記録ID: 2351145
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無雪期ピークハント/縦走
東北
ナメトコ山(金勢神社登山口から往復)
2020年05月18日(月) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:09
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 591m
- 下り
- 589m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:10
距離 8.1km
登り 591m
下り 593m
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
豊沢ダムからの県道234号花巻雫石線は、今年は5月14日に冬季通行止めが解除された。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から金勢神社までは、刈払いは不十分ながら普通の登山道。 ぬかるんでいる場所は多いが、問題無く歩ける。 神社の場所は、2.5万分の一地形図で示された場所より少し手前にある。 神社を過ぎるとヤブに覆われた踏み跡程度の道に変わるが、この時期は下生えの草がまだ伸びておらず、ススタケ(根曲がり竹)の背も低いので苦労しない。 数少ない標識の有る640mピークで道が屈曲し、739.9mピーク手前の幅広い尾根上の標高680m付近からはヤブの密度が増し、ススタケも背丈を越える高さになり見通しが効かなくなる。 目印のテープはまあまあの間隔で付いているが、突然全く無くなる区間も有るので、それに頼り切らずあらかじめGPSにルートをダウンロードしておき、それを辿るようにした方が良いだろう。 奥に進むほどヤブは酷くなり、踏み跡はほとんど無くなっていくので、神社から最初の640mピークまで行く間で難しさを感じた人は、それ以上奥には進まない方が無難だろう。この地域は携帯も圏外で、もしもの時に救助を呼ぶことも容易ではない。 ナメトコ山山頂付近もヤブで全く展望は無いが、山頂部だけは刈払いされ少しスペースが有る。 山頂部で休憩すると羽虫(ブヨ?)にたかられて酷かったので、百均で仕入れた携帯用蚊取り線香を点けて、帰路はそれをザックのチェストベルトにぶら下げて歩いたら効果抜群だった。 山頂からの下りや、途中の尾根が幅広になった個所からの下りでは、GPSで良く方向を確認してから進まないと、ルートを見失ってしまう。 ヤブの中では、下りの方が登りよりもルートファインディングが難しい。 また途中で何本もの大木が根返りして倒れている場所が有り、山が荒れて来ている印象が有った。 最後に神社まで戻って気が緩んだためか、登山口まで行く途中でルートを誤ってしまったが、下記に記したスマホGPSアプリの機能に助けられ、ほんの僅かなタイムロスで済ませる事ができた。 西ノ又林道コースは、一部崩壊して通行できなくなっているとの事だったが、こちらのコースも刈払いさえされれば、歩き易い良いコースに生まれ変われるのにと、少し残念だった。 |
その他周辺情報 | 帰路の南花巻温泉郷は、ほとんどの宿がコロナ対策で休業中だった。 優香苑の日帰り入浴施設のみが、営業している様だった。 |
装備
備考 | ヤブ漕ぎルートなので、長そで長ズボンに丈夫な手袋は必須。 ヤブで頭や顔、首筋を叩かれるので、ヘルメットをかぶり、タオル等で首筋も保護しておいた方が良い。自分は首筋の保護を怠った為、ススタケに叩かれた首が少しかぶれてしまった。 またブヨ類を含めて、蚊取り線香は極めて有効。普通の虫よけスプレーは、あまり効果が無い。 GPSはスマホアプリのジオグラフィカを使用。 ヤマレコから過去の記録のルートをあらかじめダウンロードしておき、そのルートに「ロックオン」する機能を使うと、ルートから約10mくらい外れると警告メッセージが流れてすぐに気付かせてくれる。 電波が届かない場所で機内モードにしていても、GPS機能は問題無く使える。 当然ながら、充電用のモバイルバッテリーも必携だ。 |
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感想
長年憧れていたこの山に、やっと行くチャンスが訪れた。
昨年まで2シーズンは、アプローチ道路が崖崩れの為ずっと通行止めが続き、近付く事も出来なかった。
ヤブが濃い山なので、行くなら道路の冬季閉鎖が解除されてすぐか、再び冬季閉鎖になる直前の晩秋の時期が良いだろうと思っていたが、昨日は曇天で気温も低いとの予報だったので、秋まで待たずに出かけてみた。
ヤブの方は、予想通り奥に行くほどススタケが茂って酷くなったが、最近夏油周辺の山々などへの山行で、シャクナゲやハイマツなどのもっと丈夫で手強い低灌木のヤブを体験していたので、ススタケのヤブはずっと楽に感じられた。
このルートは、地形自体は緩やかで幅広の尾根を辿る事がほとんどなので、ちゃんと草刈りして整備されれば、登山経験の少ない人でも楽しめる良いコースになると思う。
展望は期待できないが、途中のブナ林はとても見事だったので、秋の紅葉シーズンもまた素晴らしい景色になると思う。
自分も次は晩秋のシーズンに再訪したいが、その際は鎌とナタも持参して少しでも道の整備ができればと考えている。
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