TYSさん、こんばんは
念丈倶楽部の皆様が整備して下さった道をいつも歩かせていただき感謝しております。
まだ先のことと思っていた越百山まで届いてしまい自分でもびっくりです。
奥念丈岳から先は植生保護の縛りがあるのですね。
故郷の伊那谷から中央アルプス主稜線に至る道があることは実にありがたいことです。
コメントありがとうございました。
いつか登山道整備に参加させていただければと思っています。
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
仮設トイレ有り、登山ポストもあります。 登山届はコンパスで提出してます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から烏帽子岳まではよく整備されています。 ただし急登もあり登り応えあります。 烏帽子岳から念丈岳:過去通ったときは歩く部分の笹が刈られていたりしましたが、笹が伸びて足元が見えなくなっている箇所がずいぶんあります、念丈岳に近くなると笹にハイマツやシャクナゲが加わって進行を妨げます。藪漕ぎになりますがさほど大変ではありません。 奥念丈岳分岐から奥念丈岳:笹が伸びていますがさほど大変ではありません。 奥念丈岳から南越百山:笹、ハイマツ、シャクナゲの厳しい藪漕ぎでした。ルートはそれなりにわかるのでさほど迷うことはありませんでした。 時折マークがありました。 南越百山から越百山:残雪がコースに多量に残っています。 雪の表面は柔らかいですが踏み抜くこともなく藪漕ぎよりは楽でした。 藪漕ぎと残雪が交互に現れますが、残雪抜けて再びコース入口探すのに悩みました。ルートは稜線の東側につけられています。 残雪歩くのに滑り止めは必要ありませんでした。 そもそも携行していなかったですが・・・。 |
MYアイテム |
重量:0.90kg
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山登り始めた頃からずっと故郷伊那谷からの登頂を望んでいた越百山。
実現は先のこと、いや実現は無理!っとか思っていたけど、ここのところ気分が盛り上がってきて遂に行けてしまいました。
行動を起こすには、時に勢いが必要な場合がありますね。
もともとは中小川登山道をイメージしてましたが、こちらは入山禁止となって久しく、今回の鳩打峠からのルートはとてもありがたい存在です。
あえて注釈すれば、この山に登るなら木曽谷の伊奈川登山口から登るのが一般的です。
自分も3年前に伊奈川登山口から南駒ケ岳などとともに縦走していますが、やはり毎日眺めているこの山をわざわざその山の反対側に回り込んで登っていることには違和感を感じていました。
そんな中で1年前に今回と同じルート上の奥念丈岳まで足を延ばしてみて「もう少し行けそうだ!」と手応えをつかんでいました。
当時は膝痛発症していたのでその先は諦めましたが、今年はその膝痛も完治し足の調子はすこぶるよろしい。
COVID-19感染症の登山自粛要請にも配慮しながらトレーニング兼ねた里山歩き続けておりました。
天気予報ではいよいよ梅雨入り予報が出始めました。
行くなら今しかないという気持ちも後押ししてくれました。
この日は山登りでもっとも苦手な超早起き。
最近の里山歩きは寝坊助でも行けてしまうので、そもそも生活習慣ができていないことに気づかされます。
何とか気合で起きて行ってきましたが、茶色の小瓶に入った眠気覚ましのドリンクも携行しました。
眠くて仕方がなかった下山時はこれに救われました。
鳩内峠登山口からはヘッデン点けてナイトハイクでのスタート。
烏帽子岳山頂、正確には烏帽子岩ですがご来光を拝むことができました。
小屋泊、テン泊ならともかく、日帰り山行では初めての体験です。
実に幸先の良いスタートでした。
その後、池の平山、さらに念丈岳と過去に何度も歩いている区間。
かつてなく笹が伸びていることに驚きつつも順調に歩を進めることができました。
この日のタイムリミットに設定している午前11時前に越百山に行けそうな予感です。
与田切乗越を登り返し、奥念丈岳にたどり着くといよいよ未踏の山道に入ります。
事前情報通り過去に経験したことのない藪漕ぎです。
笹だけならまだしも、ハイマツやシャクナゲが加わって行く手を阻みます。
ハイカットブーツにスパッツでも装着していればまだましだったかもしれないけど、トレランシューズに丈の短い靴下では、パンツの裾から侵入してくる笹の長い切り残しが脛を常につついてくる。
見えない足元の脇から出ている尖った枝などが容赦なく足を突いてきます。
膝から下は小傷でいっぱいでした。
脇から出ているハイマツなどをかき分け身体で押しのけ進む藪漕ぎはなかなか貴重な体験でした。
終わりのない藪漕ぎ、そういう場所にいて山歩きをしていることを楽しく実感してもおりました。
それは過去に人出が入り、道を開いてくれてあるから自分ごとき初心者でもできることだとの感謝にもつながります。
っとまあ、何とか進むうちに目の前に南越百山が見えた時は最高にうれしかった。
南越百山からの360度の眺望は実に素晴らしく「もうここまででいいや!」と満足しかけました。
しかし、ここで引き返したら残りの区間を歩くのはいつになるやらです。
越百山まで気力で進みました・・・本当です。
南越百山から歩き始め、残雪の上を進んでいるとなんと逆方向から藪を漕いで見えるソロ女性登山者の姿。
お互いの位置でルートのありかを知ることができました。
愛知県からお見えの方、伊奈川登山口から登って見えたそうです。
この後、越百山山頂で楽しい山談義楽しませていただきました。
お互い、まさか逆方向からの登山者と鉢合わせするとは驚きと喜びでした。
越百山頂で楽しいひと時過ごした後は、彼女は仙崖嶺目指して進みおいらはもと来た道へ下山でした。
疲労が蓄積した足に与田切乗越の登り返しは実にきつかった。
下山直後は「もう当分このコースはいいや!」と思っていたけど、レコ書きながら「のど元過ぎれば熱さ忘れる・・・」心境のおいらです。
貴重な山歩きでした。
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