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Yamareco

記録ID: 2100832
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無雪期ピークハント/縦走
阿蘇・九重

阿蘇山

2016年03月13日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.0km
登り
907m
下り
907m

コースタイム

日帰り
山行
6:14
休憩
0:21
合計
6:35
10:00
120
12:00
119
13:59
14:20
130
16:30
5
16:35
ゴール地点
これは大学の卒業旅行として行った九州山行のうち一座目である。 今回は前回 (伊吹山)の圧倒的準備不足を反省し, 防寒具も含めて一通りの登山装備をそろえてコースタイムもある程度計算し, 臨むことにした。
たくさん写真を撮ったはずであるが, カメラがバグってしまい, EXIFの情報が残っていない。不正確な情報になるがご容赦いただきたい。

前日に車で仙酔峡登山口まで行き, 車中泊する。
入山した時間は10:00ごろだったと思う。 途中まで張り切って登っていたは良いが, だんだんと道が道らしくなくなっていき, 途中からただの枯れ沢になってしまう。 北尾根の方向 (東)に向かっていたのである。
登山の基本として, 迷ったら来た道を引き返すというのがあるが, 当時はこれを理解しておらず, なんとかルートに復帰しようと, 獣道すら無い場所を登り始める。 しかし前日の雨で火山灰の地面が緩くなっており, 一歩進むごとにズルズル滑るようになる。 流石にこれはまずいと気づき, 来た道を引き換えしてまた登山口まで戻る。 おそらく1時間半ほどはタイムロスしたと思われる。
気を引き締め, 今度は地図で確認しながら登山口から再出発する。 今度はちゃんとした尾根を登っていく。 岩に目印が付いているのには安心したものだ。
登るに連れて, だんだんと足場がガレガレになるが視界も開け, 阿蘇市が一望できる様になる。 また, 向かって左には鋭い峰が, 右には中岳から高岳にかけての絶壁が見え, 圧倒された。
しばらく登っていくと, 8合目あたりからだんだんと天気が崩れ始め, 雪風になる。 今回はちゃんと雨具を装備しているため, レインウェアを着て, ザックカバーを装着して黙々と登る。 この頃は既に中岳は入山規制とされていたが, 1回だけその方向から爆発音が聞こえ, 身の縮む思いをしたものだ。
14:00 高岳の山頂に到着。 この時には既に吹雪いていたため手早く写真を撮り, 小休憩して下山し始める。 下山時に目印を見失ってしまい, 間違えた岩場に出る羽目になる。 この時も引き返せば良かったのだが, 目の前に登山道があったため無理に降りようとしてしまい, 危うく50cmほど滑落しそうになる。 両手だけでぶら下がっていた状況まで行ったが, なんとか体勢を立て直して引き返し, ルート復帰する。
雪の中を黙々と歩き, 16:35に下山。 登山口にいたスタッフの方がコーヒーを一杯くださったため, ありがたく頂いた。
天候 曇り, 時々雪
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車で登山口にアクセス。車中泊で前泊。
コース状況/
危険箇所等
中岳は入山規制中 (当時)。
特に危ないところはないが, コースを外れると険しいところに出る。
登山口から正規の登山道に入るまでの写真はない。ここまで迷ってかなり時間をロスした。道なき道を行ったので滑ってこけ, カメラのレンズにも泥がついてしまった。
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登山口から正規の登山道に入るまでの写真はない。ここまで迷ってかなり時間をロスした。道なき道を行ったので滑ってこけ, カメラのレンズにも泥がついてしまった。
高岳をはるかに臨む。岩だらけでゴロゴロの山だ。
2016年03月20日 22:08撮影
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3/20 22:08
高岳をはるかに臨む。岩だらけでゴロゴロの山だ。
振り返ると登山口の向こうに市街地が見える。阿蘇市である。
2016年03月20日 22:09撮影
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3/20 22:09
振り返ると登山口の向こうに市街地が見える。阿蘇市である。
ロープウェイが見える。この時期は営業していないようだ。
ロープウェイが見える。この時期は営業していないようだ。
足元がガレガレになり始める。
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足元がガレガレになり始める。
ここで一休み。
2016年03月20日 22:09撮影
3/20 22:09
ここで一休み。
相変わらず天気は悪く, 照度が足りない。
相変わらず天気は悪く, 照度が足りない。
2016年03月20日 22:09撮影
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3/20 22:09
山肌はゴツゴツしており, 鋭い。
山肌はゴツゴツしており, 鋭い。
ちょっとしたピークに着く。ここでまた一休憩する。
ちょっとしたピークに着く。ここでまた一休憩する。
大分視界が開けてきた。
大分視界が開けてきた。
遠くのほうで野焼きしている。山肌が枯れ草ばかりなのはこれのせいだと気づく。
遠くのほうで野焼きしている。山肌が枯れ草ばかりなのはこれのせいだと気づく。
2016年03月20日 22:09撮影
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3/20 22:09
登山道の左側にそびえる鋭い峰。これは鷲ヶ峰というらしい。登山道もついていない, レベルの高そうな山だ。
2016年03月20日 22:09撮影
3/20 22:09
登山道の左側にそびえる鋭い峰。これは鷲ヶ峰というらしい。登山道もついていない, レベルの高そうな山だ。
次第に道は険しくなっていく。
2016年03月20日 22:09撮影
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3/20 22:09
次第に道は険しくなっていく。
2016年03月20日 22:09撮影
3/20 22:09
ツララができている。寒い。
2016年03月20日 22:09撮影
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3/20 22:09
ツララができている。寒い。
山頂と尾根道の分岐部に到着する。
2016年03月20日 22:09撮影
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3/20 22:09
山頂と尾根道の分岐部に到着する。
小屋が見える。察するに月見小屋だろうか。
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小屋が見える。察するに月見小屋だろうか。
高岳に向かって歩いて行く。ここからは道は平坦だが, 風が吹き付け, 雪まで降り始める。寒い。
2019年11月04日 22:03撮影
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11/4 22:03
高岳に向かって歩いて行く。ここからは道は平坦だが, 風が吹き付け, 雪まで降り始める。寒い。
山頂に到着する。さすがにオフシーズンであり, 登山者は自分以外誰もいない。
山頂に到着する。さすがにオフシーズンであり, 登山者は自分以外誰もいない。
2016年03月13日 14:00撮影 by  iPhone 4, Apple
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3/13 14:00
山頂からの風景。
2016年03月20日 22:09撮影
3/20 22:09
山頂からの風景。
よく見ると雪が降っているのがわかる。下の炎, 上の雪。対比が面白い。そして寒い。早く降りたい。
2016年03月20日 22:10撮影
3/20 22:10
よく見ると雪が降っているのがわかる。下の炎, 上の雪。対比が面白い。そして寒い。早く降りたい。
無事下山。冷え切った指をコーヒーで暖める。
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無事下山。冷え切った指をコーヒーで暖める。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル カメラ ポール
備考 春山だと思っていたが, 冷え込んで雪が降り, 風も強く寒かった。分厚い防寒着を持っていって良かった。

感想

日本百名山, 第3座目。
3月とはいえ, 雪が降って風も吹いていたため休憩すると寒かった。 レインウェアと防寒着があって本当に良かったと思う。
また, この頃はGPSロガーのアプリを使っていなかったため, コースを外れたことにすぐに気づけなかった。 そればかりか, 引き返すのではなく短絡しようとしたため怖い思いをした。 遭難にならなくて良かった。 良い教訓になったと思う。

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