蓬莱山 4座縦走☆苔むす森と木の妖精

2020年03月02日(月) [日帰り]

• GPS: 10:59
• 距離: 16.0km
• 登り: 1,406m
• 下り: 1,390m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:44
• 休憩: 1:14
• 合計: 10:58

距離 16.0km 登り 1,406m 下り 1,406m

6:33 蓬莱駅
7:05 7:06 東屋の休憩所（薬師滝コース）
7:42 7:47 薬師ノ滝道登山口
8:04 8:06 薬師ノ滝
8:20 8:22 RP小女郎１
9:47 9:54 RP小女郎２
10:11 10:16 小女郎峠
10:51 蓬莱山
11:06 11:07 金毘羅道下降点
11:24 11:42 レストランバードキャッスル
11:57 11:57 打見山
12:12 12:20 木戸峠
13:08 13:12 比良岳（P1051）
13:15 13:16 比良岳道標
13:36 13:36 葛川越
14:02 14:14 烏谷山
14:48 14:49 荒川峠
16:06 16:07 大岩谷分岐
16:26 16:31 中谷出合下
17:29 志賀駅
17:29 ゴール地点

天候

晴れたり曇ったり

アクセス

利用交通機関：

電車

JR湖西線蓬莱駅、志賀駅利用

コース状況／危険箇所等

1000m手前から現れる雪は谷状の登山道に積もりルートを隠すためとてもやっかいだった💦
打見山からの北の山々はコースを塞ぐ倒木も多く
決して歩きやすいとは言えないが
その分とても大自然を感じられるコースでした

その他周辺情報

山上の琵琶湖バレイは降雪機でコース上だけしっかり雪を確保しています
スキー場のレストランは利用できますが値段は山価格(笑
蓬莱駅周辺は家以外何もないです
志賀駅は近くの161号線沿いに
ローソンと、コンビニを兼ねた酒屋さんがありました
駅前に小さな居酒屋さんも一軒あります

写真

3/2 5:11

本日集合はセブイレに5:00
夜明け前だけど寒さはなし
今回参加は受験やちーさい子供のいない私とPちゃん(笑
期待の縦走山行ですっ☆

3/2 6:26

京都駅は真っ暗で夜が明けたのは山科を抜けてから。
スタート地点の蓬莱駅に着いた時は曇ってました
後ろに見えてるこれから登る山々は
湖西特有の切り立った壁のよう

3/2 6:31

いざスタート❗️
今日の目標は蓬莱山を回ってあわよくば比良山まで行くこと♪
無理なら打見山から下山の予定😅
時間、体力の勝負になりそうです
あまり深く考えず早めの時間にスタートしましたが
後々これが幸いしました☆^ ^

3/2 6:38

静かな麓の街の中を抜けます
八朔？が鈴なり〜♪

3/2 6:39

八屋戸川沿いに大きな桜並木
春には山をバックに綺麗な風景になるでしょうね

3/2 6:45

沿道には心強い仏様達のお見送りが
行ってきます❗️^ ^ノ

3/2 6:45

振り返ると琵琶湖が見えて素敵な風景

3/2 6:46

あ！サル〜！
まだ家々が近くにあるのにお猿の群れが麓まで降りて来ていました
これよりお山に立ち入らせていただきます☆
そんな気持ちでお猿の関所を通過(笑

3/2 6:47

「仕方ない、通してやろう♪」
猿はまだ心に余裕があったんだけど…

3/2 7:02

大きい黒い塊がヌッと道に出てきた時は
そりゃもー流石に焦りましたよ〜
マジ熊が出たと思った💦💦
めっちゃ大きな黒い犬が二匹、
散歩でした(笑笑

3/2 7:04

コレですよ
突然林から道に出てきたら
ガゼン熊だと思いませんかー？笑
にしても、何犬なんだろう〜

3/2 7:04

やっぱくまじゃないですか？(もういいって笑笑

3/2 7:05

自然いっぱいの静かな郷です

3/2 7:05

本日の絶景のバックには
ほとんど琵琶湖が登場します👍

3/2 7:11

しかし登り坂が長いです><
思い出すねPちゃん
こないだの御船の滝の
延々と続いた急坂のアスファルトジゴク道(笑笑

3/2 7:14

高い杉の回廊からは
街がだいぶ下に見えてきました

3/2 7:26

いざなう道

3/2 7:39

まだまだ続くアスファルト
もうこの時点でかなりの汗💦
へばるぜ笑

3/2 7:41

堰堤でやっとアスファルトは終わり、
ここからいよいよ森の奥へ

3/2 7:51

苔むす堰堤のコンクリート
この森の緑の始まり

3/2 7:53

あんなにアスファルト道は辛かったのに
同じ斜度くらいでも山道はラクで
楽しいっ♪

3/2 7:57

しばらく行くと薬師の滝
左へ降って少し寄り道します

3/2 7:58

大きな岩から流れ出る決して派手さのない小さめの滝ですが
とても綺麗なんです☆

3/2 8:00

そばまで近づけます
夏なら打たれてみたい(笑
大岩の、苔と陰影
しばらく見入りました

滝の奥に潜り込めますが
奥にも少し水が流れ出していて
行くとけっこー濡れます

3/2 8:21

流れの横に今日初の残雪

3/2 8:24

渡渉もいくつかあって小女郎峠までのこのコースはなかなか楽しいです
でもかなり急登が続きます💦💦

3/2 8:34

人があまり入っていない様子の
苔むす森
木々に葉の青さがないのもあって
ホントに苔が綺麗に映えていました

3/2 8:35

小岩の群れの苔と残雪

3/2 8:41

倒木が覆いかぶさる谷間の細い山道

3/2 8:46

分厚く綺麗な緑
癒してくれる鮮やかな色

3/2 8:07

大きい倒木にも分厚い苔のマットが

3/2 8:52

分かりづらいですが
かなりの急登なんです

3/2 8:41

木の周りに配置された岩と苔の緑
誰かの作品のよう

3/2 9:07

横は崖だぞPちゃんガンバー笑笑

3/2 8:27

折れた木の根元もこんなに綺麗に仕上げてます

3/2 9:49

残雪もまだ所々
ここは斜度のキツい岩の道

3/2 9:52

小女郎峠が近づくにつれ
山道に溜まる残雪

3/2 9:59

残雪に足を取られてる背景は
大河のような琵琶湖

3/2 10:02

広く美しいV字の空間

3/2 10:16

後方の道標が小女郎峠
峠に出た途端冷たい風が吹きつけ
驚く程体感が変わる！
急いで手袋、ダウン着用
これより蓬莱山頂上に向けて尾根歩きです

3/2 10:24

蓬莱山までは道がついていましたが
残雪の影響かドロドロヌルヌルで歩きにくかったです💦

3/2 10:24

琵琶湖の輪郭がくっきり☆

3/2 10:45

山頂が見えてきました
ここからグッと上がる泥道だったのでキツかった💦💦

3/2 10:52

取りました❗️蓬莱山〜♪
ほんとの頂きは琵琶湖バレイスキー場のリフト基部辺りなので
やむなく山頂の碑は琵琶湖バレイの敷地のギリ外に建っています

逆光でしたが琵琶湖をバックにするなら仕方ないです^ ^;

3/2 11:04

ここからスキー場の敷地を示す赤いロープに沿って歩き打見山方面へ
ボーダー達が滑ってるのでゲレンデには入らないようにと
丁寧に女子従業員が説明してくれました

3/2 11:12

でも敷地内の一番外側って踏み固められてなくて
側溝や溝があって突然踏み抜くので
打見山まではゲガをしそうで怖かった💦

3/2 11:19

蓬莱山頂から降りてきたレストラン前
このゲレンデの左端を降りてきました

3/2 11:28

お腹が空いてたのでレストランに突入〜♪
ラーメン1000円、Pちゃんのポークカツカレーは1300円
スキー場価格なのは仕方ないですね^ ^;
にしても暖房の効き具合は異常〜💦
めちゃくちゃ暑く設定してありＴシャツ一枚でもいられるんじゃないかと思うほどの常夏さ

3/2 11:43

中央上のリフト鉄塔あたりから降りてきて左手が食事したレストラン
そこからゲレンデを渡りPちゃんのいるところからまっすぐ手前に上がると打見山方面です

3/2 11:53

打見山山頂もリフト基部にあり
知らぬ間に通過していました笑
ゲレンデを外れると雪はまばらです

3/2 12:02

打見山からは使っていないゲレンデが登山道でした
ヒップソリ持ってくればよかったなーと少々後悔…
楽しめた事でしょうね😭

3/2 12:15

鹿も脇を歩いていたようです^ ^

3/2 12:16

ここからやっとスキー場と別れ
木戸峠へ向かいます

3/2 12:28

気がつけば綺麗に晴れてました☀️

3/2 12:21

木戸峠をパスし次は比良岳へ
ここからの斜面は残雪が多かったです

3/2 12:24

道にのみ溜まる残雪
部分的に深く積もっていたりで思うように歩けないんです
特に下りは怖かった〜><

3/2 12:27

自然林の森
鬱蒼と葉が茂ると空も見えないくらいになるんでしょうねー

3/2 12:30

後方歩いてたPちゃん、突然の絶叫〜‼️
上から登山者に向かって伸びていた木の枝に
「突き！」を頭に喰らったPちゃん😱
かなり悶絶してましたが出血がなくてよかった
暑いから帽子も脱いでた時でした^ ^;

3/2 12:53

道標と今にも動き出しそうな大木

3/2 12:44

比良岳へは本筋の尾根道からそれる形になり
それるポイントの見極めが大事ですが
比良岳頂上まで続く道は踏み跡がほぼないので
はっきりした分岐があると思って歩くと通り過ぎてしまうので注意です@@;

3/2 13:03

Pちゃんを隊長に、
私は後方でナビをし確実に山頂を目指します

3/2 13:06

分かりにくかったけど取りました❗️
本日３つ目のトップ、比良岳です☆

3/2 13:06

しんどかったけど今回の縦走は
蓬莱山の次にここを取りたかったので嬉しかったです☆
時間的にもいい感じ♪

オリンピックメダリストの如く
思わずかじりついてしまいました笑

3/2 13:08

ヒラタケ？笑
綺麗なツーライン

3/2 13:15

帰りがてらもう一つ目指します
残すトップは烏谷山☆
からとやま、と読むらしいです
からたにやま、かと思ってました^.^ >

3/2 13:29

ググッと下っていくと…

3/2 13:36

コルの葛川越です^ ^

3/2 13:59

そこから登り返します

3/2 13:42

見えてきました
烏谷山です

3/2 13:46

なかなかの急登

3/2 13:56

景色が見渡せるところに出ると古い石碑
もう文字が読めないくらい
後方彼方に蓬莱山、打見山が。
はるばる来てますねー☆

3/2 14:01

かなりの急登を登って頂上っぽいと期待してた所にでたら
烏谷山山頂→、の道標…
またしても山頂詐欺にあい少しウラメシ気なPちゃん笑笑
「キモチ、切らさないでっ」@真矢みき

3/2 14:04

ハイ、来ました烏谷山〜☆

予定通り全部取れてうっれしー♪
ささ、下山ダ〜〜^ ^ノ

3/2 14:48

次の目標は荒川峠
尾根筋はここまでで
そこから分岐して本格的に下ります

3/2 14:54

所々まだ残雪が残ります
雪があったのは荒川峠あたりまででした

3/2 14:55

正面に琵琶湖の近江舞子浜と内湖が見えます♪

3/2 14:58

比良岳からは倒木が多く
この先の荒川峠からの下りはさらに増えます

3/2 14:59

荒川峠です
尾根から離れるのは少し寂しいですが　　
だいぶ曇ってきて時間も３時、頑張って下ろう☆

3/2 15:10

登りの小女郎峠までの道も苔むしてましたが
荒川峠からの下りの道もまた
苔が美しい森でした♪
そしてまさか妖精にまで会おうとはっ…
ここからしばらくグリーンビューティーをお楽しみ下さい笑

3/2 15:27

一つの大岩をキャンバスにこのグラデーション
複数の緑を使いこなす色彩感覚
自然とゆーアーティストのなせる技☆

3/2 15:34

苔の服をまとい暖かそうな木

3/2 15:47

倒木まで味があります

3/2 16:01

分かりにくいですが
この大岩の下から綺麗な水が流れ出していて
小川ができていました

3/2 15:29

岩のテーブルにケルン

3/2 15:32

切り株や倒木とゆー倒木が鮮やかな緑

3/2 15:33

3/2 15:33

3/2 15:36

3/2 15:38

もはや抹茶ロールケーキ♪

3/2 15:40

3/2 15:40

なぜこんなに見事に苔むすんだろう…

3/2 15:43

3/2 15:44

この石はとても美しかったです☆

3/2 15:45

どんどん覆われようとしている切り株

3/2 15:46

緑のスプレーを吹きかけられたよう

3/2 15:47

木の皮の質感と苔のノリ方が美しい
持って帰って庭のオブジェにしたい…

3/2 15:59

まるで芝生を敷いたような切り株のテーブル
いい厚みでフワフワでした笑

3/2 16:04

そしてとうとう苔むした森の道の先に
妖精が現れたのです😳
道の先にこちらを見る妖精の顔
分かりづらいですかね笑
アップにしてみてください^ ^
近づいていくと…

3/2 16:05

森の妖精の正体見たりっ‼️
遠くからは大きい目がこちらを見ていたので
びっくりしました笑笑

3/2 16:19

妖精が現れてからは苔の森も終わりました
それにしても倒木の多い山道
割りとルート的にはしっかりしてる山道ですが。

3/2 16:14

もはや障害物競走〜
Pちゃん、頑張って乗り越えよう♪

3/2 16:20

木々の隙間から街が見えました
高度も下がりかなり近づいています

3/2 16:25

林道に出てひと安心
これで暗くなっても大丈夫👌

3/2 16:33

長い林道を歩き志賀町へ
荒川峠からの下りで膝をやられたPちゃん><;
もう少しや！駅までがんばー☆

3/2 17:14

「これ、スーパー銭湯やったらええのにな〜」
疲れ切ったPちゃんの期待虚しく
これは市民センター

3/2 17:24

疲れててもしっかりカンパイのビールを買い込むPちゃん笑
私は高槻から家までバイクなのでアルコールはバツ
ノンアル奢って頂きアザーっす♪

3/2 17:28

そしてゴール☆
朝6:30から夕方5:30まで実に11時間の山行
でも内容の濃い楽しい縦走でした🎶
早めにスタートしておいて正解やったねPちゃん👌
日暮れまでに着けました
最後まで見てくださった皆様有難うございました
お疲れ様でした👏🏻👏🏻👏🏻

撮影機器：

iPhone XR Apple

感想

Soracoroll

今回の山行は平日とはいえ蓬莱山頂上の琵琶湖バレイ以外で
人に会う事は一度もありませんでした@@;
これだけの距離を貸切で歩くなんて初めての経験かもしれません(笑笑

距離を歩くというよりは高低差が楽しめる縦走コースで
最大標高差は、蓬莱駅から蓬莱山頂までの登りで
1000mと少しあり
ここの登りだけでもアルプスに向けてのエクササイズになるんじゃないかなと思いました

滝や小川や残雪
琵琶湖の壮大な絶景や苔むす森とその妖精🧚‍♀️にも会えて(笑
思ってた以上に盛り沢山な魅力に溢れた山行でした☆
山頂付近の尾根では山全体がうなる怖いほどの風音と急激な体感温度の変化を味わい
湖西の厳しい山々の自然の一端にも触れた気がします

この時期は木々も葉が茂っておらず
稜線や琵琶湖などの景色がよく見えて
方角を間違いにくくそういう意味では歩きやすい季節だなと実感しました
これが春以降、先が見渡せなくなった時
少しのミスで遭難と隣り合わせになる程レベルが上がる山行になってくると思います

など言いつつ、今回実は甚だ忘れ物が多く
集合場所のコンビニで何を思ったかいつもより食料の買い込みが少なく
オニギリ2つにパン1つ、行動食は買い忘れ、と
出だしで致命的な失敗をしていました@@;
いつもはオヤツも余るほどに持っていくのに…
そういう意味で琵琶湖バレイのレストランはほんとに助かりました^ ^;

オマケに水を入れていたビニールバックが半分くらい漏れてザック内がびしょ濡れになり
バーナー持参でお湯も山専ボトルに入れて持って行ったにもかかわらず
カップ麺、コーヒーも買い忘れ…
満水の山専ボトル、クッカー、バーナー、カップ等はただの重りでしたTT

ナーニをやってるんだ！と自分でも思いましたが
それ以前に家庭の事情で睡眠時間が1時間しか取れずに山に向かったことが
全ての根元のような気がします

荷物準備リストを作って
睡眠をできるだけとって山行にいかねば
密かに大反省しています^ ^;