羅臼岳 夏の北海道ロード2/2

2020年07月11日(土) [日帰り]

• GPS: 10:05
• 距離: 13.8km
• 登り: 1,480m
• 下り: 1,457m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:48
• 休憩: 1:16
• 合計: 10:04

距離 13.8km 登り 1,480m 下り 1,474m

3:44 ホテル地の涯
3:48 3:49 木下小屋
5:23 5:26 弥三吉水 天場
5:37 極楽平
6:44 6:49 銀冷水 天場
7:13 大沢
7:51 8:00 羅臼平
8:18 8:19 岩清水
8:43 8:50 羅臼岳直下の岩場
8:58 9:38 羅臼岳
9:44 9:45 羅臼岳直下の岩場
10:12 岩清水
10:26 羅臼平
11:03 大沢
11:22 11:27 銀冷水 天場
12:13 極楽平
12:20 12:22 弥三吉水 天場
13:45 13:47 木下小屋
13:48 ゴール地点

天候

北海道以外での豪雨の状況から軟調な天気でいつ崩れるかという曇りでした。ただし太平洋側、オホーツク側共に時間経過と共に雲海が広がり雲に覆われる時間も多くなって来ました。ただしその切れ間からは硫黄山の先の岬の方向や北方領土が見えて満足のいく参考になりなました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

女満別空港から岩尾別温泉まで最短コースでやく100k。JALが減便のため朝便が昼便となり、この日は移動オンリーになりました。7月ですがまだまだ観光客は少なく道は空いていました。

コース状況／危険箇所等

コースは全体的良好な整備状況。ハイマツ帯は雨等の場合は両脇と上から濡れそうですがほか快適です。最後の岩稜域は頂上の手前で2つルートがあって上りは左巻きが安全で下りは山頂標識の脇を抜けるのが安全な気がします

その他周辺情報

前泊にて岩尾別温泉地の果てに宿泊。1泊2食付きのプランで夕食は大広間でグループ単位の個別の膳です。地のものを使ったメニューバラエティ、ボリュームともに満足のものでした。朝食はお弁当に変えてもらいました。大きめのお握り2個とカロリーメイト、魚肉ソーセージ、500mlの水が入っています。食べきれないものです。なお部屋の冷蔵庫にも1人1本500mlの水がサービスされていました。
最終コンビニはウトロの街でセブンイレブンとセイコーマートが道を挟んで営業しています。

写真

登山前日移動日、羅臼岳を含む知床連山を見渡します。

ドコモはここでも強かったです。因みに岩尾別温泉ではSBは圏外でした。

AU利用者は今回同行者の中におりませんでしたの実際にはどうか確かめられませんでしたが、おそらく安定して繋がるものと想像されます。

AUも頑張っています。

このお二人は様々な山に登られているようで羨ましい限りです。

オホーツク展望という割には木々に視界を遮られる場所です。この後560m岩峰、650m岩峰と続きますが行きも帰りも560m岩峰がさがせません。どういうとこか気になります

オホーツク展望の名前に負けた見晴らし。

樹林帯の中はこのように歩きやすい登山道部分もかなり多いです。

稜線のガスが気になります

高度を上げつつ視界が開けた場所で稜線の雲の状態を気にしながらパチリ。

この水場はふんだんに流れています。でも飲むことはなく顔を洗う程度に留めます。冷たくて気持ちがいいです。

実はこの横も2、3張りいけそうです

地図上ジグザグと表記のある仙人坂。上りではトイレブース手前です

羅臼岳が見えるか？

羅臼岳の山頂らしきが顔を出します。ガスの演出。

見えました！

極楽平の標識は複数でてきました。どこを指すのかよくわからず

ここも煮沸が必要とされる銀冷水

銀冷水とはおそらくここをさすのでしょうが飲める気がしません。煮沸、濾過以前の問題のように加じます。

大沢入口　雪が少ないので問題ありませんでした。花がたくさん咲いています

大沢が見えて雪渓の規模感が初めて視認できます。

薄くなった雲間から太陽が見えます

可愛らしい花が至る所で咲いています。花に疎く名前はわかりませんが。

大沢中段から羅臼平方向を見上げる　太陽の気配

大沢の雪渓。雪渓通過箇所は2箇所　アイゼンはもう不要です　滑っても転ぶだけで下まで滑り落ちるということはありません。いつもより雪は少ないとのこと。

瑞々しい植物　一瞬食虫植物か！と思いましたがどうもそれとは違いそうです

花の名前は知りませんがお花畑に癒されます。

あぁ また雲に消されゆく日光

羅臼平の分岐点

羅臼平キャンプ指定地の視察です。フードロッカーというものを見たことがないので探しましたがありません。この野営場は自分の耐久レベルを超える感じです　単独は無理だな

木下小屋を作られた木下弥三吉さんのレリーフ

羅臼平より山頂方向。オホーツクからの外気よりタイミングによっては全く見えません

皆さま　キャンプ指定地で休憩です。

フードロッカーを見つけました。少しテント場より離れたところにあります。　存在理由を考えてみれば当たり前ですね

知床の雄大さを感じさせてくれます。

地図からするに三峰

北方領土は霧の中

見たい、確認したい北方領土

羅臼岳山頂。ガスが取れていいタイミングです。見る角度によって随分と違う見え方をしますね

岩清水。ここの水が一番綺麗な印象。しかし今回はパーティのバックアップも兼ねて3.9リットルの水とスポーツドリンクを持って来ていますのでそちらを消費します。

羅臼平より知床連山を振り返る。野生の宝庫の雰囲気抜群

高度を上げて再度知床連山を振り返ります。遠く硫黄山らしきが顔を見せております。岩尾別温泉ホテル地の涯の館内展示によると硫黄山の噴火でカムイワッカが硫黄で覆い尽くされたようです。自然の力の大きさを感じさせてくれます。この羅臼平からの雄大な眺めにはまさに目を奪われます

ちょっとぶれていますがお花畑は至る所に。

山頂手前より見える景色　中標津方向

知床連山をだいぶ見下ろす形になってきました

知床連山、ここを縦走できたら楽しいでしょう。但しトイレがないのでそれを持ったままの縦走は自分にはハードルが高いです

羅臼岳山頂。ここは山単独の魅力もさることながら、様々な動物の楽園、自然の宝庫としての魅力、最果ての地の雰囲気、海の幸等の魅力が複合された印象がありますね　

ウトロ方向　オホーツク海高曇りの中遠景が楽しめます

雲がゆっくり登って来ます。見ていて飽きません

無人version。羅臼は夏は霧が多いようです

感想

tmykskst

夏の北海道遠征2山目羅臼岳。この遠征中東京都の新型コロナ感染者は200人を越え、私の神奈川もその数を伸ばして来ました。自分なりに在宅勤務、手洗い、マスク励行、三密回避と継続して来ましたが他地方の方々からみればやはり緊張を与える存在には違いないでしょう。一旦は5月の段階で中止を決めた今回のロードですが緊急事態宣言解除後に改めて決行を決めたのですが、このような状況下での遠征になってしまいました。同時にまさに豪雨の災害下で亡くなった方や避難されている方もいる中で、このような山行が出来る事に改めて感謝をしなければならないと最果ての地で思いました。

利用した飛行機往復ともに減便となり予定していた知床クルーズにも時間的にSkipしなければなくなりました。安全なところからヒグマと知床の海岸線を見たかったのですが将来またここに来る理由ができました。