ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3122648
全員に公開
ハイキング
東海

飯盛山・西津汲 〜ヤマシャクヤク終盤の新緑の山〜

2021年04月30日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
4.0km
登り
528m
下り
518m

コースタイム

日帰り
山行
3:29
休憩
1:26
合計
4:55
11:19
11:45
44
12:29
12:42
28
13:10
13:22
59
14:21
14:22
31
14:53
15:27
0
15:27
ゴール地点
ルートは一般コース手動入力です。
天候 晴れ 午後から曇り 下山間近で雨
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天狗の森登山口駐車所を利用
コース状況/
危険箇所等
≪登山道の状況≫
飯盛山まで:よく整備された遊歩道のような道が続きます。
飯盛山〜西津汲:飯盛山からの下りは岩がちな急登。一度鞍部へ降りて西津汲までは滑りやすい土の斜面を登ります。飯森山山頂から西津汲へのルートの入り口がわかりにくい。山頂少し手前で西方向を見ると木のカラーテープや幹に赤ペンキのマーキングがあるので見落とさないように。

≪危険動物情報≫
・ヤマビル・マダニ:遭遇せず。暖かくなるとヤマビルの山になりそう。
・クマ:遭遇しなかったが奥揖斐の産地は目撃情報も多いのでクマ鈴は必携。
その他周辺情報 ≪トイレ≫
・登山口から山頂までトイレ無し。国道303を走っているうちに済ませてから来られたし。
≪商店・自販機≫
・国道303号線を離れるとどちらもありません。
≪登山口までのアクセス≫
・天狗の森公園までの林道は車1台分の幅しかなく、すれ違いできる待避所も少ないので対向車がくると涙目です。小さな落石が路上に点在、小規模ながけ崩れ箇所もあるのでパンクには要注意です。
・天狗の森公園の駐車場はキャパ6,7台ほど。その手前の林道も車1台分の幅しかなく、路肩駐車できそうなスペースもありません。混雑時は相当手前に止めて林道歩きを強いられることになろうかと思います。
天狗の森公園駐車場から出発
1
天狗の森公園駐車場から出発
眼下に久瀬の集落を見る
眼下に久瀬の集落を見る
山笑う新緑の季節
2
山笑う新緑の季節
ホウノキ(?)の新緑
2
ホウノキ(?)の新緑
太陽の光が降り注ぐ新緑の森
4
太陽の光が降り注ぐ新緑の森
カエデの新緑
目立たないが花も咲いている
4
カエデの新緑
目立たないが花も咲いている
月の株 欅の巨木
2
月の株 欅の巨木
月の株下の斜面にはまだ花をつけるヤマシャクヤクが多数
1
月の株下の斜面にはまだ花をつけるヤマシャクヤクが多数
登山道わきのものは花は終了しているものが大半
登山道わきのものは花は終了しているものが大半
一輪だけみずみずしい花が残っていた
5
一輪だけみずみずしい花が残っていた
シャクナゲ
カエデの花
ユズリハの花
新緑に彩られる登山道
3
新緑に彩られる登山道
ブナ新緑のステンドグラス
4
ブナ新緑のステンドグラス
飯森山山頂
森の中で展望はない
1
飯森山山頂
森の中で展望はない
少し山頂から離れると濃尾平野側の展望が開ける
1
少し山頂から離れると濃尾平野側の展望が開ける
これから向かう西津汲
この後正規ルートを見失って山中をさまよいあわや遭難…
1
これから向かう西津汲
この後正規ルートを見失って山中をさまよいあわや遭難…
飯盛山山頂の岩場に咲くヤマシャクヤク
3
飯盛山山頂の岩場に咲くヤマシャクヤク
ヤマシャクヤク二つ並んで
もう最終盤ですね
5
ヤマシャクヤク二つ並んで
もう最終盤ですね
カナヘビ
正規ルートへ復帰し西津汲を目指す
1
正規ルートへ復帰し西津汲を目指す
鞍部へおりると穏やかな道が続く
2
鞍部へおりると穏やかな道が続く
揖斐川対岸の小津権現山
楽しくもハードな山だったのを思い出す
2
揖斐川対岸の小津権現山
楽しくもハードな山だったのを思い出す
西津汲山頂のヤマシャクヤクも9回の裏
3
西津汲山頂のヤマシャクヤクも9回の裏
西津汲山頂
新緑には青空が似合いますね
3
新緑には青空が似合いますね
わずかに残るみずみずしいヤマシャクヤク
6
わずかに残るみずみずしいヤマシャクヤク
蕾のものはこれ一つしか見ませんでした
2
蕾のものはこれ一つしか見ませんでした
立てばシャクヤク…というように端正な花姿
5
立てばシャクヤク…というように端正な花姿
飯森山へ戻る
茶碗のご飯をひっくり返したようなユニークな山容
3
飯森山へ戻る
茶碗のご飯をひっくり返したようなユニークな山容
飯森山への登り返し
急だし、足場は滑ったり浮石だらけだったりで辛い区間
2
飯森山への登り返し
急だし、足場は滑ったり浮石だらけだったりで辛い区間
飯森山山頂手前で西側に折れる格好で西津汲へのルートがある
木の枝のピンクテープ、奥の木の幹の赤ペンキマークを見落とさないように!
1
飯森山山頂手前で西側に折れる格好で西津汲へのルートがある
木の枝のピンクテープ、奥の木の幹の赤ペンキマークを見落とさないように!
絶壁に咲く花 これはなんでしょうか・・・
2
絶壁に咲く花 これはなんでしょうか・・・
ヤマシャクヤク以外の花たち
フデリンドウ
6
ヤマシャクヤク以外の花たち
フデリンドウ
ブナの花??
エビネの群落
この群落のものは花が薄ピンクで美しい
8
この群落のものは花が薄ピンクで美しい
カタバミ
ヒメレンゲ
新鮮なものは葯が赤い これはワチガイソウ、ハナネコノメ、ニッコウネコノメ、ミネズオウなども共通
6
ヒメレンゲ
新鮮なものは葯が赤い これはワチガイソウ、ハナネコノメ、ニッコウネコノメ、ミネズオウなども共通
ヒメレンゲは岩場に咲く
3
ヒメレンゲは岩場に咲く
スミレ
タチツボスミレ?
4
スミレ
タチツボスミレ?
ツチグリ
ネコノメソウは種子ができている
3
ネコノメソウは種子ができている
イチリンソウ
葉はたくさんあるがすべて花は散って種子ができていました。
これ一輪のみ花がついていました。
7
イチリンソウ
葉はたくさんあるがすべて花は散って種子ができていました。
これ一輪のみ花がついていました。

感想

揖斐の飯森山・西津汲は平野からもお椀に盛ったご飯をひっくり返したようなぽこっと丸い山容が見て取れるユニークな山。
諸兄のレコからヤマシャクヤクがたくさん咲くことを知って、揖斐の修理工場に車を引き取りに行くついで訪れてきました。
標高差はあまりないのでサクッと登れるかなと思いましたが、なかなかハードな山でした。

天候不順がちな大型連休の谷間で貴重な晴れ間の日。
登山口から飯森山までは新緑の森に太陽の光が降り注ぎ、素晴らしい美しさでした。
本日お目当てのヤマシャクヤク、登山道わきそこかしこに咲き乱れて…と思いきや登山道脇のものはすでに花が散ってバナナのような種子になっていました。
開花すると2,3日で散ってしまう儚い花。
今年は開花が早く、一斉に咲いて一斉に終わってしまったようです。
それでも何とかみずみずしい花に幾らかは会えたので、間に合って良かった…。

飯盛山まで新緑の森の森林浴を楽しんで、サクッと鞍部へ下り、サクッと西津汲に登って…というつもりでしたがここでルートを見失いました。
踏み後らしきものを追って飯盛山を下りますが、尾根を下って鞍部へ至るはずなのに様子がおかしい…。
下り続けるのをやめて少し登り返してトラバースして正規ルートの尾根に復帰しました。
正規ルートの入り口は山頂手前で西に折れる格好になっており、木のカラーテープ・マーキングを見落としたのが失敗でした。
危うく遭難するところだった…。
ルートを見失ったら確実に分かるところまで戻る、という山の基本を忘れないようにしたいと思います。

飯森山から鞍部までは岩がちな部分は浮石が多いし、土の部分は湿って滑るし、傾斜も急なのでなかなかにハードでした。
一方で鞍部から西津汲までは土の斜面ですがここも雨天後はぬかるんでツルツル。
何度も滑らせて転倒しました。

西津汲山頂付近にもヤマシャクヤクはたくさんありますが、どれも最終盤でした。

ヤマシャクヤク、そしてエビネランを求めてしばし鍋倉山への縦走路を進みますがどちらも見つからずきりがないのであきらめて引き返し下山しました。
もう少し下山が遅れると雨に打たれることになったので遅くなりすぎずに戻れて何より。

新緑に彩られる登山道とヤマシャクヤクを見て、今日も楽しく登ることができました。

その他の花:
イチリンソウ:葉はたくさん見ますがどれも花は終わって種子になっています。花が咲いているのは一輪だけでした。
エビネラン:あちこち探してようやく見つけることができました。詳細な場所は書けませんが、登山道脇に普通に咲いてはいません。
ヒメレンゲ:日当たりが良く岩がちな箇所をよく見ると結構見つかります。小さな花です。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:808人

コメント

やったね👍
昨日、登山口🅿️ に降りる前に エビネを見つけられたようですね😊

次回は 私もエビネ観てみたいです〜
2021/5/1 7:20
Re: やったね👍
hatibai さんコメントありがとうございます。
この日は途中からご一緒して下さり、ありがとうございました。

エビネランは別れてから私が向かったところにあり、私も意外なところにあってびっくりでした。
何とか見つけたかったので、発見できた時の喜びは格別でした。
近くにお住いとのことでしたので、またこの近辺の山でお会いすることがあるかもしれません。
私はミラーレスカメラと汗拭き用の手ぬぐいをぶら下げて歩いているので見かけたらまた声をかけてやってください。
低山もなめてかかると危険なことがわかったので、遭難事故や怪我無く楽しまれて下さいね!
2021/5/2 0:59
ジエビネは
以前はあちこちで幾らでも咲いていましたが、昨年鹿に殆ど食べられてしまいました。
21日に登った時にはここでは有りませんが、芽が出ている所が有りました。とにかくまだ食べられていないようですね。近い内に見に行こうかと思っています。
2021/5/1 16:29
Re: ジエビネは
yama-kazeさん コメントありがとうございます。

この日はエビネランを求めて踏み後をたどってあちこち探してみたものの見つけられなかったのであの地点で見つけられたのは幸いでした。
他の方のレコでも群生地が4,5か所あるとのことでしたが、この山のことを熟知している方に案内頂かないとたどり着けない場所なのでしょうね。
ラン科の希少な植物が減少しているのは心無い花泥棒の仕業かと思いきや、シカも一躍買っているとのこと。
富士山近辺の山のカモメランや霧ヶ峰のニッコウキスゲが壊滅したのもシカの食害とのことなので、影響は深刻ですね…。
元はと言えばニホンオオカミを絶滅させたこと、狩猟で食肉を得ることをしなくなったことなど、人間の不適切に自然を管理したことが原因ですので、一個人としてはいかんともしがたいことですが残念です。
自生地一帯を電柵かフェンスで囲って花泥棒もシカも侵入できなくするほか手がない気もしますが、維持管理に費用も掛かることなので簡単ではありません。
この山の限られた地点でもひっそりと咲き続けてほしいと思います。
2021/5/2 1:15
Re[2]: ジエビネは
飯盛山と西津汲は3月から5月に掛けて、絶滅危惧種に指定された貴重な花が次々咲く、岐阜屈指の花の山です。私は毎年この期間、二週間に一度のペースで登って調べていますが、最近、登る人が増え、盗掘が心配されます。一昨年も飯盛山で大量のコシノコバイモが消えてしまいました。
それと同時に鹿の食害が酷くなり、特にジエビネは鹿に取って、食べ応えが有るので、格好の餌食となってしまっています。何年か前に揖斐川町に鹿対策をするように申し入れしましたが、何の手も打たれずに、結局昨年のような酷い有様となりました。ここのジエビネは群落毎に色合いが異なりますので貴重です。
ご覧になったジエビネは飯盛山の方だったようですが、多いのは西津汲の方です。但し、多いのは登山道の無い尾根の方ですので、人からは守られてはいます。21日に行った時には山頂周辺では全く芽が見られませんでしたので、心配をしています。
2021/5/2 9:00
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら