高野山から小辺路を歩いて熊野本宮大社へ
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- GPS
- 22:11
- 距離
- 73.5km
- 登り
- 5,299m
- 下り
- 6,300m
コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 4:36
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 11:21
天候 | 5/2 雨 5/3 曇りのち快晴 5/4 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
どこも非常に整備されていて危険なところはありません |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ヘルメット
携帯トイレ
|
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感想
GWは思い立って熊野古道の小辺路を歩いてきました。
今まで大峯奥駈道や雲取越の道を歩いてきて、次機会があるなら小辺路をと思っていました。
初日の高野山から大股までは季節外れの強い寒気で、ずっと雨の中、途中で雹が降って来たりと歩いても歩いても体が温まらない寒い一日でした。
小辺路の道は雲取越の道と同じくとてもよく整備されていて、距離が長い分熊野古道を守る人たちの苦労に感謝しながらの山行でした。
一日目にお世話になった民宿「かわらび荘」では、あたたくお迎えしていただき、冷えた体もお風呂で温まり、こういう山歩きもいいものだと思いました。
二日目は伯母子岳、三浦峠を越えるアップダウンのきつく長い一日。
4時半と早出をし、一路伯母子岳を目指し急な坂を登っていきます。
前日の雨の名残か、伯母子岳では残念ながら濃いガスと強風で写真を撮ることしか出来ずにそのまま通過。伯母子峠を通らず直接小辺路に合流したころから急に晴れて風もやみ、ここから五百瀬までの深い森の中の道は、小辺路の道中で一番自然豊かなところではないかと思うほど素晴らしい所でした。
五百瀬の吊橋で「かわらび荘」で用意していただいたお弁当で腹ごしらえをし、三浦峠への急な道の登り返しを向かえます。
ここまでも既にそこそこの距離を歩いてきてそれなりに疲れも出てくる頃ではありますが、ぐっとこらえたペースを維持しながら途中の水場にも救われてなんとか三浦峠に立つことが出来ました。峠には東屋とトイレもあり、若い方たちがくつろいでいるのを少し離れたところからほほえましく眺めていました。
三浦峠から西中の集落への下りは、疲れもあってとてつもなく長く感じました。
でも、伯母子岳のときと同じく、山と道が創る風景は絶品という言葉以外になく、長い歴史の中で完成された、鈴鹿の山の杣道とはまた違う趣のあるいい道でした。
この時間あたりから急に気温が上がってきて、西中に下りた頃には日向にいることが出来ないくらい。下山したところにあるバス停を見ると、あと少しで十津川温泉に向かうバスが来る。何人かの登山者の方がバスを待つ様子を見て自分も一瞬乗ってしまおうと思いましたが、それでは今回の山旅の意味がないと、誘惑を断ち切り、国道425号線を約10卆茲僚縦点邁浩瑤虜宵の宿に向けて心を切り替えて歩きました。
暑かったですが、三浦から下りてきた草津からの男性お二人や、外国人の若いご夫婦、それに沿道の住民の方たち、顔を合わせる皆さんから応援をいただき、元気をもらって2時間ほどで予約した「やまとや」に15時前につくことが出来ました。
この日はGPSの距離測で42劼判个董△匹海泙農騎里覆里は別として、今回50歳を迎える前の記念の山歩きとしては、まだまだ自分も捨てたものじゃないとちょっと嬉しく思えたりもしました。
「やまとや」は温泉街の民宿とあって、お風呂は源泉かけ流しの入りたい放題。ランドリーもあって、汗で汚れた登山服を全部洗い、体も洗ったら、初日二日目以上に体が軽くなりました。
コロナの影響で熊野本宮からのバスも間引きされているらしく、三日目も5時半と早出をしました。熊野古道のシンボル的風景の果無集落。まさか自分がここを歩くとはと思いながら、朝の冷たい空気に書いていた汗をリセットし、観音堂を越え、果無峠まであっけなく登ることが出来ました。前日西中で会った男性お二人とつかず離れずで八木尾の登山口まで下り、熊野川沿いに歩道を歩くと、更におひとり昨日同じく西中でお会いした女性とも合流し、三日間の思い出を振り返りながら、最後は熊野本宮大社までみんなとご一緒させていただきました。
すべての熊野古道は本宮大社が起点でもあり終点です。今までも何度もこの熊野本宮大社を目指し歩いてきましたが、いつ訪ねても素晴らしいところです。
最後は大斎原をお参りし、最後にご一緒になった皆さんで備崎の大峯奥駈道が熊野川に没する場所まで歩き、奥駈道を歩き切った方が熊野川を裸足になって渡り、大斎原にゴールする姿を見届けてこの山旅を終わりました。
最終日ご一緒いただいた三人の方といろんなお話をさせていただき、自分も大峯奥駈道をもう一度通しで歩きたいなと痛い足を引きずりなら帰路につきました。
コメント
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大峯奥駈がなくなり寂しく感じておりましたが、そういう歩き方もあるのですね。
私も奥駈、いつか通しで歩きたいなぁ、と思っています? 小辺路は母と歩きました。
連休は熊野古道歩かれたのですね。
大峯奥駈がなくなり、寂しく感じておりましたが、そういう歩き方もあるのですね??
小辺路は母と歩きました。
機会ありましたら、私も奥駈を通しで歩きたいなぁ、と思っています?
来年は奥駈あるとよいですね?
今回途中から単独の女性の方と二人組の男性の方たちと前後しながら歩くことがあって、
最後の大斎原の熊野川の川原で大峯奥駈道を無事に下りてきて裸足になって熊野川を渡って結願される方を一緒に見ました。
もう7年前になりますが自分が歩いた時のことを思い出しまし、自分もまた歩いてみたいと強く思いました。
小辺路の道も、奥駈ほどではないですが、かなり歩きごたえのある道で、とてもいい思い出になりました。
来年はまた青岸渡寺からの峰入に参加したいですね。
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