朝日連峰(日暮沢起点〜以東岳〜大朝日岳)
- GPS
- 49:36
- 距離
- 37.4km
- 登り
- 3,078m
- 下り
- 3,071m
コースタイム
9:06 日暮沢小屋
11:50 竜門小屋
14:33 狐穴小屋
10月7日
5:45 狐穴小屋
7:28 以東岳
11:06 竜門小屋
13:30 大朝日小屋
10月8日
5:15 大朝日小屋
5:30 大朝日岳
6:30 大朝日小屋
8:00 小朝日岳
10:37 日暮沢小屋
天候 | 10月6日 曇り 10月7日 曇り時々小雨 10月8日 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
30-40台は林道脇に有ったでしょうか? |
コース状況/ 危険箇所等 |
紅葉は丁度ピークを数日過ぎた頃でしょうか。 竜門山〜西朝日岳あたりが一番きれいに染まっていました。 |
写真
感想
夏には行けなかった朝日連峰。
泡滝行きのバスが無くなったのでもう今年は行けないかと思っていたけど
日暮沢小屋起点のコースを発見。
念願の山に行ってきました。
紅葉もばっちりです。
金曜の夜に出発するも事故&工事渋滞で2時間近く遅れ、明け方仮眠を取ったら
もう月山ICで8時前。
日暮沢小屋まで車を飛ばし、何とか林道脇(かなり奥)に車を止める。
時間を見ると9時過ぎ、当初予定していた小朝日〜大朝日経由の竜門小屋は難しいと判断。
清太岩山経由で竜門経由の狐穴小屋を目指します。
生憎の曇り空だったが、樹林帯の急な登りには逆に助けとなりほどなく清太岩山へ。
この辺りから紅葉がスタート。
ユーフン山から次の小山辺りが紅葉のピーク。
目を奪われながら竜門山へ。
ここはピークがはっきりしない。
竜門小屋で一休み。
小屋の前の水は盛んに出ており、ここでたっぷり水分補給。
中を除くと既に結構な数の先客が。
もう少し足を延ばします。
寒江山あたりの紅葉を眺めつつの主稜線散歩はホントにいいものでした。
ゆるやかに下った所に狐穴小屋。
時間は2時30分。
以東小屋も考えたけど、初日から飛ばし過ぎるのもと考えここを本日の宿に。
この時間既に2階はほぼ一杯、一階は2人位でしたが管理人さんに言って無理やり詰め込まして貰いました。
2階の方が暖かいしね。
いつものごとく米を水に浸し炊飯の準備をした後、ビールタイム。
今日のつまみはソーセージです。
フライパンでゴロゴロころがしじっくり焼き上げます。
ビールとソーセージ・・うますぎる。
まわりを見回すと隣のおじさんは大きなフライパンでジンギスカン風の炒めものを、その他の方も焼き肉やら鍋物やらつついたりして。
むむっ、みなさん食事に抜かりなし。避難小屋生活を良く楽しんでいる感じでした。
下に降りれば1階も満杯です。
最後に来た方は17時30分前かな。既に暗くなってました。
ちなみに以東小屋から来た方もいましたが、あっちも一杯との事でした。
こんだけいると夜は薄手のシェラフでも暑いぐらい。掛け布団にしてました。
翌朝4時過ぎに起床。
朝ご飯はパスタ。
サラスパを鍋に入れ4分間、ゆで上がったらフライパンに取りだしぺペロンチーノソースと和えます。
ここでホタテ缶登場。
フライパン汁ごとに放り込み、軽く炒めて出来上がり。
余ったゆで汁はスープにします。
意外とボリュームが有って体も温まるので朝の食事にぴったり。
お腹も満杯になった所で以東岳へと向かいます。
この日も天気は曇り、ですが以東岳ははっきり見えてました。
午後には天気が崩れるとの予測を立て足早に向かいます。
それ程明確なピークは無くゆるやかに高度を上げて行きます。
しかし残念、後150mの所でガスってしまいました。
前回の奥穂高といいこのところ山頂が天気に恵まれません。
気を取り直して大朝日へ、竜門山までは来た道を戻り、そこから西朝日岳へ向かいます。
この竜門山〜西朝日岳の紅葉がすごかった。
背丈かやや低いぐらいの赤やオレンジの絨毯の中を優雅に進みます。
と思ったらだんだん風が強く、小雨も混じってきました。
西朝日岳ではまわりは見え隠れ状態、中岳を過ぎるあたりでは完全にガスの中でした。
非常に視界の利かない中、何とか金玉水分岐までたどり着き、水を補給し、大朝日小屋へなだれ込みます。
(この日の大朝日岳はあきらめました。)
さすが大朝日小屋は13時30分の時点で既に人であふれてました。
寝床は屋根裏部屋のはじっこ、食事は1階の別スペースで作成する事に。
今日のつまみは火を通さないドライ系。
ごはんはツナカレーです。
これはフリーズドライカレーにツナパックを加えたもの、絶妙なバランスでご飯が進みます。
しかし、外の気温は低いはずなのにさすがに人が多くて熱気がこもります。
寝る時シェラフをはだけて寝てました。
翌朝4時過ぎに起床。
今日は簡単にアルファ米とスープで済ませ、やや明るくなった中を大朝日岳へ登って行きます。
これまでと打って変わって澄み切った空。
空気が冷たいです。
程なく山頂へ到着。
既にたくさんの人がご来光を待っていました。
やがて日が昇り、月山、鳥海山、飯豊、蔵王、吾妻、岩手山等々これまで見えなかった東北の山々が雲海に浮かび感動もひとしおです。
その中でもやはり飯豊の稜線に魅かれます。
また近いけれど祝瓶山のとんがりぶりは存在感が際立った山でした。
さて名残おしいけど帰りの時間となりました。
本当はこの天気の中、以東岳まで稜線を歩きたいけど、小朝日岳へ向かいます。
小朝日岳はかなり峻険な様相をしており、この辺りの雪の深さがうかがい知れます。
急登を登り切って山頂から振り返ればこの3日間で歩いた稜線が一望出来ます。
改めていい山だったと思えました。
その後はひたすら下山下山で日暮沢小屋の車まで。
何度も滑りそうになり、くたくたでした。
大井沢温泉館『湯ったり館』で疲れを癒し、帰路へ。
しかしその後10時間も車に乗ってるとは知る由もなかったとか・・。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する