倉戸山・榧ノ木山/最後の最後に出口を求めて右往左往
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,067m
- 下り
- 1,068m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
詳細は写真説明および感想欄に記載 |
写真
感想
奥多摩湖の北岸にある倉戸山から榧ノ木(かやのき)山に登ることにした。周回ルートとするためと、車道歩きをできるだけ短くするために、地形図を読んで坂本園地から倉戸山の南西尾根に取付くことにした。
取付きから標高差200m程は急登の連続であったが、南西尾根に乗れば緩やかとなり、標高880m圏で女の湯バス停から上がって来る一般登山道と一緒になる。後は幅広い冬枯れの尾根道を登れば、広場のような倉戸山の頂上に着く。
倉戸山から榧ノ木山まではさらに気持ち良い尾根道であった。2, 3日前に降った残り雪を踏みながら、所によっては高原状の道をのんびりした気分で歩んだ。
榧ノ木山からはバリエーションルートとして紹介されているノボリ尾根を降りた。頂上から標高差900mを一気に降りるが、尾根筋の構成が単純なので、ポイントを押さえておけばルート探索に気を遣うことは少ない。
ただ、標高820m圏で尾根が左右に分かれる地点でルートの選択を迷った。結局は、傾斜がきつい右側(西側)の尾根を避け、踏跡やテープが付いている左側(東側)の尾根を降りた。この方が、後の車道歩きが短いことも選んだ理由だ。
しかし、このルートを選んだ結果、最後の最後で出口を求めて四苦八苦する羽目に追い込まれた。
末端に近づくと、踏跡程度の道から明瞭な道になってきた。標高600m圏で尾根上に上水道設備が現れ、ここから降りて来る工事用の歩道と自然に合流した。鉄パイプで手摺が付き、急斜面には鉄梯子まで設けてある。特に、立入禁止の表示も無いので、必然的にこの道を降りて行った。30m程下にバス道路が見えると、この道は斜面をトラバースしてからさらに降りて行く。これで楽勝、あのバス道路に簡単に降り立てる、と期待したが、どっこい甘くはなかった。この工事用歩道は上水道の下部施設の構内へと入って行くがその入口に鍵が掛かり、立入禁止と表示されている。
ここまで降りて来て立入禁止とは!さあ困った。どうしよう。
仕方ない、トラバース起点まで戻って、露岩混じりの痩尾根をさらに降り、途中から眼下のバス道路目がけて斜面を下った。しかし、最後はコンクリート擁壁に阻まれて降りられない。バス道路まで僅か10m程の高さなのに。
結局、擁壁の上を右往左往した挙句、空地を抜けて何とか上水道下部施設の入口車道に出て、やっとバス道路まで降りられた。
尾根上にあった上水道の上部設備からバス道路まで僅か50mほどの標高差なのに、ここを降りるのに20分も掛かった。
後はバス道路を1.5kmほど歩けば駐車地点に戻れたが、最後の不手際でガックリし、随分長く感じられた。
尾根が左右に分かれる標高820m圏で西側の尾根を降りれば問題なかっただろう。今回の様に東側の尾根を降りた場合、正規のルートはどこにあるのだろうか?
標高660m圏で傾斜が緩まった地点で、西側に向かって山腹を巻くように緩く降りる明瞭な道があった。これを辿れば西側の尾根に乗り移り、後は西側の尾根を下れば良いのかも知れない。でも委細不明である。
今回のルートは変化に富み、なかなか気持ち良かった。ただし、途中まで。最後の最後に不手際があり、これで快適な気分も吹き飛んでしまった。残念である。
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