小野アルプス縦走(↑大村駅・市場駅、↓福甸峠・宝殿駅)【兵庫県、播磨】
- GPS
- 06:58
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 782m
- 下り
- 808m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:55
厄神 = 粟生 = 大村 0733//0808
大村駅 0809 − 樫山駅 0845 − 神鉄市場駅付近 0851 − 加古川万歳橋 0901 − JR市場駅 0907 − 白雲谷温泉ゆぴか 0918/0920 − 高山 0928/0930 − 日光峠 0938 − 前山 0945 − 愛宕山 0952 − 安場山 1000 − 奇跡のケヤキ 1006 − アザメ峠 1018 − 総山 1034 − アンテナ山 1051 − 惣山 1100/1106 − 紅山の岩の下 1121 − 紅山 1129 /1131 − 西紅山(夫婦岩)1139/昼食/1200 − 岩山 1216 − 宮山 1230 − 南野山 1234 − 福甸峠登山口 1238 − 中山交差点 1242 − 加古川東公園 1314/1325 − 志方東小前 1340 − 志方八幡宮下 1354 − 志方小前 1405 ― 「鼎」交差点 1423 ― 西神吉町のコンビニで休憩 1439/1446 ― 加古川バイパス 1456 − 宝殿駅 1503
● 行動時間 6:54
天候 | 快晴、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
(自宅=厄神駅前P) (厄神駅0733=<JR加古川線>=粟生駅0746/0753=<神戸電鉄>=大村駅0808) 神鉄「大村駅」―JR加古川線「市場駅」―小野アルプス(惣山、紅山)―福甸峠 ―加古川市志方―JR「宝殿駅」 (宝殿駅1515=<JR山陽本線>=加古川1519/1542=<JR加古川線>=厄神駅1553) (厄神駅前P=自宅) ●登山口へのアクセス ○白雲谷温泉ゆぴか ・山陽道を「三木・小野IC」で降り、国道175号を北上、高架道路を降りて最初の交差点「市場東」を左折、まっすぐ進んで加古川沿いへ。加古川堤防下の交差点「万歳橋南」を右折して堤防に登りすぐに左折すると万歳橋。これを渡り道なりに進むと、やがて「ゆぴか」の案内表示が現れる ・駐車場はおそらく無料、台数はかなり多数と思われる。残念ながら本日は臨時休業につき、これ以上は不詳 ○福甸峠登山口 ・山陽道を「加古川北IC」で降り、県道43号を加古川方面へ南下。約1kmの交差点「細工所」を右折し東進。加古川市と小野市との市境付近に福甸峠登山口があるが、駐車場は全くない ・JR加古川線「小野町駅」から徒歩で来るか、「ゆぴか」からの周回として来るか、という場所のようだ (いずれの記述も2021. 5現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○県道歩き:大村駅〜樫山駅〜神鉄市場駅付近〜JR市場駅〜ゆぴか ・大村駅から西へと小路を進み、県道23号を北西へ。歩道が常にあるわけでもなく、車通りは多い。 ・国道175号との交差点「樫山」を過ぎると通行量はやや減少する。同様に歩道が常にあるわけでもない ・神鉄市場駅手前で小路に入ると、車通りは少なくなる。そのまま交差点「万歳橋南」を抜け「万歳橋」へ ・橋を渡って道なりに進めば「ゆぴか」。踏切先で左折すると、JR市場駅。JR市場駅からは駅前の道をまっすぐに進み、上部の道へと出たところで一旦右へと進むと「ゆぴか」へ誘導する標示に従い左へ ○ゆぴか〜高山〜前山〜愛宕山〜安場山〜総山〜惣山〜紅山〜岩山〜宮山〜福甸峠 ・よく踏まれた歩きやすい道。急斜面には段付けもなされている ・キロ付き案内がちょくちょく現れるほか、野鳥会・歩人会が設置した手製標示も丁寧なもので、助かる。惣山前後紅山前後などエスケープルートは多数あるようで、紅山に多数いた皆さんもおそらくは福甸峠までは行かないルートを利用されているのであろうか、岩山より先ではほとんど人気がなかった ○福甸峠〜加古川市志方町〜宝殿駅 ・福甸峠から宝殿駅を目指す人は殆どいないのではなかろうか。県道伝いに2時間半も歩くことになる ・一般的なのは、福甸峠からJR加古川線小野町駅方面へと行くことになるようだが、紅山から先に人がいなかったことを見ると、紅山から下降するか、岩山との垰から下山するのか、福甸峠まで歩く人もあまりいないようだ ・県道も今回採った道筋のように旧道が主体であればあまり自動車に悩まされることもなく歩くことができる ・コンビニ等は2時間歩いた西神吉町まで来ないと現れないため、途中休憩は公園などをうまく活用することになる |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・三木市大村付近にはショッピングセンターや主要な国道もあるのでお店は多数 ・宝殿も、西神吉から宝殿駅にかけてはコンビニや飲食店はいくつか見られる ●日帰り温泉 ・「ゆぴか」以外にも「きすみのの郷」などもある ・三木市内には、「竹の湯温泉」、「天然温泉湯庵」などがある (2021年5月現在) |
写真
感想
兵庫県横断フットトレースの続きに向かった。
前回は神鉄「大村駅」まで歩いたので、そこから西へと向かう。小野アルプスを経由するルートはすぐにでも浮かぶのだが、その先も西へと思うと高御位山までが遠い。中間点にあたる加古川市志方町で中継するには日祝日運休の市民バスをうまく利用するのがいいのだが、土曜日は何かと予定もあってうまくいかない。仕方がないので、一度は宝殿駅まで歩くことを覚悟してこのコースに向かうこととした。
まずは大村駅から「ゆぴか」を目指して行く。粟生駅から神鉄で大村駅に向かったので、途中、市場駅、樫山駅にも停車する。市場で降りたらすぐに行けるところへ、わざわざ二駅先から歩くのだからなんとなく口惜しい気もする。大村駅からはまずは県道へと西へ進む。県道はクルマ通りが多いのだが歩道がない。歩くのにも注意がいる。こちらもクルマに気を遣う。誰ともすれ違わなかったくらいだから、人が多数通ることを考えてはいないのであろう。
途中のコンビニで飲み物などを足しながら先へ。併走する神戸電鉄に電車がやってくる。先ほどの峠付近でもすれ違ったのだが、30分に一本の路線とは思えないくらい、ちょうどよいタイミングで列車が走ってくる。前回もそうだったのだが、こちらが電車好きと知っているかのようだ。
市場駅手前から細道へ。ただし、この道は旧道のようで、びっしりと家並みが続く。住居の軒先がせり出すように連なっている。道なりに進むと、「万歳橋南」交差点に。そこから道なりに堤防に登ると、左手に「万歳橋」。
これで加古川を渡り、小野アルプスが近づく。川の上から山を眺めるも、近づきすぎたようだ。手前の高山くらいしか見えていない。
川を渡りきり地上に降りたところで踏切を渡る。JR加古川線だ。南側に市場駅がある。先ほどの神鉄と同じ名前だが、離れたところにある。関西では離れた同駅名というのが多数ある。建設時のそれぞれの鉄道会社の意地みたいなものだろうが、間違いやすいものだ。知る限り、海外では一般的ではないように思う。
駅に立ち寄るが人の気配はない。すでに地元管理の駅舎になっているようで、駅よりも“ぶらりきびた”の文字のほうが目立っている。
駅前の道をまっすぐに進み、登り坂を上がりやや右手へと進むと、先ほどの車道に戻る。これを左手へと進むと、やがて「ゆぴか」入口へ。温泉施設「ゆぴか」は、コロナ禍で残念ながら臨時休業中。それでも駐車車両は結構多い。みんな小野アルプスへと行っているようだ。
ゆぴか入口左脇にある小野アルプス登山口から山へ。まず前山方面への直進コースと高山山頂を経由するじっくり道とが分かれる。全山縦走がしたい当方は迷いなく右手の高山経由道へ。木段もあるがじっくりと木陰を登る緩やかな道を進み、高山山頂へ。ここにはあずまやもある。眺めもいいが、モニュメンタルなものはあまり見えない。
そこから先へ。一旦下って日光峠という気になる名前の峠を越え、前山へ。高山の先に前山というのも不思議だが、高山はおまけで、アルプスは前山からというような意味だろうか。前山には通信設備があり山名標はその傍らに申し訳なさそうに木にぶら下げられている。
山頂の施設を回り込み愛宕山へ。この山でようやく標高が150mを超える。山頂はなだらかだ。緑が濃くなりくぐるように進む。安場山も同程度の標高だが、いちいち50m以上は昇降するので結構な運動量になる。
安場山から下ると「あさぎり山道」が分岐する。下来住町からJR小野町駅へと降りられるようだ。
その先に「奇跡のケヤキ」と名付けられたケヤキがあり、人だかりもできている。四方八方へ幹を伸ばす伸びやかなケヤキだ。実家にあったケヤキはすくすくと伸びた巨木であったが、そもそもはこの木のように複数の幹を広げるものということのようだ。
その先で急な木段を上りきり、無名山頂を経て、アザメ峠に到着。わずかながらの駐車場所もある。正確には峠は左手への車道を登り詰めたところとのことだ。ここでこの車道を越え、いよいよ小野アルプスの核心部。惣山・紅山といった山に行くにはここは都合がよいのかもしれない。
最初は登って総山。降りたところにまた分岐があり「東入口」となっている。来住町方面に東入口があるようだ。
登り返してアンテナ山。山頂でくつろぐ地元の先達に話を伺う。この山はギフチョウやササユリが有名だが、ずいぶん減ってしまったとのことだ。今も毎週1,2時間登りに来るとのこと、低山らしい楽しみ方をされているのだなぁと羨ましく思った。
次はいよいよ小野アルプスの盟主惣山。先ほどの総山とは呼び方が一緒だ。小野富士とも呼ばれるが、どこから見たときにきれいな円錐形になるのかよくわからない。この縦走路では、ちょっとしたピーク程度にしか見えない。奥から歩いてくる人が次々にあるが、あまり気にせず先へ。ところが後で調べると、そちらに小野見山という通称ピークがあったようで、眺めもよかったようだ。次には行ってみたい。
惣山から一旦下降し、岩倉峠への道を乗り越す。案内標示に従い紅山方面へ。ほどなく紅山の大きな岩場。巨大な一枚岩が山頂まで伸びており、まるでジャンプ台のように見える。
近づいてみると傾斜もあり、手を使わずに登り続けられるものでもなさそうだ。足場はしっかりしているので、危うさはあまり感じない。途中で振り返ってみると、通ってきた道ははるか足下。下向きの方が怖そうだ。
登り切ってみると、そこが紅山山頂。皆さんこの辺りで昼食のようで、結構混雑している。やむなく西紅山を目指す。そちら方面にはパワースポット夫婦岩もあるとのこと。
向かう途上にも岩場がある。そこで振り返ると、先ほどの大きな岩場が横から鑑賞できる。まさにジャンプ台、あるいは大きな滑り台。滑ることができればメルヘンだが、落ちたらひとたまりもないであろう。
西紅山はパワースポットそのものであった。女岩と男岩がある。パワースポットの真ん中付近で昼食。
食べて、岩の御利益もさずかり、先へと進む。それにしても昼食中にもお一人しか通行がなかったのだが、どうやらほとんどの人は紅山から鴨池方面へと下降するのであろう。
こちらは、岩山を経て福甸峠を目指す。岩山には山名標記が見当たらなかった。宮山から南野山を経て福甸峠。県道からの登山口だが、残念ながら駐車場も何もない。縦走志向の人はここまで来るのであろうが、みな県道経由で起点方へと戻るのであろう。
今回は西へのフットトレースの一助とするため、宝殿駅を目指す。11km近い歩行になる。こちらを目指しておけば、次は高御位山を経由して姫路市方面へと繋ぐこともできる。
山を下りてからの方が天気がよくなってきた。暑いほどではないが、日焼けしそうなくらいだ。
クルマ通りは多くない田舎道だが、変化には乏しい。それでも「一級河川権現川の起点」や「馬橋地蔵」などがある。興味を引くものは各地に転がっているものだ。
最後には、用水脇にサギであろうか、大きな鳥。こちらが近づいて撮影しているのに泰然としてる。人生こうありたいものだ。
宝殿駅に着いた頃には足裏が痛い。山でもっと歩いてもこうはならないのに。とはいえ歩きすぎには要注意だ。この上歩くことも辛くなっては本当に運動不足になってしまう。
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