岩手山［七滝コース］ 日本百名山70座目

2021年05月09日(日) [日帰り]

• GPS: 10:17
• 距離: 19.6km
• 登り: 1,460m
• 下り: 1,463m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:28
• 休憩: 0:49
• 合計: 10:17

5:18 岩手山七滝登山口
5:43 5:43 七滝コース最短登山口
5:49 5:50 七滝
6:18 6:18 一服峠
6:48 6:50 湯華採取跡
7:57 7:57 大地獄分岐
11:04 11:04 不動平
11:34 11:34 焼走り分岐
11:37 11:47 岩手山
11:49 11:49 焼走り分岐
12:05 12:38 不動平
12:38 12:40 不動平避難小屋
13:56 13:56 大地獄分岐
14:21 14:22 湯華採取跡
14:53 14:53 一服峠
15:14 15:14 七滝コース最短登山口
15:35 岩手山七滝登山口

天候

晴れ→曇り→小雨→強雨→暴風雨

アクセス

利用交通機関：

バス

八幡平温泉郷のホテルに前泊。近くの県民の森内にある七滝登山口から出発。
公共のバスのみで行ける登山口は、七滝と松川登山口しかないはず。

コース状況／危険箇所等

山開き前のこの時期は、七滝を過ぎたあたりから雪が所々に見られ、登山道を塞いでおり、道を熟知しているかヤマレコのような登山ナビがないと道に迷う。不動平より上は人が飛ばされそうな暴風であり、頂上まで行きつくのに苦労する。

その他周辺情報

八幡平温泉館「森乃湯」600円

写真

5/9 4:23

朝4時過ぎにホテルの最上階（10F）から眺めた岩手山。今日の天気は期待できるかもと思わせた。

5/9 5:03

県民の森にある皇太子殿下御歌の碑。現天皇と皇后がこの地を訪れている。

5/9 5:15

七滝登山口。登山届ポストあり。

5/9 5:17

ここから出発。

5/9 5:18

岩手山まで9.7Km。

5/9 5:25

しばらくこのような平坦な道が続く。

5/9 5:47

七滝

5/9 5:53

熊が出るという情報があったので、念のため鈴をつける。

5/9 5:55

すみれのような花

5/9 5:56

赤い実をつけた植物

5/9 6:35

雪解け水が豊富な場所には水芭蕉

5/9 6:36

同じく

5/9 6:38

茶色の岩盤を流れる急流。左俣沢。

5/9 6:40

この近くを通ると、登山靴がどろどろになる。

5/9 6:49

湯華採取跡

5/9 6:50

後ろを振り返る。

5/9 6:50

まだまだ先は長い。

5/9 6:59

雨が本降りになり、ザックにカバーをかける。

5/9 7:01

本日2つ目の滝

5/9 7:03

その横の登山道は雪で閉ざされており、急こう配なためどう行くかしばし考える。

5/9 7:09

安全を期してアイゼンを装着。

5/9 7:11

恐る恐る雪の急こう配を進む。滑って落ちれば、滝つぼに真っ逆さま。

5/9 7:36

大地獄谷。硫黄の臭いが鼻を衝く。

5/9 7:39

地獄谷を横から。

5/9 7:39

地獄谷を越えるには、端っこの足元が定まらない急坂をロープをつたって登る。

5/9 7:42

結構、急こう配。足元の小石でずるずる滑る。

5/9 7:45

有毒ガス噴出のため、立ち入り禁止。

5/9 7:56

大地獄谷のあと、グレー色（火山灰？）の稜線を越える。

5/9 7:57

大地獄分岐

5/9 7:59

今日は天候が悪いので鬼ヶ城方面には行かず、お花畑方面に行く。

5/9 8:17

お花畑と言っても、まだ雪に閉ざされている。

5/9 8:37

少し雨が止んでいる間に、本日のおやつ。みたらし団子。

5/9 9:15

その後、周囲がガスってきて、このような急坂を、

5/9 9:18

つま先を雪に刺して登ったり、

5/9 9:21

どこが登山道かわからなくなったり、

5/9 9:41

雪を踏み抜いたり、

5/9 10:22

また登山道を見失ったりして、

5/9 10:34

なんとか不動平避難小屋までたどり着く。この時点で顔を上げていられないほどの暴風雨。

5/9 10:39

不動平避難小屋にしばし避難。雨具がずぶ濡れ。

5/9 10:45

本日2回目のおやつ。様々な菓子類。

5/9 10:56

頂上まであと1.2Km。ザックをここに置いて上を目指す。

5/9 11:04

頂上は右。

5/9 11:19

暴風雨で飛ばされそうになりながら、なんとか火口の淵までたどり着く。ここから火口の淵を数百m回って頂上へ。その行程はさらに過酷なものとなる。風がさらに強くなり、数10メートルおきに座り込みながら這うように進み、途中から氷の粒が吹き付けてきて、さらに追い打ちをかける。

5/9 11:37

岩手山頂上に到着。

5/9 11:38

三角点にタッチ。

5/9 11:40

風景の写真だけでは過酷さが伝わりにくいため、恥ずかしながら、必死の形相で自撮りした写真を載せる。

5/9 11:44

頂上の祠と仏像。

5/9 11:45

大願成就の剣。

5/9 12:17

不動平避難小屋に戻り、昼食。まい泉風カツサンドと早池峰みそ焼きおにぎり。早池峰は次の百名山候補を意識した。

5/9 12:38

不動平避難小屋を後にする。

5/9 12:40

御花畑方面は右。

5/9 13:11

御花畑への急坂を下る頃に、空が明るくなってきた。

5/9 13:14

急坂を下りたところ。

5/9 13:16

振り返ると青空が！！やっとガスの強風域から解放される。

5/9 13:18

鬼ヶ城方面

5/9 13:48

御花畑に入って、もう一度後ろを振り返る。不動平より上の天候とは全く異なる情景。

5/9 13:49

御花畑は一面の雪原。

5/9 13:55

大地獄分岐再び。

5/9 14:41

下山途中、クロユリと思われる花を発見。

5/9 15:35

登山口到着。

5/9 15:44

県民の森の七滝コースを示す表示板まで来たところ、快晴の青空のなかに岩手山がきれいに見える。頂上付近の過酷さがうそのよう。

5/9 16:08

八幡平温泉館「森乃湯」に直行。

5/9 16:53

木組みでつくられた高い天井の下の内湯、外の露天で疲れを癒す。

5/9 17:17

温泉郷の主要道路交差点から見た岩手山。山行時と遠くから眺めるのとでは全く異なる表情を見せる山の不思議に思いを馳せる。

5/9 17:22

八幡平マウンテンホテルから帰りの夜行バスに乗るため、盛岡までのバスを待つ。なお、ここで岩手山バッチを購入しようと思ったが置いてなかった。温泉郷では知る限りどこにもバッチがない。

5/9 19:29

盛岡の駅ビル内の十割蕎麦「丸松」にて、牛タンそば御膳を注文。

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ7 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 靴 ザック アイゼン 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 ガイド地図（ブック） 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

eita5

岩手山はこの時期、焼走りや馬返しコースで登る方が多く、情報量からできればそれらのコースで登りたかった。路線バスのみで行けるコースは七滝と松川しかなく、今回は最も変化に富んだ七滝コースを選択。夏場はお花畑に花が咲き誇り、さらに面白い登山道となるだろう。
なお、上記にも書いたが、山の天気は上と下で正反対のことがあり、様々な条件により小さな登山者に牙をむくことがあるため、余談を許さない。七滝コースは、往復20Km、高低差1,400メートルぐらいあり、頂上までのアプローチが長いが、滝、火山獄谷、湿原や火口湖、噴火口、お花畑など盛りだくさんで飽きない魅力があると思う。次回、花の咲く時期にまたこのコースを登頂したい。

コメント

ガメラ-マン

この時期2000m級での暴風雨はキツいですね。　ちなみにクロユリではなくエンレイソウだと思いますよ。　次、早池峰？　好天でのレポート期待してます。

eita5

Re: 無題
コメント追記と、花の名前の訂正ありがとうございます。大変助かりましたm(_ _)m
次回、早池峰に行けたら良いですね。日本百名山を一つずつ消化しており、早池峰も候補となっております。