ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 217922
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

北アルプス 憧れの剱岳と立山縦走 絶景の幸せ

2012年08月20日(月) ~ 2012年08月21日(火)
 - 拍手
GPS
32:50
距離
18.9km
登り
2,154m
下り
2,145m

コースタイム

1日目
自宅3:30-6:20扇沢7:30-8:55室堂9:00-10:30浄土山10:35-11:00一の越山荘(昼食)11:20-12:15雄山(祈祷)12:45-13:10大汝山13:12-13:25富士の折立13:27-14:50別山15:00-15:10別山北峰15:12-15:35剱御前小舎15:37-16:35剣山荘
2日目
4:00起床(朝食弁当)-剣山荘4:55-5:20一服剱5:25-7:00前剱7:05-
7:55剱岳山頂8:25-11:00剣山荘11:25-11:45剱沢小屋(昼食)12:05-
12:45剱御前小舎12:46-14:30雷鳥沢ヒュッテ14:32-14:38みくりが池14:40-
14:50室堂バスターミナル15:15-16:20扇沢16:30-20:40自宅
天候 8/20:晴れ、山頂 霧
8/21:快晴のち午後から山頂 霧
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
月曜日朝6時30分の時点で扇沢駅直下無料駐車場空き有り(空き20台)
コース状況/
危険箇所等
・室堂バスターミナル出口は階段登る。
・登山ポストは室堂バスターミナルの登り階段の途中に設置してある。
・別山から剱沢に降りる標識が不明確で剱御前小舎まで向かわざるを
得なかった。
・剱御前小舎から剣山荘までは雪渓を5か所程超えるが足跡が明確でわかりやすい。雪渓の幅は30m程ある所もあるが雪が解けかかり軽アイゼン不要。
予約できる山小屋
扇沢駅下無料駐車場
平日の為か駐車できた
2012年08月22日 20:53撮影 by  PMB, SONY
8/22 20:53
扇沢駅下無料駐車場
平日の為か駐車できた
扇沢駅 山奥とはいえ立派です
2012年08月22日 21:01撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:01
扇沢駅 山奥とはいえ立派です
いい言葉です
2012年08月22日 21:03撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:03
いい言葉です
黒部アルペンルート切符売り場
2012年08月22日 21:05撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:05
黒部アルペンルート切符売り場
トロリーバス
2012年08月22日 21:06撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:06
トロリーバス
黒部湖
2012年08月22日 21:11撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:11
黒部湖
黒部ダム
2012年08月22日 21:20撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:20
黒部ダム
ダムの放流
2012年08月22日 21:22撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:22
ダムの放流
ケーブルカー
2012年08月22日 21:26撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:26
ケーブルカー
ロープウェー
2012年08月22日 21:41撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:41
ロープウェー
室堂迄のトロリーバス
2012年08月22日 21:42撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:42
室堂迄のトロリーバス
室堂は好天
まずは目指す浄土山に向かう
2012年08月22日 21:43撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:43
室堂は好天
まずは目指す浄土山に向かう
剱御前の左に目的の剱岳が覗いている
2012年08月22日 21:47撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:47
剱御前の左に目的の剱岳が覗いている
ヨツバシオガマ
2012年08月22日 21:48撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:48
ヨツバシオガマ
浄土山
2012年08月22日 21:48撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:48
浄土山
立山室堂山荘
日本最古の山小屋との事
2012年08月22日 21:53撮影 by  PMB, SONY
8/22 21:53
立山室堂山荘
日本最古の山小屋との事
ウサギギクとクジャク蝶?
2012年08月22日 22:06撮影 by  PMB, SONY
8/22 22:06
ウサギギクとクジャク蝶?
浄土山中腹から室堂方面
2012年08月22日 22:08撮影 by  PMB, SONY
8/22 22:08
浄土山中腹から室堂方面
龍王岳
2012年08月22日 22:25撮影 by  PMB, SONY
8/22 22:25
龍王岳
一ノ越山荘
2012年08月22日 22:29撮影 by  PMB, SONY
8/22 22:29
一ノ越山荘
雄山頂上方位盤
2012年08月22日 22:42撮影 by  PMB, SONY
8/22 22:42
雄山頂上方位盤
雄山神社
2012年08月22日 22:45撮影 by  PMB, SONY
8/22 22:45
雄山神社
ヤッタネ
2012年08月22日 22:49撮影 by  PMB, SONY
8/22 22:49
ヤッタネ
雄山神社の神主さん
2012年08月22日 22:52撮影 by  PMB, SONY
8/22 22:52
雄山神社の神主さん
霧の立山雄山
2012年08月22日 23:18撮影 by  PMB, SONY
8/22 23:18
霧の立山雄山
大汝山が最高峰
2012年08月22日 23:23撮影 by  PMB, SONY
8/22 23:23
大汝山が最高峰
別山への稜線
2012年08月22日 23:37撮影 by  PMB, SONY
8/22 23:37
別山への稜線
別山北峰 霧の中で残念
2012年08月22日 23:39撮影 by  PMB, SONY
8/22 23:39
別山北峰 霧の中で残念
剱御前小屋
2012年08月22日 23:40撮影 by  PMB, SONY
8/22 23:40
剱御前小屋
剱沢キャンプ場が見えた
2012年08月22日 23:41撮影 by  PMB, SONY
8/22 23:41
剱沢キャンプ場が見えた
剣山荘に向かう途中の雪渓
5、6カ所超えて行くが
軽アイゼン不要
2012年08月22日 23:43撮影 by  PMB, SONY
8/22 23:43
剣山荘に向かう途中の雪渓
5、6カ所超えて行くが
軽アイゼン不要
霧の中の剣山荘
2012年08月22日 23:46撮影 by  PMB, SONY
8/22 23:46
霧の中の剣山荘
布団は1個飛びでよく配慮されている。
皆お互いに気を付けて静かで大変よく眠れました。
2012年08月22日 23:53撮影 by  PMB, SONY
8/22 23:53
布団は1個飛びでよく配慮されている。
皆お互いに気を付けて静かで大変よく眠れました。
2日目
剣山荘から日の出前の鹿島槍ヶ岳方向
2012年08月23日 21:24撮影 by  PMB, SONY
1
8/23 21:24
2日目
剣山荘から日の出前の鹿島槍ヶ岳方向
剣山荘を出て10分もすると最初の鎖場がある
2012年08月23日 21:30撮影 by  PMB, SONY
1
8/23 21:30
剣山荘を出て10分もすると最初の鎖場がある
鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間から日の出が出る
2012年08月23日 21:33撮影 by  PMB, SONY
1
8/23 21:33
鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間から日の出が出る
剱御前にモルゲンロート
2012年08月23日 21:34撮影 by  PMB, SONY
8/23 21:34
剱御前にモルゲンロート
一服剱から剣山荘が小さく見える
2012年08月23日 21:36撮影 by  PMB, SONY
8/23 21:36
一服剱から剣山荘が小さく見える
一服剱から前剱の急登
2012年08月23日 21:40撮影 by  PMB, SONY
8/23 21:40
一服剱から前剱の急登
前剱前の大岩
落石がありませんように
2012年08月23日 21:44撮影 by  PMB, SONY
8/23 21:44
前剱前の大岩
落石がありませんように
剱岳が姿を見せた。
光の当たり方か恐怖を感じる。
2012年08月23日 21:49撮影 by  PMB, SONY
1
8/23 21:49
剱岳が姿を見せた。
光の当たり方か恐怖を感じる。
白山
2012年08月23日 21:51撮影 by  PMB, SONY
8/23 21:51
白山
立山雄山
2012年08月23日 21:53撮影 by  PMB, SONY
8/23 21:53
立山雄山
剱岳
2012年08月23日 22:02撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:02
剱岳
平蔵谷雪渓
2012年08月23日 22:04撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:04
平蔵谷雪渓
さあ行くぞ!
2012年08月23日 22:14撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:14
さあ行くぞ!
平蔵のコル
2012年08月23日 22:21撮影 by  PMB, SONY
1
8/23 22:21
平蔵のコル
群馬の田中さんが軽快に先導してくれる
2012年08月23日 22:22撮影 by  PMB, SONY
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8/23 22:22
群馬の田中さんが軽快に先導してくれる
平蔵の頭
この辺が最も注意が必要
2012年08月23日 22:24撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:24
平蔵の頭
この辺が最も注意が必要
平蔵谷雪渓
2012年08月23日 22:26撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:26
平蔵谷雪渓
いよいよカニのたてばい
2012年08月23日 22:27撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:27
いよいよカニのたてばい
田中さんが写してくれたカニのタテバイの私
(貴重な写真ありがとうございます)
田中さんが写してくれたカニのタテバイの私
(貴重な写真ありがとうございます)
後ろの女性もクリアーしました
2012年08月23日 22:30撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:30
後ろの女性もクリアーしました
頂上からの燕岳〜大天井岳
2012年08月23日 22:35撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:35
頂上からの燕岳〜大天井岳
富士山に感激
2012年08月23日 22:36撮影 by  PMB, SONY
3
8/23 22:36
富士山に感激
富山湾が良く見える
2012年08月23日 22:38撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:38
富山湾が良く見える
白馬岳〜五竜岳
2012年08月31日 22:40撮影 by  PMB, SONY
8/31 22:40
白馬岳〜五竜岳
白馬岳を初めて見ました
2012年08月23日 22:43撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:43
白馬岳を初めて見ました
唐松岳と左横奥に妙高山
2012年08月23日 22:44撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:44
唐松岳と左横奥に妙高山
五竜岳〜鹿島槍ヶ岳
いつか行きたい!
2012年08月23日 22:44撮影 by  PMB, SONY
1
8/23 22:44
五竜岳〜鹿島槍ヶ岳
いつか行きたい!
手前に針ノ木岳
後方に富士山と南アルプス
2012年08月23日 22:49撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:49
手前に針ノ木岳
後方に富士山と南アルプス
点の記の三角点
重みを感じます
2012年08月23日 22:51撮影 by  PMB, SONY
1
8/23 22:51
点の記の三角点
重みを感じます
槍ヶ岳、前穂高岳
2012年08月23日 22:52撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:52
槍ヶ岳、前穂高岳
念願の剱岳頂上にて
2012年08月23日 22:55撮影 by  PMB, SONY
7
8/23 22:55
念願の剱岳頂上にて
一緒に行動を共にした群馬の田中さんと
大阪の奥田さん。
とっても楽しく安全に行動でき感謝してます
2012年08月23日 22:56撮影 by  PMB, SONY
2
8/23 22:56
一緒に行動を共にした群馬の田中さんと
大阪の奥田さん。
とっても楽しく安全に行動でき感謝してます
高度感を感じる1枚
2012年08月23日 22:58撮影 by  PMB, SONY
8/23 22:58
高度感を感じる1枚
頂上から立山方面、槍ヶ岳、笠が岳が見える
2012年08月23日 23:00撮影 by  PMB, SONY
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8/23 23:00
頂上から立山方面、槍ヶ岳、笠が岳が見える
室堂が見える
2012年08月23日 23:01撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:01
室堂が見える
笠が岳がくっきり
2012年08月23日 23:03撮影 by  PMB, SONY
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8/23 23:03
笠が岳がくっきり
水晶岳も良く見える
2012年08月23日 23:05撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:05
水晶岳も良く見える
剱沢小屋
2012年08月23日 23:06撮影 by  PMB, SONY
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8/23 23:06
剱沢小屋
剱沢と平蔵谷に引き込まれそう
2012年08月23日 23:07撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:07
剱沢と平蔵谷に引き込まれそう
後方右から薬師岳、黒部五郎岳、笠が岳、水晶岳
2012年08月31日 22:48撮影 by  PMB, SONY
8/31 22:48
後方右から薬師岳、黒部五郎岳、笠が岳、水晶岳
剱御前小屋
2012年08月23日 23:09撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:09
剱御前小屋
今日登った別山尾根全景
2012年08月23日 23:12撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:12
今日登った別山尾根全景
早月川と日本海 遠くに霞む能登半島
2012年08月23日 23:13撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:13
早月川と日本海 遠くに霞む能登半島
八ヶ岳
2012年08月23日 23:15撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:15
八ヶ岳
早月小屋
2012年08月23日 23:24撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:24
早月小屋
危険な北方稜線
2012年08月23日 23:25撮影 by  PMB, SONY
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8/23 23:25
危険な北方稜線
立山をバックにヤッタネ!
2012年08月23日 23:27撮影 by  PMB, SONY
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8/23 23:27
立山をバックにヤッタネ!
下山開始
カニのヨコバイの標識
2012年08月23日 23:30撮影 by  PMB, SONY
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8/23 23:30
下山開始
カニのヨコバイの標識
芸術的な岩
2012年08月23日 23:34撮影 by  PMB, SONY
1
8/23 23:34
芸術的な岩
圧倒的な高度感
見上げると怖さを感じる
2012年08月23日 23:35撮影 by  PMB, SONY
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8/23 23:35
圧倒的な高度感
見上げると怖さを感じる
カニのタテバイが渋滞中
2012年08月23日 23:36撮影 by  PMB, SONY
1
8/23 23:36
カニのタテバイが渋滞中
富山県警ヘリ
2012年08月23日 23:40撮影 by  PMB, SONY
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8/23 23:40
富山県警ヘリ
前剱から一服剱方面
2012年08月23日 23:41撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:41
前剱から一服剱方面
前剱から一服剱は傾斜がきつく
落石と滑落が要注意だ!
2012年08月23日 23:43撮影 by  PMB, SONY
1
8/23 23:43
前剱から一服剱は傾斜がきつく
落石と滑落が要注意だ!
浮石が多く、落石しないように心掛けるのが
たいへんだ。
2012年08月23日 23:45撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:45
浮石が多く、落石しないように心掛けるのが
たいへんだ。
前剱は傾斜が厳しい
2012年08月23日 23:46撮影 by  PMB, SONY
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8/23 23:46
前剱は傾斜が厳しい
チーズ
2012年08月23日 23:56撮影 by  PMB, SONY
8/23 23:56
チーズ
剱沢小屋からの剱岳
2012年08月23日 23:50撮影 by  PMB, SONY
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剱沢小屋からの剱岳
剱岳と前剱 
2012年08月23日 23:51撮影 by  PMB, SONY
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剱岳と前剱 
キャンプ場と剱岳
ここまでテントを担げるように
なりたいものだ。
2012年08月24日 00:00撮影 by  PMB, SONY
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8/24 0:00
キャンプ場と剱岳
ここまでテントを担げるように
なりたいものだ。
ウサギギクの群生
2012年08月24日 00:02撮影 by  PMB, SONY
8/24 0:02
ウサギギクの群生
剱御前小屋から室堂方面
2012年08月24日 00:03撮影 by  PMB, SONY
8/24 0:03
剱御前小屋から室堂方面
剱御前方面
2012年08月24日 00:05撮影 by  PMB, SONY
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8/24 0:05
剱御前方面
みくりが池
色が神秘的だ
2012年08月24日 00:08撮影 by  PMB, SONY
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8/24 0:08
みくりが池
色が神秘的だ
やっと着いた室堂バスターミナル
田中さん同行して頂きありがとうございました
2012年08月24日 00:10撮影 by  PMB, SONY
8/24 0:10
やっと着いた室堂バスターミナル
田中さん同行して頂きありがとうございました

感想

剱岳登山は年初に計画し9月の予定でいたが、夏の好天気が続いているため、
前倒しして決行することにした。電力規制で月、火休日なので多少空いていることも
予想される。前日に剣山荘を予約した。
1日目
7時30分扇沢発の始発トロリーバスに間に合うように自宅を出発する。
今回はソロの小屋泊なので荷物は最小限にする。約8kgで20Lのテラパックで向かう。靴はTahoo。
黒部アルペンルートは往復で8800円といい値段だ。
トロリーバス、黒部ダム歩き、ケーブルカー、ロープウェー、トロリーバスと乗り継いで室堂に到着する。出口を多少探すが階段を上って出口がある。
多くの観光客、登山客で賑わう。立山は霧で覆われている。遠くに半分だけ現れた剱岳が見える。遊歩道を進み最初の目的の浄土山に向かう。高山植物が多く色取り取りの花が咲いている。また雪渓が多く残っている。登りが厳しい所もあるがこよなく頂上に到着する。立山雄山方面は霧で覆われている。龍王岳が形良く目立つ。
一ノ越山荘が浄土山からよく見える。
一ノ越山荘は小学生で溢れている。ここで昼食のそばを食べる。小学生が雄山に登るのと重なった。渋滞だ。かわしながらも雄山に到着する。霧の中雄山神社で祈祷を受ける。3000mの山の上での祈祷とは御利益がありそうだ。とにかく登山安全が第一優先だ。
多くの人が一ノ越方面に戻るのに対して立山縦走に足を向けた、大汝山、富士の折立、真砂岳、別山と進むが霧が晴れない。剱岳も霧の中だ。
もう一人の登山者と剱沢に向かうが降りる登山標識が不明確でわからない。結局剱御前小舎まで向かうことにした。ここから剣山荘方面に向かうが大幅に時間のロスだ。
雪渓を5、6か所渡り遠くにようやく山荘を見る事が出来た。
16時40分に到着する。17時までにシャワー、17時から夕食だそうだ。
あわてて行動する。部屋は2段ベットの上方で1個飛びで人が寝られる。これは
よく配慮されていると思った。
夕食で知り合った大阪の奥田さんと剱岳に一緒に行くことにした。
夕方から山の霧が晴れて、鹿島槍ヶ岳、五竜岳が良く見える。
明日朝の天気がすこぶる快晴であることを小屋の主が放送で告げるとあちこちで笑顔がはじけた。日の出は鹿島槍と五竜の間に出るとの事だ。
山荘の配慮が行き届いていることがよくわかる。水も買わなくても洗面所で無料で飲める。夜も良く眠れ快適であった。

2日目
4時前に起床し朝食弁当を食べて奥田さんと打ち合わせする。群馬の田中さんも
一緒に登ることになった。一緒に登るのが最も安心だ。
5時前から長老の田中さんを先頭に剱岳に向かう。快晴だ。
剣山荘からは剱岳の頂上は見られない。一服剱が見て取れる。
まもなく日の出が鹿島槍の横から現れた。とても美しい。
一服剱まで登ると前剱をみることができる。その岩の急峻さに驚く。
「行けるのだろうか?」撮影しながら一歩一歩足を進める。落石が最も危険だ。
浮き石が多いが落石にならないように歩く。前剱からは剱岳が現れる。4mの鉄の橋が高度感が有り怖いが何とか渡る。平蔵の頭を過ぎ、カニのタテバイに向かう。
慎重に登る。意外に足が掛かりやすい。ここを過ぎるとわずかで頂上だ。ガンバレ!
山頂の祠が見える。頂上に到着だ。しかも360°の絶景だ。凄すぎる。
北には富山湾と遠くに薄く能登半島が見える。白馬岳を田中さんに教えてもらった。
唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳、燕岳、大天井岳、槍ヶ岳、立山、水晶岳
笠ヶ岳、薬師岳、富士山、八ヶ岳、北岳、白山も良く見える。あらためて来て良かったと思う。
下山は最も事故が多いと聞く。安全第一で下りる。慣れたせいか怖さが半減する。
気のせいか日の当たり方からか剱岳の見え方が変わった。朝登る時は非常に厳しく
怖いイメージであったが、下山中に見ると非常にやさしい表情に見える。
カニのよこばいが意外に怖い。足の掛かりが見えない。踏み外すと鎖にぶら下がることになる。鎖とは遠くに足掛かりがある。これが良いとの教えで踏破した。
前剱を過ぎ、後は落石に注意しながら達成感に酔いしれながら下山だ。次の目標が剱岳全景を撮影したい思いからだ。まだ霧は出ていないので急いで下りれば可能だ。剣山荘に無事に到着した。田中さん、奥田さんありがとう。残した荷物を詰め込み急いで剱沢小屋に向かう。奥田さんも一緒だ。剣の全景が見える。間に合った。撮影しまくる。次の瞬間北側から雲が近づきあっという間に頂上が隠れた。
この間約10分。奇跡的な剱岳の全景撮影だった。昼食のカップラーメンと持参したチーズで昼食とした。なんか物足りないが仕方がない。15時15分室堂発のバスに乗るために急いで剱沢小屋を後にした。奥田さんとはここでお別れだ。ありがとう。
剱御前小舎に向かう。登りが急だが急がないと着かない。息を切らせ剱御前小舎に到着した。すると田中さんの出迎えだ。びっくりした。田中さんも今日室堂を後にするので同じ方向で一緒に行く事にする。田中さんの足取りは早くて驚く。67歳にはとても思えない。体重を4kg減らしたそうだ。自分もやらないといけない。
14時50分に室堂に到着する事が出来、予定通りのバスに乗ることが出来た。
なぜか16時20分には扇沢に到着できた。最初の車両に乗るに限ると思った。

こうして剱岳登山が無事に終わった。
恐怖から安心に変わったが今回経験した教訓を書き留めておきたい。
 健康第一
  睡眠不足にならないように十分な睡眠を取る。食事は腹八分に十分に摂る。
  筋肉痛などは手当とストレッチが重要。
◆荷物は軽く
  水は2Lあっても炎天下では往復6時間でほとんど飲んでしまう。
  雨具、救急用品、帽子。またチーズ、ウイダーなど軽食もばて防止で必要。
  後は小屋に置いていく。
、グループで登る方が良い
  できるかぎりグループで登る方が精神的負担が軽減する。
ぁ⊇蕕瓩討凌佑榔の単独行動は控えた方が無難。
  足が滑ると滑落する場所が多くある。道が不鮮明な場所もあるので
  晴れて視界良好な登山が無難。
ァ∈燭鰺蠅襪
  かえって鎖周辺が難しい所が有るので足が安定するのであれば
  鎖から遠くても登り下りが可能。
  3点支持を守れば登れる。

憧れの剱岳に無事に登頂ができて、しかも快晴絶景であったことは
たいへんLuckyであった。 
 





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