十石山(白骨温泉-十石峠避難小屋-十石山/日帰りピストン)(乗鞍山域/北アルプス)
- GPS
- 07:37
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,050m
- 下り
- 1,177m
コースタイム
…耕邯松本市(旧:南安曇郡安曇村)
岐阜県高山市(旧:吉城郡上宝村)
【●今回のコース●】
【▲9月29日(土)▲】
<往路>
『白骨温泉の十石山の取付地点のヤブの前(標高1500m/6:45am/
登山開始)-スーパー林道方面道標(7:00am)-十石山分岐(7:04am)
-湯沢ノ平(7:45am)-十石峠避難小屋(10:24am/15分休憩)-
十石山(標高2524m/10:44am/18分休憩)』
<※水は3リットル消費した>
<復路>
『十石峠避難小屋(11:22am/下山開始)-湯沢ノ平(13:25)-
十石山分岐(13:53)-スーパー林道方面道標(13:57)-
白骨温泉の十石山の取付地点のヤブの前(14:04)-
白骨温泉バス停(標高1400m/14:22/全行程終了)』
<※水は1.5リットル消費した>
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
/圭-松本(JR中央本線・篠ノ井線/3890円) <510円(快速ムーンライト信州号指定券)> ⊂硝-観光センター・鈴蘭(アルピコ交通バス&電車/1700円) 4儻センター-白骨温泉の十石山の取付地点のヤブの前 <松本タクシー/3480円> 【★復路★】 ’鮃温泉-新島々-松本(アルピコ交通バス&電車/1900円) ⊂硝-高尾(JR篠ノ井線・中央本線/3260円) 【●往路詳細●】 新宿23:54-4:30松本4:45-5:08新島々5:18- 6:05観光センター6:10-6:35白骨温泉の十石山の 取付地点のヤブの前(タクシー) <JR線・松本電鉄・アルピコ交通・松本タクシー> 【●復路詳細●】 白骨温泉15:50-17:12新島々17:24-17:53松本18:37- 20:26甲府20:37-21:25大月21:30-22:12高尾-京王線 アルピコ交通上高地線(松本〜新島々/刻表) http://www.alpico.co.jp/access/rail/#timetable アルピコ交通乗鞍高原線(新島々〜鈴蘭・白骨温泉/時刻表) http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/norikurakogen/ 松本タクシー白骨温泉営業所 http://www.matutax.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【▲全区間赤破線登山道(不明瞭箇所少々あり)▲】 ’鮃温泉-取付地点のヤブ:取付地点の場所がわかりにくい ⊆萇嫦賄世離筌-十石山分岐:ルートファインディング必要 十石山分岐-湯沢ノ平:軽度のヤブ・道形明瞭 づ鯊凜諒-十石峠避難小屋:道形明瞭&不明瞭・ヤブ漕ぎ ソ柔估夙鯑饐屋-十石山:道形明瞭(乗鞍岳方面は不明瞭) ※1時間半のヤブ漕ぎ・官製道標2つ・私製道標3つ・赤テープ多い ※霧が濃くなると登りでも下りでも道迷いの危険性あり 【▲登山者数情報▲】 ー萇嫦賄世離筌屬料亜曾柔仍魁同一方向0名・すれちがい0名 ⊇柔仍魁素鮃温泉:同一方向5名の団体(速い人)・すれちがい5名の団体 【▲読み方▲】 /慧隋后Г靴鵑靴泙靴 白骨温泉:しらほねおんせん 十石山:じっこくやま 白骨温泉公共野天風呂(日帰り入浴500円) http://www.shirahone.org/facilities-list/day-trip-bathing/public-bath/ |
写真
感想
【■■感想と解説■■】
今回は北アルプス乗鞍山域で有名な十石山(じっこくさん/標高2524m)に日帰りで登ってきました。ここの山の尾根はヤブ漕ぎで頂上からの眺望は大パノラマで有名ですが、昭文社の地図では赤破線ルート(準バリルート)です。道標は下の方に2つあるだけであとはありませんが、経路を示す赤テープはたくさんあります。だけど仕事道や古道の交差が多くて、さらに霧が濃くなると登りでも下りでも道迷いするような危険性がありますので、登山初心者の方やバリルートが不得意な方は単独で入山しないほうが良いと思います。今回私は国土地理院発行の1/25000地形図と方位磁石を持って行きました。バリルートの基礎は道迷いをしたらヤブでも何でもいいから尾根に登り返す事です。尾根に登ればたいていは何らかの仕事道や古道があります。
まずはじめに新宿発の快速ムーンライト信州81号(夜行快速列車)で松本で下車して、松本から新島々経由で乗鞍高原休暇村行の路線バスに乗り換えて、観光センター(乗鞍高原)で下車して、あらかじめ予約しておいたタクシーに乗り換えて白骨温泉上部の上高地乗鞍スーパー林道の十石山取付地点まで行きました。観光センター(乗鞍高原)には午前6時5分に着きましたが、次の白骨温泉行のバスが午前8時52分ですので、3時間も待てないのでタクシーを使いました。本来は白骨温泉バス停から十石山取付地点まで徒歩で25分かかりますが、今回はそこまでタクシーで行けたので25分の短縮でした。十石山の取付地点は目印に工事用のカラーコーンが置いてあるだけで道標等はありませんでした。取付地点からは仕事道が数本交差しておりますので注意が必要です。取付地点を少し入った右側の尾根の踏跡を登って1本目の道標へ行きますが、ここは道標が示す『スーパー林道0.4km』の方角のヤブの中へ行きます。そして5分ほどで2本目の道標(十石山分岐)で、道標が示す『十石山』の方角を登ります。ここから湯沢ノ平(フィルムのサクラカラーの看板がある場所)までは道が悪く急坂でヤブはそんなには濃くありません。湯沢ノ平の天平(でんでえろ)状の平地を西に進むと、二つ目のサクラカラーの看板が出てきて、ここを矢印の方向に進むとさらに急坂で上の方はヤブがかなり濃くなってきて、ここから約1時間半ほどは本格的なヤブ漕ぎになります。
ヤブは背丈以上ありますが、道は明瞭です。だけど道はドロドロですので登りで3回、下りで5回転びました。さらに道の端のほうに足を置くと笹で道が見えなくて高さ1mくらいの崖になっている場所もあるので要注意です。本格的なヤブ漕ぎが終わると森林限界に出て15分ほど登ると十石峠避難小屋です。十石峠避難小屋は小屋内の調度品が有人小屋なみでいろいろな道具がたくさん置いてあって驚き、このような小屋に嵐の晩に泊まってしまった事を考えると大変に心強いと思いました。十石峠避難小屋から5分程で十石山頂上ですが、穂高連峰方面の眺望が最高に美しく、目の前に上高地の岳沢がバーンと見えましたし、焼岳や笠ヶ岳や常念山脈や乗鞍岳方面や御嶽山方面が最高に綺麗でした。頂上で小1時間ほど休んで再びもと来た道をヤブ漕ぎしながら白骨温泉まで下りまして、白骨温泉の公営野天風呂に浸かって東京への帰路に就きました。今回の総括は北アルプスで有名なヤブ尾根で眺望が最高の十石山に登れた事に満足しております。そしてヤブ系ショボ山とアルプスの二つを同時に経験したような感じでした。
【■■参考■■】
今回は私が以前にお会いしているヤマレコ知人のokinawa123さんの十石山レコで経路などを勉強しましたし、本人からもアドバイスをもらいました。okinawa123さんありがとうございました。
okinawa123さん http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-145003.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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このルートで出会いがあって羨ましいです。
私は此のルートを2度歩きましたが、一人も出会っていません。
静かな山歩きもここまで静かですと、少々不安を感じました。途中熊の爪痕なども有りますよね!
登山口が目立たないのも、難点ですね。
非難小屋で御来光を待つのも何時はしてみたいです。
Yamaotoko7さんコンバンワです。
先日の山は有難うございました。十石峠からの眺望は素晴らしいモノが有りますね。もう少しすっきりとした秋晴れなら、山容がクリアーに確認出来ましたが、台風の余波で高曇りと多少の霞がかかっていました。少し残念ですね。
公共交通機関を利用しての移動はお疲れ様でした。帰りの電車は普通列車で長旅となりましたが、如何でしたでしょうか?お疲れ様でした。
okinawa123さんアドバイスありがとうございました。おかげで十石山を楽しめました
>私は此のルートを2度歩きましたが、一人も出会っていません。
今回は十石東尾根に一番乗りでしたので、他のハイカーとの出会いは下山時だけでした。登りの時は誰とも会いませんでしたので、登山道は蜘蛛の巣だらけでしたし、湯沢ノ平付近のヤブの中からガサガサと音がして黒い物体が逃げていきましたので、カモシカか熊でしょう
>途中熊の爪痕なども有りますよね!
熊の爪痕は湯沢ノ平から下の斜面に多かったですね
>登山口が目立たないのも、難点ですね。
目印が無いので、入口に置いてあった工事用の赤いカラーコーンに私が『至 十石山』とマジックインキで書いておきましたし、入口付近に仕事道が何本も交差しているので、入口付近で道迷いをする人が多いとの事でしたので、赤テープを3mおきに本道へ導くかたちで付けておきました
>避難小屋で御来光を待つのも何時はしてみたいです。
私も来年は十石峠避難小屋で御来光を拝みたいと思っております。その時は一緒に行きましょう。そして避難小屋で酒を飲みながら昨年の読売新道の話でもしましょう
おかげ様で今回は楽しめました
THANK YOU SO MUCH
お疲れ様でした
下り道で、一番最初にメガネを掛けた男性と話をして、二番目に白髪のオジさんとメガネのオバさんと話をして、三番目にメガネの男性に挨拶して(おそらくあなた)で、四番目に赤い服のオバさんと話をしました。登りは私一人で十石東尾根に一番乗りでしたので、非常に寂しく不安でしたが、下りは、すれ違う皆さんとお話できたので楽しかったです。私が頂上に着いて20分後くらいに岐阜ナンバーの5名の男性団体が登ってきました。しかもこの岐阜ナンバー5人組は足が速くて、下りで湯沢ノ平で私を追い抜いて行きました。したがって今回この尾根には11名しか入っていない事になります。非常に静かな登山で本当に良かったと思っております。私が十石峠避難小屋に到着した午前10時44分には眺望が美しく穂高連峰や御嶽山方面もガスることなく綺麗に見えました
>帰りの電車は普通列車で長旅となりましたが、如何でしたでしょうか?
夏山と秋山はほぼ毎年毎週、普通列車ですので慣れておりますのでそんな長旅に感じません。今年のお盆は室堂〜太郎平まで歩きまして、下山口(げざんぐち)の最寄駅が富山駅でしたが、富山から普通列車で糸魚川経由大糸線で新宿まで青春18切符で帰りましたが、その時は長旅に感じました
またご縁がありましたら長野県や岐阜県のどこかの山でお会いしましょう
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