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記録ID: 217749
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ハイキング
奥多摩・高尾

小仏城山

2012年08月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:15
距離
5.0km
登り
304m
下り
323m

コースタイム

0855大垂水峠バス停-1030小仏城山1230-1350一丁平1600-1640大垂水峠バス停
天候 曇りのち雷雨のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR相模湖駅
コース状況/
危険箇所等
大垂水峠バス停の便は1日3本しかないので事前にチェックのこと。
また上りと下りのバス停は離れている。下り(相模湖駅行き)のバス停は上り(八王子駅行き)よりも東に50mほど先にある。歩道が途切れており、ダンプも通過するので注意。
2012年08月18日 08:57撮影 by  E4300, NIKON
8/18 8:57
撮影機器:

感想

8月半ばの週末。上旬のフィールドデーコンテストに移動しなかったため、改めてこの日に夏のフィールド運用を試みた。
場所は東京都八王子市と神奈川県相模原市境にある小仏城山。標高は670m。
東の高尾山と西の景信山は移動済みだが、城山は未踏。
今回は大垂水峠バス停からアプローチするルートを選んだ。高尾山から縦走するよりも時間が短縮できる。
但し神奈川中央交通のバス便が1日3本しかないので時間は絞られてしまう。
この日の天気予報は寒気の流入で大気が不安定となり、雷雨の恐れがあった。
しかし、今日移動しないとまたいつになるか解らず、結局フィールドデーの埋め合わせなしに夏が終わってしまいそうだったので強行する。
当日朝、阿佐ヶ谷駅午前7時前の中央線鈍行で三鷹へ。
三鷹から高尾行きに乗り換え、高尾駅には7時50分着。
途中、車窓から見える空は曇天で時々薄日が射す程度。モチベーションは下がる一方。
しかし高尾駅ホームで待つ旅愁漂う山ガール等を見かけて気持ちを維持させる。
高尾駅8時1分発甲府行き普通列車に乗り換え、8時10分に相模湖駅着。
相模湖駅前はコンビにもなく、売店が数店舗あるだけ。
そこでペットボトル飲料とグミを調達。
暫しバス停で待つ。
大垂水峠を通るのは八王子駅行きのバスのみ。これが1日3本。最初の便が0839JST(時刻表参照)。
バス停には誰も居ない。
夏休みの週末だというのに自分ひとり。うら寂しい。
結局バスに乗り込んだのは自分を含めて二人だけ。もう一人もハイカーではなさそう。
定刻どおりバスは出発。
天気は相変わらず曇ったまま。もっとも強烈な日差しを浴びるよりはいいか。
国道20号線ワインディングロードを辿り、15分ほどで大垂水峠バス停に到着。

降りたのは無論自分ひとりだ。
ここは東京と神奈川の県境でもある。周りは鬱蒼と茂る樹林の谷間。峠といっても視界はまったくない。
陰湿な雰囲気。
歩道を少し遡って城山への登山道を見つける。
一応道標があるのでそれに従う。
草が茂っていて獣道のようで不安だったが、暫くすると安定した道幅になっていく。
最初はややきつい坂だが景信山程ではない。
また、日差しがない分、気温も30C以下なので昨年の逗子や一昨年の正丸峠よりは楽。
高度差も大垂水峠386mから城山670mの284mなので御しやすい。
とはいえ、普段動いていない身からすると例によってきつい登山。
2人のハイカーに抜かれる。
保温ポットに氷を入れてきたので小休止時に活用。これは使える。途中平坦な尾根道を行き、再び坂道を登る。
暫く行くと一丁平からの尾根道と合流。あとわずかだ。
10時半頃、小仏城山山頂到着。
山頂にはかなりの数のハイカーがいた。
しかし、空模様は怪しい。
遠雷が響いている。
情報によると都内は激しい雷雨だとか。その雷雲がこちらに移動する気配あり。
雨が上がった後、急遽運用場所を変更。
少し東に下った一丁平手前の標高600m程にあるベンチで無線を再開する。
時間は14時前。
2時間ほどのロスだった。
いつしか雲は去って夏らしい日差しが注ぐ。空気も乾燥して心地よい。
16時前に撤収開始。
一丁平経由で大垂水峠へ降りることにする。

雷雨のためか、ハイカーの姿は殆ど見かけず、一丁平も無人状態。夏らしい雄大積雲が空に広がっていた。
ここから大垂水峠へ下る道に入るのだがススキが生い茂って道がよく解らない。やっと草を抜けて比較的平坦な樹林帯に出て一安心。
ハイク用地図は持参したので地図どおりに降下していく。
やがて細い藪道になって鬱蒼とした林の中に。
下から国道20号線の車の走行音がしてくるが、なかなか確認する事が出来ない。
16時50分頃、やっとのことで大垂水峠バス停に戻ってきた。
すでに八王子駅行き最終バスは1624JSTに出ているが、相模湖駅行きは1754JSTの便が残っている。
1時間以上の余裕だ。
しかし、対向車線のバス停が見当たらない。
歩道橋を渡ってみるが、これは大洞山方面へのハイク道で国道20号線の向こう側に降りる道はなさそう。
仕方なしに一旦戻り、下り車道に降りて八王子方面に少し歩いてみるがバス停らしきものは見えない。
ここは歩道が片車線で途切れているので非常に危ない。
ダンプが時折猛スピードでカーブを曲がってくるので恐ろしい場所だ。
今度は相模湖駅方面に歩いてみるが、そこにも対向車線のバス停がない。
いったいどういうことだ?
だんだん不安になっていく。
仕方なく、国道峠沿いにあった食堂でバス停の場所を尋ねるとずっと八王子寄りにあるとの事。
再び危ない車道に降りて歩いていくと、やっと上り車線のバス停を見つけた。
下り車線のバス停から100m以上も離れているだろうか。 
結局、このバス停を見つけるために20分を要した。
まったく不案内で危険だと感じる。
普通対向車線のバス停は視界内にあると思いがちだが、ここはカーブのため全然見えない。
登山道口の下り車線のバス停に案内図位記しておいてもよいと思うのだが。
初めて来た人は絶対に戸惑うはずだ。
今回は時間に余裕があったからよかったものの、もしバスの時間にギリギリだったら慌てて車道を右往左往して事故に合う危険性もある。
バスを待つ間も猛スピードでダンプが通り過ぎて帽子が飛ばされそうになる。
そんな車道を自転車を漕いで走っているサイクリングの人も居る。
よく平気なものだ。いままで事故とかなかったのだろうか。
例によってバス待ちは自分ひとり。
結局この日、このルートを使ったハイカーは自分ひとりだけだったのかもしれない。
17時54分。ほぼ時間通りにバスが来て安堵に浸る。
もし、乗り遅れたらこの歩道が途切れ途切れしかない国道20号線を暗闇の中、相模湖駅まで数時間掛けて歩かねばならなかったろう。それもダンプが突っ走る曲がりくねった峠車道をだ。
それを考えるとぞっとする。
重ね重ね思うに、都心から少し離れた場所での単独徒歩ハイクはタイミングや時間帯によっては命懸けになる。
危険で恐ろしい思いをするのは必至。
ここには二度と来たいとは思わなかった。
18時10分ごろ、相模湖駅到着。
早々に高尾駅行きに乗り込み、帰路に就く。
今回は雨もあって、諸々楽しめない移動運用であった。
やはり移動運用は確実な晴天の日を選択すべきだと自分に念を押す。

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