記録ID: 2349656
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積雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒
秋田駒ケ岳 国見温泉〜横尾根〜男岳〜男女岳〜横岳周回
2020年05月16日(土) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:43
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,030m
- 下り
- 1,013m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:43
距離 11.7km
登り 1,030m
下り 1,029m
12:57
ゴール地点
天候 | 曇り、上部は時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場のトイレはまだ冬季閉鎖中。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口を出てつづら折りの急登を上がると、すぐに残雪が現れた。 登るにつれてだんだん雪が増えて、夏道の上に不安定に残雪が残っている所も出てきたが、今日は曇天で比較的気温も低く、あまり踏み抜いてバランスを崩すような事は無かった。 横尾根の分岐近くになる頃には、辺り一面雪原となり登山道を外れても歩ける状態になった。 横尾根に入ってからは、残雪上を自由に歩けるところが多かったが、一部で尾根が狭くなり夏道に入らなければならない所も有り、行きも帰りも雪の上から夏道に戻るのに少しだけヤブ漕ぎをした。 またこの辺りで天気が急変して、僅かな時間だがガスがかかって視界が全く無くなったりしたが、しばらくすると回復してくれた。 大焼砂との分岐を過ぎて男岳方面への道に入ると、小岳との鞍部からのトラバース道は完全に雪に覆われているので、夏道を気にせずに歩き易そうな所を選んで進んだ。 小岳を回り込んでから五百羅漢への道は再び夏道が出ていたが、五百羅漢直前には短いが急峻な雪壁が待ち構えており、アイゼン・ピッケルを装着して雪壁を約10m程直上してから上の緩斜面を下り、再び夏道に入って五百羅漢の分岐に出た。 国見温泉からここまで相前後して進んできた単独行の女性は、ここを越えられなくていったん分岐まで戻り、大焼砂経由で男女岳を目指した様で、下山の際大焼砂ですれ違った。 五百羅漢から先は再び雪が消えており、岩稜の夏道を登った。 男岳山頂付近や阿弥陀池への下りの尾根には所々残雪はあるが、アイゼン・ピッケルが必要な程ではなくそのまま進む。 阿弥陀池から男女岳へは、最初は夏道が出ているがやがて雪壁に消えて、部分的に急な雪面の登高となる。 所々かなり硬い氷が出ている場所が有るが、今回はアイゼン・ピッケルは使用せず、ツボ足キックステップとダブルストックで登下降する事ができた。 山頂からは曇り空ながら360度の展望が得られ、遠く鳥海山や岩木山などもはっきりと見えた。 男女岳から下降に入ると、横岳から阿弥陀池に向かって降りて来る団体パーティーが見えて、最初はかなりの人数に見えたが、実際にすれ違ったのは4名ほどだった。 一部は小屋に入っていたのかも知れない。 自分は阿弥陀池小屋にも寄らず横岳方面に向かい、写真を撮りつつ大焼砂をのんびり下った。 以降は往路を忠実に下り、駐車場に着くと車が10台ほど停まっていてびっくりした。 登山者はそこまで多くなかったので、山菜取りの車が混じっていたのだろうか? 最後まで雨にも降られず、雪があまり緩む事も無かったので歩き易かったし、展望にも恵まれて楽しい山行だった。 |
その他周辺情報 | 国見温泉森山館で入浴したが、シャワーはまだ使えず水しか出ないのでただ湯に浸かるだけだった。 その為か、入浴代は100円引きで500円になっていた。 お湯は全国的にも珍しい緑色のお湯だった。 携帯は、駐車場や温泉の建物周辺では圏外だったが、少しだけつづら折りの登山道を登るとドコモの電波は入った。 |
装備
備考 | 今日のコースは、ごく短い距離だが急峻な雪壁を通らねばならないので、アイゼン・ピッケルは必須だろう。 男女岳の斜面も、一部にかなり硬い部分が有ったので、しっかりキックステップできない者は、アイゼンを使用した方が無難だろう。 他にはヘルメット、ワカンも持参したが、ワカンは使用せず。 |
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感想
この山に来るのはずいぶん久しぶりで、以前はアッスルスキー場跡からの山スキーと夏に8合目駐車場からのハイキングだけだったので、残雪期に国見温泉から往復して山の印象がかなり変わった。
男岳周辺は、今回のルートを含めてアイゼン・ピッケル使用のトレーニングに良さそうな斜面も多いし、国見温泉の標高が高いので雪の上に早く出れるのも魅力的だ。
また道路のアクセスも良く、温泉もまた良いので、これからも何回も来たいと思った。
今日は久し振りに多くの登山者(4人パーティー?+単独行者3人)と出会ったが、コロナの事が有るので、すれ違う際はわざと5m以上離れ会話もしない様にした。
これまでなら4名ほどのパーティーは気にもならなかったが、今日は4人が列になってこちらに向かって歩いて来るのに、言い知れぬ怖さを感じてしまった。
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