権現岳〜編笠山〜小淵沢駅まで徒歩(青年小屋テント泊)
- GPS
- 11:23
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,351m
- 下り
- 1,795m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 3:22
- 合計
- 11:42
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
小淵沢駅ー観音平(往路・タクシー3440円、復路・徒歩0円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
崩壊箇所なし。梯子支柱・チェーンくさび抜けなどあったが経年劣化程度。 |
その他周辺情報 | 多くの小屋は営業自粛、幕営も不可の所あり。一部予約宿泊・売店のみ土日祝日営業。コロナの影響で変更あるので最新状況を要確認。 |
写真
装備
個人装備 |
オニドーム2
折り畳みイス
折り畳み座椅子
シュラフカバー
|
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備考 | コロナの影響であずさの車中で急遽茅野から小淵沢下車、ルートも赤岳ほぼ断念、権現岳メインに変更。最新情報、特に平日情報に注意。 |
感想
もともと美濃戸口から赤岳鉱泉ー行者小屋テント泊ー赤岳ー阿弥陀岳ー行者小屋再泊で3日目は赤岳鉱泉戻って硫黄岳ー美濃戸口へと計画していたが、前日のバス時刻が古いことをあずさ車中で気づいて、急遽小淵沢駅下車から登山口までタクシーで青年小屋テント泊の権現岳に変更。赤岳はこの段階でほぼ断念。まあ行けたら行こうとおもったがキレット往復無理にきまってんじゃん。だからといってテント担いでキレット突破して行者小屋までいく度胸はない。それと行者小屋で幕営できるか、帰りは結局美濃戸口からタクシーと不安はあった。
小淵沢駅下車。ここから観音平までなら美濃戸口までの半額ほどでタクシー利用できるし、帰りは徒歩も可能で余裕の計画。まあ権現岳も行きたかったから変更よしとするかと。この周辺は変更の余地あるからいいけど。だがこの変更で茅野までの特急料金差額660円損した。eチケットで購入したが、チケットレス割引が2〜3百円得だから往復発券したのと同じと無理やり納得する。
さてタクシーは、運ちゃんが登山者乗せるの慣れてる様子で丁寧にトランクへ。小淵沢駅は小海線の接続駅だからか、特急が停車するわりには辺鄙な駅。店とかありません。むかし長野松本旅行した時に小諸にも寄りに乗り換えで降りたことあるんだけど。
観音平到着が10時50分。けっこう車泊まってました。翌日は車道まであふれてるほど。ここから雲海までは余裕だったが、押手川分岐まで難儀した。ちょっとシャリバテ気味でカップみそ汁とおにぎりを食す。みそ汁泣きそうな位おいしかったよ。ここで編笠山直登か青年小屋巻き道かで迷う。予定では直登なんだけど、幕営地の受付とかの不安あって巻き道へ行くことに。でも途中会ったじいさんに、青年小屋は閉まっててテントは1張しかなかったと言ってた。なら時間とか気にすることなかったじゃんと思ったがそのまま行く。まあ曇ってたし行っても景色望めなく、翌日の快晴で良かったとあとで思ったけど。でも泊まりなら程よく分けたほうがいいんだけど。
やっと到着した青年小屋。入口に次ぎ来るのは今度の土曜、テント料金はトイレの料金箱入れといてと張り紙が。幕営地は2張しかなかった。おっさんとおばはん。おっさんとはトイレ前でタバコ談義したら、観音平からここまででバテたらしく、お互い計画してる時が楽しいが実際はバテてどんどん下方修正されていくと、エスケープルートとか考えておいたほうがいいと、こっちもここから赤岳までなんて無理にきまってんじゃんと大笑いしたんだけど。まあ赤岳は行けたら行くって感じで本気じゃなかったけど。
夜は雷少々と雨ふってきて寝るには寒くなってきた。夏だしシュラフカバーだけでもいいかとシュラフ持ってこなかったんだけど。一応薄手のウインドシェルと厚手のノマドパーカー持って来たけどそれでも寝るには寒さを感じた。例によってザックを背中に囲ったけど。よく眠れずにやっぱ持ってくればよかったと一泊で帰ることにした。まあここから権現岳、編笠山に追加で回れるとこもあまりないんだけど。
翌日は5時に出発。朝早いと爽やかでいい。日は行動には十分。ここからクサリ場まではまだ余裕。最初のクサリ場からは今までで最も長く続いた。くさび抜けてるとこあったんだけど経年劣化してるなら怖いよね。ほとんどは補助で掴むのみなのでそれほど突破に難儀はしなかった。高度感はそれほどでもない。人がいないことが気楽でいい。後続者がいると小石を落としたりしないように気を付けないと。遠くからみるとてっぺん付近を進んでる姿が怖いほどの場所なんだけどまだ余裕でした。景色もよく、このような場所は樹林帯とか長いだけのガレ場登るより全然楽なんだけど。
程なく権現小屋がみえるように。少々のガスはあるが赤岳、阿弥陀岳がみえるように。赤岳は威風堂々として登頂したい欲望にかられる。小屋を抜けていよいよ頂上へ。頂上は大岩の下に標柱が、岩登ると剣が斜めに置かれている。その先に祠が。遠くからみるとおかしな形の頂上なんだけど。眺望は最高。雲海と富士山、蓼科山、遠くにアルプスが望める。天気は最高でした。しばし休憩、撮影した。
キレットが望めるところで見下ろしたが距離は短く、高低差はあるがなんとか行けそうな感じ。往復はとても無理だが赤岳山荘あたりで泊まれるならテント担いでもいけそう。当初は手前の旭岳までいこうと思ったが高低差あって無駄な往復かなと、危険個所と噂の梯子の昇り降りでピストンすることに。梯子は垂直ではなく斜めなのでそれほど怖くはない。支柱が外れてグラグラのところ何か所かあったけど。安全の為かてっぺんからワイヤーで補強されている。こっからより赤岳からのほうが突破は楽かもしれないとの情報が。でも下りのほうが滑落の危険度あるよね。
帰りは何人かとすれ違う。みな暑いのか顔赤く汗ダラダラで難儀しているよう。赤岳まで行きます?と聞いたらまさか、権現岳までと笑ってた。やはりキレット突破の赤岳はきついんだろう。でも往復は無理でも突破は行けるんじゃねかと思った。機会あれば挑戦してみたい。
さて青年小屋まで帰還。すぐにテント撤収の作業へ。丁寧にパッキングしてしばし食事休憩。モンベルで買ったフリーズドライの飯なんだけど。これってホント、まずいよね。食事は今後なんとか考えないと。買ってまだ山では一度も使ってないメスティンあるけど今回は面倒なので持ってこなかった。ちなみに虫よけのオニヤンマ君も忘れた。効果を試したかったんだけど。時計のラドウェザーも忘れたという始末。まあなくても致命的ではないのだが。
そしてテント担いで編笠山経由で直下山する。山頂まで30分といっていたがそれ以上かかった。暑さでバテるし権現岳往復のあとだったのでちょっと難儀した。登り途中でデジカメが故障。ズーム機構が再起不能に。酷使が祟ったのだろう3年もったのでまあいいか。頂上は広い所で天気いいので眺望はよかった。けっこう人がいた。ここまでで目的は達し、行動食を食して観音平へ下山。この下山がきつかった。
押手川分岐まで1時間とのことだがここでも標準タイムを超過した。最初の石の段差に難儀し、終わっても樹林帯の下りに、疲労も相まって難儀した。これは登りに利用したくない道だよと思った。どうしても下りはストックがないと危ない。サポーターをしている左ひざの負荷に注意して時間がかかっても慎重にいかないといけない。下りごときといってもいつも下山を辛く感じる。登山は下山時に事故が多いというのも頷ける。
やっと到着した押手川でフリーズドライ。ここから雲海まですぐ、観音平までまた長かったがもうすぐ終わりと思うと元気が出てきた。観音平到着時は14時ほどでまだ早い時間。タクシーを呼ぼうかしばし思考。歩くのもいいが水が600ミリ程度と乏しい。休憩したら気分よくなり、いくらなんでも林道からゲートを抜けて駅まで歩けば自販機くらいあると考えて徒歩を選択。この時点で日差しは和らいでいたし、道路に出ればタクシー呼べますから。
観音平からヒカリゴケ自生地の熊笹の下りは熊笹が茂って足元がみえずにすべりそうになって最初は歩きづらかったがすぐに慣れて長い直線の広い林道に出てひたすら歩く。突き当りを曲がって軽く登って道路に出る。ゲートを抜けたら道路だがまっすぐの砂利道を抜けて完全な舗装道路へ。
しばらくいくと集落な感じに出て自販機を見つけて飲料を購入。まあ最悪駅までいけた感じですが。ここから田んぼとか誰も通ってない田舎道を通って日が照ってきたので丁度よかった。小淵沢駅舎は地下道を通ってやっと到着、2時間ちょっとかな。途中地図を確認したり小休憩したりとまずまず標準タイムと同じだったと思う。余裕があれば歩くのも悪くはない。
それにしてテン場から権現岳往復、編笠山から小淵沢駅へと当日はよく歩いたと思う。それでも電車に乗ると足が痛くなり、これからはエアーサロンパスを持参することにした。当初の予定は変更となったが無事な山行となり、天気よく眺望よかったので疲れたが行ってよかったと思う。いろいろ経験しないとわからなこともあるよね。
デジカメは性能を調べまくって13000円ほどで購入したすぐに起動、手ブレにとても強く、直接USB充電可能なお気に入りのもの。同じの売ってないかと思ったらそこでメーカーがデジカメ事業から撤退したことを初めて知った。今後スマホのみでいくかどうするかは思案中である。
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