鹿島槍ヶ岳 [大谷原〜赤岩尾根〜冷池山荘]<テン泊>{ピストン} (大町 立山)
- GPS
- 30:22
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,195m
- 下り
- 2,176m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:17
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 2:53
- 合計
- 11:23
7:58 大谷原 登山口
9:02〜10 堰堤トンネル 右岸休憩地
10:29 第一ベンチ
11:25〜48 高千穂平 標柱
13:28 冷乗越
13:46〜14:06 冷池山荘
14:15 テン場
計 6時間17分
2日目
2:56 テン場
3:57〜4:04 布引岳
5:00〜57 鹿島槍ヶ岳 南峰
6:38〜45 布引岳
7:28 テン場
往路 2時間4分 、 復路 1時間31分
9:39 冷池山荘
9:54 冷乗越
11:03 高千穂平 標柱
11:55〜12:06 第一ベンチ
13:20 堰堤トンネル 右岸休憩地
14:20 大谷原登山口
計 4時間41分
※ 復路の堰堤付近のGPSログは、かなり乱れています。
他は概ね正確に取れている様です。
天候 | 1 日目 → 2 日目 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
コンビニにゆっくり立寄っても 1時間位で到着。 今回は、r51で北上しました。 当日 7時45分頃時点で ちょうど満車状態。 運良く、橋を渡った左手の駐車スペースのラスト1台に停められました。 ※ 2012年10月7日(日)〜 豊科IC は安曇野IC へ名称変更する様です。 http://www.city.azumino.nagano.jp/gyosei/kakuka/toshi/kanri/oshirase/meisyougakawarimasu.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
ざっくり言うと 3.5km 弱の林道歩きで300m 程の標高を稼ぎ 4km 位で1100m 程ひたすら登り 1km 位の稜線歩きで 山荘。といった感じです。 確かに、道迷い しそうな所も無ければ 階段、鎖等も良く整備されていますが 御存じの通り、初心者向けのコースではなさそうです。 特に下りは 滑りやすい所も多く 慣れや、体力を必要とします。 自信のない方は、我々のポンコツ 鈍足コースタイムを御参考にして下さい。 |
写真
感想
9月15日
3:53 自宅出発。
コンビニに寄ってサンドウィッチ購入。早朝ごはん。
東海環状、中央道 渋滞、事故なし。覆面なし。
6:18 マックでソーセージエッグ、チキンクリスプ、サラダマリネマフィン 各1購入。
ブランチとして道中で食べる。
7:10 セブンイレブン 大町大原店で 夕食のおにぎり、朝食のクッキーとパン購入。
このコンビニが最後のコンビニ。駐車場から鹿島槍が良く見える。
今から あそこに登ると考えると気が遠くなる。
準備体操を済ませ、林道へ。程無くして 相棒様が右足の付け根を痛める。
この先の赤岩尾根の急登を登り切れるのか、不安がよぎる。
西俣出合 下方の堰堤でウォームアップ(の筈)の林道歩きを終え、気合を入れなおす。
ここからは我々にとっては苦行に近い。修験者になったつもりで日本人DNA で登る。
平坦な所は極端に少なく、階段だらけ、休憩に適した所もあまり無い。
30分 がんばって、休んで、また30分。そんな感じで進む。
「高千穂平まで頑張るよっ」と相棒様を励ますが、地形図の高千穂平より先に
実際の開けた場所が有り、「嘘つきっ」と怒られる。
ここで入念に足のケアをして先を急ぐ。なんとか相棒様も大丈夫そうだ。
ここから赤い岩が目立ち始めて 赤岩尾根を名を実感できる。
岩場が比較的多くなり、切れ落ちた細道も点在する。
冷乗越からの展望はガスが かかって ほとんどない。
でも、殆ど歩き切った安堵感が有る。その後、久しぶりに
下って 登り返し、冷池山荘 到着!
午後2時前 受付は混み合っている。流石は人気のコース
重装備の熟達 縦走風の方から ツアーの初心者風の方、(我々も)
老若男女 様々な人で賑わう。
テン場までは10分前後。唐松岳のテン場で下の方に幕営し「遠いなぁ」
なんてカワイイものだ。トイレの回数を減らす為に生ビールを買うのを控えた。
テン場に着くと ほぼ満員御礼。最後の隙間か?と思われる場所は
かなりの傾斜地。なんとか石を移動させ、可能な限り水平に近づけたが
木の根が出っ張り、床はボコボコ。グランドシートを持っていって正解だった。
インフレータブルマットをパンパンにして、どうにかこうにか寝られるレベルに。
他の場所も石、岩 ゴロゴロなので大差はないのかも?ペグは刺さる地盤だが
石が幾らでも有るので必要最小限でOK。
その後も数組が呆然とした顔でテン場を訪れ それでも なんとか張る。為せば成る。
16時過ぎに夕食をとり、梅酒を飲んで 19時には寝に入る。
計 3.8ℓ持ってきた水分は夕食と、梅酒を割る水を含めて丁度 使い切った。
3ℓ位は 汗だくの登りの行程で消費した。
夕方からは断続的な雨。時より突風と豪雨。新月のなか、星ゼロ。
9月16日
翌午前2時位から目覚め始め、鈍足の自覚を持っている我々は
安全策で鹿島槍での御来光に向け、3時頃 多分2番手でテン場を出発する。
空は正に満天の星空☆。星が多すぎて北斗七星が なかなか見つけられない。
数分のうちに3回 流れ星を目撃した。ミルキーウェイも くっきり見える。
決して下界では見られない星空。新月と重なって期待通りで感動した。
前方に単独の方の明かりを確認しつつ向かう。相棒様の右足もだいぶん回復した模様。
東方面 多分八ヶ岳付近で頻繁に雷の光が見える。布引岳を過ぎた辺りで
単独の男性に抜いてもらう。あっと言う間にヘッデンの明かりが空の方向に遠のいて行った。
2時間で鹿島槍に到着。途端に風が強くなり、インナーダウンを着こむ。
手袋とニット帽が欲しくなるが、無い。展望は最高で、雲海の彼方に
名だたる山々が見える見える。こればっかりは 実際行って見るしかない。
テレ東の山番組の女優なら100% 泣かなくてはならないシーンだ。
そうでなくても 泣いてイイ。
雷鳥を探しつつ テン場に戻るも逢えずじまい。出逢えるのは いつになるやら?
テン場から その穂先だけが見える 本家 槍ヶ岳に気付き、得した気分になる。
朝食、撤収を終え小屋へ。前日の夕方に買った水 1ℓは朝の山行と朝食で使い切る。
冷池山荘の水は沢水のポンプアップで、なくなると いよいよ天水に切り替わるとの事。
この日 冷池山荘は深刻な水不足らしく、可能な方は種池山荘など他の山小屋で
調達して欲しい旨の張り紙有り。大谷原ピストンでは冷池山荘しかないので
申し訳なくも 下山用にお茶 2ℓを購入。¥250/ℓ。チンチコチンのアッツアツ。
早速 赤岩尾根上部で左足を崖下に持っていきかけ、右手で持ちこたえる。(大した事はない)
相棒様も予想以上に下りの階段に苦戦し、ヘトヘトで高千穂平に。
前日の雨の影響もあるのか、確かに滑りやすい。
なんとか気を張り 第一ベンチまで下るも、この先で相棒様の心がバッキバキに折れた。
励ましも何も効かない。静寂のうちに西俣出合まで下り
林道を登山口へ向かいながら徐々に心の修復を図る。
相棒様曰く、登りの方が よっぽどイイ との事。
よく頑張りました◎
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