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Yamareco

記録ID: 2475742
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ハイキング
富士・御坂

南大菩薩・黒岳/石小屋ノ尾根から周回

2020年08月15日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.8km
登り
669m
下り
665m

コースタイム

大峠出発7:45−支尾根取付き8:20〜8:25−1640m圏休憩9:10〜9:40−10m級露岩(1720m圏)10:05−最後の露岩(1750m圏)10:25−石小屋ノ尾根に合流(1820m圏コブ)10:45−草原鞍部(1820m圏)11:00〜11:45−1852mコブ11:55−縦走路合流(1950m圏)12:45−川胡桃沢ノ頭12:50−大峠分岐13:35−黒岳13:40−白谷ノ丸13:50〜14;55−黒岳15:15−大峠分岐15:20−赤岩ノ丸巻終わり16:00〜16:10−大峠ゴール16:30
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速道の大月ICから国道20号線を西に進み、真木入口で県道510号線に入る。真木集落、桑西集落を抜けて、その延長の真木小金沢林道に入る。大峠でゲートが閉じられているので、その手前の黒岳登山口に駐車。10台程停められる。
コース状況/
危険箇所等
写真の説明と感想欄で述べる。
大峠から富士山が良く見える
2020年08月15日 07:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 7:41
大峠から富士山が良く見える
駐車場の脇が黒岳登山口
2020年08月15日 07:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 7:45
駐車場の脇が黒岳登山口
50m程先で真木小金沢林道はゲートが閉鎖。脇を抜けてそのまま直進。標高1565m
2020年08月15日 07:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 7:45
50m程先で真木小金沢林道はゲートが閉鎖。脇を抜けてそのまま直進。標高1565m
林道を1.6km程歩き、支尾根の先端の法面を回り込む。擁壁が続くが、その境の擁壁は1m程の高さなのでここから取付く。標高1455m
2020年08月15日 08:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 8:22
林道を1.6km程歩き、支尾根の先端の法面を回り込む。擁壁が続くが、その境の擁壁は1m程の高さなのでここから取付く。標高1455m
擁壁の直ぐ上は傾斜50度程の土壁。ここを強引に突き上げる
2020年08月15日 08:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 8:27
擁壁の直ぐ上は傾斜50度程の土壁。ここを強引に突き上げる
高度差で25m程登ると支尾根に乗る。傾斜は緩まり、灌木の間を抜けながら進む。藪はない
2020年08月15日 08:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 8:41
高度差で25m程登ると支尾根に乗る。傾斜は緩まり、灌木の間を抜けながら進む。藪はない
獣道のような踏跡が断続的に現れるが、斜上することが多いので、これを拾ったり尾根筋に戻ったりを繰り返す
2020年08月15日 08:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 8:51
獣道のような踏跡が断続的に現れるが、斜上することが多いので、これを拾ったり尾根筋に戻ったりを繰り返す
明るい草原帯となる。ただし傾斜はきつい上に倒木が多い
2020年08月15日 09:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 9:54
明るい草原帯となる。ただし傾斜はきつい上に倒木が多い
草原の中に点在する小さな露岩を巻いて行くと1720m圏で10m級の露岩が行く手を阻む。左側は藪が濃いので中間テラスを右に回り込む
2020年08月15日 10:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 10:03
草原の中に点在する小さな露岩を巻いて行くと1720m圏で10m級の露岩が行く手を阻む。左側は藪が濃いので中間テラスを右に回り込む
写真左下のテラスを回り込んだ。ここから露岩を見上げると圧倒的だ
2020年08月15日 10:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 10:04
写真左下のテラスを回り込んだ。ここから露岩を見上げると圧倒的だ
露岩右脇の急な草付を這い上がると簡単に上に出た
2020年08月15日 10:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 10:04
露岩右脇の急な草付を這い上がると簡単に上に出た
この直ぐ上の5m級露岩の基部は馬酔木の藪が濃いので、大きく藪を迂回して通過
2020年08月15日 10:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 10:07
この直ぐ上の5m級露岩の基部は馬酔木の藪が濃いので、大きく藪を迂回して通過
草原の中に微かながら踏跡がある。しかし背の高い草を払いのけるので、藪漕ぎに近い個所も多い
2020年08月15日 10:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 10:16
草原の中に微かながら踏跡がある。しかし背の高い草を払いのけるので、藪漕ぎに近い個所も多い
1750m圏まで登ると最後の露岩となる。簡単にパスできる
2020年08月15日 10:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 10:22
1750m圏まで登ると最後の露岩となる。簡単にパスできる
白骨化した倒木は白樺?
2020年08月15日 10:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 10:31
白骨化した倒木は白樺?
草原には白樺が似合うが、馬酔木の灌木が進路の邪魔をする
2020年08月15日 10:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 10:38
草原には白樺が似合うが、馬酔木の灌木が進路の邪魔をする
1820m圏コブに着いた。ここで石小屋ノ尾根と合流する
2020年08月15日 10:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 10:43
1820m圏コブに着いた。ここで石小屋ノ尾根と合流する
この尾根には明瞭な踏跡が続いているので、これを辿れば良い
2020年08月15日 10:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 10:53
この尾根には明瞭な踏跡が続いているので、これを辿れば良い
1820m圏の鞍部に広々とした草原があった。鞍部の北側には背が高い白樺が点在
2020年08月15日 10:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 10:59
1820m圏の鞍部に広々とした草原があった。鞍部の北側には背が高い白樺が点在
鞍部の南側はマルバダケブキが咲く草原に落葉松林。彼方には下山予定の黒岳〜大峠の尾根
2020年08月15日 11:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 11:02
鞍部の南側はマルバダケブキが咲く草原に落葉松林。彼方には下山予定の黒岳〜大峠の尾根
1852mコブ。展望も利かず、先ほどの鞍部でのんびり大休止を取ってよかった
2020年08月15日 11:58撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 11:58
1852mコブ。展望も利かず、先ほどの鞍部でのんびり大休止を取ってよかった
1830m圏の鞍部から丈の低い笹が一面に生えた尾根になる
2020年08月15日 12:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 12:17
1830m圏の鞍部から丈の低い笹が一面に生えた尾根になる
微かな踏跡が続くが、倒木で途切れることが多い。小笹のラッセルを続けるとまた踏跡が現れる
2020年08月15日 12:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 12:41
微かな踏跡が続くが、倒木で途切れることが多い。小笹のラッセルを続けるとまた踏跡が現れる
尾根筋は消え、平板な急斜面を突き上げる
2020年08月15日 12:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 12:41
尾根筋は消え、平板な急斜面を突き上げる
主稜線まで登ると縦走路と合流。良く踏まれた明瞭な登山道が通じている
2020年08月15日 12:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 12:43
主稜線まで登ると縦走路と合流。良く踏まれた明瞭な登山道が通じている
北へ200m程進むと川胡桃沢ノ頭。写真左の杭の横板に山名が書いてあるが掠れて全く判読不能。2年前には辛うじて読めたのに
2020年08月15日 12:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 12:48
北へ200m程進むと川胡桃沢ノ頭。写真左の杭の横板に山名が書いてあるが掠れて全く判読不能。2年前には辛うじて読めたのに
さらに50m程進むと間ノ尾根の分岐点。2年前に左の藪の中の踏跡を西に降りて日川林道に出た。今日はここでUターンして黒岳へ
2020年08月15日 12:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 12:51
さらに50m程進むと間ノ尾根の分岐点。2年前に左の藪の中の踏跡を西に降りて日川林道に出た。今日はここでUターンして黒岳へ
小笹の中に切り開かれた縦走路を南へ進む
2020年08月15日 12:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 12:52
小笹の中に切り開かれた縦走路を南へ進む
東に右:鴈ヶ腹摺山と左:大樺ノ頭が望まれる
2020年08月15日 13:13撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 13:13
東に右:鴈ヶ腹摺山と左:大樺ノ頭が望まれる
原生林の中を進む。良く踏まれたなだらかな道が続く
2020年08月15日 13:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 13:29
原生林の中を進む。良く踏まれたなだらかな道が続く
大峠への分岐点。黒岳へ往復した後、ここから降りる予定
2020年08月15日 13:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 13:34
大峠への分岐点。黒岳へ往復した後、ここから降りる予定
黒岳の頂上に着いた。山名板が何本も立っている
2020年08月15日 13:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 13:38
黒岳の頂上に着いた。山名板が何本も立っている
黒岳は眺望が利かないので、さらに南下して白谷ノ丸まで降りる
2020年08月15日 13:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 13:55
黒岳は眺望が利かないので、さらに南下して白谷ノ丸まで降りる
ここからの展望は最高だ。何度来ても良い。南方向、中央奥は杓子山、左は御正体山、中間右寄りは滝子山、左下は岡松ノ峰
2020年08月15日 14:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 14:50
ここからの展望は最高だ。何度来ても良い。南方向、中央奥は杓子山、左は御正体山、中間右寄りは滝子山、左下は岡松ノ峰
南南西方向、左奥は三ッ峠、その奥に富士山が見える筈だが雲の中。右奥は御坂黒岳。手前は左から大谷ヶ丸、ハマイバ丸、大蔵高丸の山並
2020年08月15日 14:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 14:51
南南西方向、左奥は三ッ峠、その奥に富士山が見える筈だが雲の中。右奥は御坂黒岳。手前は左から大谷ヶ丸、ハマイバ丸、大蔵高丸の山並
東方向、右:鴈ヶ腹摺山と左:大樺ノ頭
2020年08月15日 14:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 14:50
東方向、右:鴈ヶ腹摺山と左:大樺ノ頭
その右、東南東方向の奥には、左:権現山、右:扇山が霞みの中に確認できる
2020年08月15日 14:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 14:50
その右、東南東方向の奥には、左:権現山、右:扇山が霞みの中に確認できる
白谷ノ丸で1時間以上も眺望を楽しんでから黒岳へ戻る。原生林の中を進む
2020年08月15日 15:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 15:06
白谷ノ丸で1時間以上も眺望を楽しんでから黒岳へ戻る。原生林の中を進む
黒岳の頂上で1987.6mの三角点を確認。本日唯一の三角点
2020年08月15日 15:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 15:17
黒岳の頂上で1987.6mの三角点を確認。本日唯一の三角点
先程通った分岐点まで戻り、東の大峠へ右折。良く踏まれた道を下る
2020年08月15日 15:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 15:28
先程通った分岐点まで戻り、東の大峠へ右折。良く踏まれた道を下る
昨年秋の台風の被害か倒木が多いが、切断して通行し易いように管理されている
2020年08月15日 15:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 15:41
昨年秋の台風の被害か倒木が多いが、切断して通行し易いように管理されている
途中の道標は1ヶ所だけだが、尾根の構成が単純なので迷うことは無い

2020年08月15日 15:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 15:56
途中の道標は1ヶ所だけだが、尾根の構成が単純なので迷うことは無い

赤岩ノ丸は北側を巻く。尾根筋に戻ると気持ち良い草付の尾根を下る
2020年08月15日 16:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
8/15 16:08
赤岩ノ丸は北側を巻く。尾根筋に戻ると気持ち良い草付の尾根を下る
大峠に着く直前に立派なログキャビンの休憩所が建っていた。ここから数分でゴール
2020年08月15日 16:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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8/15 16:31
大峠に着く直前に立派なログキャビンの休憩所が建っていた。ここから数分でゴール
撮影機器:

感想

35℃を越える猛暑日が続く中、手軽に涼しい山行を楽しめる南大菩薩連峰に今年も出かけた。

今回は川胡桃沢ノ頭から東に伸びる石小屋ノ尾根を上って主稜線に立った。この尾根はバリエーション・ルートとして紹介されているが、末端から取付くためには真木小金沢林道を大峠から4kmほど歩かなければならない。
これをショートカットするために、1820m圏コブから南東に伸びる支尾根を登って石小屋ノ尾根に立った。結果として林道歩きは1.6kmに短縮できた。

この支尾根は、いつもの如く地形図を睨んで、これなら登れる、と判断したルートである。構成が単純な上、上りなので道に迷うことは無い。
1650m圏から1750m圏の間に多くの露岩が点在していたが、尾根幅が広いのでこれらを巻くルートも自由に選択出来るため、不安はなかった。
また1640m圏から急ではあるが明るい草原状の尾根なので、爽快な気分で登れた。

石小屋ノ尾根に合流すれば明瞭な踏跡が続いたが、最後の主稜線への突き上げでは小笹の中に踏跡が消えることが多かった。
初めのうちは踏跡を探したが、笹の丈が低いので、適当に笹藪を突き進んでも、さほどの藪漕ぎではなかった。
縦走路に出れば良く管理された一般登山道が続いているので、特に問題になる個所はなかった。

下界が猛暑にうだる中、日陰でそよ風に当たっていると寒いくらいで、期待通りに避暑となった。また、未知の支尾根を選択したのでスリルも味わえて、変化に富んで充実した山行でした。

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