北アルプス 西銀座周回コース
- GPS
- 83:28
- 距離
- 61.2km
- 登り
- 4,826m
- 下り
- 4,806m
コースタイム
7:00折立→8:40三角点→11:15太郎平小屋11:30→13:45薬師岳山荘13:50→14:45薬師岳頂上14:52→15:35薬師岳山荘泊
9/11
6:15薬師岳山荘→7:55太郎平小屋→10:05北ノ俣岳→14:10黒部五郎岳14:18→16:49黒部五郎小屋泊
9/12
6:09黒部五郎小屋6:23→9:20三俣山荘9:28→10:10黒部川→12:00ワリモ岳北分岐→12:49水晶小屋13:00→13:52水晶岳→15:11温泉沢の頭15:20→16:55温泉沢17:00→17:55高天原温泉→18:28高天原山荘泊
9/13
6:12高天原山荘→7:19高天原峠→8:00E沢→9:30B沢→9:43黒部川出合い→11:35薬師沢小屋11:50→14:50太郎平小屋15:03→16:50三角点17:00→18:25折立へ下山
天候 | 9月10日 曇り一時晴れ 9月11日 曇り一時雨 9月12日 晴れのち時々曇り 9月13日 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
有峰林道は20時〜6時の間はゲートの通過ができません |
コース状況/ 危険箇所等 |
折立〜太郎平 比較的に急登が少ないので自分のような貧脚でも、苦しまず登降出来ます。 が、しかし、今回下山時にクマさんとの遭遇がありました。やはり、クマよけの鈴は必要です。 太郎平〜薬師岳 薬師峠からの沢登りと頂上直下の急登がキツイです。 薬師岳山荘の直下で一羽の雷鳥を見かけました。 太郎平〜黒部五郎岳 五郎の登りがチトキツイですが、それ以外は赤木岳付近の岩場の通過に注意するくらいかな。この区間は雷鳥さんが多いみたいで、今回3ヶ所で10羽見かけました。 黒部五郎岳〜黒部五郎小舍 カール経由が無難です。稜線ルートは見た目かなりの痩せ尾根でアップダウンがきつそうでした。 黒部五郎小舍〜高天原山荘 水晶岳頂上付近の岩場は3点確保を確実にしないと転落の可能性がある。温泉沢の頭からの下山ルートは落石、転倒の危険 温泉沢のルートの目印を見落とすと厄介ですので明るい時間帯に通過すべき。 高天原山荘〜薬師沢小屋 E〜B沢の登降は急斜面で転落に注意 黒部川の遡行もルートの目印に要注意です。行き詰まったら前の目印まで戻ることも必要 薬師沢小屋〜太郎平 普通の登山道ですので危険箇所はないと思います。 太郎平〜折立 有峰林道のゲート閉鎖時間に間に合うよう注意が必要。 |
写真
感想
久しぶりに休暇が取れましたので、昨年の裏銀座縦走でパスした水晶岳に行ってみたいと思い、どうせならということで折立を起点とし周回コースで歩くことにしました。
予定では
9/9 夜勤明けで折立へ移動(車中泊)
9/10 折立→薬師岳→太郎平小屋
9/11 太郎平小屋→黒部五郎岳→三俣山荘
9/12 三俣山荘→水晶岳→高天原山荘
9/13 高天原山荘→大東新道→太郎平小屋→折立
山中3泊4日(予備日1日)の予定でしたが夜勤明けの長時間移動は危険なため、初日から予定が変わってしまい、余裕のない山行になってしまいました。
9/9(日)
夜勤明けのままでは車の運転はできないので、仮眠を取るつもりが爆睡してしまい、出発の時間が遅れ、有峰林道のゲート閉鎖時間に間に合わなくなったので、神岡町の道の駅で車中泊となった。
9/10(月)
有峰林道東谷線で折立へ到着。平日とういこともあり駐車場は結構すいていた。
折立からはの道は登りやすく、あまり苦しまないで済む。1870mの三角点からは周囲の展望を楽しみながら登ることができる。かなり遠くまで見渡せるが、その分時間が掛かっているように感じる。ガスも時々取れるようになり、薬師岳も姿を現す。
太郎平小屋で休憩後薬師峠へ下り、峠から沢の中を登り返していくが結構キツイ登りだった。薬師平を回り込みひと登りした山の裏に薬師岳山荘があった。山荘のベンチにザックとデジイチを置いて、コンパクトカメラとGPSを持って空身で薬師岳頂上を往復。ガスも取れて素晴らしい展望で写真を撮ろうとしたがなんとバッテリー切れのようで写真が撮れずガックリ。もしかして、空身なら山頂往復後太郎平小屋まで戻れるかもしれないと考えたのがよくなかったみたいだ。
薬師岳山荘は新しく、非常に綺麗でした。聞けば2年前に新築したそうです。でも、隣人のイビキが酷くほとんど眠れずに朝を迎えてしまった。
9/11(火)
小屋を出るとガスと風でかなり寒そうなので長袖を着込んで出発。
小屋を出て直ぐ、一段降りた所でガスの中に一羽の雷鳥を発見。まだ、時間が早いのかじーっとしていて動かなかった。
太郎平小屋まで戻り小休止。ここからは、ガスの中の稜線歩きで時々雨もぱらつくようになる。黒部五郎岳の直登までの稜線上3ヶ所で雷鳥と出会い、今日一日で11羽も見ることができました。この辺は多いんでしょうかね。たいした急登もないので晴れていれば今回のなかでも爽快な山歩きが楽しめるコースです。黒部五郎岳への登りはさすがにキツくやすみやすみとなる。頂上からはカールと痩せ尾根のルートが目に付く。さすがに痩せ尾根のアップダウンは厳しそうなのでカールへ降り、岩の間を抜けて行き、暗くなる直前に黒部五郎小舍に到着した。
9/12(水)
快晴の朝、小舍を出て、いきなり道迷い。小舍からキャンプ場に行ってしまい、そのまま、黒部五郎の稜線ルートへ引き込まれそうになる。キャンプ場で道を聞きやっと分かるも、20分近くロスタイム。小屋裏の急坂を登ると、後ろには黒部五郎岳が大きい。三俣蓮華岳を巻いて、昨年お世話になった三俣山荘に向かう。小休止後、鷲羽岳は昨年登頂したので今回はパスして黒部源流へ一旦降り、源流沿いに登り、ワリモ岳北の分岐からは水晶小屋を目指す。ここは、昨年逆方向で歩いているはずだが全く記憶になかった。水晶小屋で小休止、缶ジュースでエネルギー補給後、すぐそこに見える、今回の最大目的の水晶岳を目指す。岩を積み重ねたような水晶岳は足場があまりよくないので3点確保でゆっくり慎重に進む。頂上部も休むに適当な場所もなく殆んどそのまま通過となってしまった。時間的に余裕がないので、そのまま、温泉沢の頭の分岐に向かうが、この間も岩場が多く気が休まらない。
水晶岳から高天原温泉までは、非常に歩きにくく、精神的にも肉体的にもかなりしんどくなった。時間的にも遅くなり、温泉沢ではルートのマークも見落としがちになり、精神的な焦りも感じた。当然、楽しみにしていた温泉入浴もできず、温泉を横目で見ながら高天ヶ原山荘へ向かう。山荘への道は非常に歩きやすく、ライトをつけて無事到着。高天原山荘はランプの宿ということで、チョット暗いですがその分落ち着けます。今日の長ーい一日を振り返りつつ、床に入る。
まぁ、このルートはもうコリゴリです。次回は別のルートで温泉を目指すことにします。
9/13(木)
今日の予定も、出来れば折立へ下山したいので長い一日になりそう。まぁ、天気だけは心配いらないようなのが救いです。
高天原山荘を出て、高天原峠までは木道や普通の登山道で快適に歩けました。
しかし、ここから薬師沢小屋までは神経を使いながらで長く感じます。特に、沢歩きに不慣れなせいもあり、黒部川沿いの遡行は疲れます。時には、マジでここがルートかよと思うようなとこもあり一般ルートとは言い難いですね。薬師沢小屋小屋までたどり着けば、後は急登でも普通の登山道なので精神的にはだいぶ楽になった。淡々と上り詰めて太郎平小屋に到着。15時に下山開始すれば、なんとか暗くならないうちに下山できそうだ。15分程度の休憩で、今回の山旅でここまで無事これたご褒美に缶ビールをいただく。1870mの三角点で最後の小休止をし、樹林帯を下る。登りの時には、感じたとおり、急坂は少なく、足元も滑りにくい土質なので歩きやすい。
折立まであと10分程の所まで降りてきたときでした、右にカーブして2、3歩歩いたら、突然、目の前に熊が現われ登山道を横切り、ジャンプ一番左側の木によじ登ってこちらの様子を伺うかのようでした。すぐに、木から飛び降りると笹の斜面に入って、降りて行ったみたいでした。でも、自分の向かう方向とそんなに違わないようなので、とにかく大声を出して、ストックで木や笹葉を打ち鳴らしながらなんとか登山口に無事帰着した。
9/14
前夜、乗鞍高原で車中泊し、白骨温泉でのんびり汗を流し帰宅の途についた。
昨日までは、乗鞍岳でも登ろうと考えたのだが、朝起きたら、もういいやという気分でした。
総歩行距離:約63辧GPSデータ取得できない場所もあり、参考値です)
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