多摩川源流トレッキング

2021年04月02日(金) ~ 2021年04月05日(月)

• GPS: 28:02
• 距離: 55.4km
• 登り: 3,425m
• 下り: 4,191m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:24
• 休憩: 0:35
• 合計: 4:59

10:50 新地平バス停
11:00 亀田林業所ゲート
13:34 13:49 雁峠
14:04 14:06 小さな分水嶺
14:11 笠取山西
14:37 14:48 笠取山展望地
14:57 14:58 笠取山
15:12 水干尾根
15:19 15:25 水干
15:35 笠取山西
15:40 小さな分水嶺
15:49 笠取小屋

2日目

• 山行: 9:03
• 休憩: 0:42
• 合計: 9:45

7:30 笠取小屋
8:09 シラベ尾根
8:23 8:25 黒エンジュ
11:26 11:35 牛王院平
11:43 将監峠
13:28 13:32 大ダル
14:23 14:32 禿岩
14:34 14:47 飛龍権現神社
15:34 15:39 北天のタル
17:15 三条の湯

3日目

• 山行: 7:31
• 休憩: 1:02
• 合計: 8:33

8:14 三条の湯
12:03 12:15 三条ダルミ
13:02 13:03 雲取山避難小屋
13:08 13:22 雲取山
13:23 13:53 雲取山避難小屋
14:08 小雲取山
14:24 ヨモギノ頭
14:54 ブナ坂
15:13 15:17 七ツ石山
15:45 千本ツツジ
16:42 16:43 巳ノ戸ノ大クビレ
16:47 鷹ノ巣山避難小屋

4日目

• 山行: 5:26
• 休憩: 0:12
• 合計: 5:38

6:20 鷹ノ巣山避難小屋
6:51 水根山
7:48 将門馬場
8:11 8:18 六ツ石山分岐
8:49 三ノ木戸林道分岐
9:09 十二天山
9:45 越路ノ杜
10:15 10:18 石尾根縦走路・六ツ石山登山口
10:23 農指山
11:55 11:57 奥多摩駅
11:58 ゴール地点

天候

1日目：晴れ
2日目：曇り（ガスの中）
3日目：曇り
4日目：曇のち雨

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

スタート：塩山駅〜新地平（タクシー）
ゴール：奥多摩駅

コース状況／危険箇所等

笠取小屋から三条の湯へ向かう巻道はマイナールートのためか、崩壊している箇所多数。ルートも分かりづらく、ルートロスすること数回。その度にヤマレコアプリに助けられました。

その他周辺情報

奥多摩駅近くの氷川食堂のカツ丼は美味しかったのでオススメ！

写真

4/1 0:29

寒さ対策、コッヘル 2 個、多めの食料などで、パッキング ウェイト 11kg でした

4/1 1:11

ちょっと多めの食料。この他に朝食用のカロリー高めのパンなど。それにしても多すぎたかも

4/2 8:05

特急かいじで塩山まで

4/2 11:01

タクシーで新地平まで移動し、亀田林業林道を進みます

4/2 11:05

歩きやすい気持ちのいい林道だけど私道

4/2 11:19

キャンプしたくなるようなロケーション

4/2 12:44

渡渉ポイント多数、道を塞ぐ倒木も

4/2 12:50

鹿の骨。角付きの頭蓋骨もありました

4/2 13:13

誰のウンコでしょう？

4/2 13:36

雁峠

4/2 13:36

反対方向、雁坂峠方面

4/2 14:04

富士川、荒川、多摩川の分水嶺

4/2 14:05

分水嶺

4/2 14:11

ラピュタのような遺構が

4/2 14:14

笠取山への登りはとんでもなくきつかった

4/2 14:38

山梨百名山の碑。ここが頂上かと思ったら違うらしい

4/2 14:46

雨は降ってないが湿度100%近いガスの中、針葉樹の葉が水を集め、多摩川の最初の一滴に

4/2 14:53

本当の頂上？

4/2 15:18

多摩川を巡る旅の本当のスタート地点、水干に到着

4/2 15:18

多摩川の源頭、東京湾まで 138km

4/2 15:21

奥まで覗いてみたけど滴る水は見られなかった

4/2 15:26

水干からさらに下に流れ出すポイントがあるんだな

4/2 17:01

1日目はまだ営業していない笠取小屋のテン場をお借りします。ポストに料金を投入します

4/2 17:01

100年前から小屋があるらしい

4/2 16:55

テントを張ってたら鹿に見られてた

4/2 16:56

鹿のお尻

4/2 17:16

笠取小屋の水場

4/2 17:16

ほぼほぼ多摩川の源流

4/3 7:45

2日目はガスの中の森歩き

4/3 7:53

メインルートではない巻道で

4/3 7:56

木道もちょっと腐りかけてる。補修費用を寄付したい

4/3 8:05

岩盤がむき出しのところ

4/3 8:12

まだまだ日陰では凍ってるところも

4/3 8:15

惑星ダゴバのような雰囲気の苔むした森

4/3 8:21

森歩き

4/3 8:42

ちょっと崩壊気味の道

4/3 8:46

谷になっている箇所は崩壊がかなり激しい

4/3 9:45

完全に崩れているところ多数

4/3 10:13

砂防ダムも土砂と倒木の堆積がすごい

4/3 10:16

気をつけて進みます

4/3 10:21

渡ったところに狩猟の痕跡。文祥さんかな？
服部文祥さんの YouTube は面白いですね。

4/3 10:37

ここらで薄い踏み跡を見失いルートロス。本当のルートはもっと上の方だったのかも

4/3 10:38

なにの足跡か？

4/3 10:47

崩壊しているポイントを慎重に越えていきます

4/3 10:59

ルートロスした結果、鹿の角を拾う。2本目

4/3 12:30

高所恐怖症にはつらい、そこそこの高さのある手すりのない橋

4/3 13:00

デジャヴかと思うような同じような橋

4/3 13:04

完全崩壊で高巻いて通過

4/3 13:27

飛龍山かな？

4/3 13:58

雪の溶け残りか、湧き水が凍ってるのか

4/9 0:28

見晴らしの良い場所があったので Theta でリトルプラネット写真

4/3 14:37

所々に祠や御札がありました。修験道ですかね

4/3 14:53

道が悪くて全然進まない。予定より大幅に遅れてる

4/3 15:22

がっつり凍ってる箇所。右側はそこそこの崖。チェーンスパイクなど持ってなかったのでかなり慎重に通過。正直怖かった

4/3 15:33

やっとの思いで北天のタル

4/3 15:59

湧き水を補給

4/3 16:21

北天のタルから三条の湯までは下り。道は相変わらず悪い

4/3 18:08

やっとの思いで三条の湯に到着

4/3 18:54

テントを張ってお風呂に。山の中の温泉、最高でした！

4/4 5:38

三条の湯は標高が低いからなのか、朝の気温 7℃。前日の笠取小屋は気温 2℃ 前後で寒かったけど、この日は普通に寝られた

4/4 6:30

110缶 1つで燃料不足になるのを恐れて、予備燃料としてエスビットを用意したけど、気温も関係してるのか 5g 1個じゃお湯は沸騰しなかった。背景にあるのは拾った鹿角

4/4 7:55

三条の湯はロケーションも良い

4/4 8:05

縦走してきたので詳しくは分からないけど、現在は登山道の崩落でここに来るのは非常に大変な状況になってるぽい

4/4 9:34

この花は何という名前でしょう？

4/4 11:12

ひたすらきつい登り

4/4 12:15

三条ダルミまでの登りは、山と高原地図に記載のコースタイムの 1.5 倍くらいかかった

4/4 12:24

三条ダルミから雲取山の山頂への道も半端なくつらい

4/4 12:57

斜度がきつい

4/4 13:11

東京都最高峰 雲取山

4/4 13:14

原三角測點

4/8 22:23

雲取山山頂で鹿の角を持ってリトルプラネット写真

4/4 13:52

この道は気持ちよかった

4/4 14:27

奥多摩小屋跡地。初めての雲取山なので、当時のことは分からない

4/4 14:31

ヘリポート

4/4 14:44

S字一本杉

4/4 14:45

七ツ石山

4/4 14:52

将門さんも迷走したんですか

4/4 15:08

岩が7つあるのかと思ったけどもっとありそう

4/4 15:10

これだけ縦走してきたのに、ずっと巻道だったので取ったピークは七ツ石山で3つ目

4/4 15:20

七ツ石神社

4/4 15:28

この日の道程も長かった

4/4 15:38

見晴らしの良い場所

4/4 15:38

なんとか大仏かと思ったら、東京奥多摩仏舎利塔らしい

4/4 15:39

七ツ石小屋

4/4 15:53

100m くらい先に鹿

4/4 15:53

めっちゃガン見

4/4 15:53

左のやつは一歩も動かない

4/4 16:20

ここら辺でよく見られるこの紫芋みたいな色の石はなんでしょう？

4/4 16:35

たまに現れる苔の道

4/4 16:44

やっと避難小屋が見えてきた

4/4 16:46

鷹ノ巣山避難小屋

4/4 17:04

小屋裏の道を少し下った先にある水場

4/5 6:19

日曜の夜だったため無人の小屋に宿泊させていただきました

4/5 6:20

前日出会った、東京都のレンジャーの方に避難小屋は宿泊施設ではないので宿泊想定で計画は立てないで欲しいと注意されましたが、仰るとおりですね。今後は気をつけます

4/5 6:39

最終日もガスの中をゴール目指して歩きます

4/5 6:52

奥多摩駅の案内が出てきた

4/5 7:24

少しだけ雲海

4/5 7:57

雰囲気の良い森歩き

4/5 8:54

杉並木

4/5 9:19

鹿の鳴き声と思って静かに近づくとニホンザルの群れでした

4/5 9:19

こちらを全然見ませんが、たぶん気づいてるんでしょうね

4/5 9:21

木の実を探してるのか？

4/5 9:48

下界に近づいて花も咲き始める

4/5 9:50

何の花でしょうか？

4/5 10:06

腐りかけの橋

4/5 10:19

登山道終了

4/5 10:29

里に降りてきました

4/5 10:39

羽黒三田神社

4/5 10:49

奥多摩の里は花が綺麗

4/5 10:52

桜満開

4/5 11:02

次回はパックラフトでリバーセクションです

4/5 11:12

氷川食堂のカツ丼はオススメです！

4/5 11:55

ゴールの奥多摩駅！
お疲れさまでした〜

4/8 22:34

拾った鹿角（53cm 632g）は家宝にします

撮影機器：

DSC-HX90V SONY

iPhone XS Max Apple

装備

個人装備

finetrack スキンメッシュTシャツ Marmot ドライTシャツ Adidas ドライTシャツ Marmot ヒートナビ長袖 MAMMUT ソフテック トラバース パンツ finetrack メリノスピンソックス アルパインレギュラー mont-bell トレントフライヤー UNIQLO ウルトラライト ダウンパーカー SIRIO P.F.421 BEG

感想

Sampo_Kangas

多摩川を巡る旅 〜 源流トレッキングセクション

新地平から入り笠取山の水干から奥多摩駅まで 55.5km 3泊4日の大縦走の旅
旅はコンセプトがはっきりしているとその分楽しさが増す
今回の多摩川を巡る旅 前編は、ずっと川沿いを進むプランも考えたけど、普通の車道を歩くのはつまらないので、尾根伝いに山道で奥多摩駅を目指すプランで行くことに。多摩川の最初の一滴、水源としての森、鹿、鹿角拾得イベント、狩猟をしたであろう鹿の解体現場、猿の群れなど、命や営みについて考えさせられる山行になった。

まだまだ寒いので寒さ対策と満足感のある食料と無駄に安心感を求めるモバイルバッテリーでパッキングはかなり重量オーバーに。でもケチりたくなかったので今回は削らずにそのままに。食料は消費していけば軽くなるしと思い。
ところが2日目の早々に立派な鹿角を拾ってしまい、水も含めてスタート時点よりも重量が増すという罠に。
バイクツーリングをしている頃から愛用しているモンベルの #4 のシュラフをアップグレードすれば重量削って寒さ対策になりそうな気はしてるんだけどな。重量は削れてもダウンは潰れるとはいえ、容量はアップしそう。これまた長年愛用しているトレントフライヤーの修理の相談と合わせて、モンベルショップに行ってみようか。モンベルの店員って当たり外れが激しくて好きじゃないんだよな。
あとテントを 2型のオニドームではなく、もう少し軽いのを探そう。Nemo とかどうだろうか。2型のオニドームは広さもあるし安心感もあるんだけど。

巻道で進むルートは通る人が少ないからか、踏み跡が薄くロスしやすく、そのうえ崩壊している箇所が多数あり、それらを慎重に通過しているとかなりのタイムロスになり、2日目の三条の湯に到着したのが 17:30 近くになってしまった。悪路だったのもあるけど、狩猟の痕跡を見つけて現場検証したり、鹿角拾って撮影したりしてたのもあるんだけど。もう少し余裕あるルート設計しないと行けないな。
このルート、余程の熟練者じゃないとソロはオススメできないです

奥秩父から秩父の山々、意外といいところあるんだな。三条の湯、また行きたい