記録ID: 2339672
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積雪期ピークハント/縦走
東北
モッコ岳 貝沢登山口より沢尻岳経由で往復
2020年05月08日(金) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:01
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 949m
- 下り
- 948m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今日もいつも通り、登山口手前の夏期には登山届ポストが置かれる広場(今日はまだポストの設置無し)に駐車した。5〜6台は駐車可能。 車高が高い車なら、更に奥に侵入し橋の無い沢を横断して林道終点まで乗り入れる事も可能だが、自分の車(4WDのライトバン)ではリスクが高いので、いつも手前で停めている。歩いても10分程度の違いしかない。 今日は林道終点の更に奥、登山道の開始地点までRV車が1台乗り入れていたのでびっくりした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から標高900m位から雪が出てきて、約1000mの前山分岐手前からは、残雪に覆われた広い斜面を歩く。 1091mピーク付近で尾根が細くなると、右手の雪面(基本的に雪庇)はクラックが入っている所も多くなるので、残雪と夏道を出たり入ったりしながら進むようになる。目印のテープ類は、それなりに付いている。 沢尻岳頂上手前で再び斜面が広くなり、自由にルートが取れるようになるが、最上部ではまた雪消えして夏道に入らなければならないので、なるべく夏道を外さない様に登った方が良い。 この辺りで、下山して来る2人組(大荒沢方面?)とすれ違った。 沢尻岳頂上からモッコ岳への尾根に入る個所は、雪消えしている所を50mほどヤブ漕ぎして雪面に入り、以降はモッコ岳頂上手前でほんの10mほどヤブに入っただけでずっと雪を繋いで歩く事ができた。 一部やや急な所もあるが、雪の状態は良かったのでアイゼン・ピッケル・ワカンは使用せず、ツボ足にダブルストックだけで往復できた。 モッコ岳山頂には壊れた看板と、何故か三角点が2箇所有った。ヤブは低いので、周囲の展望は非常に良かった。 帰路は往路を忠実に引き返したが、沢尻岳頂上には行かず少しトラバースして登山道に戻ろうとしたところ、雪が非常に硬い所に出くわし、思い切りキックステップしてかわしてからヤブとのコンタクトラインを慎重に進んで登山道に合流した。 最後に登山口から駐車場所まで戻るのに、沢が増水していないか気になっていたが、この日はそれほど気温が上がらなかったせいか行きの時と余り水量は変わらず、ハイカットの登山靴にロングスパッツを付けていれば問題無かった。 かえって最後に汚れた登山靴を洗ってキレイにすることができて、良かったかも知れない。 駐車場所に着くと、出発時より3倍増しで細かい羽虫が増えており、これからの季節は西和賀の山々では虫対策が欠かせないと改めて思い知らされた。 |
その他周辺情報 | 下山後の入浴は、一番近かった銀河高原ホテルは廃業してしまったので、湯田方面に帰るなら沢内バーデンかほっとゆだ駅あたりが便利。 但し当面はコロナ対策で、土日は16時からの営業らしい。 なお今日から2年ぶりに、川舟集落から花巻に抜ける県道が開通したので、帰路はそちらを走ってみたが、南花巻温泉郷の旅館はほとんどが5月いっぱいはコロナ対策で休業していた。 唯一営業していた山の神温泉には、多数の車が停まっていた。 |
装備
備考 | 雪山装備としてアイゼン・ピッケル・ワカン、ダブルストックにヘルメット。 ビバーク装備一式、ファーストエイドキットなど。 靴はセミアルパインシューズ(ローバー アルパインSL)を使用。 |
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感想
4月30日の高下岳〜和賀岳以来、約1週間ぶりに和賀山塊に来たが、GW中に非常に高温の日が有った為か、積雪がだいぶ減っていた。
今回はまだ行った事の無いモッコ岳を目指したが、夏道の無い山なので、もう少し遅れたらかなりヤブ漕ぎを強いられる部分が長くなったかも知れない。
山麓から中腹は新緑がキレイで、夏には悩まされる羽虫も増えて来ていた。
残雪登山を楽しめるのも、あと僅かな期間になってきた。
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