谷川岳馬蹄未達成(白毛門〜清水峠〜茂倉〜土樽)
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- GPS
- 374424:02
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,441m
- 下り
- 2,522m
コースタイム
土合橋6:40−10:55白毛門11:13−12:24笠ヶ岳−12:30笠ヶ岳非難小屋13:10−14:42朝日岳14:48−14:55宝川分岐(水場)15:18−17:13清水峠(テント泊)
16日
清水峠6:50−8:15七ツ小屋山8:33−9:20蓬峠9:44−10:46武能岳11:15−13:39茂倉岳−13:55茂倉非難小屋(泊)
17日
非難小屋7:12−8:32矢場の頭8:43−10:23駐車場−11:20土樽駅12:16−(電車)−土合駅
天候 | 15日 ガス時々晴れ(雲多し)心地好い風 16日 曇りのち晴れのちガス そこそこ風強い 17日 ガスガス(強風)・下界は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白毛門まで 十二分な急斜面、最後の方に岩場有り(ロープ・鎖付) 白毛門から笠ヶ岳 記憶に残らない位普通かも 笠ヶ岳から朝日岳 ピーク越え数回が、結構な急斜面と感じた 朝日岳からジャンクションピーク 爽快 ジャンクションから清水峠 一部崩落・石ゴロゴロあるが普通 清水峠から蓬峠 笹原が多く、根のクッション有り 蓬から武能 確か快適(記憶薄い) 武能から茂倉 稜線で左右に注意、一部岩の通過があったはず 茂倉への登りも辛い 茂倉から矢場の頭 稜線上だが特に気にならない(風で大変) 矢場の頭から土樽(駐車場) 根が多い 下刈りもされていて、不明瞭な所は無かった |
写真
感想
谷川岳馬蹄形を計画
白毛門から入り天神平に抜けるルートを選択した。
もちろん、天神からはロープウェーを利用する。(楽したい)
清水峠と茂倉非難小屋で泊まりにすると、1日当りが全体の3分の1位になるので、2泊3日の行動とした。(時間と体が持ちません。)
出発前に気になる天気は、日本海に前線と九州方面の台風の影響です。
雨の中で強行はあまり考えていないので、諦めてエスケープする。
2日目が駄目なら、清水峠から土合へ降り標高を下げ、土合に戻りきれないときは途中テント泊する。
3日目が駄目なら、無理するか土樽に降り、電車で土合に戻る。
以上が今回の計画です。
1日目
周りの音で目を覚まして準備に入るが、天候は曇りでちょっと残念。
白毛門への登りがきつくて泣きが入る、時間だけが過ぎて頂上に出れない。(西黒よりきつい感じ)
天候は曇りで、高度が上がるに連れ風が出て気持ち良い、陽が射すと真夏の日差しで曇りで幸いと感じるが、頂上での展望は残念とかなりわがまま。
すれ違いの方たちから、水場の情報を頂きました。
笠ヶ岳も展望なしで、風がそこそこ吹き始めてガスが流され見える程度。
風を避けて、非難小屋で昼食はゆっくりできました。そこで、単独の2名の方とすれ違いでした。
朝日岳までも展望は無く、まだかまだかの辛抱状態。
宝川分岐水場の湿原は、風も無く穏やかで癒される休憩となりました。分岐から水場も近いので、助かりました。沢を登ってきた方たちと、すれ違いで宝川の方に降りて行きました。
分岐付近は、木道でなだらかで歩きやすくすぐにジャンクションピークに到着です。
若干記憶が曖昧ですが、ジャンクションの先から蛇紋岩が現れて、薄雪草が多く花の時期は良いかと思います。
ガスが薄くなって清水峠が見えたのですが、長ーい降りを見て、ヒェーです。あそこまで行くのかと思うとテンションもダウンで、行けども行けども鉄塔が近くならないです。鉄塔の真下に着いた時は、キターて感じ。何とか暗くなる前に、天場到着となりました。我が家も含めて、8張りでした。草野上で、石もほとんど無く快適な一夜ですが、雨と雷で目を覚ましました。明日はこのまま土合に降るのかなと思いつつ、再び爆睡しました。
2日目
相変わらず、周りの出発準備の音でお目覚めです。我々も朝食・出発準備です。
天候は、曇りでフライシートがたなびく程度の風で、日差し無しです。
非難小屋のトイレは、入り口を入って奥の突き当たり左にあります。外から見ると、明り取りの窓があり、窓下に鉄のフタがビス止めされています。非難小屋の窓は、トイレの窓だけだったと思います。
昨晩、非難小屋泊まりの方もいました。
水場の位置を教えていただき、我々が出発の時には、蓬ヒュッテから来た方たちが蓬ヒュッテの弁当を開いていたので、ちら見したらなかなか良さそうなお弁当でした。笹原を歩いて、水を補給して本格出立です。七ツ石小屋からガスが切れ始めて展望が出てきました。馬蹄形の景色が見え始めました。来た道・行く道と新潟の日本海見えてる??湯沢の町、水上方面とここぞとばかりに見えてきました。飽きることなく気分はサックリで蓬ヒュッテ到着です。蓬ヒュッテのロケーションもいいので、ゆっくり休憩させて頂きました。天気も良くなり、気分も上々でこれぞ山歩きサイコー。でしたが、谷川のガスが切れないのと、武尊岳に雲がかかっていたので、茂倉が近くなると風が強くなり、ガスが出始めてきました。茂倉の最後の登りで、久しぶりにカッパ君登場となりました。頂上に着いたときには、ガスガスで何も見えず。明日も来るからで、そそくさと非難小屋に向けて降りて行きます。
まだと思い始めた頃に、見えてきて安心しました。
大きく立派な非難小屋で、トイレは別棟なので臭いも無し、水場も近くありがたいです。
先着1組で2番です。早速、寝床準備と昼食してまったりです。外はだんだんガスガスで風も強くなって、散策もできず暇になりました。そんな時に1組そして又1組と人が来るだびにうれしくなるのは自分だけ。最後の組は4時ごろチェックインで、かなり濡れていました。総勢7組となり、おのおの今度は夕食タイムで、宴会ありのですが、私は6時に寝たようです。
あまり早く寝たため、夜中に目が覚めたら風の音が凄いのです。朝には止むだろうと思い再び眠りに着いたのですが、風の音で何度かめが覚めました。
3日目
風の音が凄くてより、十分に寝たので起き出しました。もちろん周りの人もゴソゴソしています。一服しに外に出たら、台風です。天水を貯めている半切りドラムに7〜8割溜まっている水が、外に飛び出しそうになって踊っています。とうぜん、煙草に火が着きませんから、風を避けるためにトイレの中で火を点けました。
小屋に戻って、朝食と片付けをしながら、小屋に居る人みんなどうしようの話になります。我々は谷川方面に行きたいし、他の方は谷川に戻りたいしですが、危ないだろうしでどうしましょ。いろいろ情報交換と言うより教えていただいて、土樽までのコース状況を聞いたりして、土樽に降りて電車で土合に戻る事を選択しました。時刻表を持った方が居たので、12時16分の電車を目標に、出発することとなりました。(小屋にも、時刻表が貼ってありました)12時に間に合わなければ3時に、3時に間に合わなければ乗り合いでタクシーと手段を決めて出発です。
カッパを着て、ザックカバーをして、強風に飛び込みました。1番手は、男性組の方たちが小屋を出て行き、その後を追うように我々が出て行きました。
小屋から矢場の頭までは尾根伝いなので、風をまともに受けることになりました。尾根なので、尻を風上に向け前かがみになってカニ歩きで1歩1歩横歩きするのですが、タイミングが悪いと前に突き飛ばされそうになり、尾根に足をかけて踏ん張るようです。道が尾根を左右するので、風上側に腰下・膝下位の風避けでしゃがんで待機・休憩しながら、矢場の頭到着で一息入れることができました。矢場の頭からは、潅木が出始めるので風避けで助かりました。潅木が樹林に変る頃には、すっかり青空も見えて別世界です。標高1500M辺りがガスと強風の境目のようでした。後は、良い天気の中土樽駅に向けて道路をひたすら歩きます。
途中、新清水トンネルを覗いたら、心臓が止まるかと思うようなトンネルからの冷気に襲われました。
無事に土樽駅に着いて、電車時間も余裕でゆっくりです。
肩の小屋から谷川を越えてきた単独さんにどうでしたと聞いたら、凄かったと一言頂きました。蓬ヒュッテから来たご夫婦は、ヒュッテのご主人から又来てねといわれて土樽に来たそうです。(前日、茂倉ですれ違った人)同宿組みは、単独さんが、茂倉の様子を見て引き返してきたました。結局は、同宿の2組を除いて全員土樽集合で12時の電車に無事間に合いました。1組は土樽に車で来ていたのと、もう一組も新潟方面の方のようでした。
残念ながら、馬蹄形は完成することができませんでしたが、同宿の方々と最後が楽しい思い出です。
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