絶景を眺めながら常念山脈を行ったり来たり(一の沢→大天井岳→常念岳)
- GPS
- 12:25
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,624m
- 下り
- 2,628m
コースタイム
- 山行
- 10:15
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 12:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一ノ沢登山口までの林間舗装路は思っていたよりかは幅広で車が相互通行できる位はあるが、カーブもそれなりに有りスピードの出しすぎや車のすれ違い際は注意。 一ノ沢登山者駐車場(第一)に駐車。 無料。 平日のAM2時に到着時点で半分位うまっていた。 PM3時の登山終了時ではほぼ満車 手前には第2駐車場があり、周辺にも駐車場できそうな路肩スペースあり 登山口手前の駐車場は関係者専用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一ノ沢登山口には登山ポストやトイレ小屋がある。 ・登山口〜常念乗越 一ノ沢に沿いながらの登山道を進む ピンクテープのマーキングが点在 基本的に浮き石はあまり無い印象だが岩ゴロの多い山道で沢岸のすぐ脇を通る箇所もある 一部登山道に沢水が流れている箇所もある。 何度か丸太橋で沢を渡る。 日中は道迷いはないと思うが、ヘッドランプ頼りの夜間では視界が狭くてルートが解りずらい場所もあり注意。 胸突八丁からは急登区間 木製の梯子が多数。 ・乗越〜常念岳 標高差400mの岩ゴロ道でつづら折れの登山道。 岩にペイントされた○ →のマーキングを頼りに進む。 山頂部は岩が積み重なり不規則な足場で狭い。 ・乗越〜大天井岳 乗越から横道岳中腹まで登った後の大天荘までの稜線道は派手な急登が少ない適度なアップダウンが続く稜線道。 メイン稜線道から逸れて横道岳山頂にも行けるが踏みあとは弱い。山頂には標識は無くて三角点とケルンのみ。 東天井岳に行く際もメイン稜線道からピストンで往復。山頂には標識・三角点は無い。 大天荘から大天井岳山頂までは10分ほど。 東天井岳〜大天荘の稜線道をたどっていた最中に下層部のハイ松帯を何気なく眺めていたら熊を目撃。アッ!という間に谷側に逃げて行ったがとりあえず注意。 |
その他周辺情報 | しゃくなげの湯/700円 |
写真
感想
17年の劔岳以来の久々の北アルプス登山。
登山日は1日分しか捻出できない中で天気予報をチェックしたら他山は不安定な空模様なのに対して北アルプスエリアは安定の晴れ予報で「こっちへおいでよ!」と手招きしていたので「んじゃ〜、行っちゃいますか!」ということで北アルプスエリアに目星を付けたが、流石に埼玉から遠いうえに余裕をもっての前日入りは厳しく、なにかと多くの移動距離と登山時間を擁する北アルプスエリアで1日分しか滞在できないため必然的に奥部のエリアは対象外となったのだが、「せっかく北アルプスに行くのなら縦走もしてみたい!」という欲望心も働き、可能範囲で行ってみたい山ということで大天井岳を目標に掲げ、コンビの相手として常念岳と燕岳を天秤に掛けたが百名山の魅力が勝り常念岳とのセットで設定。
一ノ沢駐車場までの移動準備は概ね予定通りだったが、未明の出発に対して睡眠時間を切り詰めたので目を擦りながらAM3時に登山口を出発。
一度でも経験がある登山道ならばともかく、
初めましての登山道を夜間にたどるのは不安と緊張の連続で「あれ?沢岸に出たけどこのまま沢に沿って行くのかな?別に山道があるのかな?もしかして沢を渡るのかな?」と言った具合で立ち止まって辺りを確める場面も何度かあったが無事に胸突き八丁に到着。
胸突き八丁の登り途中で東側の空が明るくなり「日の出時刻に乗越に達したら槍のモルゲンが観れるかもしれない」との思いで欲張ったが、流石にそれは都合が良すぎて無理だったとしても頑張った甲斐もあり6時前に常念乗越に到達。
乗越から間近に見えるはずの槍ヶ岳の景観は稜線上を分厚い雲が覆っていて楽しみにしていたぶん肩透かしを喰ったが、これからの長い道中で観れる機会もあるだろうとゆうことで気を取り直して大天井岳までの稜線縦走をスタートし、道中立ち寄った横通岳山頂で穂高の峰々と感動の御対面。東天井岳に達した頃には穂高〜槍ヶ岳までの稜線上に掛かっていた雲もなくなり壮大なパノラマビューを観賞。
縦走路は稜線の山型に沿っての派手な傾斜路の連続というよりかは高い山や丘を巻きながらの通路設定のためか想定していたよりかは体力の負担は少ない具合で(乗越→横通岳は登り込むようだし他にも急坂区間はあるが)丁度良いペースで進むことができ、横に視線を移せば槍穂からのエールを受けられるといった感じで天空の稜線道を堪能。
今回の目的地である大天井岳からは北アルプス奥部、北部の名山にご挨拶。滞在時間は僅かながら至福の時を過ごす。
ここまで少ない睡眠時間で忙しなく動いているため疲れが溜まっているはずだが、それ以上に楽しいひとときで気持ちが高まりアドレナリン全開の勢いそのままで常念岳に突入したが「いやいや、俺様を甘く見てもらっては困るな〜。ちょっと懲らしめてやるか」といった具合で常念兄さんからの厳しい登りの洗礼を受けて大失速。懺悔スタイルでヒーヒー言いながら登頂して北アルプスの厳しさも堪能(笑)
一通りのノルマを達成して13時に乗越から下山開始。往路は暗闇でよく分からいまま勢い任せで来たので復路は風景を写真に納めながらたどってきた登山道を確認。このルートは沢沿いの為か岩ゴロが多くて足の踏み場にも気を使い一苦労だったが登山口に帰着。全工程を無事に終了してとにかく一安心。
今回はなにかと忙しない山行だったが、天候に恵まれて、体調も思っていたよりも崩れることがなく、普段は遠方の山から小さくうっすら垣間見る程度の槍穂を間近で眺めながらしっかりと整備された山道で山々をたどる事ができて感謝 感激 大満足の山旅でこれ以上の高望みは調子にのり過ぎかな。
ウ〜ムしかし家に帰るまで旅は続くわけだが北アルプス1day+αはやはり疲れる。
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