甲武信ヶ岳〜国師ヶ岳〜金峰山

2013年05月03日(金) ~ 2013年05月05日(日)

• GPS: 00:48
• 距離: 24.9km
• 登り: 2,615m
• 下り: 2,242m

コースタイム

（初日）
09:40 西沢渓谷入口
10:15 西沢山荘
12:50 新道分岐
15:25 木賊山
15:50 甲武信小屋
（二日目）
06:10 甲武信小屋
06:40 甲武信ヶ岳山頂
08:25 富士見台
09:15 両門ノ頭
11:25 国師ノタル
14:30 国師ヶ岳山頂
14:50 北奥線千丈岳山頂
15:10 前国師岳山頂
15:40 大弛小屋
（三日目）
05:45 大弛小屋
07:55 朝日岳
09:10 金峰山山頂
10:20 千代ノ吹上
11:40 大日岩
12:50 大日小屋
13:45 富士見平小屋
14:35 瑞牆山荘

天候

初日：快晴
二日目：晴れのち雪
三日目：快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：塩山駅→（バス）→西沢渓谷入口
帰り；瑞牆山荘→（バス）→韮崎駅

コース状況／危険箇所等

（登山ポスト）
登山道入口のノトリ橋の先で山梨県警の方が常駐しておりテント内にて記入可
（積雪状況）
積雪量は、2200m付近までは解けた雪が少量あるのみでアイゼンの必要はなし。それ以上の標高地では多いところで腰までの雪が積もっておりましたが、残雪のため雪質が硬く踏み抜きの心配はありません。しかし日陰のトレール歩行跡は再凍結しておりアイゼンは必須です。また、ルート全般に積雪量の多い急斜面はあまりないため軽アイゼンの備えで十分ですが、積雪のない岩場（金峰山から千代ノ吹上の稜線）はかえってアイゼンが邪魔となります。この時期ならではですがアイゼンを付けたり付けなかったりとアイゼンの取り付け，取り外しのタイミングが難しい状況でした。

写真

5/3 10:16

西沢山荘前　登山道の入り口です。今回は“徳ちゃん新道”を選びました。

5/3 13:48

徳ちゃん新道にはあまり苔がないなぁ。。。

5/3 13:59

標高が高くなるにつれ所々残雪が見えてきました。

5/3 14:55

ず〜と樹林帯だった戸渡尾根でようやっと開けたポイントにきました。

5/3 15:18

木賊山を登る尾根道。標高2400m近くなって完全な雪山です。

5/3 15:25

木賊山山頂

5/3 15:38

甲武信小屋に向かう途中でまた開けたポイントが。

5/3 15:51

甲武信小屋とうちゃ〜く！！初日は一日中の登り運動。つかれた〜ぁ。

5/3 16:06

やっぱりゴールデンウィーク期間中だね。テント場は満パンです。

5/3 16:07

甲武信小屋の入口

5/4 6:32

甲武信ヶ岳山頂手前の開けた場所です。朝日がまぶしいゼィ！

5/4 6:42

甲武信ヶ岳山頂。早朝のせいか天気はいいが風が強くて結構寒い。鼻○ズ垂れ流し．．．

5/4 9:03

そうそう、奥秩父は苔の森。前日の尾根にはあまり見当たらなかったけど雪のないところに露に見えてきました。

5/4 9:12

両門ノ頭。国師ヶ岳までの稜線が一望。まだまだあるなぁ。

5/4 10:42

コブ付きの樹

5/4 11:25

国師ノタル

5/4 13:31

5/4 14:23

結構雪が深くて、樹の枝がガンガン身体や顔にまとわりついてきます。

5/4 14:34

国師ヶ岳山頂。奥秩父最高峰！！

5/4 14:52

北奥線千丈岳山頂。ルートからはずれてますが、ちょっと寄り道。

5/4 14:54

北奥線千丈岳山頂から見える金峰山の五丈岩。明日まってろよ！！

5/4 15:20

夢の庭園までの登山道。いったいは国立公園になっており、結構整備されてます。

5/4 15:23

5/4 15:26

雪深い場所では目印がホントた助かります。

5/4 15:40

大弛小屋とうちゃ〜く！！こじんまりしてオーナーの息子さん一人で賄ってました。客は私を入れて8人。ちょっとさびしい．．．でも甲武信小屋では食堂まで布団があふれてたけど、ここは広々と寝れそうで熟睡が期待できそう。

5/5 5:49

大弛峠の朝です。

5/5 6:18

朝日を背にワンショット。

5/5 6:25

昨日とうって変わって清々しい朝です。

5/5 7:07

ギョぇぇぇ．．．装着していたアイゼンが真っ二つ！！　どうすんだ、今日はスタートしたばかりなのに．．．（T T)

5/5 7:10

そうだ、もしもの時のために針金を用意してたんだ。

5/5 7:22

取り敢えず、針金で応急処置。これで行けっかなぁ？

5/5 7:52

朝日岳山頂。

5/5 8:49

ここは本当に開けており、雪面で一色です。

5/5 8:55

金峰山山頂が見えてきた！！しかも森林限界。ワクワク！

5/5 9:08

アイゼンに応急処置した針金は1分でブチ切れ。細い針金だったもんなぁ。結局、テント用の張り紐でまたまた応急処置。この紐、結構丈夫です。山頂までなんなくクリアー。下山口までいけっかなぁ。アイスバーンなければよいが．．．

5/5 9:12

金峰山山頂。ちょっと自分写真載せちゃいました。m(_ _)m

5/5 9:19

山頂から見える五丈岩を先の稜線。見応えのある景観です。

5/5 9:27

五丈岩の横顔

5/5 9:47

晴れてよかった。

5/5 9:52

大日岩までの稜線です。ちょっと低山では味わえまっせんねぇ、この稜線美。

5/5 9:55

稜線から見える金峰小屋

5/5 10:14

稜線に突き出た岩です。大きな岩が多いです。

5/5 10:44

嗚呼、稜線とのお別れ。ちょっとさびしい。

5/5 11:09

まわりハイマツの樹林帯。日があたらないこのエリアは急斜面でおもいっきりアイスバーン！テントの張り紐に感謝！！　下りまでもってくれ〜。

5/5 11:41

大日岩。でかいです。

5/5 13:17

おお。このあたりは苔が多いぞ。

5/5 13:19

倒木に苔。奥秩父らしくなってきた。いままで雪で隠れてたからなぁ。

5/5 13:33

5/5 13:44

富士見平小屋　近くに湯処があるようで、テント場は賑やかでした。

5/5 14:37

下山しました。嗚呼、風呂に入りたい！！

撮影機器：

PowerShot S90 CANON

感想

katabami7

今回は連休の後半を利用しての奥秩父中央から西に向けての3日間縦走でした。奥秩父の西の山荘は4月下旬から開業する場所が多く（テント場は冬も解放してます）この時期を見計らってのチョイスです。都心から比較的近いながら百名山を5座有する奥秩父の中で中央の甲武信ヶ岳から西も金峰山までの稜線高二千五百メートル級の山々を流してきました。領内低域に広がる苔の森や稜線途中で突如出迎えてくれる突き出し岩など奥秩父固有の見所があります。また、西側稜線から伺える富士山、北アルプス、八ヶ岳は稜線随所にその景観美を現にしてくれ、甲府盆地を囲む山脈群では少し見劣りガチに見えるこのエリアですが、手軽にこの時期に本格的な山を味わえる場所はそう他にないのではないでしょうか。