錫杖岳 南峰・北峰
- GPS
- 08:16
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 1,153m
- 下り
- 1,644m
コースタイム
7:00〜7:25 クリヤ谷との分岐(錫杖沢への下降点)錫杖沢末端で食事
7:50 岩小屋-
8:35 A沢?(Aコース?、本谷?)、B沢?の分岐
9:55〜10:10 錫杖岳南峰?
10:30 枯れ木のコル
11:25〜11:50 錫杖岳ピーク(ピッケルのピーク、本峰ではない)
12:09〜12:24 降りにルートを失い復帰するまで
13:15〜13:20 登りに間違った分岐点
14:20 クリヤ谷との分岐
15:20 中尾高原口駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中尾高原口駐車場は20台ほど駐車可(無料) バス停有り、トイレ・ポスト無し |
コース状況/ 危険箇所等 |
・クリヤ谷コース 錫杖岳下分岐までは良く踏まれている ・錫杖沢から錫杖岳ピークまではテープは随所に有るが分岐が多く事前の研究が重要 錫杖沢は沢とはいえ全体に急峻で平坦部やゴーロは無くルンゼ状を成している 沢登り、岩登りのスキルが必要。天気の見極めが重要、雨の場合は相当に危険 稜線のブッシュは酷く相当の体力を必要とする |
写真
感想
●感想と考察(注:文中の右、左は敢えて稜線に向かって右、左を指す)
●4年ほど前に錫杖岳のピークを極めようと挑戦したが錫杖沢の岩小屋直前で左の沢に引き込まれた為、その後悪戦苦闘したが結局稜線に出れず時間切れで退却した
先々週笠ヶ岳に登り翌日錫杖岳に登る計画だったが体調不良で中止
今回4年越しの錫杖岳にやっと登れた
●錫杖沢の登行は分岐が多く事前に細かく調査して確認ポイントを決めておいた
・錫杖沢への下降点
・クライマールートとの分岐
・岩小屋
・本沢の二股
・A沢の残置ロープ
・B沢との合流点
・稜線の枯れ木にテープ
・鞍部からピークまでのブッシュ内の踏み跡とテープ
●登りのルートミス
・残置ロープのある棚を過ぎて少しで登れそうにない岩が出てきた。中央に登れる岩があるのでそこを2mほど登ったところではっきりした沢があったのでそのまま進んだ。これが間違いの発端となった
(A沢を下降中に原因の確認をする)
・残置ロープを確認した事でA沢にはいった安心感から集中力が欠けていたと思うが岩場を巻いたという感覚がなかった。またこの分岐はチェックポイントになかった事が原因か
・ここから10数分登るとかなり微妙なホールド、スタンスの場所が出てきたがA沢も意外と悪いなというくらいの気持しか無くここでGPSを確認していれば間違いに気づき退却していただろう
更に登って沢も尽き急傾斜の草付きにでたがB沢との合流点らしき処に出なかったのでGPSを確認して間違っていることに気づいた。高度的には枯れ木のコルと同等以上の高度に達している
・もう少し登って急傾斜の草付きから多少解放された処で休憩しながら今後の対応を検討
今登って来た急傾斜の草付きと沢後半の下降は相当危険だと判断して南峰を超えて枯れ木のコルに行く方が安全と決定
南峰のピークまでのブッシュは大変だったがピークから枯れ木のコルまでは背を越す笹ヤブで捕まえる笹が有るので下降にはさほど問題なく足元が見えない為、時々落っこちたりコケたりしながら枯れ木のコルに達した
●下降時のルートミス
・チェックポイントに揚げて置きながらも一度、踏み跡を外してしまった
意識しながら歩いていても岩を巻いたり木の根っこを超えた時、急に方向が変わっている事が有り其処に細い踏み跡があると間違え易い
間違いのコースは何れ踏み跡が消えるので如何に早く間違いに気付くかが重要
・この時は20メートル程前方に枯れ木のコルから登って来た時に超えた小さなピークの鞍部が見えるが敢えて元のコースに復帰する方法を選んだ
(横に進むより上に登る方が楽。一般的に下降は厳禁)
・通常の尾根コースの場合間違いに気づけばすぐ戻れるがこういう場所では踏み跡が無いし、正規(?)のコースが上にあるのか下にあるのか判断付かない場合が普通だがGPSでは誤差が有るにしてもコースは上にありそうなので登り易い処を選んで1時の方向に登って踏み跡らしき所にでた
●頂上からの眺望
・眺望は兎に角、素晴らしい。槍、穂高や富士山でも決して味わう事の出来なかった感覚!!!
(ジャンダルムも良かったかな)
何しろ岩峰の頂点の狭〜い場所にいる事が素晴らしい
先々週登った笠ヶ岳や、槍、穂高連峰、霞沢岳、焼岳、乗鞍、御嶽山と眺望には事欠かない
唯一残念なのは三角点の有る本峰のピークに行けない事だが、今日この山域に7,8名の方がいたと思われるがピークに達したのはもう一人の単独行の方と2人だった(?)
2人ともルートミスを犯しながらのピークだった様で眺望の素晴らしさの反面、錫杖岳の厳しさも教えられた素晴らしい山行だった
●もう一人の単独行の方と一緒に下山し新穂高の湯でしばし楽しい時間を過ごした
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