赤岳 〜下界は春なのにここは冬〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,215m
- 下り
- 1,206m
コースタイム
08:00 行者小屋
09:40 中岳分岐
10:20 赤岳山頂
13:10 行者小屋で昼食後下山開始
15:15 登山口着
天候 | 曇り、ぱらぱらとあられ、のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※ここまではとても道が悪いので、車高の高い車で来ると良いと思います。 下に美濃戸口の駐車場もあります。そちらは500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
2日前の寒波で4月半ばなのに冬の山でした。 風が吹いたり雲がかかるとまだまだ寒いので、防寒対策は万全に☆ <道の状況> ●美濃戸山荘〜行者小屋 登山口から少し歩くとすぐ凍結しています。 でも、暫くあるくと土が出てたりと足元に気を遣います;; アイゼンを履いたり脱いだりする事がありました。 行者小屋手前の開けた白河原は雪が沢山ありますが、踏み抜きはありませんでした。 ●行者小屋〜赤岳山頂 文三郎尾根から登りましたが、雪は締まっていてアイゼンが利きました。 ハシゴは埋まっています。 かなり急斜なので慎重に。。 権現分岐までの岩場も雪で埋まっていましたが、鎖を使って登れます。 山頂までの岩場も慎重に行けば問題ありません。 陽がでてくると急に気温も上がり雪も緩むので、行者からの登りの急斜面、山頂からの下りの際は注意が必要です。 雪の上をトラバースする箇所もあります。 |
写真
感想
赤岳の海老の尻尾がついてる山頂の標識が見たい!
とゆうわけで山仲間O様が赤岳に行くと聞きつけ、これはチャンス!!とご一緒させていただきました!
前日は寒冷前線が通過して、天候が悪化。気温も低くなり、決行日の予報もあまりよくない(結構よくなかった。。)のですが!前日の予報が少し良くなって、お昼前には天候はよくなると信じて登ってきました。
出発する時はぱらぱら雨が降ったりしていて、どんより曇り空。これは途中撤退になるかなぁと話してました。
すっかりガスが巻いた八ケ岳にいざ入山!
登山道はすぐ凍結になっていてアイゼンをつけましたが、途中で土が見えて外したらまた凍結。。アタフタヾ(゜д゜;)
春ですのう。・
白河原は真っ白雪の道。そして空も真っ白。(´ε`;)
正面に横岳がどーんと見えるはずのポイントも白い空が広がるばかり。
がしかし、前回来た時は夏だったのですが、雪が残る全く違う風景に感動してしまって曇り空でもウキウキしておりました。
行者小屋も雪に囲まれ、無雪期とは全くムードが違う。
夏の賑わってる雰囲気とは一変して静まり返った小屋にもまた感動。
山頂に向けて準備をしてると、ぱらぱらとあられが降ってきた。
上の風もちょっと強そう。。山頂まで行けるのかッ!
この日ちょっと厚めのインナーを持ってきていたのですが、使わないかもなッと思ってたけどそれを着て丁度よかったです。
薄いフリースから厚めのインナーに替えて登りましたが、汗もそんなにかかず寒くなく持ってきて良かったなぁって思いました。
この日意気揚々とデジイチを持ってきたのに車に置いてきたー!!!
がっくり頭を下げている所にO様が
「二つカメラ持ってきたから貸してあげるよ!」
と神の声!
ありがたやぁー!!
文三郎の登りの斜度が結構きつくて、足を滑らせないように慎重に登りました。
雪の状態は締まっててアイゼンピッケルはしっかり刺さりました。
でもこの急登(;´A`)。。うひゃー
なかなかあなどれない急斜面です。
鉄の階段はすっかり雪の下。森林限界を超えて絶景が見えるはずなんだけど、ガスで前方の視界すらも危ぶまれる状況(;´A`)うひゃひゃー。
けどでも!この状況がたまらなく楽しかったのでした。
辺りの植物は凍り付いてサンゴになっていて、4月半ばとは思えない景色でした。
ずんずん登っていくと中岳の分岐に到着。
心配していた風もそんなに強くなく安心。
山頂に行けるッ!ちょっと諦めてた海老の尻尾の赤岳標識を見れる!
っとテンションを高ぶらせたまま頂上直下の岩場に突入。
急な岩場は雪で覆われ、鎖は出ていました。
鎖にも海老の尻尾が生えていて、(そこらじゅうに生えてたんですが)シャリシャリ尻尾を撒き散らしながら慎重に登り、山頂へ到着。
久しぶりの山頂標識に再会。
やっぱり尻尾が付いていました。
なんとも言い難い感動がありました。
ほんと今日登ってよかったー!ヽ(・∀・ )ノ
展望は相変わらずの真っ白。
人間、欲には勝てません。
山頂まで行けたら満足だと思ってたのに、展望が見たくてしょうがなくなりました。
しばらく待てども真っ白は変わらず。
すぐそこの頂上山荘すら見えない。
諦めて降り始めてちょっとすると、雲が切れた!
権現方面がちょっと見えて、雲の神様はチラ見せしてきました。
「また上まで行きますか!」
っとまた岩場を登り山頂へ。
そしてまた真っ白・・・。暫く待てども真っ白。
やっぱり今日は展望は無理と諦めて下山を始めました。
するとまた雲の神様がチラ見せ。
「やっぱりまた登りますか!!」
っとまた岩場を登り返し山頂へ。
何のトレーニングwww
でもそんなにじらされたら余計展望が見たくなるんだぁぁ!!
雲が早いスピードで流れてどんどん展望が見えて、今まで隠れていた周囲の山が現れ始めました。
その瞬間は多分、恥ずかしくなるほど歓声を上げてたと思います。
じらしにじらされた後、神様がご褒美くれました。
登りは岩も植物も凍る冷たい世界。
下りは素晴らしい展望の雄大な世界。
本当にラッキーな日に登れたんだなぁと思いました。
また色んな時季にここに来たいと思います。
ご一緒して頂いたO様本当に有難うございましたぁっ!!!
この日は行車小屋にテントが一つもなく、出会った登山者は4人パーティと2人組み、あとは行者でご夫婦でした。
みんな予報と今日の朝の天候で中止にしたのかなぁと思うくらい人に会いませんでした。
赤岳鉱泉の方はどうだったのかな?
それと、赤岳山荘に居るニホンカモシカさんは冬になると山荘に現れて山荘の方にご飯を貰ってるそうです。
ペット用のお皿でご飯を食べるカモシカを初めて見ました。
名前呼ばれてたけどなんて名前か聞き逃したぁ。
コメント
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後半は、雲が切れて最高の景色が見られたんですね〜
めっちゃきれい。
雪の赤岳、やっぱかっこいい
ホント、日本と思えないよね。
>ryu0214 様
ほんとに日本とは思えない景色!
やっぱり雪山っていいなぁ。・
雲がかかってても、それはそれで凄く感動しました!
この時季に樹氷が見れるなんてッ!
よく頑張りましたね!
boneさん>
凄く楽しかったですっ!!
雪の赤岳最高ですね!
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