすっぱり切れ落ちていて中々の高度感。高所恐怖症の私にとってここに足を置くのは精一杯の勇気。そしてここで本格的な振りに。またもやカメラはバッグに退散…
2012年07月23日 22:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:07
高嶺へと続く稜線はすっぱり切れ落ちていて中々の高度感。高所恐怖症の私にとってここに足を置くのは精一杯の勇気。そしてここで本格的な振りに。またもやカメラはバッグに退散…
雨が上がったのは白鳳峠に着いた頃でした。ここからの下りはまずはゴーロゴーロ。常に浮石ですが思いの外歩きやすいです。
2012年07月23日 22:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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7/23 22:07
雨が上がったのは白鳳峠に着いた頃でした。ここからの下りはまずはゴーロゴーロ。常に浮石ですが思いの外歩きやすいです。
が、樹林帯に突撃してから足元の状況が一変。雨に濡れた石が!根っこが!すべりまくります。
2012年07月23日 22:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:08
が、樹林帯に突撃してから足元の状況が一変。雨に濡れた石が!根っこが!すべりまくります。
5段くらいある梯子。難しくはありません。
2012年07月23日 22:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:08
5段くらいある梯子。難しくはありません。
乾いていればなんて事ないと思われる岩のトラバース。濡れて光った微妙な傾斜が嫌な感じしかしないので大人しく鎖にしがみついて通過です。
2012年07月23日 22:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:09
乾いていればなんて事ないと思われる岩のトラバース。濡れて光った微妙な傾斜が嫌な感じしかしないので大人しく鎖にしがみついて通過です。
車道が!文明の香りが!なんとか生還できた様です。
2012年07月23日 22:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:09
車道が!文明の香りが!なんとか生還できた様です。
舗装路をダラダラと下ると広河原に到着。立派なセンターがありますね。
2012年07月23日 22:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:09
舗装路をダラダラと下ると広河原に到着。立派なセンターがありますね。
バス待ちの間もやっぱり雨。最初から最後まで雨に祟られた山行でした。
2012年07月23日 22:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
7/23 22:10
バス待ちの間もやっぱり雨。最初から最後まで雨に祟られた山行でした。
撮影機器:

感想

梅雨明け宣言も発令されいよいよ夏山本番!
…のはずですが週末だけなんか天気悪いですよね。

昨年から山を登り始め、先日北八ヶ岳でテントデビューまで
ようやく漕ぎ着けた私の次なる目標はそう、南アルプス!
昨年ではとても行ける体力がなくて見送り、冬の間は怖くて
近寄れなかった山域にもようやく手が届く所まできました。
今回は南ア初心者向けという鳳凰三山にテントを背負って突撃です!

ーーーー

という訳で夜叉神に車を泊めて鳳凰三山を縦走して広河原に降りて
バスで戻ってくるという定番コースの一つへ行く事に。

夜叉神に到着するとそこはもう今にも振り出しそうなガスまみれ。
私の新たなスタートを祝福するかの様ですね!どんより!

ささいな事を気にしてはいけません。今曇っているという事は
これから晴れるに相違ないからなのです。
今日の目的地は南御室小屋。
体力をすり減らさない様にのんびりと歩きます。

が、道半ば程にきてパラパラと落ちてくる雨。なんでやねん。
仕方がないので雨装備を着込みます。蒸し暑い。

それにしても荷物重たいです。テン泊装備で重くなっているのに加え
いつもの様に一眼と三脚も持参。思った以上に速度がでません。
雨も本降りになりテンションもダウン!
結局コースタイム近くかかって初日の行脚は終了しました。

南御室小屋に着くと雨脚はさらに強まります。
こんな中テント設営したくありません。
少しだけ小屋で休ませて頂く事に。
今夜は小屋泊するという方とお話すると青き光線もとい青木鉱泉から
中道を登って薬師を回ってきたとか。あちらは高低さ1700mくらい
あるそうですからね。今の私ではテント担いで登れる気がまったく
しません。テントの事を羨ましいとおっしゃってくださったので色々
と偉そうに語っていましたが御免なさい、私はテン泊二回目の初心者です。


さて、その初心者に雨の中の設営という試練が待ち受けます。
フライシートを先に広げてその下に潜り込みバタバタともがきながらも
なんとか設営完了。中を水浸しにはせずに済んだようです。
いやーいい修行だなあ!はっは!

今回テントでとても役に立ったのが速乾吸収性タオル。
中に入ってしまった水を拭いて絞って外に出すのに大活躍。
おかげで装備の濡れは最小限ですみました。多分。

ーーー

翌朝にはずっと降り続いた雨があがりアタックチャンス到来!
…だったのですが途切れない雨音で絶望してグダグダとしていたら
実は木から落ちてくる雫でしたというオチで出発が遅れてしまいました。
ぐぬー。
そして荷物を背負うと…あ、あれ?こんなに重かったっけ?
テントを濡れたまま撤収したせいか妙にずっしり感じます。

しかし朝のうちは視界も確保され森林限界からの稜線を見てハイテンション
で歩けました。が、地蔵岳に近づくいていくとすっかり視界は無くなり
黙々と目の前の岩や砂と格闘する修行に。

地蔵岳に到着した頃にはまたもや本格的な雨になりオベリスクもまともに
見ていない状態で撤収開始です。

しかしこの雨の中の撤収路の厳しい事…
ただの丘みたいな名前の高嶺ですが山頂付近の岩場はいままでの鳳凰三山より
ずっと険しく立派すぎる四つ目のピークです。三山という名前に騙された!

特に山頂からの下りは過保護な山だったら鎖がかかっているだろうなーと思える
様な落差の大きい岩下り。それが雨に濡れていやーな感じで立ち塞がります。
単独だったら心が折れそうでしたが丁度いい感じにトレイルの方と抜かれては
後輩待ちの休憩で遭遇するの繰り返しでなんとなく安心感を得られました。

白鳳峠を過ぎると最初はゴーロ帯の下り。ここは割りと下りやすくいいペース
で降りていけたのですが樹林帯に突入すると濡れた木と岩が凶器となって
襲ってきます。

とにかくやたらとすべる!すべるだろうなーと足を乗せると期待に違わずすべる!
大丈夫かなーと足を運んでもすべる!
晴れていたら割とテンポ良く下っていけそうな道だったのですが、このコンディ
ションのおかげで一歩一歩に必要以上に緊張を強いられて疲労がたまります。
そしてずっと聞こえているのにちっとも見えてこない川の音が魂を砕きます。
普段だったら山から下りるのは名残惜しさと半々なのですが今回ばかりは
舗装路が見えた時に思わずガッツポーズしてしまいましたよ。

ーーーー

展望も殆ど無く雨中行軍を強いられた今回の山行でしたが…
結局すごく楽しかった!

いや、やはり体力的に余裕があるか判らないコースにいきなりテントを
持ち込んだりするのは先が判らない不安におちいったりしますし反省
すべき点かなとも思います。
ですが緊張から開放された時の達成感もまた自分の山経験が一つ増えた
事の証であり、少しづつ成長できてるのかなという実感にもなります。

今回も無事に楽しく過ごせた事を感謝しつつもいい加減好天をよこし
やがれと祈りたいそんな気分の山行でした。

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