湯ノ沢岳
- GPS
- 06:12
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 967m
- 下り
- 958m
コースタイム
清メ滝 9:50
稜線分岐 11:15
湯ノ沢岳 11:35-12:00
清メ滝 13:20
駐車地 14:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
採石場を過ぎて林道終点に10台程度停めることが出来ます。 この日は林道に雪が残っていたので、少し手前に停めました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポストは登山口の水場にあり。 ●主稜線に上がるまでは両側が切れ落ちた細尾根で、何箇所か岩場もあります。 ●主稜線直下の雪面ではアイゼン・ピッケルを使用しました。夏場は固定ロープがあるようです。 ●今回は立ち寄りませんでしたが、最寄の温泉は「かたくり温泉ぼんぼ」。良いお湯です。 |
写真
感想
●偶然にも古い山の友人と休みが合いました。同い年の彼(以下、H氏)は四季を通じて足繁く朝日連峰に通い、山に関する知識も技術も私とは比べ物にならないくらい豊富なのです。ツツジを指差して「この椿、きれいだね♪」と言うお茶目な人ですが…。
●登山口に着くと、ハンターの方に会いました。クマを撃ちに来たとの事。「この辺は良く出るよ〜」と聞かされビビるも、いざとなったらクマを撃って助けてもらおうかと考えてしまいました。
●ブナの新緑も眩しい尾根道を歩きます。整備された道ではありますが、両脇が切れ落ちていて高度感のある場所が続きます。
●鎖場を過ぎると、主稜線直下の雪壁を登らなければなりません。取り付きからの標高差はさほどではないものの、斜度は40〜50°くらいありそうで緊張させられます。一歩ずつ確実にステップを作りながらピッケルを刺して登ります。谷底まで同じ角度で続く雪面が長大な滑り台に見えてきます。
●雪庇を越えて主稜線に上がると、そこからは快適に歩くことができました。目指す湯ノ沢岳もすぐそこに見えます。
●山頂は広い雪原になっていて360°の展望が得られました。鳥海山は残念ながら霞んで見えなかったものの、近くの摩耶山を始め月山や朝日連峰の雄大な山並みを眺めることができました。立ち去りがたい風景ではありましたが、風が強いので少し下りたところでランチタイムとしました。
●先ほどてこずりながら登ってきた尾根を今度は下ることになります。主稜線直下の雪面を上から見ると垂直と思えるほど急に見えます。ここは慎重に後ろ向きに下ることにしました。
●核心部の雪面を下りきって一息つきますが、ここからも気の抜けない細尾根になります。H氏は「この尾根、3月くらいに歩いてみたいね。白馬の主稜みたいにナイフリッジの連続で面白そう♪」と言う。積雪期は結構な技量が必要となりそうな所です。誘われたら・・・アンザイレンで確保してくれるんだったら行ってもいいかなあ、などと密かに考えていました。
●ブナ林で先ほどのハンター氏に再び会います。クマを見かけなかったか尋ねられますが、残念ながら(私達にとっては幸運ですが)古い足跡しか見られなかったことを伝えます。がっかりした様子で「また今度だな」と仰る。クマもハンター氏を見つけて逃げたのかとも思いましたが…。
●だいぶ下りてきた所で、登るときには気が付かなかった白いカタクリの花を見つけました。初めて見ることができましたが、それは不思議で美しいものでした。どのくらいの頻度で現れるものなのでしょうか?
●見た目とても美しい湯ノ沢岳でしたが、1,000mに満たない山とは思えないほど険しいものでした。H氏曰く、「これって一般ルートか?」と。たまにはこういう山歩きも良いかなと思った一日でした。
コメント
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mokkedano さんへ
こんばんは。
おちゃめなH氏との楽しい時間、満喫の山歩きでしたね。
ツツジを椿と思っているなんて、珍語録がまだまだありそうな雰囲気^m^
私は今年アイゼンもピッケルも使うことなく雪山時間が終わりましたので、羨ましく思いながら拝見いたしました。
白いカタクリ〜 綺麗ですね。
紫のカタクリとのツーショットの写真も素敵です。
ラッキーですね〜。運が来ているのかも?!
宝くじ買ってみて下さい
お疲れ様でした
摩耶山への縦走ルート
もちろん、いつかチャレンジするんでしょうね
1000mに満たなくても結構厳しい山なんですね
尾根下りとクマハンターには一歩引いてしまいます。
ショウジョウバカマの横に白いイワウチワ
そして紅白のカタクリ(白カタクリ滅多に見られません)
mokkeさん、吉祥の徴です
渋い山なのに、mokkeさんらしくなく、ハンターさん、椿さん、雪壁といろいろありましたね
湯ノ沢岳と母狩山への縦走路、気になっていたところなので参考になりました。でもなかなか行けない山域なんですよね
友達との山行、少し増えるかな。
5日は福島は風が強かったけど、山形は大丈夫だったかな。
神室連峰と似ているな〜と思いながら拝見しました。13番なんか八森山の東面そっくりですね。やっぱり東面は雪で削り取られて、非対称の山なのでしょうか。
5日は私も船形西部にお邪魔しましたが、帰路、月山の右奥にまだまだ白い山の連なりが見えました。車運転しながらなのでチラッとですが 今年は足を延ばして登りにいってみたいものです
こっちは登山者。クマは見かけなかったと返事して残念な顔をされても困るよネ
「椿の話はやめろぉ〜 」と言われました
手先が器用で多趣味な方なので、いつも楽しい話を聞かせてもらってますよ。
語録も少々
白カタクリですが、実はこの側にもう一株あったんですよ
やっぱり宝くじ売り場に直行した方が良さそうですかね
母狩山までは近年夏道が整備されたそうでその気になれば金峰山や湯田川温泉まで縦走することもできますよ。
反対側の摩耶山へは、道がなく積雪期限定で地形もかなり険しいので、kamadamさんやtooleさんのテリトリーですね
白いイワウチワ、ご指摘を受けてから気が付きました
・・・一生分の運をここで使い果たしてしまった気もします
私らしくない点には「晴天」も含まれるんでしょうか
頂上付近以外は風も穏やかでしたよ。
kiyoshiさんが時間が取れるようになったら鶴岡をベースに付近の山を回ってみてはいかがでしょう?ここ以外にも摩耶山や日本国、高館山など面白そうな低山がいくつかありますし。
湯田川温泉の孟宗竹は今が旬ですよ
お友達との山行、増えれば良いのですがなかなかタイミングがあわなくて難しそうです
私も歩いていて神室に似ていると思いました。主稜線に上がるまでの急登や襞のある山容とか。
kamadamさんのご想像通り、西側はなだらかで非対称の山でした
kamadamさんが運転しながらご覧になっていた山…。私も未踏ですので、今年こそと思っています。
その時は「クマいなかった?」と声掛けされませんように
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