宮之浦岳

2020年08月14日(金) ~ 2020年08月16日(日)

• GPS: 23:44
• 距離: 30.5km
• 登り: 1,559m
• 下り: 2,872m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:48
• 休憩: 1:07
• 合計: 10:55

7:22 淀川登山口
8:01 8:12 淀川小屋
9:47 9:51 小花之江河
10:02 10:03 花之江河
10:23 10:29 黒味岳分かれ
11:09 11:14 黒味岳
11:42 11:50 黒味岳分かれ
12:23 12:24 投石平
12:46 12:58 投石の岩屋
14:56 14:58 栗生岳
15:34 15:49 宮之浦岳
16:06 16:07 焼野三叉路
16:49 16:55 平石
17:26 17:26 坊主岩
18:19 新高塚小屋

2日目

• 山行: 7:16
• 休憩: 1:46
• 合計: 9:02

18:19 新高塚小屋
8:04 8:42 高塚小屋
8:52 9:02 縄文杉
10:32 10:48 ウィルソン株
11:18 11:27 大株歩道入口
12:24 12:39 楠川分れ
14:02 14:08 辻峠
14:33 14:34 太鼓岩
14:50 14:59 辻峠
15:24 15:25 苔むす森
15:47 白谷山荘

3日目

• 山行: 4:06
• 休憩: 0:24
• 合計: 4:30

15:47 白谷山荘
3:25 3:29 さつき吊り橋
3:39 3:43 飛龍おとし
3:51 4:07 白谷広場
6:31 6:31 楠川林道終点
7:18 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り一時にわか雨

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 船 飛行機

羽田〜鹿児島 ANAじゃらんパック 往復+一泊二食 33,900円
鹿児島空港〜天文館 リムジンバス 往復 2,600円
鹿児島〜屋久島(安房) トッピー＆ロケット 往復 16,600円
屋久島観光協会 安房案内所 やくしま満喫商品券 2,000円×2（10,000円分）
安房〜淀川登山口 安房タクシー 6,700円（商品券×6+700円）
牧ノ川〜合庁前 屋久島交通バス 640円

コース状況／危険箇所等

縦走路はルート明瞭なものの荷物が重いと予想以上の難路。
白谷雲水峡からの下りはヘッデン歩行だったせいかルートファインドに難儀。

その他周辺情報

鹿児島本港 平和食堂我流風 特製ラーメン 850円
登山用品 山岳太郎 プリムスガス缶495円
楠川温泉 入浴料 300円
屋久どん 地魚Oセット 1,100円（商品券+100円）
ショッピングセンターばんちゃん タバコ2箱（商品券+40円）
武田館 お土産 2,055円（商品券×2+55円）
柳川氷室 プレミアムマンゴー 550円
豚トロ 天文館本店 豚トロラーメン860円

写真

8/13 7:02

飛行機から見えた綺麗な富士山。

8/13 9:51

高速船ターミナルで鹿児島ラーメン発見。

8/13 10:20

屋久島に向けていざ出発。

8/13 10:24

桜島。

8/13 13:07

往きは種子島経由のため3時間近くかかる。

8/13 13:08

晴天万歳。

8/13 16:56

良いもの発見した、最近流行りの「倍返し」かな。

8/13 18:24

定番のトビウオ唐揚げは背骨と尻尾以外バリバリ食べられる。

8/14 6:00

朝食もこういうのが一番ホッとする。

8/14 6:17

天気は文句無し！

8/14 7:09

紀元杉に寄り道、樹齢3000年だとか。

8/14 7:21

淀川登山口からいざスタート。

8/14 8:01

淀川小屋の「飲み水」と書いてある先は川水だったが仕方なく補給。

8/14 9:32

天気は順調。

8/14 9:40

寄り道の黒味岳方面。

8/14 9:40

奇岩だ。

8/14 9:48

木道出現。

8/14 9:59

花ノ江河から黒味岳。

8/14 10:31

ザックをデポって黒味岳にアタック。

8/14 11:04

黒味岳山頂からは栗生岳の向こうに宮之浦岳と永田岳。

8/14 11:11

雲も出てきた、こっち来るなよ〜

8/14 13:57

ヤクシカだ！

8/14 13:58

近寄っても逃げないな、奈良公園を思い出す。

8/14 14:14

やっと水場発見、さらば川の水。

8/14 14:29

モニュメントみたいだ。

8/14 14:59

栗生岳の岩でガサガサ音がしてしたので見に行くとサルがいた。

8/14 15:00

岩の間から目覚す宮之浦岳方面。

8/14 15:30

あと少し。

8/14 15:34

九州最高峰の宮之浦岳。
あいにくのガス発生だが、雨降らなかっただけ良しとしよう。

8/14 15:38

永田岳方面。

8/14 15:54

雲の状況は刻々と変化。

8/14 16:02

目指す小屋は何処だろう？

8/14 16:45

平石の巨石たち。

8/14 18:19

ヘトヘトになって新高塚小屋に到着。

8/14 18:56

何とかデッキに設営。

8/15 7:48

翌朝も天気はまずまず。

8/15 8:04

高塚小屋で休憩。

8/15 8:17

こちらの小屋前は虫も少なくくつろぎ易かった。

8/15 8:49

縄文杉手前の休憩所。

8/15 8:53

縄文杉、リベンジ！

8/15 8:54

想像ほど高くないな。

8/15 8:59

北側のデッキから。

8/15 9:03

水場有り。

8/15 9:32

夫婦杉。

8/15 9:34

横から。

8/15 9:39

大王杉。

8/15 10:38

ウィルソン株手前の水場。

8/15 10:44

こちらがウィルソン株。

8/15 10:45

内部から。
後で聞いた話では真上を見るとハート型になるらしい。

8/15 10:53

翁杉。

8/15 11:14

トロッコ道へ。

8/15 11:30

歩き易くて最高。

8/15 12:07

水浴びしたいな〜

8/15 12:12

重い荷物担いでると結構怖い。

8/15 12:19

三代杉。

8/15 12:24

楠川分れから辻峠へ。

8/15 13:29

終始こんな道。

8/15 13:49

水場でゴクゴクお腹タプタプ。

8/15 13:55

辻峠、久しぶりだ。

8/15 14:19

太鼓岩から。

8/15 14:19

前回とは違う、眺望も達成感も。

8/15 14:48

女神杉。

8/15 15:10

辻峠先の水場。

8/15 15:17

武家杉（左）、公家杉（右）。

8/15 15:21

前は頭打ったな。

8/15 15:36

ここら一帯が「苔むす森」、もののけ姫の舞台のモデルだったかな。

8/15 15:44

七本杉。

8/15 15:47

白谷山荘に到着。

8/16 2:50

眠れないのでナイトハイクで下山。

8/16 2:51

シカの宿。

8/16 2:55

くぐり杉。

8/16 3:05

前回は腰まで浸った渡渉。

8/16 3:31

さつき吊橋、ここは帰りに通行止めになっていたな。

8/16 3:49

白谷雲水峡へ着いたのが前回の出発時刻辺り。

8/16 3:50

とりあえず下山した、と思ったらここからが地獄だった。

8/16 6:19

やっと平坦路へ、助かった〜
「歩道」とは思えないアドベンチャールート終了。

8/16 7:10

眼下の海に、

8/16 7:10

振り返ると山、世界自然遺産はダテじゃない。

8/16 7:27

温泉開くまで時間あるのでこちらで休憩。

8/16 8:58

ひとっ風呂浴びてお着替え。

8/16 11:08

前回来た時はタッチの差で入れなかった「屋久どん」もリベンジ完了、うどんも魚フライ丼も流石人気店の味。

8/16 13:31

さらば屋久島、我がルーツ。

8/16 14:46

去年登った開門岳に長崎鼻。

8/16 16:10

鹿児島の人気店で40分ほど並んで、

8/16 16:31

待望のカキ氷。

8/16 16:58

そして締めは勿論鹿児島ラーメン、この店は漬物付かないな。

8/17 11:50

お目当ての焼肉屋はコロナ影響でランチ営業して無かったのでヤクシカは実食出来ず、代わりに缶詰購入。

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

ksase

2017年9月14日、鹿児島出張ついでの屋久島観光で島内一周した後に人気の縄文杉に日帰りアクセス出来ないかとレンタカーで白谷雲水峡から豪雨の中入山、ずぶ濡れになって途中の辻峠で敗退しスマホ2台が水没という散々たる結果でした。

そんな辛い目に遭ったにも関わらず登山にハマってしまい経過する事三年、夏季休暇を利用して念願の屋久島リベンジを決行しました。日本百名山制覇を目指している事もあり、縄文杉だけでなく宮之浦岳も踏破する計画で、どうせならとテント泊装備での縦走ルートに挑みます。

東京からはGOTOキャンペーンが適用されないので、天気予報と相談しながら航空宿泊パックでなるべく安いプランを物色、木曜早朝出発（民宿泊）の日曜夜帰りで金土日の3日かけてのんびり歩く事にしました。

木曜日は午前移動で鹿児島へ、好物の鹿児島ラーメンはどの店も残念ながら開店前でしたが、屋久島への高速船ターミナルの食堂で発見、幸先の良いスタートだと思いながら無事屋久島に到着します。

民宿に着くと夕食まで時間が有ったので近所を散策、観光案内所で「やくしま満喫商品券」なるものを発見したので翌朝は出発の遅いバスでなくタクシー利用で早めの入山をする事にしました。

一番の心配である天気の方は木曜から文句無しの好天でしたが、宿のご主人からは「降水確率0%でも大雨降るのが屋久島じゃけん」などと脅されながら翌朝を迎えました。

今回4回目となるテント泊（瑞牆・甲斐駒・剱）ですが、今までは標高差の殆ど無いテント場までの荷揚げだったのが今回はいきなりの縦走で根性頼みの山行となる覚悟です。

初日は淀川登山口から出発、慣れない重荷に息ゼイゼイの心臓バクバクと先が不安になるスタートで、コースタイムの0.9倍計画が音を立てて崩れてしまい、あろう事か転びそうになった拍子に左手親指を突き指してしまいました。

亀のような歩みで先ずは黒味岳（タクシーの運転手さんに勧められたので急遽ルートに組み込み）登頂、暑過ぎる晴天の中、巨岩群の上からは格別の見晴らしで寄り道した甲斐が有ったなと次なる目標の宮之浦岳へと歩を進めます。

中盤からのルートは面倒な岩場やプチ藪漕ぎと、テント初心者がフル装備背負って歩く所では無いルートだと痛感しながらやっとの思いで宮之浦岳に登頂、あいにくのガスで展望が無かった事より誰もいないので先の道のりが危ぶまれました。

時間が押していたため当初想定していた永田岳へのピストンはキャンセルして小屋への道を急ぎますが、急なにわか雨にドキッとさせられたり、思った以上の登り返しで全身クタクタになりました。

新高塚小屋には終盤一緒になったご夫婦に次ぐ最後の到着で、狭いスペースに何とかテント張らせて貰いました。そんなに寒く無かったので最初はシュラフ無くても寝れるかなと思いましたが、深夜になると地面から冷気が伝わってきて靴下まで履いて寝袋に包まります。

二日目は人気の縄文杉ルートへ、ゆっくりスタートのんびりウォークだったので、途中から荒川登山口発のかなりの人達とすれ違う羽目になり、コロナ禍でも縄文杉ツアーは健在なんだなと思いました。

聞き覚えのある杉やら株やらを観ながら前回敗退した辻峠に到着、登山始める前の自分と今の自分で何かが変わったのかな等と考えながら、太鼓岩を回って宿泊地の白谷山荘に到着しました。（途中ガイドさんに教えて貰うまでテント場あると思ってたけどここは小屋泊のみ）

三日目は虫のせいで眠れないので丑三つ時の出発、白谷雲水峡からの下山ルートは歩き易い林道を想像していた所がまさかのガチ登山道、暗闇の中で道探すのに苦労したり、トラバース路で足踏み外して3〜4m滑落したりと、今回の山行で一番記憶に残るであろうラストでした。

下山後は温泉入ってグルメを満喫しながらこれまたのんびりと帰路に就きますが、全身筋肉痛に虫刺されで明日からまた仕事だと思うと気が重くなります。

今回の教訓ですが、次回のテン泊に活かせればと言うことで。
欠かせないもの：重登山靴（選んで正解）
要らなかった物：枕（着替え袋で十分）
無くて困った物：虫除け・サンダル・耳栓