北岳テント泊(No2はたやすく微笑まない)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,721m
- 下り
- 1,714m
コースタイム
07:35-広河原
08:00-分岐
09:45-白根御池小屋 (休憩)-10:05
10:10-草滑り(休憩30分)
12:55-小太郎尾根分岐
13:35-北岳肩ノ小屋
■17日
06:10-北岳肩ノ小屋
06:40-北岳山頂-06:50
07:10-北岳肩ノ小屋(休憩、撤収)-8:15
08:35-小太郎尾根分岐
09:35-大樺沢二股(休憩)-09:50
11:20-広河原
天候 | ■16日 晴れのち曇り ■17日 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■広河原-白根御池小屋 分岐を過ぎてから土と木の直登続き。 途中からほぼ平坦なトラバース道に変わる。 ■白根御池小屋-小太郎尾根分岐(草すべり) 急斜面の直登だが序盤は土とザレで歩きやすい。 中盤以降に段差の大きい岩などがまざり疲れやすい。 ■小太郎尾根分岐-北岳肩ノ小屋 歩きやすく素晴らしい見晴らしの稜線。 一部岩場もあるが難所はなし。 ■北岳肩ノ小屋-北岳山頂 岩場歩きで踏み跡の分岐が多く正規ルートが判り難い箇所あり。 ■大樺沢-広河原 傾斜はずっと穏やか。 河原沿いらしく大小の石が積み重なっており足を滑らせない様に注意。 |
写真
感想
週末に限って襲ってくる低気圧や前線に泣かされた8月。
暫くまともな山行ができないかなしい週末を送っていましたが
ようやくチャンスがめぐってきましたよ。
場所は北岳。永遠のNo2。
薬師からその雄大な姿の一部を見て憧れていた山に初心者が
無謀にもテントを背負って突撃してまいりました。
---
芦安の駐車場に着いたのは4:30頃。すでに満車になりかけており
停められたのは第八駐車場の奥。うーむさすがは3連休ですね。
バス乗り場まで大分遠いですが、駐車場まで乗り合いタクシーが
迎えにきてくれました。
そのまま乗り合いタクシーで広河原まで。お隣になった方は北岳
日帰りであわよくば間ノ岳まで狙うとか。いやーえらい健脚です。
さて、毎回なにかやらかしている私ですが今回も期待に違わず
やらかしましたよ。なんと乗ってきたタクシーに財布を置き忘れ!
インフォメーションセンターや運転手の方々にどえらいお世話に
なり、なんとか無事回収できたもののこれで1時間半のタイムロス!
いや、見つかってよかったです。本当にお世話になりました。
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さて、アホを嘆いていても仕方ありません。
今回は時間に余裕があったら北岳山荘に止まって翌日は間ノ岳も
狙ってみようかと思っていたのですが、スタートの遅れもあって
無理は禁物と目標を北岳肩ノ小屋に変更です。
でもこれで少し余裕ができたはずなのでルートを白根御池小屋経由
にして有名な急登の草すべりを通ってみようと考えました。
はじめての山にしてテントも背負ってるのに大丈夫でしょうか。
あんまり大丈夫じゃなかったです。
---
白根御池小屋まではやや遅めのペースながら快調に問題なく歩けて
いたのですが、そこから草すべりを登り始めてからやや足に違和感が。
腿を上げるときの、このひきつる様な感覚…覚えがあります。
山始めてすぐに塔ノ岳の山頂間際で足がつってのた打ち回ったあの感覚!
これは危ないと思い中途半端な場所ながら休憩&お昼ご飯で脚を休めます。
30分程休んだのち歩いてみるとなんとかなりそうだったので様子をみながら
騙しだまし登っていく事に。うーんやっぱりここをテント装備で登るには
まだ実力足りませんでしたかね。
ペースを落としながらもなんとか目的の肩ノ小屋に到着!
3連休だけあって大勢の方がもう小屋の前のテーブルで盛り上がっています。
私はテント泊なのでさっそく設営に。
が、地面が固くてペグが刺さらない!
という事は石でなんとか固定しなければならないって事ですね。
そんなのやった事なかったので見よう見真似でなんとか石で固めて設営。
非常に不安ですが大丈夫なのでしょうか。
大丈夫じゃありませんでした。
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夕方までは雲がありながらも視界は開けており景色を楽しむ事ができましたが
夜半から風が強くなってきて雨も降り始めました。
強風に煽られる度にギシギシと音を立てて揺れるテント。
何しろ設営した人間が信頼できませんので気が気ではありません。
怖さをかき消す為に耳栓をしてシュラフに潜り込みます。
と、顔にパラパラっと降りかかる飛沫。
え?雨漏り?どこか設営ミスった?
などと慌ててテントの状態を確認してみるもまだ異常は無い模様。
どうやら雨でフライシートの内側が結露し、そこに強風でシートがバサバサと
煽られた瞬間に飛沫として襲ってくるという状態だった様です。
前室のフライは石に括り付けて固定していたのですが、その石が強風に
撓むフライに引っ張られて張りが緩んでしまったのが原因の様ですね。
なんとか大きい石と補助する石で固めなおして少しはマシな状態に。
本気で荒れた時はこの程度じゃないでしょうし3000m級の稜線でテントを
張るという事の難しさを北岳に教えて貰った気がします。
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翌日早朝外の様子を見るも真っ白&雨。
早立ちして寄り道する気力は失せてしまったので、さっと真っ白な山頂
だけ往復してきてのんびりと下ってしまいます。
下りに使ったのは右股コースから大樺沢のルート。
こちらは登りにつかったルートより急な部分も少なく整備も行き届いていて
非常に歩きやすいと感じましたね。こっちから登ればもう少し楽だったかな…
広河原に着く頃には日が差してくるという気まぐれお天気具合。
山の天気はなんとやらといいますが、なかなかベストな状態で微笑んで
くれませんね。でもだからこそまたいい状態の山頂を見てやろうと挑みたく
なるものですよね。
北岳。南アルプスの主峰の名に恥じない迫力のある楽しい、そして厳しい
良い山でした。またそのうち必ず。
はじめまして oyabunと申します。
夕日を眺める群集の中に、ちゃっかり私写っています
それにしても あの夕日とてもきれいでしたね!
下界ではとても見ることが出来ないでしょうネ
テントうらやましいです。
oyabun様、はじめまして。
素晴らしい夕日でしたね!
その後の天候はちょっと残念でしたが
テント泊は荷物重くて大変ですがその分得るものも多いですね。
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