(1日目)奥大日岳、(2日目)立山
- GPS
- 11:03
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,471m
- 下り
- 1,472m
コースタイム
室堂(0930)-(1030)雷鳥沢キャンプ場(1120)-(1157)新室堂乗越(1157)-(1322)奥大日岳(1332)-(1502)新室堂乗越(1502)-(1527)雷鳥沢キャンプ場
2日目 立山
雷鳥沢キャンプ場(0604)-(0748)一ノ越(0800)-(0904)雄山(0940)-(1000)大汝山(1010)-(1027)富士ノ折立(1036)-(1116)真砂岳(1125)(真砂岳から来た道を少し戻り、大走りルートに入る)-(1242)雷鳥沢キャンプ場
天候 | 25日 晴れ。一時、雨 26日 晴れ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所なし。あえて言うと雄山への登り、富士ノ折立からの下りが急。行動は、慎重に!。 |
写真
感想
今回、初のテント泊。背負った荷物が重かった。
《1日目》
【室堂平から雷鳥沢キャンプ場へ】
信濃大町(0615)から様々な乗り物を乗り継ぎ、ようやく室堂平に到着(0930)。長かった…。
ターミナルビルを出ると、今回の山行の目的となる立山連山が目の前に現れた。堂々とした雄姿が、青空に映える。日本離れした景色だ。
ゆっくりと景色を楽しみながら、本日のキャンプ地となる雷鳥沢キャンプ場に向かい、歩くこと1時間。キャンプ地に到着。途中、地獄谷のルートを行きたかったが、火山ガスのため通行禁止。地獄谷を見下ろすルートを行くが、ガスのため咽が痛む場面もあった。
さて、テントの設営に取り掛かる。テント設営後は、奥大日岳に向けて全員登山。
【奥大日岳へ】
(1130)雷鳥沢キャンプ場を出発。荷物はテントに置いて来たので身軽だ…と言いたい所だが、テンションが上がって来ない。また、先程まで晴れていた空には、雲が掛かりだした。この先奥大日岳までの途中、短い間だが幾度か雨が降って来た。
そんな天候と言うこともあり、目の前の山道を雷鳥の親子が横切って行った。
奥大日岳も間もなくという所で、山頂に掛かっていた雲が取れ出し、劒岳が薄っすらと見え出した。完全に雲は取れなかったが、山頂から多少の景色も楽しめた。やがて、団体さんが上がって来たので、(1330)山頂を後にする。
【雷鳥沢キャンプ場へ】
奥大日岳からは、ゆっくりと2時間掛けて下山。(1530)雷鳥沢キャンプ場に到着。
【夜の宴】
山を下り雷鳥沢ヒュッテの温泉に行く者、夕食の準備を始める者とに分かれた。料理は得意でないので、僕は温泉組みに。ヒュッテに着くと、温泉が500円。ジョッキが600円、缶ビール500mlが500円。即決でビールに金を使うことにした。ジョッキと缶ビールを購入。
テントに戻り、夜の宴開始。お好み焼き、シチュウー、トムヤムクン、チャーハン等々豪華なものだった。早い時間から始めたこともあり、皆20時には寝に入った。
2日目は、劒岳組と立山組に分かれての行動となる。
《2日目》
【一ノ越へ】
劒岳組は、(0330)に5名体制で出発。
立山組は、残る4名。(0430)に起床し、(0600)の出発に向け、荷物整理や朝食を摂る。立山連峰を見上げると日は既に昇っているが、キャンプ場には立山連峰が壁となり朝日が届かない。それでも充分に明るい。(0600)一ノ越へ向けて出発。今日も気持ちの良い青空が広がっている。
劔組、立山組は再びこのキャンプ地に(1230)集合する予定。
一ノ越までは、地図で1時間30分の行程だが、1時間45分掛かった。
一ノ越に到着すると、北アルプス裏銀座の様子が見て取れた。その中に尖がった天辺を天空に向けた槍ヶ岳がハッキリと観えている。
振り返ると、これから登り始める雄山。急だなぁっていう印象。
【雄山】
ここから雄山まで、急な登りとなる。急な分、室堂平や雷鳥沢の景色が眼下に低く小さくなり、ちっぽけな物に変わって行く。カルデラ地形が分かり易い。
雄山山頂に到着。登りついた向こう側には御前沢。氷河と認められた物だ。
頂上神社では、登山安全の祈祷(500円)を受けた。ここ立山は、富士山、白山と並んで、三霊山の一つだそうだ。
【大汝山へ】
ここから大汝山へは直ぐ。大汝山山頂に立つと、立山連峰最高峰の3015mに到達。
別動隊が向かった劒岳方面は、雲が沸きその姿を観ることが出来ない。ただ、相変らず、室堂平の景色は良い。
【富士ノ折立へ】
富士ノ折立へも直ぐ。ただ、この富士ノ折立頂上に立つには、ちょっとした岩登りをしなければならない。慎重に行動して貰いたい。
ここからは、黒部ダムの景色が良い。これから向かう真砂岳方面を観ると、残雪を残す内蔵助カールが大きい。
【真砂岳へ】
ここから真砂岳へは、一旦、大きく下ることとなる。登って来る登山者は辛そうだ。下るこちらも慎重に行動しないと、危険な箇所だ。無事下り切り振り返ると、「うわっ、登りたくねぇ」って思える壁のようにそびえる富士ノ折立があった。
緩やかな登りを行くと、真砂岳に到着。ここで劒岳山頂を拝むことが出来た。
【キャンプ地へ】
さて、今日の予定は、大走りを下りキャンプ地に戻る予定だ。真砂岳から来た道を一旦下り、大走りルートに入る。どんどん高度を落として行く。
我が立山組は、(1240)キャンプ地到着。
劔組は、まだ帰って来ていない。
待つこと30分。劔組も無事戻って来た。見事、劒岳に登頂できたそうだ。
2名はもう一泊。帰り組みは時間がない。早々にテントを撤収し、(1445)のバスに間に合うよう慌しく帰路につく。70分掛かる行程を、皆、疲れた体に鞭打って歩き通し、60分を切ってターミナルに到着した。
《総括》
★天気も良く、見事な景色の中で行えた山行は、非常に楽しいものだった。夜の宴も最高だった。
★室堂から信濃大町への移動は非常にせわしないものだが、黒部ダムでの乗り換えでは観光用のためか暫く時間が空いていた。よく調べて貰いたいが、今回は行きも帰りも観光する時間があった。また、売店では簡単なアンケートと交換に、ダムカードをゲット。
★室堂−信濃大町間は往復チケットがお得。
ただ、数種類の切符を管理するため、きちんと管理しないと無くしそう。しっかりと保管場所を決めて行動すると良い。
★プロジェクトXの黒部ダム編を読んで行くと、トローリーバスでの案内や実際現地を歩くことにより感慨深い物となる。
★参加メンバーの皆さん、お疲れ様でした。
☆彡以前、甲武信ヶ岳山行の際、現れなかった連れ。今回、リーダーとして皆を仕切ってくれました。また、しっかりと約束の酒もご馳走になりました。ご馳走様でした。
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