記録ID: 21294
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
富士山
1991年08月28日(水) ~
1991年08月29日(木)
- GPS
- 28:00
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,691m
- 下り
- 1,692m
コースタイム
8月28日東京→吉田口→お鉢
8月29日お鉢→山頂→吉田口5合目→忍野温泉
8月29日お鉢→山頂→吉田口5合目→忍野温泉
天候 | 晴れ、雨 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
撮影機器:
感想
初めての富士登山。ヒマラヤの前、高所順応のため。
吉田口の五合目から砂煙の中を登る。山には縁のなさそうな人がたくさん登っているのに驚いた。そういう意味でもやはり富士山は凄い。
風が吹くとビニールごみが舞い上がって汚い山だった。幾多もある山小屋が近づく度、便所の匂いがかなり臭い。北アルプスと違い、樹林限界以上が長いので浄化も何も難しいのだろう。少ない平地にたくさんの人が腰を下ろし、どこへ行っても足の踏み場が無い山だ。
雨が降りだした。一泊して低圧の夜を過ごす目的なので、お鉢に上がったところで、小屋の脇に幕営した。火山礫の上にテントを張る。
夜中もテントの横をたくさんの人が歩いて登ってきて、雨の中30分以上大声で話している外人がいる。ああ、うるさい。3700mの高山なのに人がたくさんいて宿屋も開いているから、普通なら危険な真夜中の悪天でも、危険じゃないのである。なんだか常識が狂う。
山頂は気象台の建物に占拠されていて、なんだか狭苦しく居場所がない。
日本最高点の山なのに全然山じゃない。誰もいない冬にこそ来てみたいと思った。
人ごみが嫌いな人には結構つらい山である。
高所順応練習の方は、特に問題も無かったようだ。この高さで一泊しても強くなる保証は無く、極端に弱い人が分かる程度なのだけれど。
下山後訪れた忍野八海という湧き水地帯から見上げる富士山は美しかった。富士は様々な顔を持つ。あんな登山で愛想をつかしてはもったいない。どこかに無人で無垢で、古代のままの富士登路があるはず。
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