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Yamareco

記録ID: 2304663
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山

鍬崎山 あわすのスキー場から大品山経由で往復

2020年04月17日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:50
距離
11.6km
登り
1,643m
下り
1,633m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:05
休憩
0:45
合計
7:50
7:30
51
スタート地点
8:21
8:23
54
9:17
9:24
169
12:13
12:38
83
14:01
14:12
33
14:45
35
15:20
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2020年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
あわすのスキー場の奥、夏道登山口のある送水管のところまで、普通車で林道を乗り入れできる。
駐車スペースには、詰めれば5〜6台は停められると思う。
コース状況/
危険箇所等
あわすのスキー場最上部まで、残雪はほとんど無い。
スキー場を過ぎて、送水管沿いに登ると残雪が出始め、送水管を離れて貯水池への水平道に入ると雪の量が増える。
貯水池からは、冬季に使う尾根上に道が切り開かれており、一部にはロープも設置され道形も明瞭だった。
貯水池上部の1100m付近に来ると、残雪で登山道は隠れて見えなくなり、1150mからは、残雪で山肌は完全に覆われどこでも歩ける状態になる。
踏み跡がしっかり付いており、それを辿れば登りでは全く潜る事は無かったが、帰りは雪が緩んでおり踏み跡沿いでも結構潜った。
今回は足回りはアイゼン・ピッケルとワカンを用意したが、ワカンは使用しなかった。
また山スキーについても、1150mから上は上り下りとも十分使用可能な雪の量だったが、今日はやや雪面が硬く、急斜面ではクトーを使用したり担いだりしないと、シールだけで登り切るのは厳しそうな状態だった。
大品山を過ぎると踏み跡はやや不明瞭になるが、ルートは分かりやすく潜る事もほとんど無かった。
今日は大品山の次のピークの登り途中でアイゼンを付け、1756mジャンクションピークに上がる細尾根の手前でピッケルも出した。
1756mを過ぎると、場所によっては新雪が増えて潜るようになり、深い所ではひざ下まで潜る湿雪の重いラッセルとなり、結構体力を奪われた。
頂上は夏の山頂標識が頭だけ出ており、薬師岳、立山をはじめ360°の展望が楽しめた。
下りは往路を忠実に戻ったが、細尾根など部分的にはクライムダウンして安全第一で行動した。また前述のとおり、気温が上がった為帰路ではかなり潜って足を取られる事も有ったが、最後までワカンは使用しなかった。
大品山まで登り返してからアイゼンを外し、暑さで汗が目に入る中、登山口まで一気に下った。
今日は1日中通して、他の登山者には一人も会わなかった。
その他周辺情報 緊急事態宣言を受けて、あわす野のホテル森の風や亀谷温泉の白樺ハイツは休業中だったので、立山吉峰温泉ゆーらんどまで行って入浴した。
ゆーらんどは、レストランや休憩室は閉鎖しているが、日帰り温泉は通常営業していた。
モンベルクラブの会員割引があり、通常料金620円の所、560円で入浴できる。

装備

備考 細尾根の通過に備えて、アイゼンだけではなくピッケルも携行した方が良い。
雪山に慣れてない者を含むパーティーは、ロープやハーネスも用意した方が無難だと思う。
転滑落すれば重大事故に直結し、死亡する可能性も高い。

感想

先週9日に白鳥山に行った際に、ザックに付けたショートスキーが木々に引っ掛かり非常に苦労したので、今日は最初からスキーは諦めて登山靴で行ったが、この山も最初の1時間だけ我慢すれば、あとはずっとスキーが使用できる状態だったので、少し後悔した。
この時期に行ったのは本当に久しぶりだったので、冬に登路として使う貯水池脇の尾根に立派な道(新しい登山道?)ができている事を知らなかった。
貯水池上部で尾根が広くなるまでは、急な細い尾根でやや足場も悪い所が有るが、部分的にはロープも設置されており、普通に歩けるように整備されていた。
今日は前日に緊急事態宣言が出された直後だった為か、他の登山者には一人も会わなかったが、雪上の踏み跡の状態から見て、大品山までは毎日誰かが登っている様だった。
鍬崎山まで往復するには、ジャンクションピーク手前の細い雪稜など悪い所も有るので、この時期でもしっかりしたアイゼンとピッケル、それらを使いこなす技量とそれなりの体力が必要だが、天気が良ければ素晴らしい展望が約束される、良いルートだと思った。
残雪期は、ガスがかかったり踏み跡がはっきりしない時は、大品山から貯水池までの下りでは迷い易い箇所も有るので、スマホのGPSアプリを活用して帰路の確保を図ると、より安全に行動できると思う。

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