赤岳 北沢-地蔵尾根-文三郎尾根-南沢(初挑戦!アイスキャンディーはあずきバーよりも固い!)
- GPS
- 08:14
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,513m
- 下り
- 1,502m
コースタイム
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 4:09
- 合計
- 6:48
天候 | 両日共に快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸 J&N さんの駐車場を利用させて頂く(下山時に食事利用で無料) |
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口ー美濃戸: 車も走れる林道だが凍結している箇所も多数あり。 北沢ルートー赤岳鉱泉: 中盤まで車も走れる林道。傾斜が急な場所は無いのでノーアイゼンでも歩けるが足の運びには気を使うのでチェーンスパイクやアイゼンを装着した方が楽。林道の終点からはきっちり踏まれて平になった歩きやすい雪道を辿れる。行き違い時にトレースから外れると踏み抜きで多少足が埋まる。 赤岳鉱泉ー行者小屋: きっちり踏まれたトレース有り。中山峠への登りはやや急な場所もあるが踏まれており苦労はしない。 行者小屋ー地蔵の頭: 階段付近からが急登多くなり核心部。要アイゼンピッケルワーク。階段は埋まったり出たりの状態でやや難。トラバース箇所は鎖も出ておりトレースもよく踏まれている。 地蔵の頭ー赤岳: 赤岳展望荘付近は強風が抜ける箇所あり。やや狭いリッジもあるので注意。山頂直下は急だがトレースもしっかりしており難所なし。 赤岳ー文三郎尾根ー行者小屋: 山頂直下の分岐点までが核心。鎖や梯子はほぼ出ていると思われるが利用するかは要判断。道が狭く登りの人とのすれ違い場所の確保が難しくこの日は結構渋滞あり。文三郎分岐からも岩の出た急な下りが続くが難易度は下がる。マムート階段は全て雪で埋まっている状態。樹林帯に下りてからは快適な雪道。 行者小屋ー南沢ルート: 中盤まで非常に快適なよく踏まれた平坦な雪道。雪が少なくなってくると岩が露出し歩き難くなり、いったん溶けて固まった凍結面が増えてくる。要チェーンスパイクorアイゼン。 |
その他周辺情報 | 美濃戸 J&N: 濃戸口にあるおしゃれなレストラン併設の素泊まり宿 お風呂も利用可能 700円(食事と一緒なら350円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ピッケル
ゴーグル
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感想
今年は本格的な冬山に行ってないぞー!
という訳で人が多くてトレースがつきやすくリスクが低くなるであろう
赤岳鉱泉のアイスキャンディフェスティバルの開催に合わせて冬の赤岳に
挑戦してみる事にしました。ついでにアイスクライマー気分も味わうぞ!
アイスキャンディフェスティバルでは参加費500円で全くの素人でも
装備一式のレンタルを受けてアイスクライミングに挑戦することができます。
いざ挑戦!
…腕がああああ!
いやイメージだとなんかアックスが氷にザクザクささるものだと思ってたら
氷カチカチで全然刺さらないんですよ。必死にアックス振るってアイゼン
キックして氷削ってしがみついている間に腕が持たなくなって時間切れ!
いやー無様でした。
しかし他のみなさんの登りを見ているとそんな深くざっくり刺している訳では
ないんですね。先の方にちょいっとかけてひょいひょいと登っていかれます。
なるほどもう少しアックスやアイゼンの前爪を信用してやらなきゃいけないんですね。
という訳で二本目はアックスは無理に深くかけずに、引いて外れなかったらOKにして
足で持ち上げていく様に修正。おお登れる登れる。一本目の疲れが残っていたものの
腕にあまり負担かけずに完登できました。調子に乗ってもう一本別ルートで試してみて
こちらも完登。いやー楽しかった。
夜にはヤマテン猪熊氏、長野県警山岳警備隊の方、世界的クライマーの平出氏、中島氏の
それぞれとても内容の濃い講演を聞くことができました。
特に平出氏の語りはシスパーレや故谷口けい女子への思い入れが強く感じられ目頭が熱くなりました。
行者小屋からナイトハイクで往復した甲斐がありましたね。
さて、肝心の赤岳アタックですが、目論見通り基本的にトレースが良く踏まれていて
初挑戦でも比較的歩きやすくルート選びに迷う所もなく、無事登頂できました。
核心部は地蔵尾根の階段付近からの急登続きでしょうか。しっかりアイゼンピッケル
を使って一歩づつ登ります。今回はステップ状の所が多かったですが、雪の状態に
よってはかなり厳しくなる事も想像に難くないです。
下りはやはり山頂直下からのルンゼ状の急下降地帯が緊張する場所でした。
時間的に登ってこられる方も非常に多く通過待ちもかなり発生しました。
この辺りは人が多い時をあえて選んだので仕方無いですね。マムート階段は完全に
雪で埋まってましたが傾斜はそれ程でもないのでむしろフカフカで快適なペースで
下る事ができました。
行者小屋からはチェーンスパイクに履き替えて南沢で下ります。
赤岳鉱泉の豚汁の振る舞いとジャンケン大会も捨てがたかったのですが渋滞を
避けるために早めの下山です。
もう十分過ぎるくらい満足しましたからね。
山を下っていくにつれ気温があがり雪が消えていき、研ぎ澄まされていた空気が
やわらかくなってきます。
ああ戻ってきたんだなあという安堵感と寂しさが混ざり合う下山でした。
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